2024年12月10日

「Claro(クラロ)」 大阪・松屋町・スペイン料理

3ヶ月に一度ぐらいの間隔でスペイン料理を食べる。
メンバーは二人固定、ゲストが二人。
これまでゲストは女性であったが、この夜は男性ばかり。
黒が基調となった店内。若いシェフとスタッフ一人。

 

スタートはミルキープリンセスという奈良の米のスープ

生姜の香りも効いている。
温かなスープ。気温も下がったので嬉しいプレゼンテーション。

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2024年12月09日

「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)」 奈良・若草山・オーベルジュ

薪を巧みに使う料理に魅せれら再訪。
前回は個室であったが、今回はダイニングで薪の調理を見ながらの食事。


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2024年12月06日

「estilo h(エスティーロ アチェ)」 京都・間之町二条・スペイン料理

スペインのパエリアコンテストで世界一の栄誉に輝いた畑山公平さんがシェフを務める「estilo h(エスティーロ アチェ)」
今回は個室で楽しんだ。

 

最初はオマールの料理

春菊のソース ルッコラとキャビア
キイウイ 白味噌 マスタードのソース
ルッコラのほろ苦さを味わう。
そして次々と味の変化 オマールの強さも感じる。

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2024年12月05日

「瞬」 静岡・葵区・鰻

「瞬」を訪れるのは久しぶり。
数年前に鰻に対する考え方が変わった店である。
カウンターに座る。

 

この日調理される鰻。さまざまな部位がある。

大きなのは福岡の海鰻。

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2024年12月03日

「サカエヤ+ 洋食おがた」 滋賀・南草津・レストラン

南草津の精肉店「サカエヤ」の新たなプロジェクト
以前「セジール」という隣接のレストランを改造し、「サカエヤ+」というレストランになった。

ここは通常営業ではなく、全国各地のシェフが数日開催というシステム。
その柿落としが京都の洋食店「洋食おがた」であった。

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2024年11月22日

「串かつ だいぼん」 大阪・西天満・串カツ

今秋、大阪西天満に開店した串カツ店「だいぼん」
超人気店 芦屋の「あーぼん」出身の料理人が暖簾を掲げた串カツ店。
これは大阪人にとってありがたい。

カウンターに「あーぼん」と同じようなソースが並ぶ。

これだけで期待感が高まる。

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2024年11月21日

「wabiya」 京都・高辻東洞院・鶏料理

京都・祇園 鶏料理で有名な「侘家古暦堂」の姉妹店。
L字のカウンター8席。
ちょっと隠れ家的な雰囲気も素敵だ。
カウンターの奥には薪火の炉があり、その存在感が見事。

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2024年11月15日

「Cà sento(カセント)」 神戸・県庁前・スペイン料理

オーナーシェフ・福本伸也さんは武士のような雰囲気を漂うわす。
ストレートに料理に邁進するという感じに溢れている。

 

アンチョビ

下には水晶文旦 軽い酸味と甘味
アンチョビ リコッタチーズ 山芋など
梅の香りも漂う。
繊細な仕事に感動だ。

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2024年11月14日

「成生」 静岡・葵区・天ぷら

訪れるたびに新鮮な驚きを覚える「天ぷら 成生」
10月の記録。

まずは落花生のスープ

身体が温まり、気分がほぐれると同時に食欲がわく。

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2024年11月08日

「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)続き」 奈良・若草山・オーベルジュ

奈良若草山の麓にオーベルジュ「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)」が誕生した。
部屋数は5室、薪火を使ったガストロノミー。

シェフの堀田大樹さんはイタリアで修業を積み、帰国後京都や奈良のレストランで務め、この夏にオーベルジュをオープンした。
薪火の調理場を眺めながらの席もあるが、この日は個室であった。

 

食事を終え、部屋に入る。

風呂に入り早めに眠る。
ベッドもゆったり、テレビもなく、日常から開放された感じ。
コーヒーもミルと豆、ドリップまで用意されている。

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2024年11月07日

「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)」 奈良・若草山・オーベルジュ

奈良若草山の麓にオーベルジュ「VILLA COMMUNICO(ヴィラ コムニコ)」が誕生した。
部屋数は5室、薪火を使ったガストロノミー。

シェフの堀田大樹さんはイタリアで修業を積み、帰国後京都や奈良のレストランで務め、この夏にオーベルジュをオープンした。
薪火の調理場を眺めながらの席もあるが、この日は個室であった。

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2024年10月17日

「ポポー軒」 福井・福井市・蕎麦

福井にやってきた。
福井は蕎麦が象徴的な存在。
産地も多く、蕎麦屋も多い。

「ポポー軒」

外観からは想像がつかない蕎麦を供する。
手作りの店内、紙のスピーカーからはレゲエが流れてきた。
蕎麦とレゲエ 不思議なマリアージュである。

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投稿者 geode : 16:10

2024年10月15日

「Pizzeria Cinq(ピッツェリアサンク)」 大阪・西天満・ピッツェリア

ピッツァはときおり食べたくなる。
そんなとき、ふっと思い出すのが西天満の「Pizzeria Cinq(ピッツェリアサンク)」

カジュアルな雰囲気が心地よい。

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投稿者 geode : 10:00

2024年10月11日

「ヤキソバスタンドバイミーと餃子」 京都・寺町姉小路・ヤキソバ

烏丸姉小路西にあるヤキソバ専門店「スランドバイミー」の支店が寺町姉小路を西に入ったところにオープン。

ここは餃子も売りという。

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投稿者 geode : 10:24

2024年10月10日

「深煎りの珈琲 basic」 札幌・大通り西・コーヒー店

札幌にやってくると訪れる機会が多いコーヒー店。
「深煎りの珈琲 basic」である。

10時の開店とほぼ同時に入る。
カウンターに向かって座る。
落ち着きをとり戻す瞬間でもある。

メニューに深煎りが並ぶ。
迷うのだが、結局「マンデリンの濃い目」とする。
今回はおすすめもありチョレートケーキもお願いする。

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投稿者 geode : 10:00

2024年10月07日

「宮川豚衛門」 京都・宮川町・とんかつ

知り合いから教えてもらったとんかつ屋。
京都の花街・宮川町の細い路地にある。

昼の営業は午前11時から。
11時半過ぎに行くと順番待ちの人がいる。
予約をしていなかったので列に並ぶ。
およそ30分ぐらい待って入店。
四人がけのテーブルでも相席は無しである。

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投稿者 geode : 10:00

2024年10月02日

「アラルデ」 大阪・阿波座・バスク料理

久しぶりの「アラルデ」

カウンターにドンと牛肉が置かれていた。

鹿児島県産交雑種 リブロース 1ヶ月熟成という。
後ろに自家製の炉がある。

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投稿者 geode : 15:46

2024年09月27日

「L’évo(レヴォ)翌朝」 富山・利賀村・オーベルジュ

快適な目覚めであった。
朝食を摂る。

加賀棒茶で喉を潤す。

 

土地の産物が揃う。

素麺かぼちゃ
熊の時雨煮
無花果の胡麻和え
バイ貝
のどぐろ
茗荷
なめこ
万願寺唐辛子
はなびら茸
熊肉など

郷土料理の雰囲気も漂う。

 

具材たっぷりの味噌汁

 

炊き立ての白ごはん
にしめた利賀豆腐

これで十分だと思う。

種々の食材を揃える朝食も多いが
シンプルでストレートなスタイルもありがたい。

 

最後にコーヒーが用意されるというのもうれしい。

 

 

「L’évo(レヴォ)」
南砺市利賀村大勘場田島100
0763-68-2115

 

 

【NEW】
Web連載「あまから手帖online」=====
門上武司の「今月の一軒!」

『トゥールダルジャン 東京』で40年の歴史を実感。

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube

兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube

西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ

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2024年09月26日

「L’évo(レヴォ)」 富山・利賀村・オーベルジュ

何回目の「L’évo」になるだろう。
秋の入り口の予定であったが、まだ夏の暑さが厳しい9月初旬。

食事前にサウナに入る。からだを整えてから食事に移る。

 

メープルウォーターで利賀村の自然を味わう。

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投稿者 geode : 10:00

2024年09月24日

「餃子Haaan」 京都・木屋町・餃子

餃子が食べたくなった。
木屋町に塩餃子の店があると聞いていた。

18時開店、18時45分ぐらいに入店。
雑居ビルの一階、カウンター8席ほどの小さな店である。
カウンターの中では女性が一人餃子を包んでいる。

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投稿者 geode : 10:00

2024年09月20日

「蕎麦 福助」 富山・砺波市・蕎麦

移築した古民家。三階建ての建物をリノベーション。
店内は高い天井が特徴である。

この日は運良く個室で食事であった。
店主は大阪で修業、人気店である。

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2024年09月17日

「五代目 野田岩 銀座店」 東京・銀座・鰻

95歳になる五代目・野田岩の金本謙次郎さんと対談をさせてもらったことがある。
鰻の仕入れに朝から出かけ、本店では鰻を焼く。まだまだというか生涯現役を貫く崇高な職人である。

銀座店で晩御飯。
入り口に「天然鰻あります」と。
これは訪れなくては、という気分。

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2024年09月05日

「鴨料理 田ぶち」 京都・堀川丸太町・鴨料理

河内鴨をメインに料理を組み立てる「鴨料理 田ぶち」
数年前まで神戸で人気の店であったが、京都に移転。

町家を改造した居心地のいい店内。

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2024年09月02日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

日々変化を繰り返す大阪の鉄板焼き
「タンポポ」に東京や箱根から仲間が集合。

スタートはトマトなど野菜とモッツアレラ

オリーブオイルの香りもよく、日常から料理の世界に入る。

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2024年08月28日

「大國屋鰻兵衛」 京都・堺町錦上る・鰻

鰻の蒲焼のみの店。
錦小路、川魚専門店「大國屋」がある。
ここの大将は古希を記念に独立を果たし、鰻の蒲焼を食べられる店を作った。

客の顔を見てからご飯を炊き、鰻を焼き始める。
したがって約30分ほどは待つことになる。
店内には書道家の甲斐玲子さんの文字、存在感がある。

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2024年08月20日

「BLUE YARD」 大阪・大阪駅・レストラン

先月31日に大阪駅周辺が変わった。
「KITTE大阪」と「イノゲート大阪」の誕生である。

それぞれ特色を生かしたフロア構成やショップが楽しい。
この日は「イノゲート大阪」3階の「BLUE YARD」でランチ。

このレストランは200坪とサイズが大きい。
エントランス右側には中古レコードショップがあり、コーヒーなどを楽しむカウンター、レストラン部分が大きく中央にはピアノも置かれ夜はライブもありという目的によって選択可能となる。

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2024年08月09日

「Metro Cafe Karato」 大阪・中津・カフェ

ここは大阪メトロが進める飲食事業の直営レストラン第2号店である。
監修は心斎橋のフランス料理店「リュミエール」などのレストランを展開する唐渡泰さん。

テーマは「身体に優しいフルーツカフェ」
店頭ではケーキや唐渡さんが進める紅茶の「ダマン」などの商品も販売。

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2024年07月30日

「珈琲ヤマグチ」 京都・二条・コーヒー

先日友人から京都に自家焙煎、深煎りの店があって美味かったとの情報。
検索すると二条駅の近く。
クルマが一番、アクセスが良さそう。

築後90年の町家を改装とあった。
しかし、店の前に立つとそんな雰囲気はなく、戦後の建物のような感じ。
だが、店内に入り、柱や天井を見ると納得。

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2024年07月29日

「そば切り 荒凡夫」 大阪・西天満・蕎麦

週末の昼 ラジオの収録前に昼ごはん。
久しぶりに西天満の「「そば切り 荒凡夫」に伺った。

カウンターのほぼ中央。

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2024年07月26日

「茄子おやじ 花レ」 京都・室町三条下る・カレー

「あまから手帖」8月号はカレーの特集である。

京都や大阪で気になる店があった。
室町三条下ルの「茄子おやじ 花レ」。

三条下ルの元ビストロ跡とある。
これは「ビストロセプト」のあとではないか。
本店は下北沢にあるという。

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2024年07月12日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

カウンターで神谷圭介さんの仕事を見ながらの会食。

素麺かぼちゃと鮑の坦々麺風

確かにピリッと辛さを感じる。
刺激的なスタートだ。

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2024年07月08日

「アラビヤコーヒー」 大阪・千日前・コーヒー店

1951年開業、つまり73年の歴史を刻むコーヒー店。

このような存在があるのが、うれしい。
時より立ち寄っても、いつも変わらぬ対応が素敵だ。
ずっと自家焙煎を続ける。

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2024年07月02日

「BUTTERY(バタリー)」 愛知・名古屋駅・コーヒー

名古屋で試食会があり、それを終え帰る前に名古屋駅近くの「BUTTERY(バタリー)」でコーヒーを飲む。
名古屋も自家焙煎の店が増えている。
気になる店が数軒あるが、アクセスを考えこの店とした。

小さいながらもコンパクト、席の作りも非常に巧み。
熱風の焙煎機の存在感あり。

「だいたい15分から20分ぐらいで焙煎ができます」とのこと。

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2024年06月27日

「ELK KAFFE」 大阪・西天満・コーヒー店

久しぶりの「ELK KAFFE」

カウンターに座ると同時に「ばん珈琲店のこと!」
という会話になった。
同時に今夏、天満橋から東京へ移転となる「星霜珈琲」の話にもなる。
マスターは「星霜珈琲」のことは以前から聞いていたらしいが、「ばん珈琲店」のことは急な情報でかなりのショックを受けたということ。
深煎りネルドリップの名店が2軒同時に消えてしまうのはなんとも寂しい限りである。

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2024年06月25日

「enye(エニェ)」 大阪・堺筋本町・スペイン料理

2回目の訪問である。
前回は個室であったが、今回はカウンター。

カウンターの方が、調理の工程を全て見ることができライブ感もあり
楽しいと感じた。

 

塩ダラのチップス

軽い。
口の中に入れると塩分が広がり、確実にタラの味わい。
スタートのインパクトあり。

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2024年06月24日

「ばん珈琲店」 大阪・森ノ宮・珈琲

「ばん珈琲店」のメニューには「深甘一途」と書かれている。
僕が追い求めているコーヒーの味わいである。

創業は1973年、森ノ宮に移転して21年が過ぎる。
なんとこの6月30日で、
51年にわたる長い歴史に終止符を打つと友人から便りがあった。

慌てて「ばん珈琲店」に向かった。
店内の雰囲気はいつも通り。

真空管のアンプが目に入る。
柔らかな音が響く。チェロの音色が心地よい。

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2024年06月19日

「あさい」 東京・虎ノ門・すき焼き

すき焼きは、我々の世代にはご馳走である。
すき焼きにはいろいろな手法があり、どれを好むかはそれまでの経験によるところが多い。
東京の「あさい」のスタイルは新鮮であった。

カウンターに五名のメンバー。
一人を除き、初めての訪問。

茶碗蒸し
トウモロコシのピュレ

生雲丹、生胡椒が入る。
トウモロコシの甘味に雲丹のコク。
生胡椒のインパクトがいい感じだ。
身体にスイッチが入る。

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2024年06月17日

「アッサンブラージュ・カキモト」 京都・竹屋町寺町・パティスリー

「アッサンブラージュ・カキモト」のオーナー垣本晃宏さん。

「パティシエ」
「ショコラティエ」
「キュイジニエ」
という三つの顔を持つ才人が、ディナーを作る日が、週に数日ある。

久しぶりのパティシエなどと伺った。
カウンターで垣本さんと少し言葉を交わしなが食事が進む。

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2024年06月14日

「bb9」 神戸・元町・スペイン料理

かつて「ヌーダ」と呼ばれていたスペイン料理店が
「bb9」と店名も内装も変え、初めての訪問である。

この日は「サカエヤ」の新保さんが肉を用意した宴である。
厨房は薪に火をつける窯と熾火で調理する台がある。

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2024年06月12日

「ココハイチエ」 京都・夷川高倉・カレー

京都の夷川通りにある割烹「京旬いちえ」
夜は割烹だが、昼は「ココハイチエ」というカレー専門店となる。

店主の小谷昇平さんは、夜は白い割烹着、昼は黒いコックコートでカウンターに立つのだ。

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2024年05月30日

「蕎麦割烹 橙」 東京・銀座・蕎麦

中華料理の鉄人・脇屋友詞さんプロデュースの蕎麦割烹が銀座に開店した。
1階2階は「Ginza 脇屋」という中華料理でその3階にある。

凛としたカウンター。

 

翡翠茄子と蓴菜

さっぱりとした味わいで食事は始まる。

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2024年05月29日

「おか﨑」 東京・銀座・肉料理

銀座にこの4月オープンした肉料理の「おか﨑」

オーナーシェフの岡崎睦さんは、牛肉のプロフェッショナル。
カウンターと個室があるが、この日は個室。
入り口の看板がすごい。
ダンボールに手書きの文字。
銀座でこのスタイル、一瞬違和感はあるが、むしろ好ましく思う。

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2024年05月24日

「馳走 西健一」 静岡・焼津・イノベイティブ

焼津の「サスエ前田魚店」に毎朝通う6人衆の一人。
6人衆とは「成生」「シンプルズ」「Fuji」「温石」「なかむら」「馳走 西健一」である。

初めての訪問。

一軒家、予想よりゆったりした空間。

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2024年05月23日

「バードランド」 福井・坂井市・ピッツエリア

福井県坂井市三国にあるピッツエリア「バードランド」
この店は「真のナポリピッツァ協会」認定。

オーナーシェフの小田原学さんは、チーフエリアリーダー。
そして立命館大学食マネージメント学部の教授でもある。
ピッツァ職人・ピッツァイオーロで大学の教授は世界初ということらしい。
イタリアでは新聞に大々的に取り上げられた。
以前から顔見知りではあったが店に伺うのは初めてであった。

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2024年05月21日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

以前堂島にあり、すぐ近くの北新地に移転したもの随分前のこと。
堂島と北新地ではお客さんの層が変わるとのこと。
いわゆる北新地の女性の同伴が出現した。
メニューもバリエーションもレベルの変化は著しい。

 

名物のさつまあげ

あげだが、鉄板の上で仕上げる出来立て。
季節の桜海老を使ったさつまあげは、海老の風味をしっかり感じる。
これは人気が出るはずだ。

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2024年05月20日

「とんかつ 乃ぐち」 大阪・中津・トンカツ

中津のとんかつ専門店「とんかつ 乃ぐち」
カウンター5名の人気店。

中津、戦災を免れた長屋界隈にひっそり佇む。

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2024年05月17日

「 MINGUS COFFEE(ミンガスコーヒー)」 北海道・札幌・コーヒー店

札幌のとあるコーヒー店に入ると、偶然にも大阪在住の友人がいた。
仕事で定期的に札幌に来ているとのこと。
彼もコーヒー好き。
飲食店など情報交換し、お勧めしてくれたのが「MINGUS COFFEE」

翌朝、調べてみると泊まっているホテルから徒歩10分圏内。
朝の9時から営業である。
ビルの7階。そのビルの前に立つと、「もしかすると!」という思いがよぎる。
エレベーターで階に到達すると「前に来たことがある」と確信。
JBLの大きなスピーカーからジャズが流れる。

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2024年05月10日

「珈琲美美」 福岡・赤坂・コーヒー

博多駅前のホテルから電話をかける。
「現在、6組ほどのお客様が並んでおられます」とのこと。
営業が確認できたので向かう。

到着時には3組が待ち。
初めは外。帰るお客がドアを開けるとコーヒーの香りが道路に漏れる。
一気に気持ちが昂る。

おそらく20分ばかり待つ。その間にもお客が詰めかける。
順番が整い2階に上がる。
一人なのでカウンターを予想していたが、窓際の二人がけのテーブル。

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2024年05月08日

「真打 英多朗」 京都・烏丸錦東入ル・麺類

京都の味噌ラーメンが面白いと感じ、数軒食べているうちにその魅力に取りつかれた思いがする。
想像する味噌ラーメンは野菜も一緒に煮込むイメージがあるが、京都の味噌ラーメンはスープに味噌が溶けこんだ印象である。

錦小路に近い「真打 英多朗」

讃岐系のうどんで名高い。
カレーラーメンも有名である。
店内に足を踏み入れるとカレーの匂いに魅せられる。

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2024年04月24日

「Calo Bookshop and Cafe」 大阪・江戸堀・書店&カフェ

小さな個性的な書店、ギャラリーも併設され、窓際のカウンターはカフェ。

いつもメールマガジンが届き、魅力的な情報をいただく。
事務所から近いのだが、なかなか伺う機会を逸していた。
近くで仕事が終わり、立ち寄った。
ちょうど昼頃なのでランチとなった。

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投稿者 geode : 10:00

2024年04月23日

「ティールームnicole」 大分・湯布院・喫茶

一年ぶりの湯布院
「ENOWA(エノワ)」というオーベルジュで宿泊。

長い間知己を得ている「玉の湯」の「ティールームnicole」で
オーナーの桑野和泉さんと情報交換など。

桑野さんは、父親の溝口董平さんが「亀の井別荘」の中谷健太郎さんと、現在の湯布院の姿を構築された方。
お二人とも90歳を過ぎても元気というのが何よりうれしい。
その後継者としてお嬢さんの桑野和泉さんが見事に「玉の湯」を仕切っておられる。

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投稿者 geode : 10:00

2024年04月18日

「hugcoffee(ハグコーヒー) 南町店」 静岡・葵区・コーヒー店

静岡駅近くのホテルで宿泊し、目が覚めた。
待ち合わせまで少し時間があるので、コーヒーを飲みに出かけた。

ホテルから歩いて1分ぐらいのところにある「hug coffee 南町店」

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2024年04月16日

「京都カレー製作所『カリル』」 京都・新町通丸太町上る・カレー

大阪のスパイスカレーが勢いがあると言われる。
しかし、京都にも以前から個性的なスパイスカレーを提供する店は点在していた。

京都カレー製作所『カリル』

50メートルほど離れたところからカレーの香りが漂ってくる。
カレー気分になるのは必至である。

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2024年04月08日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

「食べる仕事・門上武司」の出版記念パーティー開催時に
抽選(じゃんけん)で勝利を得た人たちとの食事会。
9名の会食であった。
メニューはあらかじめお任せ。

いきなり登場はコチ、九条ネギのソースにイクラである。

コチの凝縮感のある味わいにソースが見事なフォロー。

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2024年04月01日

「蕎麦人 秋」 大阪・伏見町・蕎麦

「北浜 土山人」から「蕎麦人 秋」に店名が変わった。
築後100年以上の古民家をきれいに改装した雰囲気の良い店。

いつも昼時に訪れることが多いが、今回は週末の夕刻。

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投稿者 geode : 13:16

2024年03月29日

「ラーメン ゆう」 京都・七条大宮・ラーメン

京都の味噌ラーメンが面白い。
札幌の味噌ラーメンとはタイプが異なる。
札幌は鍋に味噌とスープ、具材を煮込むことが多い。

しかし、京都はスープに味噌を溶かしたタイプが多い。
札幌に比するとややさっぱりという感じがするが、昨年あたりから数軒食べて、それに魅せられた。

今回は梅小路に近いラーメン店「ゆう」

近くに個性派の「拳ラーメン」がある。

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2024年03月22日

「ホッホ」 大阪・天神橋5丁目・韓国料理

二回目の訪問
まずは定番のナムル

ミョウガ ニンジン
ジャガイモ インゲンマメ
モヤシ 韓国カボチャ
花ワサビ 甘草 ミツバ

それぞれの野菜の味わいと風味をしっかり楽しむ。

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2024年03月21日

「まんてん」 大阪・谷町9丁目・焼肉

但馬玄(タジマグロ)というブランド牛がある。
繁殖、肥育、販売まで一貫して手がける牛のこと。
この但馬玄を供する焼肉店が谷町9丁目の交差点に建つビルにある。

コースでお願いした。
カウンターの上に黒板がある。

牛の部位について細かな呼び方が記されている。
いつの頃からかこのような部位名が生まれた。

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2024年03月18日

「Tea Saloon MUSICA」 芦屋・宮塚町・紅茶専門店

初めての海外旅行はスリランカであった。
およそ50年以上も前のこと。

目的はアジアの紅茶を飲みに行くこと。
その時、すでに大阪の堂島には「MUSICA」が存在していた。

創業は1952年、なんと僕と同年齢である。
何年か前に堂島から芦屋に店舗を移した。
時折、ここの紅茶が飲みたくなり訪れる。

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2024年03月14日

「とんかつ ふじ井」 大阪・千林・とんかつ

男性3人「とんかつふじ井」のカウンターに並ぶ。
僕以外は初めてである。

まずはご飯、味噌汁、キャベツ、塩、ソースなどがサーブされる。

準備は整った。

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2024年03月13日

「二条小屋」 京都・二条城・コーヒー専門店

ずっと気になっていた存在。

前に一度訪ねようとしたことがあったが定休日で断念したことがあった。
すぐ近くで取材があり、少し早めに着いたので「二条小屋」。

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2024年02月27日

「イグレック」 京都・四条木屋町・カレーライス

木屋町四条上がったところの雑居ビルの2階
「イグレック」というカレー店がある。

オーナーシェフはフランス料理店を営んでいた。
その手法を使いカレーを作る。
いまだに小麦粉やスパイスを長時間火入れをしながらルーを作る。
基本はそこにブイヨンが入る。

昼はカレーがメイン。
夜はカレーとワイン 前菜的な料理がある。
古くからワイン会を主催しているので、ワイン好きが集まる。

この日はビーフカレー

ビーフも柔らかく煮込まれ、存在感があるが主張しすぎない。
カレーはスパイシーなメッセージはたっぷりあるが、洋食のカレーとしての位置を見事に守り続ける。
まさに白ごはんとの相性が優先されているように感じる。
辛さが爽やかである。

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2024年02月16日

「誠養軒」 京都・西陣・ラーメン餃子

前から気になっていた店。
隣に一台だけのパーキングあり。
ちょうど空いていたので停める。

店内は小さなカウンターとテーブル2つ。
テーブルに座る。
注文は餃子と中華そば、味噌ラーメン。

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2024年02月07日

「とんかつ ふじ井」 大阪・千林・とんかつ

京阪電車 千林駅そばにある「とんかつ ふじ井」
久しぶりの訪問である。

トンカツ好きの先輩と二人。
ワクワクしながらカウンターについた。

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2024年02月05日

「とんかつ がんち」 京都・東福寺・とんかつ

東福寺近くの住宅街にひっそり佇むとんかつ屋。

「とんかつ がんち」40年の歴史を刻む店である。
格子の組み方に魅せられる。

カウンターのみ。
同学年のご主人が 淡々と仕事を続ける。
最初は無口かなと思っていたが、同学年ということが分かり
一気に距離は縮まる。

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2024年01月31日

「草枕」 東京・西新橋・珈琲

年末に訪れた店で、スタッフから「以前教えてもらったコーヒー店にゆき、あまりに素晴らしかったのでデミタスまで3杯も飲んでしましました」と伝えられた。
そのコーヒー店が東京・西新橋にある「草枕」である。

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2024年01月29日

「花の木サンドイッチ」 京都・麩屋町六角・サンドイッチ

京都・麩屋町六角西にある「花の木サンドイッチ
テイクアウト専門の小さな店である。

祇園の焼肉店が営むという。
よってメニューは
ハンバーグや牛肉のしぐれ煮などのメニューがあり
その断面の美しさというか食欲をそそる姿は見事である。

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2024年01月26日

「SAFARI COFFEE ROASTER」 大分・中津・珈琲

「にっぽん丸」の新春クルーズ
神戸出航、翌日大分県中津港に到着、その夜は「美山荘」の料理を提供。

中津港で下船、少し市内に向かい「からあげ」を食べ、コーヒー店に向かう。
「SAFARI COFFEE ROSATER」である。

いつものように「中津」「自家焙煎」というキーワードを入力すると最初にヒットしたコーヒー店。

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2024年01月25日

「スタンドバイミー」 京都・烏丸姉小路・焼きそば

急に焼きそばが食べたいと、数日前から思った。
京都は一時 焼きそば専門店が増えた時期があった。
コロナの影響もあり、その動きは止まり、閉店したところもあった。
その中で元気な一軒「スタンドバイミー」

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2024年01月24日

「蕎麦人 秋」 大阪・北浜・蕎麦

去年の秋、店名が「北浜 土山人」から「蕎麦人 秋」に変わった。

店内が変わっただけで、内容は全く変化なし。
店名変更後 初訪問、ランチである。

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2024年01月23日

「珈琲山居」 京都・北大路・珈琲

いつも手紙のやり取りをしている友人と打ち合わせ。
二人とも深煎りコーヒーが好きなので、
京都の紫野にある「珈琲山居」となった。

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2024年01月22日

「元祖らーめん大栄」 京都・河原町丸太町・ラーメン

昨年京都の「いいちょ」というラーメン店の味噌ラーメンを食べ
京都の味噌ラーメンの特徴を感じた。
これはスープに味噌を入れて溶くということ。

いわゆる札幌の野菜などと煮込むタイプとは異なる。
だが、この味噌を溶くスタイルが関西人にはフィットする。
これを教えてくれた人のおすすめが「元祖らーめん大栄」であった。

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2024年01月19日

「ぎょうざ泰三」 京都・裏寺町・餃子

年明け、急に餃子が食べたくなった。
そこで思い出したのが京都・裏寺町の専門店「ぎょうざ泰三」

午後6時前、周辺の飲食店も行列ができる。
海外の人も結構目立つ。
小さなビルの2階、カウンター10席だが入店は半数近くが海外の人。
カウンター内ではご主人とスタッフが無駄なく動いている。

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2024年01月18日

「カフェスター」 京都・堀川下長者町・コーヒー

年末に、あるコーヒー店主とコーヒーとスイーツの相性に関して話をした。
僕は毎朝、コーヒーとトースト、というコンビを何年にもわたり食べている。

件の店主は
「うちはモーニングをやっていないので、トーストはお出ししていません。コーヒーとの相性を考えるとトーストはあまり馴染まないのです。唯一シナモントーストがいいと思うのですが、自分で納得の行くのができないのでメニューにのせていないのです」
と話してくれた。

その店主がお勧めしてくれたのが「カフェスター」であった。

正月明けに出かけた。

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2023年12月27日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

年に一度、年末恒例タンシチューを食べる会。
今年は24名の参加で大盛り上がり。
さまざまな会話が飛び交い、カウンター、テーブル席とも笑みと言葉の渦であった。

「くいしんぼー山中」和牛の真髄ここにあり。
但馬産の牛を滋賀で40ヶ月肥育。
ご主人がおっしゃる小豆色の牛肉、つまり牛自身のポテンシャルで入ったサシはすっきりである。

 

スタートはタンシチュー

2時間しか煮込まないシチュー
適度な弾力がありながら歯切れはすっきり。
うま味は充溢。感動の一品であり、タンシチューに対する思いが変わる。

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2023年12月26日

「そば切り 荒凡夫」 大阪・西天満・蕎麦

大阪西天満には魅力的な飲食店が多い。
その中の一軒「そば切り荒凡夫」

入り口には「新そば」の文字が見える。
この日は福井県丸岡のそばであった。

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2023年12月22日

「シャンカラ堂」 大阪・大淀・カレー

中津で打ち合わせが終わり、ランチを考える。
カレーか揚げもの。
どちらの望みも叶えるのカツカレーに決まりだ。

会社のスタッフから得た情報は、大淀のカレー店。シャンカラ堂。

定番のカツカレー
ロース、ヒレ、ラムがおすすめということ。

11時半の開店直前に到着。
既に1人並んでいた。
程なく開店。2階のテーブル席に腰を下ろす。

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2023年12月21日

「福太郎 梅田店」 大阪・グランフロント大阪・お好み焼き

定期的にお好み焼きが食べたくなる。
この日は梅田で打ち合わせがあり、少し時間があったのでグランフロントにある「福太郎」に足を運んだ。

カウンターの端に座る。
メニューは決まっている。
豚玉である。

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2023年12月15日

「La Kanro (ラ・カンロ)」 大阪・南森町・イノベーティブ

移転後の「ラ・カンロ」初訪問
一階のドアを開けたところから料理が始まっているという感じ。

エレベーターは直通、降りたところに個室
階段を登り、カウンターに座る。
この流れだけでワクワクする。

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2023年12月14日

「Restaurant Koke」 京都・室町二条・スペイン料理

店名の「Koke」はシェフの中村有作さんに縁のある場所。
 神戸(Kobe)
 沖縄(Okinawa)
 京都(Kyoto)
スペイン(Espanyol)の頭文字をとったもの。

一年振りぐらいの訪問である。
印象は大きく異なった。

頭文字の一つである「O」沖縄の気配を感じるのであった。
沖縄は中村さんの故郷である。
子供の誕生日には沖縄に帰り、1週間ほど現地や周辺を巡り
その地の風習や食べ物、特産品、食材などを触れる。
そこで感じたモノを料理の中に落とし込む。

配布されたメニュー通りに記す。

地下30メートルの水を味わう。
薫香を感じるが、それは水ではなく器に付着させることで成立する。
この地の水を味わってほしいというメッセージだ。

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2023年12月11日

「珈琲寧々」 京都・紫野・コーヒー店

珈琲好き、それも深煎り好きの友人から情報を得た。
これは行かねばという気持ちになり、出かけた。

カウンターのみ
静かな雰囲気が漂っている。

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2023年12月01日

「円かの杜」 神奈川・箱根強羅・宿

箱根強羅にある宿「円かの杜」で料理のイベント開催。

青森・弘前市にある
「オステリア・エノテカ・ダ・サスィーノ」の笹森通彰さん。
料理はもちろんのこと、ワイン、生ハム、チーズまで作る達人。

今別産塩ウニとマスカルポーネ
自家製猪生ハムと自家菜園のあんぽ柿
(前菜だが、画像撮り忘れ)

甘味とコクと塩味のバランスというか対比効果で食欲増進。

 

金木産馬肉のカルパッチョ

名物である。馬肉はカイノミ
すっきり感動の味わい。
パルミジャーノ レッジャーノ 卵の濃厚な黄身も加わる。

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2023年11月22日

「tanpopo」 大阪・阪神百貨店・鉄板焼き

阪神タイガースの優勝から少し時間が経過し、
怒涛の人出がやや収まった阪神百貨店。

9階のフードコートにある鉄板焼きの「tanpopo」

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2023年11月15日

「コロラドコーヒーショップ マスサン」 京都・堀川御池・コーヒー店

二条城の近くにある昔ながらの喫茶店。

入口側には、店内のパン工房で焼き上げたパンを販売している。
店内は40席強という広さ。
厨房では3-4名のスタッフがそれぞれのパートを効率よく仕事をこなしている。
そのリズム感が店内にも伝わってくるような感じだ。
コーヒーカウンターではサイフォンとエスプレッソマシンが活動する。
この景色がじつに躍動的で 素敵な空気感を作っている。

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2023年10月26日

「まんまるの月 錦店」 京都・烏丸錦小路西入る・鉄板焼き

「まんまるの月」が三条通りにオープンして17年ほどの歳月が流れる。
錦店が、今では本店という位置付けと感じる。

ここ数日お好み焼きが食べたいと思っていた。
夕方の6時半、店内はほぼ満席状態。
家族、カップル、友達同士など多彩なお客さん。
これは飲食店として素敵な風景である。

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2023年10月19日

「スマート珈琲店」 京都・三条寺町・コーヒー店

1932年創業。寺町三条上ルの「スマート珈琲店」。
入り口には大きな焙煎機があり、それが象徴のように感じる。

1階は喫茶、2階はランチの洋食店となっている。
ランチは11時から14時半までの営業、いつも行列ができるほど人気。

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2023年10月18日

「Kōsa」 京都・Ace Hotel Kyoto・イノベイティブ

京都烏丸御池にある「Ace Hotel Kyoto」のレストラン「Kōsa」
まさにFarm To Tableのスタイル。

東京の「ロカール」のシェフ ケイティ・コールさんのプロデュースで料理は提供される。

 

アミューズ ブッシュ

アボカド、キュウリなどの野菜
ソースはヨーグルトに村上重のすぐきの搾り汁。
ややピンクかかった色合いが刺激的。
適度な酸味は心地が良い。

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2023年10月17日

「Ayatana」 京都・デュシタニ京都・タイ料理

京都の西本願寺の門前町にこの秋オープンしたホテル「デュシタニ京都」
本拠地はタイで、日本の繊細な伝統文化とタイの優雅なホスピタリティが織り混ざった素晴らしいもてなし。

その中にある「Ayatana」は、タイの伝統料理を提供するレストラン。
視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚そして心で感じる六感を心地よく刺激する料理と空間とサービスが特徴。

京都大原に自家農園を作り、野菜の栽培も手がける。

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2023年10月13日

「世界倉庫」 京都・富小路高辻・カフェ

富小路高辻を上ったところに「COFFEE」と書かれた文字を見つけ、ふらふらと奥に歩いていった。
「世界倉庫(SEKAISOKO)」という有機的なスペースであった。

一階はまさにカフェの雰囲気、二階はフリーなスペース。
一階のカウンターに並ぶコーヒーマシーンから想像すると、これは美味なコーヒーが楽しめそうと感じた。

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2023年10月06日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

メニューには「季節と記憶の料理」と書かれている。
ここで食べるたびに、この言葉への理解が深まってゆく。
この日は秋を感じさせるのが主題。

焦げた匂い、それは里山で落ち葉を燃やす風景から。
日本の原風景のような趣きをイメージしているとのこと。

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2023年10月05日

「麺飯食堂 てら田や」 京都・四条壬生・ラーメン

土曜日の夕方、夜の営業が始まる時間に行くと
「申し訳ありません。スープが売り切れまして、今日は営業を終わらせていただきます」と丁寧に挨拶された。
翌日、日曜日の開業と同時に飛び込んだ。

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2023年10月03日

「エルマーズグリーンカフェ」 大阪・高麗橋・カフェ

「エルマーズグリーンカフェ」オープン以来、定期的に訪れている。

定期的といっても間隔は空いたりするので、
ほぼスタッフは見知らぬ人ばかり。
だが、みんな明るく気持ちのいい空間である。

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2023年10月02日

「いいちょ ラーメン」 京都・北大路下鴨中通・ラーメン

ラーメンのプロフェッショナルから、
いま京都の味噌ラーメンが面白いという話を聞いた。

北大路下鴨中通りにある「いいちょ」

やきめしも好きな店である。
確かみそラーメンがあったはず。
僕はみそラーメン
同行者はラーメン そしてやきめし。

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2023年09月29日

「白銀亭」 大阪・淡路町・カレー

1週間前に大阪を象徴するカレー専門店に出かけた。

この日は「白銀亭」。
いつも行列が絶えない店だ。
13時前だが、数名並んでいた。

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2023年09月25日

「インデアンカレー 三番街店」 大阪・梅田・カレー

「インデアンカレー」のスタートは1947年法善寺の店である。
現在、大阪に7店舗、芦屋に1店舗、東京に2店舗合計10店舗。

この「インデアンカレー」のカレーライスに魅せられ
50年以上の歳月が流れる。

かつては堂島に事務所を構えていたので
堂島地下センター店にしばしば足を運んだが、
平野町に事務所を移してからは淀屋橋店が多くなった。

メニューは店によって若干異なるが、僕は決まってカレーライスに卵をつけてもらう。
これをひたすら食べる。

梅田阪急三番街の店は、少し雰囲気が違いように感じる。
ファサードがややブティックのような様子と映る。

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2023年09月21日

「KAFE工船」 京都・河原町今出川・コーヒー専門店

何年ぶりだろうか。
河原町今出川にある「カフェ工船」
古いビルの2階にある。

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2023年09月19日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

大阪北新地の一角にある鉄板焼・銅板焼の店「TANPOPO」。

じつは阪神百貨店の9階 阪神大食堂フードホールにも店舗がある。
阪神タイガースが優勝し、そちらの店は記念メニューなど対応にかなりの忙しさだと。

オーナーシェフの神谷圭介さん

実直な料理人である。
鉄板を扱う姿から、ストイックな姿勢が伺える。

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2023年09月14日

「晦庵 河道屋」 京都・麩屋町三条・そば

店頭に書かれた文字に胃袋が反応する。
茶そば、打ち始めました。
この茶そばという言葉が魅力的であった。

店内一番奥の席に座る。
落ち着いた雰囲気、気持ちがゆったりする。
時間の流れがゆるやな感じがする。

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2023年09月11日

「六曜社」 京都・河原町三条・コーヒー店

この「六曜社」を初めて訪れたのは中学2年生の冬休み。
兄貴に連れてきてもらった。
確か地階にあった店だ。

紫煙も立ち込め、大人の居場所という感じがした。
その地階はオーナーの息子さん
この日訪れた1階は息子さんの息子さん、つまり初代の孫の店。

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2023年08月21日

「TORIBA COFFEE KYOTO」 京都・川端二条・コーヒー店

「TORIBA COFFEE KYOTO」が今年の春、京都に登場した。
以前は銀座にあり、何度か訪れたことがある。

オーナーの鳥羽伸博さんは、プロフェッショナルだ。
二条通り、昨年閉店した京菓子の名店「京華堂」の店舗の風情を残したままリノベーション。

まさに歴史と現代が融合する佇まい。

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2023年08月09日

「にし野」 京都・西院・焼き鳥

開店して9年目
前回訪れたのは8年前のこと。
すっかり店の様相は変わった。

カボチャの濃厚なポタージュから始まる。

トロッとした口当たりに甘味が重なる。

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2023年08月08日

「かに吉」 鳥取・末広温泉町・かに料理

鳥取の「かに吉」
夏場は通称「なつ吉」と呼ばれる。
カニがないので、うまいネーミングである。

スタートは昨年の蟹味噌を冷凍
上にはとらやの餡がのる。

これが違和感なし。
この味園凝縮感と甘さのマッチングに最初からやられる。

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2023年07月21日

「FABCafe」 札幌・狸小路・カフェ

札幌でコーヒーを飲もうと思って調べていると「斎藤珈琲」という単語で出会った。
どうやら札幌のコーヒー、それも深煎りコーヒーを知るのには欠かせない一軒のようだ。

ご主人の斎藤さんは鬼籍に入られたが、そこで焙煎を担当していた松林さんという方が「斎藤珈琲」を継続されていた。
この「斎藤珈琲」の豆が飲める店が、ホテル(すすきの)の近く、狸小路であったので尋ねた。

「FABcafe」というカフェである。
入り口の佇まいからして素敵な雰囲気が漂ってくる。

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2023年07月18日

「tanpopo」 大阪・北新地・鉄板料理

最近、周りでよく話題に上るのが大阪・北新地の鉄板焼き「tanpopo」である。
カウンター、テーブル席、個室とあるので種々の使い方ができる。
この日はカウンター、アラカルトで注文。

最初に店側から突き出し

カツオは皮目をさっと炙り
ナスは焼き、赤玉ねぎと黒酢であえる。
ナスを薬味代わりにカツオを味わう。
いい酸味がカツオを盛り立てる。

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2023年07月13日

「口岩」 富山・岩瀬・蕎麦

富山県の岩瀬地区は勢いのあるエリアだ。

満寿泉さんがバックアップし、素敵な飲食店が集まってきている。
その一軒が蕎麦屋の「口岩」である。

建物もすごい。
カウンターなどの木材の迫力が違う。

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2023年07月03日

「かっぱ梶岡」 大阪・豊中・焼肉

梶岡ご夫妻の温かなもてなしと、味わいに魅せられた人たちが集まってくる。
この日も多彩な人たちが集まった。

まずはハネシタロース

この肌理の細かさ。
脂の溶け方がしなやか。

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2023年06月07日

「L’évo(レヴォ)」 富山・利賀村・オーベルジュ

四度目の「L’évo(レヴォ)」
宿泊は三度目である。

自然に囲まれたというか
一体化したといったほうがしっくりくるロケーション。

まずはイタヤカエデの樹液から。

軽やかな液体が染みてゆく。

続きを読む “「L’évo(レヴォ)」 富山・利賀村・オーベルジュ”

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2023年05月25日

「イノダコーヒ本店」 京都・三条堺町・コーヒー

「イノダコーヒ本店」に初めて訪れたのは小学校6年生の時。
およそ60年近く前のこと。

そしてこのロールパンセットを食べたのは高校生になってから。

つまり55年はこのセットのお世話になっている。
僕の人生の中で、これほど長く食べ続けているメニューは稀有だと想う。

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2023年05月23日

「Maru」 京都・釜座御池上る・カレー

京都 御池通りから釜座通りを北へ上る。
すぐ右側に「Maru」というカレーの店がある。

店頭にはレモンの木が鉢植えで置かれている。
ちょうど蕾から花になる瞬間のようで可憐な香りを放つ。

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2023年05月22日

「エルクコーヒー」 大阪・西天満・コーヒー

大阪・西天満にある「エルクコーヒー」。

深煎りネルドリップと中深煎りペーパーフィルター
という2種を客の好みで淹れてくれる。

サイドメニューはサンドイッチが数種
ケーキ類が数種である。

オーナーの高野さんが考えるシナモントーストをお願いした。

まずはパンを軽くトースト
そこに澄しバターを塗り 再びトースト
焼き上がったところにグラニュー糖とシナモンパウダー。

パンのサクッと感とグラニュー糖のジャリ感を残したいとのこと。
シナモンの香りに包まれ、砂糖のジャリ感、パンのサクッと感を感じながら食べる。
甘さもしっかりあるが、バランスは程よい。

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2023年05月18日

「喫茶 葦島」 京都・河原町三条・コーヒー

「喫茶 葦島」は独自の世界観を持ったコーヒー店。

ビルの5階、普通なら選択しないロケーション。
開店前、みんなから反対されたという。

偶然、開店前シュミレーションで開けている時に訪れたのがきっかけ。
以来ずっと通い詰めているのだ。

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2023年04月26日

「菊しんコーヒー」 京都・東山安井・コーヒー

京都 東大路通りの一筋東にあるコーヒー店「菊しんコーヒー」。

店名は建物が「菊しんアパート」といい、その一階だからということ。
シンプルで分かりやすい。

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2023年04月19日

「mitsuwa」 山口・佐山・イノベーティブ

新山口駅から車で約15分。
畑の中に忽然と現れる民家のレストラン。
カジュアルな雰囲気は気持ちがリラックス。

 

スタートは

自家製の人参ピュレにウニ、コンソメジュレ
野菜とウニの異なる甘味にコンソメのコクで一気にテンションが高まる。

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2023年04月13日

「とき」 大阪・北新地・蕎麦

北新地の近くで打ち合わせ。
「とき」という蕎麦屋の冷やしカレー蕎麦が食べたくなり
「とき」ののれんをくぐる。

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2023年04月11日

「おうどん 蓬」 大阪・福島・うどん

大阪福島聖天通りに開店した「おうどん 蓬」。

こちらは南森町にある「お料理 宮本」が作った店だ。
入り口は建物の裏側というか横から入る。
ややわかりづらいが、期待感は高まる。

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2023年04月06日

「L’évo(レヴォ)」 富山・利賀村・オーベルジュ

3度目の「Levo」
これまでの2回は宿泊、今回はランチ日帰り。
料理関連のメディアの人たちと8名の会食。

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2023年04月05日

「Tea Saloon MUSICA」 芦屋・宮塚町・紅茶専門店

「Tea Saloon MUSICA」
日本初の紅茶専門店。長い間、大阪の堂島にあったが
10年ほど前芦屋に移転。
芦屋市の旧い市営住宅をリノベーションした素敵な建物。
その一階にある。

 

前回訪れた時
シナモントーストとセットのディンブラを飲んだ。
久しぶりにしっかり入った紅茶を飲み感動を覚えている。

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2023年03月31日

「とんかつ 康四郎」 大阪・南船場・とんかつ

関西に豚肉文化を広めた「たゆたゆ」の川端友二さんが満を持して開店した「とんかつ康四郎」。

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2023年03月27日

「いっかくじゅう 四条新町店」 京都・四条新町・お好み焼き 鉄板焼き

グルテンフリーのお好み焼き屋である。

「外はカリッ、中はふわとろ」がポリシー。
特別栽培米「にこまる米粉」を使う。
食感を出すために、コクのある出汁とつくね芋をたっぷり加える。

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2023年03月23日

「香川」 大阪・北新地・うどん

ラジオの番組で、カツカレーうどんの話をすることになった。
じつは カツカレーうどんを食べたことがなかった。
収録前に食べておこうと思ったのだが、なかなかメニューに置いているところがなく、カレーうどんを食べることにした。

 

北新地の「香川」である。

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2023年03月13日

「とんかつ 康四郎」 大阪・南船場・とんかつ

大阪の豚料理を変えた「たゆたゆ」の川端友二さんが
とんかつ専門店を開いた。
小さな建物。

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2023年03月07日

「ぎょうざ処 亮昌」 京都・京都駅・餃子専門店

餃子の専門店、京都は多いという印象がある。
なかでも「ぎょうざ処 亮昌」は比較的後発ながら着実に店舗を増やしている。

この日は、京都駅前にある「京都タワーサンド店」に行った。
ランチである。
ここは海外のお客さんも多い施設。
フードコート的な要素も強くカジュアルな感じがする。

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2023年03月01日

「ELK KAFFE」 大阪・西天満・コーヒー店

大阪西天満にある「ELK KAFFE」は、居心地のいい空間。
もちろん種々のコーヒーを楽しむことは大切だが、そこで食べるメニューや飛び交う会話も大きなポイントとなる。
通い出して10年以上の歳月が流れる。

 

コーヒーは能登半島の「二三味コーヒー」と北海道美瑛の「ゴーシュ」
二箇所から仕入れる。
僕は深煎りの「ゴーシュ」の豆をいつも飲む。
この日は「シナール マンデリン」

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2023年02月27日

「イノダコーヒ本店」 京都・三条堺町下がる・コーヒー店

「三条堺町のイノダってコーヒー屋に行かなくっちゃ!」と唄ったのは高田渡であった。
初めて「イノダコーヒ本店」に行ったのは小学6年生の夏休み
兄貴に連れられてであった。
まだ旧館だけの存在。大人の店という感じを受けた。
以来60年近く通い続けているのだ。

高校の三年間、京都の学校に通ったこともあり放課後、よく旧館の一角で友人と過ごした
近くに三条店があり、そこにもよく足を運んだが、昨年そこは店を畳んでしまった。継承者が不在ということで経営権が移ったようだ。

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2023年02月21日

「茶盤寺」 京都・衣笠・四川牛肉麺専門店

金閣寺近くに開店した四川牛肉専門店「茶盤寺」。

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2023年02月20日

「Tea Saloon MUSICA」 芦屋・宮塚町・紅茶専門店

かつて堂島にあった「Tea Saloon MUSICA」に初めて訪れたのは50年も以上前のこと。
そこから毎日新聞社のビルの地下に移り、そこから新地のビルの2階に移転、その後芦屋で営みを続ける。
数年前偶然前を通り「musica」という文字を見つけ紅茶を飲んだ。

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2023年02月15日

「助六」 岐阜・関・蕎麦屋

名古屋駅から名鉄バスに揺られ関市に向かう。
ちょうどバス停の前にある蕎麦屋「助六」
結構昔から訪れている蕎麦屋。
ご主人の小林明さんご夫婦の素敵な笑顔も嬉しい。

 

前菜

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2023年02月14日

「Double Tall Cafe BEANS」 名古屋・名古屋駅・コーヒー

福井から米原経由で名古屋着。
一泊して、名鉄バスで岐阜の関市に向かう。
せっかく名古屋に泊まるので、モーニングは小倉トーストとなる。

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2023年02月09日

「カエルノウタ」 京都・御池新町・コーヒー店

このところシナモントーストが気になっている。
先日、偶然にも御池通りを歩いて見つけたコーヒー店。

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2023年02月02日

「YARD Coffee House」 大阪・元町・コーヒー

1月6日にオープンしたばかりの「YARD Coffee House」。
ここは天王寺にある「YARD Coffee&Craft Chocolate」の新店である。
オーナーは中谷奨太さん

スッキリした店内。
入り口を入ったところに低いテーブル
その奥にはカウンター そこには小さな椅子
そしてまだ未設置だが焙煎機のスペース。

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2023年02月01日

「スタンドバイミー」 京都・烏丸姉小路・焼きそば

京都烏丸通り姉小路を西へ、一筋目の角北側に焼きそば専門店「スタンドバイミー」がある。

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2023年01月25日

「喫茶 葦島」 京都・河原町三条・コーヒー

河原町三条南東角、ビルの5階にあるコーヒー店。
エレベーターを降りると店と直結。

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2023年01月24日

「伊賀喜」 大阪・天満橋・鰻

京阪電車天満橋駅の少し南
「伊賀喜」という鰻屋さん

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2023年01月23日

「三ツ豆珈琲」 兵庫・苦楽園・コーヒー

芦屋で夕食
その前、久しぶりに苦楽園の「三ツ豆珈琲」に立ち寄った。

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2023年01月20日

「まんまるの月 錦店」 京都・烏丸錦小路西入る・鉄板焼き

三条通りに本店を構える「まんまるの月」の錦店。

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2023年01月19日

「百景」 京都・富小路四条上ル・コーヒー

京都 富小路四条上ル東側 小さなビルの2階。
階段を上がろうとすると「百景」という文字が目に入る。

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2023年01月11日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

年に一度、年末に開催されるタンシチューの会。
ここ数年続いている宴である。
最初はカウンターで10人程度の会であったが、昨年はテーブルも含め
20人近い集まりとなった。

 

まずは最初に屠畜され一週間ばかりの38ヶ月飼育の近江牛。

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2023年01月06日

「East 42st NEW YORK BROWNIE」 京都・堺町蛸薬師・ブラウニー

河原町蛸薬師にある「East 42st NEW YORK BROWNIE」が昨年12月24日
堺町蛸薬師に新店をオープンさせた。

この店はカフェスペースもあり、食べることも可能である。

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2022年12月26日

2022年 門上武司のベスト5

発酵という言葉が流通するようになってきた。
発酵文化が日本の特徴のようにも語られる機会も多い。
発酵は人類が生み出した二番目の調理法でもある。
当然のことながら焼くが第一の調理法。煮たり、蒸したり、揚げたりするには容器が必要となる。しかし発酵は自然界との交流でもある。
地球上の微生物の働きによって食材が変化し、人間にとって有用に作用することである。
私における発酵の記憶は、おそらく「徳山鮓」から始まる。日本発酵研究所が余呉湖の側にあり所長の発酵学者・小泉武夫さんの薫陶を受けた徳山さんが発酵をテーマに始めた「徳山鮓」の存在は大きい。
そんな発酵が印象的な一年であった。

 

No.1「ACiD brianza」東京 麻布十番

今年6月にオープン、発酵技術を駆使した「フレンチXノルディック」
北欧のレストランで修業を重ねた児玉智也シェフの料理は興味深いものがあった。
発酵から鱧を使った茶碗蒸し。中に鱧は入るが、そこにコンテチーズの旨みと発酵した野菜の風味が生きていた。

 

No.2「Restaurant Naz」軽井沢

イタリアン×北欧料理と標榜するレストラン
ここでも発酵は記憶に残る。ビーツだけを使った一品。
ビーツを発酵させピュレに、ビーツをソルベに、そして常温のビーツというようにビーツを3種類の調理法で食べさせる技術の高さに感動。

 

No.3「エスキス」 東京 銀座

シェフのリオネル・ベカは料理を発想するときに、食材ではなく土地の思い出や情景から考えるという。今年ベスト1のフランス料理でもある。
秋の鹿料理。ややジビエ感の強い香りを有するが、それをマスキングするために塩麹でマリネしたという。そこへたどり着くまでのシェフの考えるだけでも楽しい一皿。

 

No.4「チェンチ」京都 岡崎

確実に新たなステージに駆け上った坂本シェフ。本人も「今の僕の料理を食べてほしい」という強いメッセージがあった。イタリア、京都という枠から脱却し、自由な発想が生まれたようだ。そこでは雲子のフリット。ソースに鮎の魚醤、黒麹など発酵の力を借りたものが含まれる。

 

No.5「Lega」奈良 葛城

今年3月オープン。葛城周辺の素材を大切にするイタリアン。
大和肉鶏のコンソメとほうじ茶から始まり、奈良への愛情を感じる。
そこで出された生ハムの柿の葉寿司。
視覚的にはまさに柿の葉寿司。中に生ハムの寿司。この相性の良さに驚きを覚えた。

 

 

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

明日(12月27日(火))より2023年1月5日(木)まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

2023年1月6日(金)より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

 ★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)

https://youtu.be/QkyHq9tKuNc

辻 邦浩(音響空間デザイナー)

https://youtu.be/fxhUtkse7Jo

輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)

https://youtu.be/NFKgOaEHjEM

新保吉伸(精肉店サカエヤ)

https://youtu.be/FwzWzqmL6hQ

赤井勝(花人/かじん)

https://www.youtube.com/watch?v=VlSdDts_cMU 

梶高明(梶古美術)

https://www.youtube.com/watch?v=g5ZkyjBEYBw

中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)

https://www.youtube.com/watch?v=AREXu4uDjgc

村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)

https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60

 
 ======協力:株式会社マイコンシェルジュ

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2022年12月19日

「瞬」 静岡・有永・鰻料理

今年で一旦、静岡での営業を休止し、来年は京都の割烹で修業をするとのこと。すごい決断だと思う。
カウンターに7人男性が並ぶ。

 

まずこの鰻の各部位を見るとテンションはいやでも上がる。

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2022年12月15日

「とんかつ ふじ井」 大阪・千林・とんかつ

京阪千林は「主婦の店ダイエー」の一号店がスタートした地である。
昭和32年(1952年)のこと。
僕は小学校に入学したばかり。
当時は枚方に住んでおり、年末おせちの買い出しは千林であった。
母親に連れられ、買い物をしてお好み焼きを食べて帰る。
その様子は懐かしい思い出。

 

まさにそのお好み焼き屋さん(もちろん現在は閉店)の近くにある
「とんかつ ふじ井」。

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2022年12月13日

「カレーやデッカオ」 大阪・南船場・スリランカカレー

心が豊かになるカレーであった。
一つはスリランカという言葉に惹かれた。
というのは、初めての海外旅行がスリランカであった。
そしてここ「カレーやデッカオ」のカレーがとてもバランスがよいということが大きい。

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2022年12月08日

「天菊」 福井・順化・天ぷら

福井県で天ぷらを食べた。
タベアルキストのマッキー牧元さんが、この「天菊」という天ぷら屋さんのことを褒めておられた。
福井県へゆく機会が増え、昼時に訪れるチャンスとなった。
小体な店だ。
歴史を感じ、美味いもんの匂いがする。

 

海老が揚がる

衣はそこそこ厚く、レア感が嬉しい。
つまり芯の部分から弾ける甘味がいいのだ。
これで安心感を覚える。

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2022年12月01日

「とんかつ 喜多呂」 大阪・本庄東・とんかつ

ずっと気になっていたとんかつ店「とんかつ 喜多呂」。

ようやく暖簾をくぐることができた。

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2022年11月30日

「柳家」 岐阜・瑞浪・ジビエ

岐阜の「柳家」と言えば、ジビエでつと名高い店。
昨年の夏以来 二度目の訪問である。
他のメンバーはここの常連組み。

 

突き出し

左からシメジ、インカのめざめ、蜂の子

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2022年11月28日

「オーロックス」 名古屋・四間道・肉料理

名古屋の「四間道」という界隈が面白い。
古い街並みを残しながら新しい店が増えている。
その中にある「オーロックス」
南草津「サカエヤ」の牛肉を提供する肉料理店である。

 

この日は鹿児島の和牛と北海道のジビーフ 双方リブロースの食べ比べ

右がジビーフ 左が鹿児島和牛  サシの入り方が明確

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2022年11月24日

「一文字うどん」 岡山・瀬戸内市・うどん

雛にも稀、という言葉がぴったりのうどん屋さん。
昨年末に訪れ、次の機会をねらっていた。

 

これまでのうどんの印象を変えた一軒。
うどんは小麦粉と塩水から生まれる。
ここは2種の小麦粉を使う。
「しらさぎ小麦」と「ふくほのか小麦」。

 

セルフは「ふくほのか小麦」を使う。

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2022年11月15日

「新地のやすらぎ」 大阪・北新地・はも・ふぐ料理 創作割烹

仕事で世話になっている方から「古希の祝い」で北新地のはも・ふぐ料理 創作割烹「新地のやすらぎ」という店に連れていってもらった。
ご主人は深井祐司さんは、はもとふぐをメインに種々の料理を作る。

 

「脱ポン酢を目指しています」と最初に話した言葉が印象的。
確かにポン酢好きの関西人は、ポン酢に頼りすぎることがある。
もちろん、ポン酢の存在を無視するわけではないが、ポン酢以外の食べ方にもチャレンジしたいという強い意志を感じたのである。

 

突き出しは皮の湯引き。

これは通常ポン酢。
だが、ここではタマネギのドレッシング。
趣が変わる。これは面白い。

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2022年11月10日

「泰明庵」 東京・銀座・蕎麦屋

東京の食いしん坊仲間と訪れた。

街の蕎麦屋の風情が漂っている。
店内に入ると壁に貼られた料理名の多さ。
しかも、どれもが旨そうなのだ。
迷うこと必至。
仲間も「なかなか決められずに注文がどんどん遅れ、食べるのが遅くなってしまうことが多いのです」と。
まさにその気分である。

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2022年11月08日

「けやき」 札幌・すすきの・ラーメン

札幌の味噌ラーメンといえば「けやき」の名前があがる。

開店は午前10時半。
週末、札幌のホテルを出たのが10時過ぎ。
「けやき」に到着したのが10時10分ぐらい。
列ができていた。我々は7、8番目であった。
開店が近づくにつれ行列がどんどん増えてゆく。
開店時にはおそらく30名は超えていたと思う。
店内のカウンターは8席。
ラッキーにも1回転目で席に着くことができた。

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2022年11月07日

「basic」 札幌・大通り西・コーヒー店

「深煎りの珈琲」札幌は珈琲の街という印象が強い。
札幌を訪れるたびに何軒かの珈琲店を巡る。
頻度が高い一軒が「basic」である。

なんといっても店名に「深煎りの珈琲」と記される。
深煎りの、と「の」が入るのが興味深い。
カウンターとテーブル席であったが、コロナ後カウンターは客を入れない。
深煎り、ネルドリップと好みの条件が揃う。

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2022年11月04日

「円かの杜」 神奈川・箱根強羅・宿

箱根強羅の宿「円かの杜」
料理長の柴尾亮太さん。伺う度に新たなチャレンジを感じる。

 

前菜

石川県産加賀蓮根蓮蒸し
宮城県産牡蠣 銀杏 ゆり根 針山葵
牡蠣共汁餡 プラス浅利スープ
牡蠣の風味がきいたインパクトのある味わい。
寒くなってきた季節に身体が素直に反応する。

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2022年11月01日

「カフェビストロ オーボンモルソー」 京都・木屋町三条上る・ビストロ

「カフェビストロ オーボンモルソー」の店内。

そこに日本人がいなければ、ここはパリのビストロかと思うような光景である。
フランス料理、それもビストロの定番が食べたくなると、この店を思い出す。

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2022年10月24日

「ピッツェリア ナポレターナ ドン チッチョ」 京都・伏見桃山・ピッツア

以前から気になっていたピッツエリアが七条からから伏見に移転していた。
伏見の龍馬通りにある「ピッツェリア ナポレターナ ドン チッチョ」。

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2022年10月20日

「おでん すみ吉」 大阪・心斎橋・おでん

大阪のホテル日航大阪の地階の「美食の回廊」という飲食街。
そこに「おでん すみ吉」という店ある。

 

もともと「すみ吉」は「たこ吉」という店名で堺にあり、すごい人気店であったが、ご主人夫婦がこ憂ということもあり、レシピの指導をされ心斎橋で「おでん すみ吉」として復活を果たしたのだ。経営などは別の事業体である。

 

店内のカウンターはスッキリ。
そこに「たこ吉」時代の人気メニュー「ぽて玉」や「じゃがいもバター」などの名作をはじめおでんのネタがずらりと並んでいる。
開店当初、食べたが懐かしさを感じる味わい。

 

ランチ時に訪れると店頭の案内に「おでんカレー」というのがあった。
おでんの出汁でカレールウを溶いたもの。
これに反応した。

 

運ばれてきた「おでんカレー」

まさにカレーライスに玉子、こんにゃく、厚揚げが載っている。
まずはカレーを口に含む。
確かにおでんの出汁の柔らかな和の世界を感じる。
そのあとにピリッとした辛さが滲んでくる。

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2022年10月14日

「ピッツァコラボ」 大阪・本庄西・ピッツァ

食いしん坊の友人からの情報で訪れたピッツァエリア。

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2022年10月13日

「六曜社」 京都・河原町三条・コーヒー店

京都では奇跡の珈琲店である。

親子三代続く。
おまけに二代目が地階、三代目が一階という理想的なスタイル。

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2022年10月05日

「茶香房 長竹」 京都・先斗町・茶の店

開業して25年の歳月が流れるという。
ここで茶の魅力をどれほど識ったことか。

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2022年09月30日

「ひのき」 京都・三条室町・鉄板焼き

深夜に料理人が結構集まる、と数名の料理人から聞いていた。
三条室町にある「ひのき」という鉄板焼きの店。
テーブル席に案内される。
同時に大きなボックスが開き「お荷物を入れてください」とのこと。
これは便利なシステムである。冬場になると分厚いコートなどが入る。

 

メニューを見る。
お好み焼き
焼きそば
そばめし
鉄板焼き
野菜 などかなりの数だ。

 

豚玉
ミックス焼きそば
とん平焼き
アスパラガスベーコン を注文。

 

まず
アスパラガスが届く

アスパラガスの弾ける旨味
ベーコンの脂と塩分がうまく作用し、双方の良さを持ち上げる。

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2022年09月28日

「ピッツェリア ダ ティグレ」 大阪・新町・ピッツエリア

ときおり、ピッツァが無性に食べたくなる時がある。
イタリア料理事情通に「オススメのピッツェリア」を聞くと、教えてくれたのが西区新町にある「ピッツェリア ダ ティグレ」。

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2022年09月21日

「福吉」 京都・深草・餃子

枚方から京都に向かう。
深草や藤の森、墨染など高校時代に通った店がある。
当時は存在していなかったが、今や「福吉」は餃子専門店として名をはせる。

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2022年09月20日

「パンとエスプレッソと本日の」 京都・竹屋町新町・コーヒー

「パンとエスプレッソ」原宿の一号店に出かけたのは何年も前のこと。
数年前に大阪南森町の交差点に完成したホテルの一階でその名前を見つけた。気がつけば、各地でショップがオープンしていたのだ。
この9月にオープンした「パンとエスプレッソと本日の」。
京都は竹屋町通りと新町通りが交差した西側にある。
京都の町屋をリノベーションした店舗。
入り口に近いところがショップ。
奥がイートインのスペースである。
小さな中庭があり、まさに鰻の寝床という作り。

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2022年09月16日

「UPSTAIRZ」 大阪・北新地 ZENTIS・オールディダイニング

大阪北新地のホテル「ZENTIS」で定期的に開催されるレコードイベント。
プロデュースは立川直樹さん。
毎回一人のアーティストをとりあげ、それに関連した料理とドリンクをサーブする。食後はテクニクスの豪華なオーディオでレコードから流れる音楽を聴くというイベントである。
今回は、PINK FLOYD のRICHARD WRIGHT を取り上げた。

 

オマール海老と帆立 ビーツ冷製

オマール海老はほとんど生に近い火入れ
そこから生まれる甘味に帆立、ビーツの甘味が絡む。
爽やかでありながら、まろやかさが漂う。

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2022年09月09日

「鳥さき」 京都・押小路烏丸・焼き鳥

いつも同じ空気感が漂っている。
凛とした雰囲気だが、温か。
京都に焼き鳥の新たなスタイルを持ち込んだ。

野菜の甘酢。

どこか懐かしい。

 

焼き手のリズム感が一定である。
その美しい眺めもいいものだ。

 

もも肉

串の打ち方が切れに扇型。
口に入った時の味わいの重なりを考えてのこと。
この一本で「鳥さき」の世界に引き込まれる。

 

砂ずり

コリっとした歯ごたえに続く味わいの深さ。

 

せせり

結構サイズが大きい。
脂分とうま味が相乗効果をもたらす。
パンチあり。

 

しいたけ

ジューシィーな味わい。
野菜のコクで一旦、口の中が変わる。

 

ハツ

弾力のある歯ごたえ。
コクを味わう。

 


これが濃厚な味わい。
噛むとうま味と嬉しさがこみ上げてくる。

 

なす

これもジューシィーさが嬉しい。

 

つくね

独特の食感から弾けてくる味わい。

 

ちょうちん

横についた肝の味がインパクトあり
卵のとろりと口の中で広がるとろみ。

 

厚揚げ

豆の味わいを楽しむ。

 

手羽

噛むという行為を続ける
鶏肉の味が重なり、口の中が鳥の味に独占された感じ。

 

親子丼

出汁 卵 鶏肉の一体感

 

デザート

シャインマスカット

 

 

これでさっぱり
定期的に訪れたいと改めて思った。

 

 

「鳥さき」
京都府京都市中京区押小路通室町東入蛸薬師町292-1
075-252-6789

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

 ★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)

https://youtu.be/QkyHq9tKuNc

辻 邦浩(音響空間デザイナー)

https://youtu.be/fxhUtkse7Jo

輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)

https://youtu.be/NFKgOaEHjEM

新保吉伸(精肉店サカエヤ)

https://youtu.be/FwzWzqmL6hQ

赤井勝(花人/かじん)

https://www.youtube.com/watch?v=VlSdDts_cMU 

梶高明(梶古美術)

https://www.youtube.com/watch?v=g5ZkyjBEYBw

中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)

https://www.youtube.com/watch?v=AREXu4uDjgc

村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)

https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60

 
 ======協力:株式会社マイコンシェルジュ

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2022年09月06日

「山東」 岡山・円山・水餃子専門店

友人から岡山に行くなら、この水餃子店に!というメッセージが入った。
仕事を終え、一路「水餃子専門店 山東」に向かった。

ロードサイドの一軒家。
なんだか美味しそうな匂いが漂っている。

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2022年09月05日

「函館元町珈琲店」 北海道・函館・珈琲店

函館は坂道の街である。
NIPPONIA HOTELに宿泊、支配人に教えてもらい出かけた。
坂道を歩き到着した。
9月になるとさすがに風も爽やかで、心地が良い。

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2022年09月01日

「Nippon Ramen 凛 KYOTO」 京都・烏丸四条・ラーメン

京都のラーメンはいつも動いている。
この6月に開店した、斬新なスタイルの新店が早々に店じまいしたのは残念。
しかし、ラーメン店の動きは活発である。

 

烏丸四条近くの「Nippon Ramen 凛 KYOTO」もその一軒。
「温故知新、日本の食材、醸造文化、伝統をどんぶりの中に」というのがコンセプトのラーメン。
まさにそれを体現する食材が日本中から集め作る日本ラーメンである。
カウンターに置かれたシートには、食材の生産地がきちんと記されている。

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2022年08月31日

「かに吉」 鳥取・末広温泉町・かに料理

11月のかに解禁から3月までのかにの季節には全国から
「かに吉」のかにを求めてやってくる。
夏場は「なつ吉」と呼ばれ、これまた多くの人たちが訪れる。

 

蟹味噌のルイベ これは定番であったが
今年はそこに虎屋の小豆が加わった。

このバランスがなかなか見事で頬が緩む。

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2022年08月30日

「時分時」 大阪・南船場・鉄板焼き

大阪の鉄板焼きで独自の路線を歩み続ける名店「時分時」。
亀田ご夫妻が二人で切り盛りをする。
その息のあったコンビネーションがいつも素晴らしい。

 

最初は前菜を数品頼む。

 

北寄貝。

サイズが大きい。

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2022年08月25日

「Aurochs オーロック」 名古屋・四間道・肉割烹

名古屋に面白い肉割烹があると聞いて出かけた。
情緒のある街並みに馴染んだ店つくり。

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2022年08月22日

「花扇」 神奈川・箱根強羅・宿

久しぶりの箱根強羅「花扇」という宿に泊まる。
疲れた身体を休める目的もあった。
ゆったり温泉に浸かり、リラックスしたところで夕食。

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2022年08月15日

「江戸蕎麦 ほそ川」 東京・両国・蕎麦

「蕎麦はもちろん、天ぷらもうまい、デザートもすごいんです」と
東京の信頼できる友人と同行の「江戸蕎麦 ほそ川」。

京都に共通の友人がいて、名前はずいぶん昔から聞いていた。
訪れたかった一軒。
ようやく念願が叶う。

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2022年08月08日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

本日(8月8日)より8月14日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

8月15日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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2022年08月04日

「こすだ」 大阪・天神橋6丁目・創作料理

天神橋6丁目の北西、わかりにくい場所である。
カウンター5席。オーナーシェフが一人で作る。

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2022年07月29日

「COFFEE BASE NASHINOKI」 京都・梨木神社・梨の木神社・コーヒー

京都 御所近くの梨木神社の境内にオープンしたコーヒー店。
「COFFEE BASE NASHINOKI」という。

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2022年07月21日

「麦の夜明け」 京都・西七条・ラーメン店

今年前半のオープンしたラーメン店では、群を抜いているとの情報を得た。

店主の伊藤さんは、同志社大学ラーメン研究会初代会長という。
つまりラーメン好きが高じて、という経歴。学生時代も有名店でアルバイトという名目で修行。
大学卒業後は製粉会社に勤め、小麦粉のことを学び、その後京都の有名店間借り営業の末、今年の2月に独立である。

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2022年07月20日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

和牛の味わいを知るために定期的に訪れる。
日本の牛肉がどんな味わいであったか、それを確認する食事といってもいいかもしれない。
山中さんの日本の牛肉に対する情熱をいつも熱く感じる。

 

但馬牛の39ヶ月飼育。

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2022年07月12日

「MARU」 京都・釜座御池上る・カレー

釜座通りを歩いていた。
確か、この場所は割烹の「岩さき」があった場所のはず。
そう言えば、「岩さき」の移転後、カレー屋になっていると。
ランチ時でもあったので、入った。

 

ほぼ真っ白な店内。
L字型のカウンターと奥には個室。

 

カレーは基本形があり、トッピングはイチボやエビフライなど。
初回は基本のビーフカレーとした。

 

最初に軽やかなかぼちゃのスープ。

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2022年07月11日

「IMAYA Kyoto&COFFEE」 京都・釜座御池上る・バール

大阪のバールで紹介され、訪れた京都のバール「IMAYA Kyoto&COFFEE」。

店内に入りカウンターに座る。
オーナーの今井直人さんから「以前にお会いしたことがあります」とのこと。
大阪にあった「バール ウーノ」という大好きなバールでの出会いがあったのだ。
この「バール ウーノ」は見事なスペースであり、ここでバールの楽しみを覚えた人たちも多い。

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2022年07月08日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

男性4名の会食。

 

ラジオの番組関係者が集まり、情報交換も兼ねての食事であった。
話題はどんどん転がってゆく。1960年代の音楽シーンから現在まで、いろいろな角度で言葉が飛び交う。
なんともエキサイティングで刺激的な時間であったことか。

 

アミューズに登場した鮎の料理。

オーナーシェフの神谷圭介さんは「鮎のおひたしです」と表現した。
一番下にはクスクス、鉄板で焼いた鮎、骨せんべい、肝ソース、キュウリのピュレがかかる。混ぜると一体が渾然となり、見事な鮎の一品となった。
これは素敵なお出迎えである。

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2022年07月06日

「六曜社 1階」 京都・河原町三条・コーヒー店

京都、河原町三条下ルの「六曜社」を初めて訪れたのは中学2年生の冬。
まだ地階にあった頃だ。
中学生の僕には、刺激ある空間。煙草の煙が充満している時代でもあり、大人への入り口のような感じも受けた。

 

それから55年ぐらいの歳月が流れる。
現在は、初代の息子さんが地階、その息子さんが一階、それぞれ珈琲店を営む。

 

この日は昼下がりの一階。
一番奥の椅子に案内された。
テーブルの上には懐かしい灰皿と燐寸。昭和を思い出す。

 

ブレンドコーヒーとドーナッツ。

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2022年06月28日

「kei」 京都・紫野・ラーメン

「麺屋棣鄂」(京都の製麺所)の知見さんのFBはいつも気になっている。
先日「kei」という京都の新たなラーメン店の記事があった。

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2022年06月27日

「鉄板 TEPPAN」 北海道・ニセコ(パーク ハイアット ニセコHANAZONO )・鉄板料理

北海道 ニセコにある「パーク ハイアット ニセコHANAZONO」友人が数回訪ねており、鉄板料理がすこぶるいいということで仲間が揃った。
ゆとりのある空間、静かでゆったりした空気感が流れる。

 

若きシェフが腕を振るう。

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2022年06月24日

「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹

鰻料理に関しては唯一無二の存在だと思う。
この日はカウンターに6席。
最初はなぜか緊張感を覚える。

 

素材が並ぶ。

この輝き、シズル感。胃袋は瞬時に勢いが増す。

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2022年06月20日

「プンテッジャトゥーラ」 京都・御所南・バール

お好みのバールである。
散歩の途中や、ふと時間が空いた時に立ち寄りたくなる一軒。
週末の昼下がり。
店に入ろうとすると、数名の客が中から出てきて、店頭にある自転車に乗って去って行った。

 

店内に入るとカウンターに知り合いが、一人でバールを飲んでいた。

晩御飯の前、食前酒ということ。
ホントに使い勝手いい感じだ。

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2022年06月13日

「千草」 大阪・天満・お好み焼き

JR天満駅周辺は魅力的なお好み焼きや寿司の店が多い。
価格も非常にありがたい感じだ。

 

その中の一軒が「千草」
お好み焼きにおける基本は「豚玉」だが、
ここでは「千草焼」を頼む。

 

これは豚特上ロースをお好み焼きの生地で挟みじっくり蒸すように焼き上げる一枚である。

まずお好み焼きの生地の8割程度鉄板に敷く
そこに豚肉のロースを生地の大きさに並べる。
そして残りの2割の生地をかぶせるわけだ。
中身の豚肉に火を入れるため、しっかり焼く。

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2022年06月08日

「インディアゲート」京都・室町通錦小路・ビリヤニ専門店

世界三大炊き込みご飯とも言われる「ビリヤニ」の専門店。
11時半開店、週末ということもあり、その時間にはすでに行列ができていた。
なんとか1回転目で入店。しかし二階のカウンター。
スタッフがメニューを丁寧に説明してくれる。

 

名物というかシグネチャーメニューの鯛出汁チキンビリヤニ(麻婆豆腐付き)を頼む。

 

これが届いた確かに麻婆豆腐が乗っている。

皿の奥にわさびが効いたヨーグルトもあり。
まずバスマティライスのフワフワ感に驚く。
スプーンを入れたとき、ほぼこのぐらいの重さだろうと想像するのだが、それをはるかに下回る。口に含んだとき、空気も一緒かと思うぐらいだ。
このバスマティライス2種ありで、一つはふわふわスパイス感強し。
もう一種はやや張りというかコシがある。
この2種に麻婆豆腐やヨーグルトなどの味が絡むことで、このメニューにグッと奥行きが生まれる。
いやあ、並んだ甲斐があったと実感である。

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2022年05月26日

「プント エ リーネア」 大阪・京町堀・バール

今年になって、エスプレッソが気になっている。
イタリア好きの友人が勧めてくれたバル。

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2022年04月25日

「BEARD」 雲仙・小浜・イノベーティブ

「BEARD」は、長崎雲仙で長年在来種の種をずっと育てている岩崎政利産の野菜に惚れ込んで、東京の繁盛店をたたみ、雲仙・小浜に移転したレストラン。
オーナーシェフの原川慎一郎さん。

 

カウンターのみ。

町家を見事にリノベートした店つくりも魅力的だ。

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2022年04月21日

「明鏡志水」 福岡・博多駅・ラーメン店

熊本、雲仙・小浜、博多という3日間の旅の最後。
博多駅の地下にある飲食街。
博多在住のライターの紹介(一緒であった)で訪れた「明鏡志水」
ラーメン店だが、、一品メニューの充実ぶりも見事。

 

「明鏡志水」の主人は秋吉雄一朗さんは、京都の「瓢亭」出身、奥様の三鈴さんも一緒に働く。奥さんの笑顔と接客の姿勢も素晴らしい。

 

奥様にオススメを聞きながらメニューを決めてゆく。
野菜のエチュベ あの「ランブロワジー」を彷彿させる献立
ホタルイカの味噌オランデーズソース
クリスピーポテト を選んだ。

 

野菜のエチュベは、酸味と野菜の甘味がきれいに調和した味わい。

ラーメンの前に胃袋をリセットしてくれる。

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2022年04月20日

「美美」 福岡・赤坂・コーヒー店

福岡に行くと立ち寄りたい店がある。
けやき通りの「美美」という珈琲店だ。
週末の昼下がりに出かけた。
入り口には数組ウェイティング。

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2022年04月19日

「美山荘 朝」 京都・花背・日本料理 宿

ぐっすりと心地の良い睡眠。
朝から風呂に入り、またリラックス。
朝食である。

 

温かな梅湯から始まる。

甘さと優しい酸味で胃袋がゆっくり起き出す。

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2022年04月18日

「美山荘 夜」 京都・花背・日本料理 宿

春の「美山荘」は初めてである。
摘み草料理なのだから、この季節は楽しみであった。

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2022年04月15日

「啄木鳥」 熊本・上通町・コーヒー店

旅先ではコーヒー店を探すのも、楽しみの一つである。
今回は熊本。
いつものように地名、自家焙煎、などのキーワードを入れ検索。
思い出したことがあった。
九州の喫茶店に関しては素晴らしい著者・小坂章子さんがいる。
調べて見る。熊本には「啄木鳥」という店があった。

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2022年04月08日

「かに吉 その2」 鳥取・末広温泉町・かに料理

鳥取の「かに吉」の大将こと山田達也さん
お疲れ様でした。
11月からのかにのシーズンが終了し、「なつ吉」までちょっぴり休憩ですね。
今期は3月に伺った記録。
その感動を伝えたい。

 

7日のコラムは鍋までの過程を伝えた。
鍋の部 スタート

 

ボイルだが温度管理の凄みを感じる

米粒のように身がほぐれる。

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2022年04月07日

「かに吉 その1」 鳥取・末広温泉町・かに料理

鳥取の「かに吉」の大将こと山田達也さん
お疲れ様でした。
11月からのかにのシーズンが終了し、「なつ吉」までちょっぴり休憩ですね。
今期は3月に伺った記録。
その感動を伝えたい。

 

二階にある「かに吉」に入る。
普通なら蟹の匂いがするのだが、ここではそれを感じない。
テーブル席に座る。
まず蟹の登場である。

この透明感あふれる蟹。
これらを見るだけで、違いが明確だ。

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2022年04月01日

「suba soba」 京都・木屋町松原・立ち食いそば

店内に鎮座する二つのオブジェの存在感。
だが、実体はテーブルである。
それも立ち食いそばのテーブルなのだ。
おまけにこのテーブル。
必要条件であるはずの水平が保たれていない。
しかし、それも魅力と感じるのが不思議である。

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2022年03月31日

「イカヅチうどん」 京都・銀閣寺・うどん

気になっていたうどん屋さん。
休日の昼に出かけた。
11時半からの営業。11時45分ぐらいに到着。
すでに行列であった。

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2022年03月30日

「肉料理おか」 京都・祇園・肉料理

「肉料理おか」が滋賀から京都へ、そして祇園へと処を移し一年が経つ。
その1周年記念のディナー。

 

メニューがある。始まりの1から8までは、岡さんが料理から発想した言葉があり、食べる側は自由に言葉を想起してくださいとのこと。

 

1桜始開

えんどう豆のスープだが、中にはミノが忍ばせてある。
ミノは噛むたびに味が乗ってくる。

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2022年03月28日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

桂雀々独演会の後、「Tanpopo」へ。
新たなプロジェクトの打ち合わせも兼ねての食事。

 

アラカルトで注文。
カウンターから見える神谷さんの姿は無駄なく、とても気持ちがいい。

仕事の流れがきちんと頭の中に入っている動きである。

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2022年03月18日

「麺処 蛇の目屋」 京都・四条河原町・ラーメン

四条河原町からすぐのところ
建物の二階にある「麺処 蛇の目屋」というラーメン店。

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2022年03月17日

「口勝」 大阪・北新地・串カツ

串カツ同盟という串カツ仲間がいる。
定期的に京阪神の串カツを食べている。
北新地にある「口勝」

 

前菜

カリフラワーのスープ
貝柱のソテーとオリーブオイル。
胃袋を軽く刺激する

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2022年03月14日

「Fujiya1935」 大阪・松屋町本町・スペイン料理

大阪のモードスパニッシュと感じていた。
しかし、その領域を超えたところにあるのだ。
常に新たな世界を構築しようという意志を感じる。
料理だけでなく設え、その空気感も含めていつも変化と進化を続けている。

 

まず土筆の茶が出る。

季節感たっぷりのお出迎え。

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2022年03月11日

「喫茶葦島」 京都・河原町三条・コーヒー店

京都河原町三条の南東角に近い「喫茶葦島」。
ビルの5階にある。
エレベーターに乗り、ドアを開けると店に直結。
手前がテーブル席、奥がエル字型のカウンター。
カウンターが空いていればカウンターに座ることが多い。

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2022年03月10日

「suba soba」 京都・木屋町松原・立ち食いそば

昨年の大晦日に産声をあげた立ち食いそばの「suba soba」
木屋町通り松原を東に入ったところにある。
外から店内が見える。
この日は、まだ客が誰もいなく、スッキリした空間に心が動く。
中に入る。
大きな石のようなテーブルがある。
立ち食いに適した高さだ。

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2022年03月03日

「猪一」 京都・寺町四条下ル・ラーメン

久しぶりの「猪一」。
昼前、運よく並ぶことなくスッと店に入ることができた。

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2022年03月01日

「新門前 米村」 京都・新門前・イノベーティブ

3年ほど前の移転を機に「レストランよねむら」から「米村」に。
よろオーナーシェフ・米村泰昌さんの個性を際立たせる料理となった。
店内も以前に比べて小さきなり、米村さんの美学が貫き通される。

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2022年02月18日

「新潟カツ丼 タレカツ京都本店」 京都・麩屋町綾小路・カツ丼

カツ丼と書くと、一般的にはカツレツの卵とじをイメージする。
だが、ソースカツ丼、ドミグラスカツ丼など地域によって千差万別である。
新潟にはタレカツ丼があり、10年以上も前に訪れそのうまさに感動した記憶がある。

 

京都の四条界隈を歩いていると、目に飛び込んできたのが「新潟カツ丼 タレカツ」という言葉。
これを見逃すわけにはいかない。
店内に入ると、豚肉をトントンと伸ばす音が規則正しく響く。
この音色だけで気分が高揚する。

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2022年02月17日

「クレイジーピザ スクエア」 東京・神楽坂・ピッツェリア

調布市国領に「ドンブラボー」というイタリアンがある。
そのピッツェリアが「クレイジーピザ」
その支店が2月1日神楽坂にオープン。
ちょうどその日、東京にいたので駆けつけた。

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2022年02月15日

「ピッツェリア・デ・ナプレ」 宮城・仙台・ピッツェリア

仙台在住の友人と一緒に、オススメの「ピッツェリア・デ・ナプレ」

店内の奥にはカウンター、その中にピザ窯がある。
こちらは古くから岡山県の吉田牧場のチーズを使っていた。
それだけで馴染みがあるように感じる。

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2022年02月04日

「toshico」 京都・北大路下鴨本通・串カツ

この串カツ屋では、気になることがあった。
カウンター内のターンテーブルである。
過去に一度だけ、それが回っていたことがる。

 

サラダから始まる。

瑞々しい野菜から栄養分が身体に入ってゆく。

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2022年02月01日

「ナンポルトクワ」 京都・堺町錦上ル・パティスリー

この季節はリンゴのタルトが食べたくなる。
ランチ前に予約をしておいた。
ランチは餃子であった。
それもフランス料理のシェフが作った餃子。
最初はリンゴのタルトだけと思っていたが、すぐ近くに褐色のケーキがある。
どうもタルトタタン。
だが、表情が少し異なる。
「普通のタタンよりリンゴを薄くスライスしています。父親が資生堂パーラーの時代に作ったもののようです」とオーナーパティシエの西原祐勝さん。
父親とは「グルニエドール」の西原金蔵さん。
父親の仕事は受け継がれてゆく。

 

まずはリンゴのタルト。

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2022年01月28日

「美山荘 朝」 京都・花背・日本料理

夜にしんしんと雪が降り
周りは一面の銀世界。
これぞ花背の冬という光景である。
朝から風呂に入り スキッとした身体で朝食にのぞむ。

 

梅湯から始まる。

甘味のある酸味で身体が温まる。

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2022年01月27日

「美山荘 夜」 京都・花背・日本料理

夕刻に「美山荘」に到着。
一風呂浴びてカウンターにて食事が始まる。
正月らしいしつらえ。

 

 

くるみ ごまめ 黒豆 ふきのとう 数の子

新たな気持ちで食事に向かう。

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2022年01月26日

「モトイギョーザ」 京都・柳馬場錦小路・餃子

フランス料理の「MOTOI」のシェフ・前田元さんがプロデュースする餃子店。

元は、前田さんの子供が食べる餃子を作り、それが評判を呼びこの店を作ることとなった。

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2022年01月24日

「桃太郎ルクア大阪店」 大阪・梅田・お好み焼き

お好み焼き「桃太郎」のいもすじねぎ玉を食べた。
おそらく6年ぶりだと思う。
ルクアのオープンが2015年。開店当初に訪れた記憶がある。
確かそれ以来にちがいない。

 

目の前の鉄板で種々のお好み焼きが焼きそばなどが調理される。
ソースが焼ける匂いなどが鼻をかすめる。
コテで切り分け、口に運ぶ。
その瞬間、色々な記憶が蘇ってきた。

 

最初に「桃太郎」を訪れたのが30年以上も前のこと。
その頃は生野区桃谷にあった。開店は昭和36年。
60年以上の歴史を刻む店だ。
その時初めていもすじねぎ玉と出会い、感動を覚えた。
まずほくほくというか中に入ったジャガイモの解け具合というか、
溶けてゆく様に驚いたのである。
次にすじを噛んだ時に弾けるコクとうま味。
それらが生地に溶け込んでいるのだ。
お好み焼きの新たな世界を見たような気がした。

 

この日もしばらく口にしていなかった当時の感動が確実に蘇ってきたのである。最近は鉄板焼きの店で締めに豚玉を食べることが多かった。
それは美しく成形され、モダンな姿であり、一つの到達点だと思う。

 

だが、混ぜ焼きの大阪のお好み焼き。

それも味を含ませたジャガイモやすじを入れることでお好み焼きの可能性を引き出してくれた味わいに、再び大きな感銘を感じたのだ。
この世界をしばし忘れていた自分を恥じるぐらいの衝撃を受けたのだ。

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2022年01月19日

「here」 京都・御池西洞院・カフェ&カヌレ

昨年あたりからエスプレッソが気になっている。
とはいえ、これまであまりエスプレッソを飲んでいなかったことに気づく。
今年はエスプレッソを飲む機会が増えそうだ。

 

京都西洞院御池下にある「here」はコーヒーとカヌレという言葉が付いている。

 

 

初めての訪問。

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2022年01月12日

「麺面閣」 京都・金閣寺・ラーメン店

京都の北に「伯楽家常菜」という中華料理店がある。
家常菜とは日常の食ということ。
カウンターに座って食事をしたことがある。
カウンターの向こう側は見えないのだが、向こうから聞こえてくるのは鍋を振るカンカンという音と中国語ばかり。
まるで中国にいる気分。

 

その「伯楽家常菜」がラーメン専門店を開店させたという情報をえた。
これは出かけなければならない。
金閣寺に近い場所。

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2022年01月11日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

年末恒例の「くいしんぼー山中」。

メンバーが増え、昨年末は16名の会となった。

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2021年12月27日

「祇園一道」 京都・祇園・鉄板料理

鉄板焼きの店だが、唯一無二の存在。
主人の関孝明さんは、和食の修業の後、ホテルの鉄板焼きで務めた経験がある。あとは本人の創意工夫の賜物ともいうべき料理が並ぶ。

 

海老芋は味を含ませ揚げる。

そこに白トリュフ。
海老芋の味わいはしっかり、白トリュフの香りも鮮烈。

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2021年12月22日

「大阪とらふぐの会 プレミアム」 大阪・ふぐ・同心

この季節になるとふぐが食べたくなる。
京都の仲間が揃ってふぐとなった。
昨年この店を訪れ気に入ったメンバーばかり。

 

まずは白子のすり流しで身体を温め、ふぐへのプレリュード。

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2021年12月21日

「イグレック」 京都・四条木屋町・カレーライス

木屋町四条上がる。
小さなビルの二階に「イグレック」がある。
カレーライス専門店。

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2021年12月20日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

「tanpopo」大阪・北新地・鉄板料理

 

鉄板焼きである。
メインは豚玉だが、そこに至るまでの料理が楽しい。
アラカルトとコースがあり、この日はコースとした。

 

まずは

赤穂・坂越の牡蠣のソテー 九条ネギのソース
ぷっくり太った牡蠣は甘みと苦味の双方を醸す
九条ネギのソースのほろ苦さもいい感じだ。

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2021年12月17日

「仁修楼」 京都・紫竹・中国料理

ここのカウンターに座るとワクワクドキドキする。
漢字が並ぶ献立があるのだが、食材の検討はつくが調理法までわからない。
想像を膨らますのが楽しい。

蒸し鶏から始まる。

半生状態の火入れから4時間寝かして提供する直前に紹興酒で蒸し上げる。
酔っ払い蒸しという感じ。
ひな鶏はしっとり。香りも素敵。
新たな出会いに気持ちが盛り上がる。

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投稿者 geode : 11:36

2021年12月16日

「喫茶葦島」京都・河原町三条・コーヒー店

河原町三条東南角、ビルの5階に「喫茶葦島」はある。
エレベーターを降りるとすぐに店内。
テーブル席とL字型のカウンター。
カウンターに腰を下ろす。
黒縁の眼鏡をかけたマスターのはにかむような笑顔に出会う。

 

この日は遅めのランチとしてカレーライスと中深煎りの葦島ブレンド。

まずはカレー。

皿を二分するようなスタイルでカレーのルウと白ご飯。
ビジュアル的にも美しい。
ルウを口に運ぶ。
しっかり野菜が煮込まれた甘味を感じる。
次にスパイシーな辛味がやってくる。
白いご飯と食べる。
まろやかさが生まれる。
辛味と野菜の甘さがいいバランスで同居するという感覚だ。

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2021年12月14日

「Restaurant Koke」 京都・室町二条・スペイン料理

道路からのアプローチが麗しい。
紅葉の赤い色が印象的である。
店内は静謐した雰囲気が流れる。
といっても堅苦しいことはない。

カウンターとテーブル席。
カウンターは8席、テーブルは4席が2テーブル。

Kokeからのメニュー通りの記載

水 このビルはidoというネーミング。

七谷地鶏のコンソメ 地下水を使う
澄ますのに卵白ではなく鶏のミンチを使ってコンソメに仕上げる。
迫ってくる味わい。

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2021年11月30日

「かぶと」東京・池袋・うなぎ

日本料理で、寿司、天ぷら、うなぎはそんなに変化のないジャンルだと思っていたが、天ぷらは静岡の「成生」の出現によって、随分進化したと感じていた。うなぎについては昨年同じく静岡の「瞬」のうなぎを食べ、新たな世界を感じていた。

 

11月の初旬、東京・池袋の「かぶと」という鰻屋で、またうなぎの新しい動きに出会った。

 

これまで鰻といえば、蒲焼がほとんど。
しかし「瞬」もそうなのだが、これまであまりなじみのなかった部位を際立たせることで、個性を出していた。

 

一般的にうなぎが食べられるようになったのは江戸・元禄時代以降。
蒲焼がポピュラーではあるが、以前は筒切りにした印籠煮など多彩な調理法があったとも言われる。

 

ここ「かぶと」ではエリ、ヒレ、肝などの部位は串焼きと。


それぞれ食感や味わいに差異があり楽しめた。

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2021年11月29日

「草庵」金沢・白山・蕎麦

金沢駅から車で約30分ぐらい走る。
11時半から16時までの営業。
12時ぐらいに到着するとすでに15組以上のお客さん待ち。
名前と電話番号を記し、駐車場で待つ。
秋から冬へ向かう風景が広がっている。
空にはパラグライダーが飛んでいる。

 

約30分強待ったのちに入店。

店内は結構広く、回転も早い。

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2021年11月26日

「ブランコ」金沢・堀川町・スペインバル

金沢の大好きなスペイン料理「レスピラシオン」のカジュアルバージョン
金沢駅から歩いて5分ほどにある「ブランコ」。
何軒か店舗が並んでいるが、各店が醸し出す雰囲気がいいのだ。
懐かしいのだが新しい。

 

生ハムの盛り合わせ

このクオリティが見事であった。
香り、食感、口の中で広がるうまみなどなど
同席のメンバーも「これなかなかすごいですね」と賞賛。

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投稿者 geode : 10:00

2021年11月24日

「アコルドゥ」奈良・水門町・スペイン料理

奈良フードフェスティバル「シェフェスタ」の一環
「アコルドゥ」の川島宙シェフと「里山十帖」の桑木野恵子シェフのコラボレーション。
テーマは「自然 発酵 浄化 信仰 生きる者」

 

まずは「アコルドゥ」の庭でウェルカムドリンク
大和橘水を飲みながら談笑

 

アペリティフ

野迫川・アマゴとその卵 セロリ 吉野青リンゴ 大和当帰
宇陀菊菜ジュ 米当帰チップ 春菊・パプリカシートの枯葉 アマゴの皮
奈良の自然を盛り込んだ感覚を覚える

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投稿者 geode : 10:00

2021年11月16日

「赤いうちわ」 兵庫・三木・焼肉

年に一度、この時期に決まって訪れる「赤いうちわ」。
ロードサイドの名店である。
いわゆる一般的な評価の当てはまらない店。

この季節は松茸。
もちろん牛肉のすき焼きや炭火焼きは年中通して名物だ。

丹波黒豆の枝豆

しっとりとした食感にじんわりした甘さ。

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投稿者 geode : 10:00

2021年11月11日

「廣屋珈琲店」 大阪・箕面・コーヒー専門店

甲子園口にあった「廣屋珈琲店」が箕面に移転して3年が過ぎる。
甲子園口では10年営みを続けていたという。

移転して初めて訪れた。
ようやくたどり着いたという気持ちである。

一軒家。自宅兼店舗、住宅街にある。
店内はカウンターとテーブル席。

テーブル席に座って、メニューを見る。
気になるコーヒーはいろいろあったが、やはりマンデリン。

深煎りネルドリップ。
ほぼ全ての豆が深煎り。
これは嬉しい。

20グラム 80度の湯で抽出。
自家製のこじんまりしたネルドリップを使う。

じっくりと湯が豆を湿らせ、それがポットに落ちてゆく。
香りがこちらに届き、その姿を眺めているだけで気持ちが高揚してゆく。

続きを読む “「廣屋珈琲店」 大阪・箕面・コーヒー専門店”

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2021年11月09日

「ぽん多本家」 東京・上野・とんかつ

東京では、ときたまトンカツを食べる。

関西はビフカツだが、やはり東京はトンカツである。
トンカツ専門店は相当あるが、
関西にはビフカツ専門店(最近増えている牛カツは別として)はない。

数十年振りに上野の「ぽん多本家」に伺った。
ここではメニューにトンカツではなくカツレツとある。
豚肉のロースをカツにするのだ、そう表記されているのだろう。

この日はカキフライも注文をした。

ぷっくりとした牡蠣が心地よさそうに衣に包まれている。
その衣をかき分け牡蠣にたどり着く。

歯を入れると、牡蠣の肉と液体が一気に口中で溢れる。
コクとかすかな苦味を感じる。
レモンだけもよし、タルタルも良しである。

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2021年11月05日

「草枕」 東京・西新橋・珈琲

東京に行き、時間があると訪れるコーヒー専門店「草枕」。

手回しの焙煎機、深煎り、ネルドリップという僕が好きな3要素がある。
数年前に閉店した表参道の「大坊珈琲店」のスタイル。

店内はカウンターとテーブル席。
テーブル席にも本棚があり、美術関係の書物が並ぶ。
カウンターには文庫本がずらり。
この環境もかなりの好みである。

カウンターに座りメニューを読む。
この日はデミタスとした。
なんとバーナードリーチの器でデミタスがサーブされた。

風合いがなんとも温かい。
後ろの文庫本との風景もいい。

口に含む。
苦味はあるのだが、重たくない。
さらりとした苦さがあり、馥郁たる香りもある。

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投稿者 geode : 10:28

2021年11月01日

「石臼引き十割蕎麦 八-HACHI-」 大阪・天神橋筋六丁目・蕎麦

「石臼挽き十割蕎麦」とある。

ここは「き田たけうどん」の木田武史さんの
類稀なる発想から誕生したスタイル。

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2021年10月29日

「蕪木」 東京・蔵前・コーヒー専門店

角を曲がると香りを感じる。
コーヒーを焙煎する香りだ。

それもかなり深煎りだと感じる。
旧い建物が目に飛び込んでくる。

長く伸びた煙突が、焙煎機からだとすぐにわかる。
小さなビルの入り口は、コーヒーの煙から生まれる色合い。

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2021年10月27日

「番屋 燁」 大阪・堺筋本町・日本料理

「番屋 燁」久しぶりの訪問。

U字型のカウンターはほぼ満席。

いつも活気溢れる店というのがうれしい。
スタッフ男性二人の動きが素敵である。

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2021年10月20日

「東山ニコ天」 名古屋・東山・きしめん

なんとなくだが、きしめんが気になる。

ちょうど名古屋で昼食を食べることになり、
マッキー牧元さんに援軍を頼んだ。

すると驚くべき原稿というかレポートが届いた。
極端なことを言えば、きしめんの概念が変わった、
というぐらいに鮮烈な文面であった。

同行する仲間にそれを回覧。全員文句なしの賛同である。

オープン20分前に到着。
運よく待たずして入店。

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2021年10月19日

「のんび荘」 長野・飯田・蕎麦

長野県飯田市の「柚木元」に出かけた。

夜は「柚木元」と決めていたが、昼は迷っていた。
すると「柚木元」のご主人が勧めてくれ、
おまけに奥様がその蕎麦屋まで案内していただいた。

山の中に入ってゆく。案内役の存在はありがたかった。

店名は「のんび荘」。

蕎麦と料理民宿である。

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2021年10月18日

「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹

静岡駅からタクシーに乗る。

「鰻の『瞬』にお願いします」
「ああ、有永のね。駅からタクシーに乗られる方はだいたい
『成生』か『瞬』です」とのこと。
数年前とは事情がかなり変わったようだ。

カウンターに陣取る。
松茸と香茸がたっぷり。

季節の産物である。
香りが立ち込め、気持ちが高揚する。

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2021年10月11日

「villa della pace(ヴィラ・デラ・パーチェ)」 石川・七尾・オーベルジュ

今年の初夏に続き2度目の訪問。
ファンタジーの世界である。

金沢駅からレンターカーで七尾に向かう。
約1時間半で「ヴィラ・デラ・パーチェ」に到着する。

同行のシェフが「わぁ、この風景からご馳走ですね」と興奮気味だ。
全くの同感である。

秋の日差しを感じながら食事が始まる。

蕎麦がき

「エンジンがかかります」とサービスの声。

キノコの端材などを使ったスープに蕎麦がき。
カタクリをまぶし一旦あげる。
青柚子の香りもきいている。
まさにエンジンがかかる。

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2021年10月07日

「すし善」 京都・三条新町・寿司

初めて出前を取った。
京都三条新町にある「すし善」。
ここではいつもちらし寿司を食べる。

ちらし寿司といっても、
豪華な魚介類がどっさりすし飯の上に乗っかるところが多い。

うどん屋さんなどで良く見かける、ばらちらしという
すし飯に具材がしっかり混ぜ込んであるタイプもある。

ここのちらしは魚介類がどっさりなのだが、
上ではなく錦糸卵の下に隠れているタイプ。

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2021年10月05日

「川原町泉屋」 岐阜・川原町・川魚料理

多くの料理人が「夏は泉屋に行って鮎を食べないと」と。

今春、「泉屋が寿司を始めたようだ」という声が聞こえてきた。
その噂を確かめるべく、夏に連絡を取った。
寿司を始めたのは事実。

季節的には9月以降がいいとのこと。

まずは
サラダと和良川の鮎のカルパッチョ

サラダには鮎チョビも含まれる。
舌を包み込む味わい。

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2021年09月24日

「L’évo(レヴォ)その3」 富山・利賀村・オーベルジュ

料理が終わる頃には、すっかり「L’évo(レヴォ)」の虜になっていた。

ロケーション、食材、調理法、インテリアなどが
身体に入り込んできたような感じである。

さてデザートだ。

大人のクリームソーダ

メロン コンカ豆のアイスクリーム
メロンのグラニテ ベルベーヌのエスプレッソ トンカ豆

まさに食べた感覚は、甘味・発泡性・酸味などクリームソーダである。
要素を一旦解体し、それをいかに組み立て直すか。
楽しいデザート!

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2021年09月22日

「L’évo(レヴォ)その2」 富山・利賀村・オーベルジュ

すっかり「L’évo(レヴォ)」の世界に浸ってきた。

越中青バイ

火が入ると甘味と旨みがムクムクと起きてくる。
貝の泡のソース 肝のソース モロッコインゲンなど

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2021年09月21日

「L’évo(レヴォ)」 富山・利賀村・オーベルジュ

2年ほど前のことである。

富山の「鮨人」という寿司屋で食事をした後に
「ひまわり食堂」というカジュアルな店で
富山の料理人が集まっているということで、合流した。

場の盛り上がりはすごかった。
若い料理人が、これから自ら進む道に対する熱い思いを語ってくれた。

そこに「L’évo(レヴォ)」開業準備中の谷口英司さんがいた。
スマホの画面を見せながら「カエルは次世代の貴重な食材です」
と話してくれたことが、その画像と共に強くインプットされた。

その「L’évo(レヴォ)」がオープンした。

何回かチャンスを逃し、ようやく7月に伺うことができた。
大阪から数名、車での移動である。
富山や金沢からでもかなりの時間を要する。

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2021年09月17日

「ザ リビングルーム」 京都・パークハイアット京都・ラウンジ

京都東山にあるパークハイアット京都の「ザ リビングルーム」。
アフタヌーンティーが楽しく、コンセプトが興味深い。

一般的なアフタヌーンティーは立体的な器に料理が乗る。
だが、ここは一皿ずつ出来立てが供される。
そこに日本産の茶葉を使ったティーペアリングが提案される。

サーモンのグラブラックスと自家製ヨーグルト
無花果とカシスのムース

サーモンはねっとり、そこに野菜の食感
ヨーグルトの酸味 ここで胃袋にスイッチが入る。

無花果にカシスのムースが寄り添う。
この一皿で、アフタヌーンティーへの思いが伝わってくる。
お茶は 煎茶 カモミールオリジナルブレンド

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2021年09月14日

「らーめん杉千代」 京都・河原町四条・ラーメン

かつて葛野大路御池上ルにあった「らーめん杉千代」。
絶頂期の2009年に閉店。その存在を惜しむ声がかなり多かった。

その「らーめん杉千代」が、最近河原町四条に再開した。

多くのラーメン(というか「らーめん杉千代」)フリークが行列をなしている。

これは気になる存在。
以前クルマに乗ってよく出かけた店である。
13時過ぎに訪れ、運良く一人であったのでカウンターに座ることができた。

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2021年09月10日

「レスピラシオン」 石川・金沢市・スペイン料理

同行した料理人が
「厨房に結構人数がいるんですが、ほとんど喋らないのです。
 指示する声が聞こえてこないんです」と話した。

チームワークの良さ、それぞれが自らのポジションを良く理解し、
無駄な動きや会話が必要ないということ。

奥にウエイティングができ、そこで飲むお茶で気分が変わる。

スタートはシグネチャーメニューでもある
インパクト甘海老。

甘海老をあますところなく一つの料理に仕上げた。
メニュー通りのインパクト。
口中が甘海老に占領されてゆく。

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2021年08月20日

「まんてん」 大阪・谷町9丁目・焼肉

地下鉄谷町9丁目駅下車。

その交差点北東角に建つビルの一階の通路の奥にある焼肉店。
「まんてん」という店名が素敵だ。

以前は様々な牛肉を使っていたが、現在は但馬玄オンリーとなった。

キムチの盛り合わせ

これで胃袋活性化を促進する。

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2021年08月12日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

本日(8月12日)より8月16日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

8月17日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者 geode : 10:00

2021年08月11日

「八坂」 京都・高台寺 パークハイアット京都・レストラン

京都は高台寺にある
「パークハイアット京都」の「八坂」という鉄板レストラン。

なんといっても眺望が素晴らしい。

夕暮れ時から始まる食事。
マジックアワーである。

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2021年08月10日

「亀の池 浪速」 大阪・南森町・鰻

大阪天神橋2丁目
繁昌亭の側にある鰻料理店「亀の池 浪速」

かつて読売テレビが近くにあった時代、
テレビのディレクターとよく訪れた一軒である。

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投稿者 geode : 10:00

2021年08月06日

「UPSTAIRZ Lounge, Bar, Restaurant」 大阪・北新地 Zentis Osaka・レストラン

大阪の北新地にある「Zentis Osaka」というホテルで
「salon de Zentis」Vol.1 Billie Holiday なるイベントがあった。

プロデューサーの立川直樹さんがセレクトしたアーティストのレコードを
ハイエンドオーディオで聞きながら、立川さんのトークも楽しむという内容。

開催日の7月17日は、ビリー・ホリデイの命日でもあり、彼女の楽曲がずらりと並んだ。
最後は、奇しくもジョン・コルトレーンの命日も同日であったことから
同じ曲を、二人のプレイでそれぞれ聴くことができ圧巻であった。

その後、食事を楽しんだ。

前菜
鮎のヴァリエ
鮎のテリーヌ タイムと木の芽の香り 焼き茄子のアイス 大長茄子の揚げ浸し

最初からビジュアルに訴える力も強く、茄子は脂分との相性もよく刺激的なスタートの一品となった。

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2021年08月04日

「鳥匠 いし井」 大阪・西天満・焼き鳥

人気の焼鳥店「鳥匠いし井」
福島から西天満に移転して2度目の訪問。
この日は2階のカウンターとなった。

自家製の烏龍茶「白桃烏龍茶」これが素敵だ。

香り高い一品。

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2021年07月30日

「三ツ豆珈琲」 兵庫・苦楽園・コーヒー店

過日、初めて訪れた苦楽園の「三ツ豆珈琲」で楽しい思いをした。

その時に「今度はチーズケーキを味わってください」とのコメントをもらっていた。
それが気になり再訪である。

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2021年07月20日

「HJ GALLERY」 奈良・富雄・ギャラリー

奈良の富雄に「HJ GALLERY」という週末開催のギャラリーがある。
ここは北条工務店が母体。

センスの良さとセレクトするモノ、そして企画するコトはいつも刺激的である。

先日2日間のイベントに参加した。

かき氷とお菓子のコラボレーション。
DERBARの熊倉真次さんと 萌菓の西尾萌美さん

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2021年07月15日

「MOTO COFFEE」 大阪・北浜・コーヒー

コーヒー好きの友人と久しぶりに会うこととなった。

これまた久しぶりに、北浜の通称ライオン橋側にある
「MOTO COFFEE」に出かけた。

コロナの影響で、入店人数と時間制限を設けているせいか
かなりの混みようである。

ちょうど2階のお客様が帰られたタイミングで入店。
まずレジでメニューを決め、精算を済ます。

グアテマラとティラミスにした。
2階はテーブル二つ、テーブル上にはアクリル板設置。

グアテマラは軽やかだが、苦味はきちんとある。
その特性をうまく引き出した焙煎と抽出。
すっと喉を通ってゆく。

ティラミスは、リキュールの香りが少し主張する。
柔らかな口当たり、口中で解けてゆく感じなどが秀逸。
グアテマラとの相性も素晴らしい。

 

流れる川と中之島を眺めながらのコーヒー談義を満喫した。

 

 

「MOTO COFFEE」
大阪市中央区内北浜2-1-1 北浜ライオンビルディング
06-4706-3788

投稿者 geode : 12:00

2021年07月14日

「Tea Saloon musica」 兵庫・芦屋・紅茶専門店

芦屋の「メツゲライクスダ」で生ソーセージを購入し芦屋駅に向かって歩いていると、
旧い集合住宅が目に入り、そこは種々のテナントが入居していた。

なんと、発見したのが「Tea Saloon musica」という文字。

かつて堂島にあり、そこで紅茶に目覚めたと言っても過言でない存在。
懐かしさと同時に喜びが生まれた。

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投稿者 geode : 14:30

2021年07月13日

「時分時」 大阪・本町・鉄板焼き

鉄板焼きは可能性の高いジャンルである。

大阪本町の「時分時」は、その先駆者の一人といっても良い存在。
この店を訪れてから20年以上の歳月が流れる。

海老パン。

海老の風味で食欲が目覚める。

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2021年07月12日

「深煎自家焙煎珈琲 星霜珈琲店」 大阪・天満橋・コーヒー専門店

自家焙煎になって7年以上の歳月が流れる。
店内の白い壁が、やや茶色くなっている。

店内はテーブルが心地よく配置され、手回しのロースターがある。

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投稿者 geode : 10:00

2021年07月05日

「三ツ豆珈琲」 兵庫・苦楽園・コーヒー店

夙川に「夙川サニーガーデン」というビルがある。
瀟洒な建物で、苦楽園界隈がフランス料理店の聖地であった頃によく訪れた。

そこに深煎りのコーヒー店があると、以前から聞いていた。
少し前に伺ったのだがあいにく定休日であった。
ようやく訪れることができた。

店内に足を踏み入れると、目に飛び込んでくるのが
オールドプロバットと呼ばれる大型の焙煎機。

まず、この姿に感動する。

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投稿者 geode : 14:01

2021年06月29日

「蕃YORONIKU 恵比寿」 東京・恵比寿・焼肉

久しぶりの「蕃YORONIKU 恵比寿」
週末の夜、満席である。

活気ある店内は勢いが満ちていると感じた。

突き出しは生豆腐に海草ジュレ

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投稿者 geode : 10:00

2021年06月23日

「草枕」 東京・西新橋・珈琲

新橋駅から歩くと程なく到着。

店の前に立つと、美味なる雰囲気が漂ってくる。

扉を開けて中に入ると、深煎りの香りが身体を包み込んでくれる。
深煎りジャンキーには、この瞬間に幸せな気持ちになる。

奥のカウンターに座る。

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投稿者 geode : 10:00

2021年06月22日

「生そば槐(きそばえんじゅ)」 石川・七尾・そば

能登半島七尾市で昼ごはん
友人がちょっと前に訪れおすすめされた。

古い民家がそのまま蕎麦屋になっている。
ご夫婦二人で営むゆえ、時間はゆっくり流れる。

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投稿者 geode : 10:00

2021年06月21日

「villa della pace(ヴィラ・デラ・パーチェ)」 石川・七尾・オーベルジュ

車で七尾市内から向かう。
海の風を感じる。

内海に面したロケーション。

まるで「イギリスの海岸のような風景」と同行の友人が言葉を発した。
まさにそのような風景である。

陽光が残っている室内でディナーは始まった。

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投稿者 geode : 11:57

2021年06月08日

「Restaurant Koke」 京都・室町二条・スペイン料理

4月中旬の開店後、程なくして訪問。

1ヶ月経過した5月後半ランチメニューに出かけた。
隣のテーブルには知り合いの編集者やライター、料理研究家など。

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投稿者 geode : 10:00

2021年06月04日

「鳥匠 いし井」 大阪・西天満・焼き鳥

大阪福島から西天満に移転して初めての訪問。

昼の回に伺った。
黒い建物が印象的である。

京水菜にズリのエンガワ、生姜で味をまとめる。

さっぱり感とエンガワの旨みがいい感じ。

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投稿者 geode : 10:00

2021年05月26日

「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹

鰻料理に対する印象が変わる一軒。

静岡駅から車で約20分ほど。
住宅街の中にある。

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投稿者 geode : 10:00

2021年05月24日

「セジール」 滋賀・南草津・ビストロ

南草津の「サカエヤ」で手当てをした牛肉を購入し、
同じ敷地内の「セジール」というレストランへ。

まずメインの牛肉は2種から選択。
 左は近江牛(新鮮)
 右が経産牛でランプとリブロースの2種

経産牛2種を選んだ。

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投稿者 geode : 10:00

2021年05月17日

「平岡珈琲店」 大阪・本町・コーヒー店

店頭に百年珈琲という文字が踊る。

創業1921年。

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投稿者 geode : 15:15

2021年05月11日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

「くいしんぼー山中」の近江牛に出会って
かなりの年数が経過する。

牛肉が何であるかをここで覚えたような気がする。

いつもカウンター。
マスターと話しながらの食事である。

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投稿者 geode : 10:05

2021年03月25日

「Cafe & Bar LIBER」 大阪・桜島・ホテル

大阪桜島駅すぐそばの「LIBER HOTEL」
USJ 8番目のオフィシャルホテルだ。

その中にある「Cafe & Bar LIBER」が3月1日リニューアル。
炭火焼のステーキを供するレストランとなった。

この日は鳥取県の食材を使ったコース。

アミューズ
黒毛和牛のショーソン 大葉の香り
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サシが入ったイチボを使う。
大葉の香りがふんわり生きる。

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投稿者 geode : 01:56

2021年03月22日

「とんかつ KATSU 華」 大阪・堺筋本町・とんかつ

「東京とんかつ会議」に対抗して
「関西カツカレークエスト」というプロジェクトを立ち上げ、ぼちぼち活動中である。

数名の食いしん坊から「とんかつ KATSU 華」の店名が聞こえてきた。

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先週11時半過ぎに店頭に到着すると、すでに行列である。

店頭にあるメニューを見ながらオーダーを考える。
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知人たちのオススメは、氷温熟成の氷室豚である。
同行の友人と「雪室熟成の越乃の黄金豚も気になるな!」と話しながら
氷室豚ロース150グラムと黄金豚のフィレ50グラムを一緒に盛ってもらうことにした。

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投稿者 geode : 01:27

2021年03月19日

「MAVO∞」 京都・祇園・イノベーティブ

下河原にあった「MAVO」が八坂通りに移転。

完全なるオープンキッチンである。
換気機能など素敵な空間となっている。

こちらは見事なティーペアリングが楽しめる。

アミューズ。
桜バーガーには桜鱒と山羊のチーズ
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イチゴのコンポート、黒オリーブのサブレ
「MAVO」のプレゼンテーションである。

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投稿者 geode : 01:29

2021年03月18日

「イノダコーヒ」 京都・三条堺町・コーヒー

京都を代表するコーヒー店「イノダコーヒ」。

本店は三条通り堺町下がる。
三条支店は三条通りに面してある。

本店の創業は1947年。三条支店は1970年、ちょうど大阪万博の年だ。
当時は物販コーナー、奥に円形のカウンターがありそこでコーヒーを飲んでいた。

現在は物販コーナーが極端に小さくなりテーブル席が増えた。

円形のカウンターは常連客が多く、そのカウンターに座ると厨房の様子が見える。
それもまた楽しく、常連客とスタッフが会話を交わす情景も微笑ましい。

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投稿者 geode : 01:49

2021年03月12日

「喫茶ジラフ」 京都・四条寺町・喫茶店

以前、モーニングが好きなコーヒー店があったのだが
ご主人が高齢で数年前に店を閉じた。

そのあとどんな店になっているのか、興味があった。
ようやく訪れることができた。

「喫茶ジラフ」とある。
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この時代には珍しく喫煙可と書かれている。

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投稿者 geode : 01:01

2021年03月11日

「Grand Food Hall!」 兵庫・芦屋・食品

芦屋に「Grand Food Hall!」という元気なショップがある。

開店15分ほど前に訪れたのだがすでに数名が開店を待っている。
その姿をみた途端に、この「Grand Food Hall!」の力を感じた。

開店と同時に入る。

水曜日限定の食パンがある。
点心食パン、中華料理の経験がある料理人が作ったようだ。

店内を見ていると多彩な品揃え。
一つひとつの商品につけられたメッセージには、スタッフの思いが詰まっている。
これは響くなと思った。

ピーナッツバターとアーモンドバターを購入。
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ナッツバターマシーンがあり、ここで作られたバターなのだ。

朝食だ。
点心食パンを焼き、それぞれのバターを塗る。
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風味は豊か、香りとコクもあるのだが軽い。
少しハチミツなどをプラスしたり、バターを薄く塗りその上に塗ってもいいなと感じた。

このナッツバターは、調味料や材料としても使える。
ベースの味として極めてしっかりしていると感じた。

いろいろなバリエーションを楽しみたい。

「Grand Food Hall!」
兵庫県芦屋市東山町6-6
0797-35-2020

投稿者 geode : 01:28

2021年02月16日

「鴨出汁中華そばROKU」 京都・河原町四条・ラーメン

ラーメンでいつも思うことがある。
「かえし」の存在。

「かえし」は日本のラーメンならではの存在でないかと思う。
この「かえし」が「ROKU」にはある。

昨年12月に開店した「ROKU」は
同フロアにある「ベルロオジエ」の岩崎裕司シェフのプロデュースによるもの。

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「鴨出汁中華そば」と銘打たれている。
数種類の鴨を使って出汁・スープを取る。

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投稿者 geode : 01:14

2021年02月09日

「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹

静岡駅からタクシーで約20分。
こんなところに飲食店があるのかと思うようなロケーション。

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お屋敷である。

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投稿者 geode : 01:00

2021年02月02日

「Fusible」 神戸・元町・創作料理

料理をジャンルで考えるクセがついている。
フランス料理や日本料理という枠組みで、どうしても料理をみてしまう。

思えば、料理なのだ。

そんなことを強く意識させてくれたレストランが
神戸・元町に昨秋オープンした「Fusible」である。

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基本は料理とドリンクをわせるペアリング。
アルコール、ノンアルコールどちらも用意されている。

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投稿者 geode : 01:16

2021年01月27日

「くちばしモダン」 京都・堺町通綾小路下ル・焼鳥

「くちばしモダン」という店名がいい。

カウンター内左側の小さな炭床で、店主は休むことなくずっと焼き続ける。
テンションの高さが伝わってくる。

まずはお通しだ。
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堀川ゴボウに人参、黒豆、オイル
春菊にかぶらの千枚漬け
高坂鶏に鶏ガラの煮こごり
もち米に日野菜
栃餅に紫キャベツ
海老芋、ブロッコリー 黒胡椒

壮観であり、一品ずつインパクトありだ。
これらを口に運びながらメニューを決めてゆく。

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投稿者 geode : 01:05

2021年01月26日

「美山荘」 京都・花背・宿

心地の良い朝を迎える。

テレビもない部屋でゆったりした時間と戯れる。
前夜と同じカウンターで朝食。

七草粥。
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嬉しい心配りに気持ちが高揚する。
滋味を感じる。

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投稿者 geode : 01:04

2021年01月25日

「美山荘」 京都・花背・宿

昨年この時期に訪れた際はほとんど雪がなかった。
だが今年は一面の銀世界。情緒あふれる「美山荘」。

ゆとりのあるカウンターで食事が始まる。
お福茶。
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年の始まりを意識する。

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投稿者 geode : 01:02

2021年01月14日

「かに吉」 鳥取・鳥取・日本料理

「ここの蟹は店では使えないけれど、やはり見ておく必要はありますね。
 ピンの蟹はこんなものだと知りました」
「こんな蟹を見るのは初めて。驚きです」
「蟹の概念が変わりました」

 同席した料理人のコメントである。

確かに「かに吉」のかには違う。

料理人にとって食材を選ぶ眼は大切。それを調理する腕前も大切。
そして食べる人を喜ばせたいという心持ちも大切だ。

新鮮で素晴らしい食材と、それを見事に調理する腕だけでは
日本各地からそんなに多くの食べ手が集まってくるとは思えない。

価格もそれなりである。
そこに素晴らしい蟹を全うさせたい、食べ手に喜んでもらいたい
という大将の執念があるからこその賜物だと思う。

蟹味噌から出た。
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全く蟹の匂いがしないが口に含むと味わいが広がる。
旨みの凝縮体。「かに吉」の世界に入り込む。

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投稿者 geode : 01:03

2021年01月13日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

ここ数年、焼肉店でもっとも多く足を運んでいるに違いない。

おさむちゃん夫妻の呼吸と牛肉の質と調理法。
3.3坪の店内も含めて「おさむちゃん」という店は成立する。

とにかく楽しいのが素晴らしい。
食べることは食材との会話であるが、ここではそこにおさむちゃんとの会話が組み込まれる。

この美しい霜降り。
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まずはこのご挨拶から始まる。

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投稿者 geode : 01:05

2021年01月07日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

牛肉が小豆色だ、ということを
「くいしんぼー山中」で初めて知ったのはいつ頃のことだろう。

少なくとも25年は経過している。

ここから福永喜三郎商店を知り、時折近江牛を購入する。
年末恒例のタンシチューを組み込んだコースである。

厨房で主人の山中さんが近江牛を切る。
リブロースである。
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これぞ小豆色の牛肉!気分が高揚する。

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投稿者 geode : 01:00

2020年12月14日

「中村屋」 京都・百万遍・寿司

包装紙は、助六が傘を広げて見得を切る姿。

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助六の愛人は揚巻という女性。

つまり揚げと巻きが入った寿司のセットを助六と呼ぶようになった。
なんとも洒落たネーミングだ。

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投稿者 geode : 01:06

2020年12月08日

「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥

素材を生かすも殺すも火入れだ、と改めて実感。

大阪の焼き鳥屋の雄「あやむ屋」のある夜。

定番の野菜と小野豆腐店の豆腐から。
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シンプルだが、印象は強い。

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投稿者 geode : 01:19

2020年12月07日

「そば切り 荒凡夫」 大阪・西天満・蕎麦

日曜日の西天満は静かである。
ほとんどの店が休んでいる。

馴染みの店も軒並み休みだ。
その中の一軒「荒凡夫」だけが営業中であった。

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いつもは、満席でなかなかは入れない。

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投稿者 geode : 01:00

2020年11月27日

「モトイギョーザ」 京都・柳馬場四条上ル・餃子

前田 元さん。マエダ モトイ と読む。

その名前を冠したレストラン「MOTOI」は京町家を素敵に改装したフランス料理店である。

前田さんは中華料理の経験が10年あり、その後フランス料理に転向
(というより初めからフランス料理志望であった)10年以上の歳月が流れる。

どこかに中国料理の要素が時たま顔を覗かせ、それが個性ともなっている。

餃子好きの娘さんのために作った餃子を「パパ餃子」としてコロナ禍に販売、
かなりの人気を呼んだ。

そして11月22日、ついに餃子専門店を開店させたのである。

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投稿者 geode : 01:42

2020年11月20日

「しあわせチーズ」 石川・金沢・スペイン料理

いま、金沢の「レスピラシオン」というスペイン料理店が気になっている。

幼稚園からの同級生3人がスペイン料理を学び、
石川県の食材をメインとしたスペイン料理店を開いたのだ。

昨秋初めて訪れ、発想の豊かさと質の高さに驚き、
3〜4ヶ月に一度ぐらいのペースで訪ねている。

テイクアウトのチーズケーキ「しあわせチーズ」は、誰に紹介しても期待を裏切ることがない。
当初は店頭もしくは通販であったが、評判の高さからJR金沢駅の商業施設「アント」に入った。

今回はその「アント」で求めた。
前日の夕方予約、翌朝8時半から営業開始なので午前中にピックアップした。

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中心に近いところの口どけの良さは格別である。
口中温度で溶けるとは、このような状態を現すのだと実感した。

食感と口どけは比類なきモノ。
紅茶と合わしたのだが、このマッチングも素敵であった。

飲み物とのマリアージュは、いろいろ試して見たい。

「レスピラシオン」
金沢市博労町67
076-225-8681

投稿者 geode : 01:16

2020年11月16日

「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店

「六曜社珈琲店」に初めて出かけたのは、およそ45年も前のこと。

当時大学に通う兄が、僕をこの店に誘った。
まさに大人の世界という感じがした。

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同時期に、兄は「イノダコーヒ」にも僕を連れて行った。
「イノダコーヒ」も素敵な空間であったが、こちらの方がなぜか緊張したのを覚えている。

おそらく兄が「六曜社珈琲店」の常連らと気軽に言葉を交わす様子に、
独特のサロン的な要素を感じていたのであろう。

中学から高校になり、珈琲店にも慣れ、次第に様々な珈琲店に足を踏み入れるようになる。
京都にも馴染みの珈琲店が増える。

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投稿者 geode : 01:24

2020年11月13日

「鳥さき」 京都・室町押小路・焼鳥

初めてここ「鳥さき」のもも肉を食べた時に、
焼き鳥には保水性が大切だと思った。

焼きながらいかに内側に旨みの要素(液体)を閉じ込めるか、
それが技術なのだと感じた。
同じ部位でも焼き手によって味わいは大きく異なると思う。

主人の畑智己さんをはじめスタッフが全て丸刈りである。

畑さんは、串を炭台に見事に一直線に並べる。この美しさ。
そして均等に火が入るように串を動かす。
無駄のない動きに魅せられる。

スタートは野菜の甘酢から。
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投稿者 geode : 01:39

2020年11月09日

「麩屋町 うね乃」 京都・麩屋町押小路・おでん

「麩屋町 うね乃」は出汁を扱う「うね乃」さんのおでん屋。
出汁をいかに工夫するかがテーマだと思う。

湯葉汁。
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「よくかき混ぜてお召し上がりください」と。
湯葉のほのかな甘味を感じる。

大徳寺納豆が歯に当たる。
よくかき混ぜる要因はこれであったのだ。

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2020年10月19日

「なにわ翁」 大阪・西天満・蕎麦

新蕎麦の季節がやってきた。
蕎麦屋さんの店頭に「新蕎麦」という文字がおどる。

西天満の「なにわ翁」に久しぶりに訪れた。
新蕎麦の季節だが、店頭の「子持ち鮎のそば」という言葉に惹かれた。

ちょうど数日前に京都の料理屋で子持ちの鮎の塩焼きを食べたばかりであった。
そのほっくりした味わいを思い出しながら、このメニューを注文しようと思ったのだ。

週末の店内、テーブルが埋まり、程よい盛り上がりであった。

その子持ち鮎の蕎麦を頼む。
鮎は煮浸しとも記されていた。

テーブルに届いた。
子持ち鮎がどんと真ん中にいる。
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まずは出汁を飲む。
しっかりとした味わいに鮎のコクが溶け込んでいると感じた。

続いて蕎麦をたぐる。
出汁の味をまといながらも蕎麦の香りも生きている。
関西人には、この出汁とのマッチングも大事な要素である。

そして鮎を食べる。
頭をかじる。骨などがほぼ当たることなく、口の中に甘味が広がる。

蕎麦を食べる。鮎を食べる。出汁を飲む。
この繰り返しが快楽につながってゆく。

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投稿者 geode : 01:53

2020年10月13日

「大阪とらふぐの会」 大阪・天満・ふぐ

会員制のフグの店である。

会員といっても入会金があるわけではなく、
会員同伴で訪れた人ならよほどのことがない限りは入会資格がある。

初訪問。
緊張感と期待などが入り混じる。

画像はないが皮のポン酢から始まる。

てっさには鱧の肝がつく。
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軽やかでかつ味の余韻が長い。

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投稿者 geode : 01:44

2020年10月12日

「美美」 博多・赤坂・コーヒー専門店

「美美」でコーヒーを飲む。
これは福岡では欠かせない行為である。

ネリドリップの楽しみを知った一軒。

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閉店した東京の「大坊珈琲店」とともに、
僕がコーヒーに深く関わるきっかけをいただいた店でもある。

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投稿者 geode : 01:32

2020年10月09日

「とりやき八」 福岡・薬院・焼鳥

凛とした佇まい。
コの字型のカウンター。

清潔感満載の「とりやき八」。

鶏は綺麗なケースに入っているのを見た途端に喉がなる。
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鶏の迫力が半端ではない。

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投稿者 geode : 01:23

2020年10月06日

「熟豚」 京都・山科・とんかつ

店名の「熟豚」からして素敵だ。
気持ちが動く。

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移転後、初めての訪問。

鹿児島の「ふくどめ小牧場」のサドルバックという、
いま僕が最も好む豚を扱っていることも、再訪の大きな要因である。

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投稿者 geode : 01:03

2020年09月30日

「かっぱ梶岡」 大阪・豊中・焼肉

ご夫妻の呼吸が素晴らしい。
ご主人の声は甲高く、それが心地の良い響きである。

ハラミの凄さは香りとコクだ。
タレ焼きを白いご飯に乗せて食べると、至福だと感じる。

カウンターとテーブル席。
この日はテーブル席で8名であった。

まずはもやしで口を湿らせる。
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2020年09月29日

「三嶋亭」 京都・三条寺町・すき焼き

京都の「三嶋亭」といえば、
精肉店であり、すき焼きの名店としても知られた存在である。

旧い建物だ。階段を上がり、テーブル席に向かう。
小さな個室でランチミーティング。

仲居さんが全てを取り仕切ってくれる。

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まずは分厚い鉄板に砂糖を敷き、その上に牛肉を並べる。
そして醤油を垂らす。

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2020年09月25日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

3.3坪 7席(最大8席)の店が「おさむちゃん」。
1日3回転というすごい店である。

おさむちゃんは喋る喋る。奥さんのめぐちゃんの間が見事なのだ。
ツッコミながらボケる。これも魅力の一つ。

といっても、最大の要因は牛肉。
それはおさむちゃんと西田さんという精肉店の堅い結びつき。

「おさむちゃん」の暖簾が綺麗になった。

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2020年09月16日

「カフェ・ド・ノール」 北海道・札幌・コーヒー専門店

札幌に行くと訪れる珈琲店が何軒かある。
その一軒が「カフェ・ド・ノール北海道ビル店」。

以前はすぐそばのホテルに泊まることが多かったので、よく訪れた店。
スタッフやオーナーと顔見知りになり、色々コーヒーや音楽などの話題で盛り上がっていた。
札幌に住む親戚がジャズ好きで、ここで一緒にジャズの話もした。

おそらく一年振りの訪問。
女性のスタッフが変わっていた。
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音楽は相変わらずJBLのスピーカーから。

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2020年09月11日

「饂飩店 よこやま」 京都・寺町今出川下ル・うどん

「ごまざる、オススメです」と教えてもらい、すぐに出かけた。

開店は11時半、少し早めに行った方がいいというアドバイスをもらいその通りにした。

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11時15分くらに店頭に到着、一番乗りだ。程なく行列ができる。
30分直前に暖簾がかかり、入店。すぐに満席状態。

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2020年09月09日

「セクションドール」 京都・岡崎・タンドリーチキン専門店

タマネギを口に含んだ瞬間に鮮烈な甘さを感じた。
その他、人参、なす、じゃがいも、ビーツ、大根などの野菜。

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それぞれの凝縮した味わいは凄みを帯びていた。
以前からそれを感じていたが、この日はなお強力に感じられた。

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2020年09月03日

「雨は、やさしく」 北海道・札幌・ラーメン

札幌ラーメンニューウェーブ系の人気店。
「雨は、やさしく」という店名からしてユニークだ。

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2020年08月31日

「アトリエ・モリヒコ」 北海道・札幌・コーヒー

「森彦」といえば、北海道を代表するコーヒー店の一軒。

札幌には数軒、コンセプトの異なる店がある。
その一軒が「アトリエ・モリヒコ」。

アトリエとネーミングされているように、店内はアンティークな雰囲気が漂っている。
テーブルもその柔らかな空気感がいい感じだ。

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2020年08月27日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

数日前から鉄板焼きが食べたくなっていた。

大阪北新地の「Tanpopo」が頭には浮かんでいた。

オーナーシェフの神谷さんは
熱の伝導率が異なる鉄板と銅板の2種類を使い分ける。

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投稿者 geode : 01:05

2020年08月26日

「レスピラシオン」 石川・金沢市・スペイン料理

相性が合うレストランというのがある。

それは料理だけでなく、店の設え、サービスの感じなど
様々な要素が巧みに重なり、気持ちが高揚するのだと思う。

金沢の「レスピラシオン」はそのような一軒。

食いしん坊仲間と出かけた。
仲間たちもスタイリッシュな店内と町屋の外観に驚いていた。

始まりは定番の「インパクト 甘海老」
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甘海老を余すところなく使った料理。
殻や尻尾を砕きタルト生地を作る。

その上に身をのせ、味噌で作ったシートをかぶせる。
料理名が示すような甘海老の刺激がすごい。

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2020年08月25日

「六条新町 招福亭」 京都・六条新町・麺処

京都の街場の麺処である。

のれんには「生そば 招福亭」と記され、提灯には「茶そば 招福亭」と書かれている。
名物は茶そば。

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店内はテーブル席、壁に向かうカウンター。
地元で愛される店の雰囲気が色濃く漂っている。
女性のサービス陣の愛想の良さも嬉しい。

献立は典型的な麺処。
麺類から丼物までのラインナップ。

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投稿者 geode : 01:09

2020年08月24日

「アッサンブラージュ・カキモト」 京都・竹屋町寺町・パティスリー

「アッサンブラージュ・カキモト」はパティスリーだが
月に何度か夜、ディナーコースが催される。

垣本晃宏さんは、パティシエであり、ブーランジェリーでもあり、
そしてキュイジニエでもあるのだ。

三つの顔を持った垣本さんが繰り広げる世界のクオリティの高さは比類なきだと思う。

トウモロコシ 天草雲丹 コーヒー
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コーヒーの泡の香りがインパクトあり。
トウモロコシはムース状。

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投稿者 geode : 01:54

2020年08月21日

「丸久小山園」 京都・御池西洞院・茶房

猛暑が続く京都のお盆。

昼下がりに氷を食べにゆく。
京都はかき氷の激戦区である。
選択肢は多く、それぞれ特徴あり。

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「丸久小山園」は宇治で元禄年間に茶の栽培と製造を始めた。
以来、品質を守りながら現在に至る。

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投稿者 geode : 01:13

2020年08月17日

「やきとり あお山」 神戸・夙川・焼鳥

ずっと気になっていた一軒。
親しい友人からも聞いていた。

小さなカウンターの中に炭床がある。炭と網の距離が近い。

黙々と鶏を焼くのが主人の青山正人さん。
コックコートに身を固め、コック帽もきちんとかぶる。
まさに西洋料理のコックさんという佇まい。
こちらの気持ちもシャキッとする。

この地で店を開いて今年で29年目を迎えるという。
隣で客席の動きなどを観察し、サポートするマダムの姿も素敵である。
若いスタッフ2名の動きも無駄なく美しい。

突き出しは、鱧の落とし。
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やや甘めの玉味噌がいい感じ。

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投稿者 geode : 01:00

2020年08月07日

「蕎麦流々 千角」 京都・祇園・蕎麦

以前は東大路通添いにあり、十割蕎麦という文字が目立った。
この春、大和大路四条下るの細い路地の中に移転をした。
わかりにくいところである。

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投稿者 geode : 01:18

2020年08月04日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

「monk」は自粛期間中にテイクアウトのピザを購入したが、
昨年以来初の食事だ。

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雰囲気は依然と全く変わらず、
オーナーシェフの今井義浩さんも同じスタンスで料理を作り続ける。

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投稿者 geode : 01:26

2020年07月28日

「錦 セアブラノ神」 京都・天神山・ラーメン

「セアブラノ神」という店名が素敵だ。
これだけでどのようなラーメンかが分かる。

四条壬生に本店があり、その錦店がこの6月にオープンした。

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背脂に対する探究心、調理は鋭い。

背脂といえば、どうしても脂っこいという印象が拭えない。
ここの背脂はさっぱりとした口当たりと旨みが特徴である。

ラーメン鉢一面を背脂が覆うのだが、この味わいは魅力的だ。

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投稿者 geode : 01:30

2020年07月16日

「居酒屋 ときため」 大阪・福島・居酒屋

「ラ・ルッチョラ」というイタリア料理店が、同じ福島で移転。

その後に店を構えたのが「居酒屋 ときため」。
主人は小柳喬さん。奥様と二人で店を切り盛りする。

小柳さんは、人気居酒屋「和じ庵」で腕をふるっていた料理人。

献立は多彩である。
和食が中心だが、和洋中の要素が散見だ。

クジラと玉ねぎ。
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クジラの脂から滲み出る甘味にうっとり、玉ねぎの刺激がいい役割。

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投稿者 geode : 01:05

2020年07月15日

「HAKKEI」 神戸・加納町・創作料理

料理は、どんどん越境傾向にあり、進化が著しい。
シェフがどこに軸足を置くかが興味ふかい。

神戸に今年の1月オープンした「HAKKEI」はかなり面白い存在である。

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1月下旬にオープンしたが、ビルのトラブルで再度工事。
それが無事終わりいよいよ営業というところでコロナ発生、
結局6月後半のスタートとなった。

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投稿者 geode : 01:11

2020年07月01日

「アコルドゥ」 奈良・水門町・モードスパニッシュ

「アコルドゥ」は奈良だけでなく、関西を代表するスペイン料理店だと思う。
富雄から東大寺に移転し、奈良ということを意識した料理が散見する。

奈良を意識するというと、奈良の食材を多用となるのが一般的。
だが、オーナーシェフの川島宙さんのアプローチは異なる。
奈良の歴史、伝統、文化などに思いを巡らす。

そこから紐解き、着想を得て、食材を求め、料理を組み立てる。

カード一枚ずつに料理名が書かれている。
イツモソコニアルモノ
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若草山を模した料理だ。
ほうれん草のシートの下には鮎のリエット
柿を使ったマヨネーズがプラス。

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投稿者 geode : 01:37

2020年06月30日

「鳥さき」 京都・室町押小路・焼鳥

初回で惚れ込んだ焼き鳥屋さん。

今回2度目の訪問は男性5名、うち3名は料理人。
料理人さんの視線と感想もご馳走の一つである。

凛としながら、どこかにゆるりとした空気が流れる。

突き出しは、野菜の甘酢。
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軽くていい刺激だ。

続きを読む “「鳥さき」 京都・室町押小路・焼鳥”

投稿者 geode : 01:16

2020年06月29日

「京、静華」 京都・岡崎・中国料理

「京、静華」のカウンターは快適である。

主人の宮本さんと、隣で支える酒井さんのコンビネーションが
どんどんスムーズになってゆく。リズムが素晴らしい。

田中唐辛子に賀茂茄子と皮蛋を詰める。
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味付けはややピリ辛。
湿気の多い季節にはぴったりのスタート。

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投稿者 geode : 01:18

2020年06月26日

「吾一」 大阪・肥後橋・焼き鳥

肥後橋にある焼き鳥屋「吾一」。
予約困難な人気店。

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気になっていたところに友人からのお誘い。ありがたい。
L字型のカウンター、20時からのスタートだ。

続きを読む “「吾一」 大阪・肥後橋・焼き鳥”

投稿者 geode : 01:10

2020年06月22日

「CAINOYA」 京都・四条河原町・イノベーション

数ヶ月ぶりの再訪である。
オーナーシェフの塩澤隆由さんは、独自の美学を貫く料理人。

料理だけでなく、インテリアから器などあらゆることに妥協しない人である。
妥協無しに生きて行くのは難しが、ギリギリのところまで貫き通すのが塩澤さんだ。

おきまりのレタスから始まる。
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瑞々しさはガストロバックの賜物である。
塩澤さんの世界観が提示される。

続きを読む “「CAINOYA」 京都・四条河原町・イノベーション”

投稿者 geode : 01:26

2020年06月19日

「翁樹庵」 京都・柳馬場三条上る・ステーキ

京都寺町三条の「三嶋亭」は京都を代表する精肉店であり、すき焼き店でもある。

その「三嶋亭」が炭焼きステーキの店を開いたという情報を得て2年ほど経つ。
伺いたいと思いつつ時が流れ、ようやく先日その暖簾をくぐった。

古い町家を使った店舗。
まるで知り合いのお宅にお邪魔した感じ。
靴を脱ぎ、和室に通される。テーブル席だ。
ゆったりした空間で、どこか落ち着いた感じがする。

口を湿らすために昆布茶が出た。
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これもなんだかホッとする。

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投稿者 geode : 01:41

2020年06月10日

「haluta」 長野・上田・パン

この「haluta」というパンの存在は、
小樽の「エグ・ヴィヴ」の丹野さんから教えてもらった。

気になり調べて見ると長野県上田市にその店はあった。
長野・東京・コペンハーゲンに拠点を持つ、デザインとプロダクツの集団ということを知った。
その中でパンを作っているのだ。
画像からも味わいが漂ってくる。

オーダーして届いたパン。
ずっしりと重く、顔つきもこれは只者じゃないという趣機である。

カンパーニュ
シンプルな食パン
クルミやランツのパン

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カンパーニュは柔らかな酸味と香りが高い。
さっと焼いてバターを塗った。

食パンはさっぱり、すっきりとした味わい。
サクサク感が特徴的である。

クルミやランツのパン
フルーツと木ノ実という組み合わせ。
コーヒーでもいいが、ワインなどとの相性も。

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投稿者 geode : 01:35

2020年06月09日

「カドヤ食堂 クリスタ長堀店」 大阪・南船場・ラーメン

大阪のラーメンの雄「カドヤ食堂」が今春、クリスタ長堀に出店した。

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伺うタイミングを逃していたが、先輩とランチということになりクリスタ長堀店に集合とした。
12時15分、店頭には行列ができている。
店内は席数の半分しか入れていないのでどうしても並ぶ人が出る。

続きを読む “「カドヤ食堂 クリスタ長堀店」 大阪・南船場・ラーメン”

投稿者 geode : 01:42

2020年06月05日

「GOJODO-五條堂」 大阪・東大阪・和菓子

尊敬する知人よりお菓子が届いた。
大福である。
いちご大福は人口に膾炙してかなりの歳月が流れる。
いちご以外にも様々なフルーツを入れた大福が発売されている。

今回送ってくださったのは
大阪・東大阪の「GOJODO-五條堂」の「鴻池花火」である。

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なんとこのフルーツ大福は、
ブルーベリー、オレンジ、パイナップル、バナナ、ラズベリーという5種のフルーツが入っているのだ。
そこにこしあん、生クリームが加わりをそれを羽二重餅で包む。

続きを読む “「GOJODO-五條堂」 大阪・東大阪・和菓子”

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2020年06月03日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

京都・桂にあるくいしんぼー山中。

年に数度は食いしん坊仲間とともにここで牛肉のフルコースを食べ、
やっぱり和牛はかくあるべしと思う。

タン塩焼き、コンソメ、ローストビーフ、ステーキ、
ビフカツ、ハンバーグ、ガーリックライスと続くコースなのだが、
これだけ食べても一向に胃にもたれることがない。

またここのカレーがすごい。
いい近江牛が入った時のみ作るカレー。
カレーというより、近江牛を食べるためのカレーソースではないかと思うほど、
牛肉の存在と主張が素敵だ。

それを時たま食べるのだが、なんとミートソースが生まれた。

近江牛の旨みをたっぷり含んだミートソース。
近江牛の品のある甘味がぐっとせり出してくる。
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ミートソースにおける牛の在り方は
こうであったのかと再認識するような味わいである。

野菜とブイヨン(これも近江牛から)でしっかり煮込まれたソース、
そこにミンチ肉が入り、野菜のかすかな食感も含め、嬉しくなるミートソースである。

ボロネーゼがランクアップした。

「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745

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2020年06月02日

「茶菓工房たろう」 石川・金沢・菓子

何軒か気になる飲食店があり、金沢には定期的に足を運ぶ。

昨秋、金沢のホテルで雑誌「金澤」の「あんこの魅力」という特集を見た。
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2020年04月17日

「大國屋鰻兵衛」 京都・堺町錦上る・鰻

京都の錦小路に「大國屋鰻兵衛」という川魚専門店がある。
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京都の名だたる料理屋が、この店に川魚を頼る。

続きを読む “「大國屋鰻兵衛」 京都・堺町錦上る・鰻”

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2020年04月09日

「ブランカ」 京都・御幸町姉小路・創作料理

「ブランカ」の料理は国籍がない料理だ。
といって、無手勝流に勝手な料理を作っているのではない。
料理一品いっぴん、そのルーツがきちんとわかるようになっている。

何より主人・吉岡さんのセンスが素晴らしい。
ひたむきで、そして料理を愛している。

料理を食べてもらい、喜んでもらいたいと願っている姿勢が
全身から滲み出ているのだ。
よってずっと満席が続いていたのだが、この騒ぎで予約はキャンセル続き。

昼から焼売弁当やばん麺(混ぜ麺)の販売を始めた。
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12時から焼売、ばん麺の販売が始まり、15時ぐらいからお惣菜が売り出される。

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投稿者 geode : 01:40

2020年03月31日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

いよいよ最終日を迎える「ほうば」。

天神橋5丁目にあった時代から思うと
何度この店のナムル、チヂミ、アワビのお粥などを食べたことだろう。

北新地に移転して5年ほどの歳月が流れる。
雰囲気は変わったと言われるが、料理の内容はそれまでの延長線上にある。
それが唯一無二であることには変わりはない。
惜しいの一言に尽きる。

料理人の生き方はじつにさまざまである。
「ほうば」の主人・新井さんの今後について種々の噂が飛び交っている。
それだけこの店の注目度が高いということでもある。

必ず復活はあると信じている。
それもできるだけ早い方が嬉しい。

今月、半ばに食べた料理である。

いつもの15種類のナムル。
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これほど素材感を味わえるナムルがあったであろうか!

続きを読む “「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理”

投稿者 geode : 01:39

2020年03月26日

「パーラー大箸」 東京・渋谷・洋食

代々木上原の「Sio」というフランス料理店で食事をし、
シェフ鳥羽周作さんの料理とその背景にある世界観に気持ちが動いた。

その鳥羽さんがプロデュースをする店「パーラー大箸」のプリンがうまいとの情報を、
「Sio」を僕に教えてくれた東京の食いしん坊のSNSで見つけた。

東京に出かける機会があり、そのプリンを食べた。

この店を預かるオリタという料理人のコラムが面白く、興味をひく。
 ”プリンの味の構成は大きく分けると3つです。
  卵のコク
  食感
  カラメル” という。

これを考えながら味わってみた。
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固さは比較的硬いほうである。
上には泡立てた生クリームが乗る。

キャラメリゼのしっかり加減がプリンに素敵なインパクトを与え、
その苦味は対比効果となってプリンの味わいを際立たせる。
これはクセになるプリンだ

次回は洋食メニューとプリンだと思った。

「パーラー大箸」
東京都渋谷区道玄坂 1-2-3 渋谷フクラス6F
03-5422-3542

投稿者 geode : 01:14

2020年03月24日

「カレー屋グーゴル」 京都・三条河原町・カレー

この2月にオープンした京都の「カレー屋グーゴル」。

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店名の「グーゴル」は10の100乗のこと。

続きを読む “「カレー屋グーゴル」 京都・三条河原町・カレー”

投稿者 geode : 01:02

2020年03月18日

「スタンドバイミー」 京都・姉小路烏丸西・焼きそば

焼きそば専門店である。
1月後半に開店したようだ。

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のれんに自家製麺という言葉が染め抜かれている。
のれんのデザインも含め、スタイリッシュな作りだ。

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2020年03月17日

「THE BAKING」 京都・長岡京市・コーヒー店

スペシャルティコーヒーで名高い「Unir」が手がける
「焼き」をテーマとしたショップが長岡京市に開店した。

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2020年03月16日

「焼きそば専門天」 京都・姉小路河原町・焼きそば

今年に入って京都で焼きそば専門店が2軒開店した。

その一軒が店名も「焼きそば専門天」。
姉小路通りを河原町から西に入った北側である。
以前ラーメン屋であったところ。

通りから「やきそば」という真っ赤な提灯や
「焼きそば専門天」という大きな暖簾が目に飛び込んでくる。

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投稿者 geode : 01:53

2020年03月10日

「レスピラシオン」 石川・金沢市・スペイン料理

「レスピラシオン」とはスペイン語で呼吸のことだそうだ。
食べ手にとって「呼吸」のような存在でありたいと名付けられたという。

金沢から世界へ発信して行きたいという思うがこもる。

2度目の訪問である。
店内のインテリア、オープンキッチンなど非常にスタイリッシュ。
黒が基調。町屋の外観から受ける印象とは大きく異なる。

このレストランは、金沢という要素をふんだんに使う。

食材は当然のことながら伝統や文化に根付いたモノなども含め、
金沢でレストランを営む意味を考えている。

インパクト 甘海老から
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甘海老の味噌を練りこんだシートに甘海老
タルト生地にも練り込む。まさにインパクトを覚える。

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投稿者 geode : 01:13

2020年03月06日

「鳥さき」 京都・室町押小路・焼鳥

気持ちがいい焼鳥屋さんである。
東京の名店「鳥しき」の分店が、昨年秋に京都で「鳥さき」として独立を果たした。

料理人は「鳥しき」で修業を重ねた畑智己さん。
京町家を美しく改装した店舗はU字のカウンター。

働いている料理人が全て丸刈り、清潔感が漂っている。
意識と意思の統一感が見事だと感じた。
これまで関西にはなかったタイプでもある。

最初に甘酢漬けが出る。
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投稿者 geode : 01:40

2020年03月05日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

3月末で一旦営業を終了する「ほうば」。

天神橋5丁目から北新地に移転、そして今後どうなるのか!
その動向が気になる一軒である。

始まりは15種類のナムルから。
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定番だが、これがないと「ほうば」は始まらない。

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投稿者 geode : 01:35

2020年02月27日

「とんこつ家」 茨城・ひたちなか市・ラーメン店

店全体がとんこつの雰囲気を醸し出している。

大きな駐車場から入り口に向かう。
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豚骨特有の匂いが店外に流れてくる。
この匂いで「豚骨」ということが一瞬にして分かる。

続きを読む “「とんこつ家」 茨城・ひたちなか市・ラーメン店”

投稿者 geode : 01:30

2020年02月25日

「ビストロ・オーボンモルソー」 京都・河原町三条・ビストロ

次号のあまから手帖は「食堂的イタリアン 古典派フレンチ」。
このところフランス料理の古典について思いを巡らすことが多くなった。

多くのシェフはエスコフィエのことを語る。
そんなことを思いながら「オーボンモルソー」の前を通り、迷うことなく入ることにした。

カウンターに座りメニューを見る。
2皿コース 2000円のものがある。
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通常のメニューには前菜、主菜と魅力的な料理がずらりと並ぶ。
同行者は2000円のコース。
僕は前菜、主菜から一皿ずつ。

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2020年02月18日

「煮干しそば 藍」 京都・神宮丸太町・ラーメン

ラーメンは定期的に食べたくなる。
京都では「拳」や「とうひち」などに足を運ぶ。

時折 新たなチャレンジをしたくなるのがラーメンの魔力だ。
麺・スープ、双方に心血をそそぐ。そして価格との闘いもある。
そんな競争を乗り越え、多くの支持を集めるラーメン店。

行列ができる。

「煮干しそば 藍」もその一軒だ。
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店名にもあるように、スープは煮干しを標榜する。
壁に描かれたイラストがリアルで臨場感がある。

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2020年02月14日

「炭焼きむら」 京都・北大路下鴨・炭焼き

「牛の串は売り切れになることがあるので、それぞれ二本ずつ取っておきましょうか。
 来られてからキャンセルされても結構ですので」と予約の電話での応対であった。

じつはこの「きむら」のシステムがよく飲み込めていなかったのだが、
牛串という言葉に魅せられて、その提案に従った。

入店してそれが正解だとすぐに感じた。
17時半開店、18時に店に入ったのだがほぼ満席。
メニューを見ながら注文表に書いてゆくシステム。

カウンターで座る。
キャベツを食べながらメニューを決めてゆく。
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2020年02月13日

「スカーラエ・プラス」 京都・THE THOUSAND KYOTO・イノベイティブ

昨年オープンした京都駅側のホテル
「THE THOUSAND KYOTO」の2Fにあるイタリアン「スカーラエ」。

中央にあるカウンター「スカーラエ・プラス」は他の席とは異なる料理を提供する。
これがエキサイティングな体験をもたらしてくれるのだ。

スタートはドラゴンボール。
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最初から変化球、中にはフロマージュや人参など。
意表を突かれた始まりで気分が高揚する。

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2020年02月05日

「そば処 みやこ」 京都・西洞院蛸薬師・そば処

昨年の「あまから手帖」京都特集で、
そば処なのにここの焼きそばが取り上げられていた。

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注目すべきは自家製麺ということ。

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2020年02月03日

「JIMLAN COFFEE」 名古屋・中川区・コーヒー専門店

旅先で素敵なコーヒー店に出会うと、すごく嬉しくなる。
その旅が充実したものに感じる。

今回名古屋の旅で出会った「JIMLAN COFFEE」はまさにそんな一軒。
いつものごとく「名古屋・自家焙煎珈琲」とキーワード検索をすると何軒かのコーヒー店が見つかる。

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市内繁華街からは少し離れているが、「JIMLAN COFFEE」の「JIMLAN」という名前に反応した。
もしかするとJBLというスピーカーに関連しているのかもしれないと思った。

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2020年01月30日

「ブランカ」 京都・御幸町姉小路・創作料理

オーナーシェフ・吉岡哲生さんは、石垣島の「ぺんぎん食堂」で働いた経験もあり
なんといってもその特徴はエスニックな香りを漂わせるスパイス使いにある。

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投稿者 geode : 01:09

2020年01月28日

「美山荘 その2」 京都・花背・宿

朝から檜の風呂にもう一度入る。
身体の隅々まで元気が流れてゆくように感じる。

昨夜のカウンターで朝食が始まる。
まず梅湯がサーブされる。
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酸味と甘味で身体がますます元気になってゆく。

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2020年01月27日

「美山荘 その1」 京都・花背・宿

京都市内から約1時間強の道行き。
車の離合が困難なところもある。

なんだか日本の原風景を思い起こしたりする。
都会の刺激に慣れ親しんだ人間には、とても新鮮な思いがよぎる。

大阪市内とは数度気温が違う。
京都市内(といってもここも市内だが)との体感温度がかなり違う。

宿に到着すると本来、一風呂浴びてから食事というのが習わしだが、
この日は到着時間が遅く、着替えをして食事となった。

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2020年01月23日

「珈琲山居」 京都・北大路・珈琲

友人から「新店情報」と届いた。
自家焙煎 ネルドリップ と記されている。

京都 北大路通りを新大宮商店街を南に下ったところにあった。
佇まいからして渋さが伝わってくる。

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店内に入るとテーブル席とカウンターがある。
奥にはターンテーブルがあり、クラシック音楽が流れていた。
また店内には書架があり、かなりの本が並んでいる。

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2020年01月16日

「アッサンブラージュ・カキモト」 京都・竹屋町寺町・パティスリー

パティシエ、ショコラティエ、キュイジニエ
という3つの顔を持つ垣本晃宏さんは、夜にオリジナルの料理を作る。

これが鮮烈的な内容で、キュイジニエでは不可能、
またパティシエだけでもできない料理がカウンターに登場するのだ。
12月のメニューである。

スタートはベラベッカ。
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クリスマスシーズン、最近はシュトーレンが一般的になってきたが
フランスアルザス地方では洋梨のパンという意味を持つベラベッカがポピュラーである。
これをアレンジした一品目。
フォアグラ、ウナギ、洋梨にパン。バランスが見事だ。

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2020年01月08日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

毎年最終土曜日の夜は「くいしんぼー山中」で牛肉を食べるのが数年続いている。

10人ばかりのそれこそ食いしん坊が集まる。
最初は「ここのタンシチューがうまい」との発言から始まった宴である。

滋賀の福永喜三郎商店の近江牛。
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主人の山中康司さんは「ここの肉があるさかいにうちはもってるんです」
といつも口癖のように語る。

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2020年01月07日

「CAINOYA」 京都・四条河原町・イノベーション

12月中旬京都に新たなスタイルのレストランが誕生した。
鹿児島からやってきた「CAINOYA」である。

四条河原町を少し南に行ったところに「GOOD NATURE HOTEL KYOTO」
というホテルが誕生し、2Fはガストロノミーのフロアになっている。

オープンキッチンスタイル。
カウンターからキッチンが全て見える。
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器など、ほぼ全ての設えがこの店のコンセプトに合わせて作られたものばかりである。
オーナーシェフ塩澤隆由さんの美学が隅々まで行き渡った作りだ。

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2019年12月24日

「CURRY PLANT」 京都・四条新町・カレー専門店

京都のレストラン「オルト」のカレー店。
ずっと気になっていた一軒。

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投稿者 geode : 01:53

2019年12月23日

「かに吉 パート2」 鳥取・鳥取駅前・松葉蟹専門店

先週から引き続き「かに吉」興奮の蟹シリーズである。

大好きなフライものが出た。
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蟹の爪である。凝縮感がほかのものとは異なる。

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投稿者 geode : 01:44

2019年12月20日

「かに吉」 鳥取・鳥取駅前・松葉蟹専門店

「かに吉」の蟹を食べ進めていると、
何故もっと早く来なかったのだろうという思いが次第に強くなる。

ご主人の山田達也さんは浜坂で仲買人の資格を持ち、毎朝、蟹を仕入れる。

店に入るが、全く蟹の匂いがしないことに驚く。

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色合いが、いつも見ている蟹とは異なる。
朱というより黄金色に近い感じを受ける。

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2019年12月17日

「レスピラシオン」 石川・金沢市・スペイン料理

新たな出会いに感動を覚えた。

食いしん坊の友人から「金沢に素敵なレストランがあります」との連絡をうけ、
ちょうど訪問のタイミングが重なり、訪れることとなった。

金沢の町家をリノベーションした店内。

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スタイリッシュな厨房、オープンキッチンスタイル。
ライブ感を大いに感じる。

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2019年12月13日

「萬樹亭」 大阪・福島・焼肉

忘年会シーズン突入である。
焼肉だ。
福島の朝日放送側の「萬樹亭」。

牛すじの煮込みがインパクトあり。
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投稿者 geode : 01:11

2019年12月09日

「折り鶴」 岡山・岡山駅前・コーヒー店

点滴抽出とは、よく言ったものだ。

注ぎ口が細くなっている。そこからまさに一滴一滴湯が落ちてゆく。
ケトルを持つ右手が微動だにせず。ネルドリップを持つ左手はゆっくり動く。

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コーヒー豆が次第に膨らみを見せる。
湯の温度は76度から80度の間だという。

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投稿者 geode : 01:12

2019年12月06日

「SHÓKUDŌ YArn」 石川・小松・イノベイティブ

メニューを読み解くだけでも、シェフに興味が湧いてくる。

料理が先か?ネーミングが先か?と尋ねたくなる。
「もちろん料理です」とシェフはきっぱり言い切る。

奥様の実家が営んでいた工場をリノベーションしてレストランとした。
中庭にはオリーブの樹が植えられている。

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投稿者 geode : 01:22

2019年12月02日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

来年3月末で一旦店を閉じる「ほうば」。

唯一無二の存在だけに、その事態は大きな波紋を呼んだ。
次なる展開が注目される。

15種類のナムルは安心感を与えてくれる。
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これを食べると懐かしさと潤いを感じる。
今回は4名でとりわけ。どんなメンバーかによって食べる速度などが異なる。
野菜の滋味をたっぷり味わう。

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投稿者 geode : 01:20

2019年11月29日

「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら

いつ訪れても裏切られることがない。
新たな発見や感動がある。

いわばオートクチュールの楽しみがある。
素材一つひとつ、それに合わせて調理する。

クエは油通しすることから始まる。
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投稿者 geode : 01:32

2019年11月28日

「菫珈琲」 仙台・青葉区・コーヒー店

仙台の友人が自家焙煎のコーヒー店を開いた。
なかなか伺うチャンスがなかったが、ようやく訪れることができた。

店名は「菫珈琲」という。
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コーヒー関連の共通の友人が多数おり、そんな人たちのことで話は盛り上がる。
おまけにこの店は「スペースen」というギャラリーを併設している。

多治見の知人「ぎゃるり百草」の安藤明子さんの展覧会が開催されており、
なんとも人の繋がりは不思議だと思ったのだ。

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投稿者 geode : 01:22

2019年11月26日

「点邑」 京都・麩屋町三条・天ぷら

天ぷらという料理は、揚げるはもちろんのこと蒸す、焼く、余熱など
様々な仕事が潜んでいる。

京都の「点邑」は名旅館「俵屋」が手掛ける店だ。

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投稿者 geode : 01:18

2019年11月21日

「高倉二条」 京都・高倉二条・ラーメン店

ずっと気になっていたラーメン店。
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ようやく訪れることができた。
休日のランチ時だ。

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投稿者 geode : 01:13

2019年11月19日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

この「monk」というレストラン、年末で一旦休憩に入るとか。
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2ヶ月ほど書籍執筆のために休むという。
スタッフは海外のレストランでスタジエをするなど、新たなスタイルが生まれようとしている。

この日は17時半からカウンター。
オーナーシェフの今井義宏さんは薪窯を自在に扱う達人である。

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投稿者 geode : 01:18

2019年11月15日

「鉄板食堂はち」 大阪・福島・鉄板料理

知り合いの料理人からずっとランチのお誘いを受けていた。
「鉄板食堂はち」である。

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投稿者 geode : 01:49

2019年11月06日

「ELK KAFFE」 大阪・西天満・コーヒー

いちばん足を運ぶことが多いコーヒー店かもしれない。

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投稿者 geode : 01:35

2019年10月29日

「けやき」 札幌・すすきの・ラーメン

札幌は味噌ラーメンの街である。

といいながら、ここ数年は札幌にやってきてもラーメン店の暖簾をくぐることはなかった。
今回は和食の料理人、寿司職人など大食漢と一緒であったので、
夕食後、すすきのに向かった。目指すは「けやき」だ。

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日曜日の午後9時半を過ぎているというのに、行列である。
並ぶこと約20分強。

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投稿者 geode : 01:14

2019年10月15日

「Lotus Pot(ロータス・ポット)」 大阪・西天満・薬膳鍋

初めて薬膳鍋の店に訪れた。

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大阪・西天満にある「Lotus Pot(ロータス・ポット)」である。
以前からずっと気になっていた。

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2019年10月10日

「Sentido センティード」 京都・東洞院御池・コーヒー

モーニングが充実しているコーヒー店である。

スペシャルティコーヒーがかなり揃い、コーヒーファンも相当訪れている。
モーニングのメニューはありがたいラインナップであった。

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人気のおかげか、そのモーニングメニューが開店中ずっと食べられるようになった。

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2019年10月01日

「アッサンブラージュ・カキモト」 京都・竹屋町寺町・パティスリー

「アッサンブラージュ・カキモト」

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この夏、ここでディナーを食べた。
このディナーについてはまた別の機会で伝えたいと思う。

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投稿者 geode : 01:14

2019年09月27日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

定番の強さを毎回堪能する。

15種類のナムル。
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モロヘイヤ、マコモタケ、クレソン、豆もやし、ハヤトウリ、金針菜、ミョウガ、加賀太きゅうり
韓国かぼちゃ、モロッコインゲン、三度豆、ミツバ、インカの目覚め、万願寺唐辛子。

一度にこれだけの野菜を食べることはないが、それぞれの特徴がよくわかる。
このナムルを食べることで、安心感が芽生える。

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2019年09月26日

「toshico」 京都・下鴨北大路・串揚げ

「toshico」のカウンター内にはレコードプレイヤーがある。

店に通うようになり5年ほど経つが、そのターンテーブルが回ったことはない。
主にはCDが音源となっているが、店主が音楽好きであろうと思われる楽曲が流れている。

店主の動きが鋭敏であり、その姿が美しい。
無駄のない動きから生まれる串は、それぞれ素材をストレートに揚げるのではなく、
組み合わせや調味に何らかの工夫がある。だが、一本いっぽん何を食べているかが明確にわかる。

そして串を口に入れた瞬間と一本食べ終わった時の印象が変わる。
食べ終わった時の満足感というか、その串の本領がわかるのだ。
インパクトより余韻という印象が強い。

まずはサラダが届く。
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僕は野菜を必要としているのか、毎回お代わり必至だ。

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2019年09月25日

「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ

ついに今月末で「デリシャス」は長い歴史の幕を降ろす。

最初は心斎橋にある息子さんの「でりしゃす」でお父さんのことを耳にした。
「ずっと父親の背中を見て頑張ってきました」
この言葉が気になっていた。

いつかは「デリシャス」へという思いが深まっていた。
そんなとき肉姉さんに声をかけていただき速攻であった。
そして一瞬にしてファンとなった。

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初めて伺った時、ミンサーでハンバーグ用の牛肉を挽いておられた。
ハンバーグ用とは思えぬ部位なのだ。

これはうまいに決まっていると確信した。あまりにも贅沢な使い方だ。

それから何度か通い「魔法のレストラン」では親子の饗宴を無理にお願いし、引き受けてもらった。
「あまから手帖」でも取材をさせてもらった。
懐かしい、嬉しい思い出ばかりが詰まった一軒である。

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投稿者 geode : 01:24

2019年09月19日

「かっぱ梶岡」 大阪・豊中・焼肉

焼肉を12名の男が食べる。
テーブル席とカウンターに分かれる。

賞賛は同一なのだが、感じることは少し違ったようだ。
カウンター組は大将と肉のことや焼き方について意見交換ができ「すごく勉強になった」と話し、
テーブル組は「ここのスーパーハラミはすごいね」という感想を終始していたのであった。

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確かに2種のハラミには唸った。
タレの味わいをくぐり抜けやってくるハラミの分厚いうまみには驚きと賞賛の嵐であった。
テンションが上がること、上がること。各人再訪を想像した。

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2019年09月10日

「Japaneseまぜ麺 MARUTA」 京都・河原町丸太町・まぜ麺

「この夏、カドカミさんには是非食べてもらいたい麺があります」
と、食いしん坊仲間から熱烈なお誘いを受けていた。

週末の昼間に出かけた。

河原町丸太町の角にあった。

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「ジャパニーズまぜ麺MARUTA」という看板が目立つのだが、
何度もこの前を通っているはずなのに気がついていなかった。

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投稿者 geode : 01:41

2019年09月06日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

堺の「おさむちゃん」は「ちゃん」の焼肉店の総帥でもある。

おさむちゃんとめぐちゃんのパフォーマンスというかもてなしの精神にはいつも脱帽状態だ。
おさむちゃんが「A5 マーブル12」と語る姿も麗しい。

3.3坪の店が一体となり、みんなが盛り上がる。
料理を食べる、語る、笑うなどなど人間らしい営みが生まれる店である。

話しながら牛肉を焼くというおさむちゃんのスタイルは確立されたが日々進化している。

いつもの温かいモヤシから始まる。
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投稿者 geode : 01:43

2019年09月03日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

肉を食べる醍醐味を定期的に確認するために出かける「くいしんぼー山中」。
この日はカウンターに10名であった。
肉好きが集まった。

山中康司さんの牛肉を扱う姿勢が最初から熱い!

まずはローストビーフ。
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スキッとした歯ざわりに旨みが乗っかる。
のっけからやられた感じ満載である。

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投稿者 geode : 01:37

2019年09月02日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

カウンターで食べていたが、テーブル席は外国人で埋まっていた。

「一度食べた人が、京都に『monk』があると言ってくださり、それが広がったようです」
とオーナーシェフの今井義浩さんは話す。
外国人比率の高いレストランである。

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投稿者 geode : 01:42

2019年08月21日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

遠来の友人達と「Fujiya1935」でのディナー。

友人の一人は卓越した寿司を握る料理人。
彼の素材、道具などに対する姿勢は秀逸というか、群を抜いている。

一階のウエイティングで、皆んなが揃うのを待つ。
水玉が独特の造形を作る。
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ここでヒノキの香りをつけた水を飲む。

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投稿者 geode : 01:38

2019年08月20日

「美味究心」 福井・レストランジャルダン・イベント

福井が熱い!
先日、福井の「レストランジャルダン」で以下のようなイベントが行われ、参加した。

Nabeno-Ism エグゼクティブシェフ渡辺雄一郎氏を招き、福井の次代を担う料理人たちと競演。
互いに刺激しあいながら、福井の食材を生かしたフルコースを創造します。

競演シェフ
※岩崎丈二(Restaurant Parado レストラン パラド)
※阪下幸ニ(Les Queues レ クゥ)
※島田智美(LE COEUR ルクール)
※竹内賢太郎(フジマル醸造所京阪くずは店)
※谷口守(Pere mere しあわせなパン)
※寺尾佳奈(メゾンドブランシュ ローズガーデン)
※畑和也(S’amuser サミュゼ)
※畑由美(メゾンドブランシュ ローズガーデン)
※畑地久滿(開花亭Sou-an)
※平井孝宜(sushi bar daishin スシバーダイシン)
※平田康博(レストラン ジャルダン)
※藤井隆明(L’ajitto ラジット)
※松田裕也(福井割烹 望月)
※宮崎洋彰(料理屋みや?)
※村澤慎一(メゾンドブランシュ ロースガーデン)
※吉川正裕(びわこレストランROKU)
福井チーム総監修 黒味傳氏(レストラン ジャルダン)

主催:福い学・「美味究心」実行委員会
後援:福井ガストロノミー協会、福井新聞社、福井放送、福井テレビ、FM福井、月刊URALA、福楽
協力:ゴ・エ・ミヨ ジャポン、福井県、鯖江市(河和田漆器)、福井県酒造組合
   越前焼工業協同組合、杉原商店、越前漆芸やまよ、ワタリグラススタジオ
協賛:白山ワイナリー、青木蘭麝堂

これほど多くの人たちが参画するイベント。

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その中心人物は「レクゥ」の坂下幸二シェフ。

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2019年08月09日

「LURRA°」 京都・東山三条・イノベイティブ

この「LURRA°」という空間にいることが楽しい。

料理の世界は進化が常に行われる。
新たな世界を切り拓いてゆく料理人の姿はいつも頼もしい。

ニュージランドで出会った3人が京都でレストランを作る。

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Jacob Kear 宮下拓己 堺部雄介の3人が行うレストランプロジェクトである。

「LURRA°」はバスク語で「地球」という意味をもつ。
地球という一つの単位の中でどのような世界観を作ってゆくかのプロジェクトである。
だから全てが新たな挑戦である。

だが京都という歴史のある街でこのプロジェクトを始める理由は、
その伝統と文化が持つエネルギーをどこかに活かせないかと考えているはずだと思った。

「美味しかった」より「楽しかった」を重要と考えるプロジェクト。
確かにその精神はきちんと感じることができる。

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2019年08月08日

「高村刃物製作所」 福井・越前市・包丁

「高村作」という包丁でトマトや野菜を切った。

ストレスなく切れてゆく。凄みを感じる一瞬であった。
「切れる」ということの意味をもう一度考えるきっかけとなった。

三人兄弟が同じ製作所で働く。
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この事実だけでも、いかに「包丁」にかける熱力が大きいかを感じのであった。

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2019年08月05日

「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ

9月末まで、あと何日あるのだろう。

最初は、息子さんがミナミで営む「でりしゃす」を知った。
そのマスターがずっと超えることができないと話す父親の店に訪れたのが数年前のことだ。

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驚くと同時に仕事をする意味を深く考えた。
幾つになっても前に進むことを考える。
しかし、その「デリシャス」もとうとう幕を降ろす時がやってきた。

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2019年08月01日

「coffee and wine ushiro」 京都・三条柳馬場・カフェ

今年の5月末、三条柳馬場に「TSUGU」というシェアホテルができた。

一階には「ジョンブル」というアパレルの店があり、
その奥に「coffee and wine ushiro」というカフェがある。

ホテルのエントランスからも入ることが可能。
ここは岡山の「キノシタショウテン」というコーヒー店のプロデュース。

朝食が午前7時からやっているというので出かけた。
店内は思っていたより広い。

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カウンターの上にマシーンやブッフェの食べ物が並んでいる。

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2019年07月17日

「Basic」 札幌・大通り・珈琲店

「深煎りの珈琲」という単語が店名につく。

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深煎りジャンキーの僕には魅力的なフレーズだ。
2年ぶりの訪問となる。

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投稿者 geode : 01:47

2019年07月16日

「拳ラーメン」 京都・梅小路・ラーメン

知人のインスタグラムで
「山内さん天才かも。『天然羅臼昆布かけそば 冷』」というコメントがあった。
これは気になる。

「拳ラーメン」は梅小路に移る前の三条御前にあった頃から、何度か訪れていた店である。

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梅小路に移転し、ますますパワーアップ。
イベントでも店主の山内健吾さんには色々世話になっている。

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投稿者 geode : 01:43

2019年07月12日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

定番を食べる、喜びと安心感。

「ほうば」の始まり、15種類のナムルがまさにそれを物語るメニューである。
その15種類もほぼ同じ野菜が使われるが、時に季節や仕入れによって変わることもある。
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この日は金針菜の生と乾燥が出た。
乾燥ものは確か初めての経験だと思う。香りや食感が異なり嬉しい。
「ほうば」を初めて訪れる人は大きく驚き、経験者は安堵の感情を抱く。

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2019年07月08日

「玉川庵」 北海道・釧路・蕎麦

「釧路にうまいかきそばがある」と聞いた。
帯広経由で釧路の「玉川庵」にやってきた。

店頭にはかきの殻が大量に置かれている。
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これを見るだけで、この店が「かきそば」に力を注いでいるのがわかる。

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投稿者 geode : 01:06

2019年07月05日

「天ぷら元吉」 東京・南青山・天ぷら

天ぷらの変化と進化が著しい。

南青山の「天ぷら元吉」はさまざまなチャレンジを続けてきた。
トウモロコシの粒を一粒ずつほぐし再びブロック状にして揚げる
「角もろこし」や「北風」という急速冷却器を作るなどなど・・・。

ご主人の元吉和仁さんは
「天ぷらを料理というより調理法の一つとして考えると色々なことができます」と話す。

この日の食材がずらりと並ぶ。
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どの食材も艶やかである。
目も胃袋もぐっと惹きつけられる。

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2019年07月04日

「KAFE工船」 京都・河原町今出川・コーヒー専門店

「KAFE工船」は河原町今出川から少し南に下がった所の旧いビルの2階にある。

焙煎家としても著名なオオヤミノルのオオヤコーヒー焙煎所のファクトリーワークス。
自家焙煎 ネルドリップ店である。

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旧いビルの案内も面白い。

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投稿者 geode : 01:06

2019年07月02日

「焼肉ダイニング 甲」 京都・押小路柳馬場・焼肉

カジュアルな雰囲気で焼肉を楽しむ。
「焼肉ダイニング甲」を選ぶ。

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この日はテーブル席である。

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投稿者 geode : 01:07

2019年06月21日

「カハラ」 大阪・北新地・創作料理

北新地の飲食業界を牽引してきた「カハラ」。

いつ頃からオーナーの森義文さんと親しく話すようになったのだろう。
若い頃、森さんの著作を貪るように読み、それを作ったこともあった。
思えば傍若無人な行為であった。

少年野球が大リーグでいきなりボールを投げるようなものだ。

そんなことを思い出しながら「カハラ」のカウンターに座った。

食前酒は大阪柏原で採れるナイアガラの生ワインである。
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喉を潤す。

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投稿者 geode : 01:41

2019年06月07日

「OBSCURA COFFEE ROASTERS FUKUROMACHI」 広島・袋町・珈琲店

「OBSCURA COFFEE ROASTERS FUKUROMACHI」の前に立った時、
以前訪れたことがあるという記憶が蘇ってきた。

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数年前のことだ。取材帰りにカメラマンと立ち寄った。
スッキリした空間のことは覚えていた。

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2019年06月03日

「カマル」 京都・三条・カレー

カレーはある意味最強というか究極の食べ物だと思う。

一旦、カレー味にしてしまうと後戻りはできない。
それほどスパイスの力は強いとつくづく感じてしまう。

京都三条通りにある「カマル」は楽しいカレー屋である。
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投稿者 geode : 01:53

2019年05月28日

「カフェ・ド・ノール」 北海道・札幌・コーヒー専門店

いまやすっかり札幌の定番となった「カフェ・ド・ノール」。
同い歳の従姉妹が、この店を教えてくれて以来、札幌にくると、ここのカウンターに座る。

JBLの大きなスピーカーとそこから流れてくるジャズに魅せられた。
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コーヒーはネルドリップ。
その淹れ方がじつに見事なのである。

一定のリズムを保ち、いつ訪れても同じリズムで淹れる。

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投稿者 geode : 01:40

2019年05月23日

「TANPOPO」 大阪・北新地・鉄板料理

カウンター、それも鉄板で料理を作る。
そこで繰り広がられる姿に魅せられる。

北新地の鉄板料理「TANPOPO」のカウンターではいつもそんなことを思う。

冷たいジャガイモのスープには、イクラが入る。
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塩分とコクがきいている。

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投稿者 geode : 01:05

2019年05月20日

「カドヤ食堂」 大阪・梅田阪神百貨店・ラーメン

昨年6月、大阪梅田の阪神百貨店本店のスナックパークにオープンしたラーメン店「カドヤ食堂」。
「カドヤ食堂」といえば大阪屈指の有名店である。

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オーナーの橘和良さんは、これまで多数の商業施設からの要望を断り続けてきたが
「阪神のスナックパークでラーメンを食べたことが『ラーメン好き』になるきっかけになってほしい」
という気持ちで、出店を決めた。

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2019年05月15日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

ずらり並んだナムルは圧巻である。

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投稿者 geode : 01:30

2019年05月13日

「鉄板料理 花六」 京都・ホテルカンラ京都・鉄板料理

ホテルカンラ京都が改装し、大きくなって数年経過する。

一軒のレストランが気になっていた。
「鉄板料理 花六」である。

鉄板焼きではなく、鉄板料理と名乗るところが興味をひく。
カウンターに座る。

まずは突き出しが出る。
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枡に入るグラスには新玉ねぎのフラン、桜海老と空豆。
季節感満載で、新玉ねぎのフランの甘さが印象的。

左手はサワラのエスカベッシュ
酸味と香りがいい、セロリのきんぴらも嬉しい。

右は京都和牛のロースト。
横のソースはバルサミコ。

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投稿者 geode : 01:28

2019年05月10日

「石臼挽き手打蕎麦 むら木」 京都・西院・蕎麦

蕎麦が食べたくなり、記憶を辿っていると浮上したのが「石臼挽き手打蕎麦 むら木」である。

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何年前になるだろう。

訪れると「昨日〇〇さんが来られました」と。
一緒に番組を作っていた構成作家のことであった。
縁は繋がるものだと不思議な気持ちになる。

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投稿者 geode : 01:44

2019年05月08日

「間-MA-」 京都・大宮九条・茶の店

東京の食いしん坊から教えてもらった、東寺の近くにある個性派な一軒。

「間-MA-」という茶をテーマというかコンセプトにした空間である。

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カウンターでは昼の膳が楽しめる。
茶房では「日本の茶」の様々な形が味わえる。
セイロンのように日本の茶も世界に冠たる産地であることを証明するような一軒なのだ。

一軒と記したが、空間によってコンセプトが異なる。
茶の香りを使ったアロマを提供するコーナーもある。

また敷地内の蔵は、セレクトショップのような古書店。
嬉しいのはセレクトが素敵なのと値付けが極めて良心的だ。
ここは通いたくなるぞという予感がした。

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投稿者 geode : 01:09

2019年05月07日

「麺屋猪一」 京都・寺町仏光寺・ラーメン

行列必至の人気店「猪一」が移転した。
といっても、わずか数十メートル北に移っただけ。

スッキリした店内はコの字型のカウンター。
なんと二階には製麺室がある。
つまり自家製麺になったのだ。
1時間で約100人分は可能という。

まずは気になる自家製焼売を頼んだ。
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結構サイズも大きく迫力がある。
具材は豚ミンチ、椎茸、筍、玉ねぎに自家製調味料ということ。
味付けはやや濃厚でそのまま食べても楽しめる。
具材が醸し出す食感がゴツゴツとあたり、それが食欲を盛り上げる。

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2019年04月10日

「エグ・ヴィヴ」 北海道・小樽・パン

北海道・小樽にある「エグ・ヴィヴ」。
一軒のパン屋である。

ここを目指して北海道に旅したいと思うことがあるほどだ。
主人の丹野隆善さんは、パンを焼くために生まれてこられたのではないかと思うほどオーラがある。

訪れる時は、雪のことが多い。
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最初にやってきたのは2年前の1月末であった。
「モリエール」の中道博さんと齋藤壽さんに連れてきてもらった。
「これからの北海道のパンの世界を引っ張ってゆく一人です」と。

まさにその通りだと思う。

薪窯を扱いながらパンを焼く。
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一応温度計はあるが、丹野さんは頼ることなく、自らの感覚を信じてパンを焼く。
その姿は神々しい、と感じる。

パンの一つひとつに魂が宿っている。
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クロワッサンとパン オ ショコラ。
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麗しい焼き色。
香ばしさの後からやってくる生地のサクサク感、バターのコクなど
どれもがストレートに気持ちと胃袋に届く。
パンがなにかであるかをついつい考えてしまう。

店内に美しく並ぶパンたち。
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あまりにも魅力的で、選ぶのに苦痛さえ感じる。
胃袋が許すなら全てを食べたいぐらいだ。

自らの仕事を常に見直す。
そんなことを思いながら「エグ・ヴィヴ」の時間が去っていった、

「エグ・ヴィヴ (Aigues Vives)」
北海道小樽市忍路1-195
0134-64-2800

投稿者 geode : 01:22

2019年03月28日

「カフェ・ド・ノール」 北海道・札幌・コーヒー専門店

札幌の定番となりつつある珈琲店「カフェ・ド・ノール」。
ネルドリップと大きなスピーカーが印象的である。
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女性スタッフとマスターのコンビネーションもいい感じだ。

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投稿者 geode : 01:05

2019年03月19日

「市川屋珈琲」 京都・五条馬町・コーヒー店

せとか、伊予柑、キンカンと柑橘3種類が入ったフルーツサンド。
軽い生クリームとのバランスが見事である。
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油脂の感じもなくすっと歯が入り、クリームと柑橘の瑞々しさがふんわりと口の中でまとまりを見せる。
秀逸なフルーツサンドである。

このフルーツサンドは毎月変わる。
これを食べたくて毎月のように通った時期があった。
本当に久しぶりの来訪である。

コーヒーは馬町ブレンド。
しっかり焙煎のきいたコクのあるタイプ。

休日の昼下がり。入店時は店内で3組待ち。
退店時は店外にも待ちの行列がずらり。人気店となったことも嬉しい。
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マスターのいつも変わらない姿勢と提供されるコーヒーなど
メニューのクォリティの高さの賜物だと思う。

ここのモーニングセットもいいのだ。
次回は、そのモーニングを目指して訪れたいとも思った。

「市川屋珈琲」
京都市東山区鐘鋳町396-2
075-748-1354

投稿者 geode : 01:33

2019年03月18日

「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店

京都の街は モーニングが充実している。
例えば「瓢亭」の朝粥定食に代表される和食の名店も多い。

また海外からの旅人も多いので、パンをメインにした店もかなりある。
そして京都の街はパン屋が多いので、そのモーニングも見逃せない。

河原町三条にある「六曜社珈琲店」。
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喫茶店という表現がピタリとくる一軒である。

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投稿者 geode : 01:47

2019年03月14日

「エンボカ京都」 京都・烏丸御池・薪窯料理

京都の街には石窯を使う料理店が、ポツリポツリと増えている。
ここ「エンボカ京都」もその一軒である。
京都の町家をうまくリノベートした店つくり。

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カウンターあり テーブルあり。
この日はテーブル席。

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投稿者 geode : 01:40

2019年03月13日

「BUNDY BEANS」兵庫・苦楽園・コーヒー豆

久しぶりに苦楽園界隈を歩いた。

かつて(約30年前)は、この地域にあるフランス料理店によく通ったものだ。
「ペリゴール」「世田亭」「しゃん亭」「砂時計」「シェヤマダ」などである。
残っているのは「ペリオール」ぐらいだろうか。

すっかり街の様子が変わってしまった。
甲陽線の線路沿いに自家焙煎の珈琲店を見つけた。
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コーヒーを飲もうと思うと基本は豆の販売のみ。
小さなテーブルと椅子があり、そこで飲んでも可能ということ。

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投稿者 geode : 01:07

2019年03月12日

「タンポポ」 大阪・北新地・鉄板焼き

「タンポポ」の個室。
ブライアン・フェリーのコンサートを終えての食事である。

御歳73歳のブライアンのよれた感じが、いい味わいを醸していた。
あのフェリーサウンドは、一向に衰えをみせない。
ロマンティックなうねりと響きは健在で、ある種の重厚で馥郁たる香りすら漂わせていた。

傑作「アヴァロン」を引き下げてのツアーであったが、
中間でボブ・ディランの「Don’t Think Twice, It’s All Right」を自身のハーモニカ・ソロで歌うなど
心憎い演出も一興であった。

そんな気分に浸りながらの食事も、ブライアン・フェリーの話題から音楽や映画などに広がり、
あっという間に時が過ぎていった。

先付けはヨコワと甘エビである。
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軽やかなスタートとなった。

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投稿者 geode : 01:39

2019年03月08日

「中洲ちんや」 福岡・中洲・精肉&洋食

博多でホッとする一軒。
というのは、ここの女将さんにいつも元気をもらうからである。

おかみさんが喋る博多弁は、その見本のような感じ。
一階が精肉店と奥が洋食屋。二階は座敷ですき焼きなど。

この日は二階であった。
まずはコールドビーフを使うサラダである。
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牛肉を口に入れると口中の温度で牛肉の脂分が溶け出してくる。
その甘味に野菜のシャキシャキ感と鮮度がいい塩梅で絡む。
ググッと胃袋が反応する。

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投稿者 geode : 01:30

2019年03月07日

「手音」 福岡・大橋・コーヒー専門店

深煎りジャンキーには嬉しい一軒である。

深煎り、ネルドリップ。この響きだけで心がワクワクする。
コーヒーの味わいは苦味と酸味が中心にある。

苦味と酸味は毒と腐敗の信号であり、動物はまず受け付けない味わいである。
しかし、我々はこれを好んで飲む。

「手音」は博多の大橋駅近くにあるコーヒー店。
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いつ訪れても空気感は全く変わらない。

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投稿者 geode : 01:09

2019年03月05日

「manoir28」 京都・麩屋町六角・ワインバー

京都 麩屋町六角下がる。
昨秋から工事が始まっていた。
ワインバーができると聞いていたので、期待を込めながら着々と工事が進むのをみていた。
先月28日にオープンである。

外観からはワインバーとは推察しにくい感じだ。
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投稿者 geode : 01:50

2019年03月04日

「MALDA」 京都・姉小路堺町・カフェ

京都の街はどんどん変化をする。

一つは宿が増えていること。
大きなシティホテルもそうだが、町家を改装した小さい宿もいたるところに点在している。
姉小路通と堺町通りが交差するところにもMALDAというホテルができた。
2階から4階までがワンフロア一室のホテル。

1階も「MALDA」というカフェである。
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この場所は、少し前までバイク(自転車)に乗る人達のスペース。
その前は割烹店であった。
姉小路通を挟んで南側はヨーガンレーンの「ババグーリ」というブランドのショップである。
厳選された天然素材と緻密な手仕事を求めるブランドである。

カフェ「MALDA」も「ババグーリ」の哲学と世界観を感じる空間。
よってカフェも一本彫りのスツールなどヨーガンレールの社員食堂で愛用される定番家具を使用、
「ババグーリ」の器を使う。

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2019年03月01日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

初めての人は、目をみはる。
常連客は、安心と納得である。

大阪北新地の韓国料理店「ほうば」。
最初にテーブルに並ぶ15種類のナムル。
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ミョウガ、韓国かぼちゃ、金針菜、万願寺唐辛子、人参、インカのめざめ
マコモダケ、セロリ、アサツキ、豆もやし、紅菜苔、ほうれん草、クレソン
プチヴェール、わさび菜。

圧巻である。何度食べても、このナムルの凄みを感じてしまう。
そして体が「ほうば」モードになってゆくのだ。

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投稿者 geode : 01:11

2019年02月28日

「Genji」 大阪・帝塚山・創作料理店

「Genji」。
火曜日の午後7時過ぎ。
満席であり、食事をしている途中でも二回転目の客足が衰えない。

この日はシェフのおまかせにする。
甘エビと海の幸のタルタルを最中仕立て。
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上に乗る酸味と香りのマスタードが効果的に扱われる。
一口目のインパクトあり。

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投稿者 geode : 01:07

2019年02月26日

「夷川餃子なかじま」 京都・西洞院夷川・餃子

餃子ディープ、餃子フレンチ。
これはにんにく入りとにんにく無しのこと。
思わず微笑んでしまった。
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サイドメニューには
店長こだわりのトマトライス、天津飯(カレー風味)、肉みそ炒め、
焼きそば(生麺です)、餃子定食(餃子8個、ご飯、みそ汁、ゼリー)など。

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投稿者 geode : 01:56

2019年02月25日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

わずか3.3坪の奇跡。

この7から8席を求めて色々な人たちがやってくる。
小さなカウンターで繰り広げられるおさむちゃんの世界に魅せられる。
カウンターの中でおさむちゃんが見せる牛肉の凄み。

まず宮崎牛のひうち。
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ひうちでこの肌理の細かさには驚き。

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投稿者 geode : 01:42

2019年02月21日

「セジール」 滋賀・南草津・ビストロ

肉を喰ってきた。
ずっと噂は耳にしていた。
食いしん坊仲間からの誘いは嬉しく、やっと訪れた。

このビストロ「セジール」は「サカエヤ」という精肉店と同じ敷地というか同じ建物にある。
まずは「「サカエヤ」で牛肉をみる。
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なんとも艶やかであることか。
熟成肉の美しさも格別だ。

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投稿者 geode : 01:07

2019年02月20日

「カラクサカレー」 京都・綾小路東洞院・カレー

突然、カレーが食べたくなることがある。
初めての店を探す。
四条烏丸界隈で発見した「カラクサカレー」。
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四条烏丸の一本南の通り綾小路通り東桐院東入るだ。
店内はカウンターのみ。
ランチ時は次々とお客さんがやってくる。

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投稿者 geode : 01:53

2019年02月19日

「ENEKO Tokyo」 東京・西麻布・バスク料理

二度目の訪問である。

バスク地方だけにとどまらず、スペイン、そして世界で
現在 最も注目を集める若手シェフの一人である、エネコ・アチャ・アスルメンディ氏のレストラン
『ENEKO Tokyo(エネコ東京)』。

まずは一階のスペースでピクニックのような感じでバスケットから小さな料理をつまむところから始まる。

鰻のブリオッシュ、オレングラ、カイピリーチャをつまみ二階へ。
今回は個室であった。

まずは前菜。
雲丹のテクスチャー
日本酒風味のブラッディマール
雲丹のコロッケ
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テクスチャーが異なることで印象が大きく変わる。
この楽しみを感じながら「エネコ」の世界に入ってゆく。

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投稿者 geode : 01:06

2019年02月07日

「RITARU COFFEE」 札幌・円山公園・コーヒー店

札幌で数軒コーヒーを飲んだ。
初めて訪れたのがこの「RITARU COFFEE」である。

外観からスタイリッシュな雰囲気が漂ってくる。
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一階はコーヒー豆や器具の販売スペース。
販売されている豆を見るとかなりの深煎りである。
マンデリンなどはコーヒーオイルが滲み輝いている。

客席は二階となっている。
窓に面したカウンターや、複数名座ることができる比較的大きなテーブル
隅で二人がL字型で座るコーナー席など、工夫が見られる。

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投稿者 geode : 01:19

2019年01月30日

「肉匠 ろうす亭」 大阪・中崎町・焼肉店

すき焼きである。
それも「なにわ黒牛」リブロース32ヶ月飼育、35ヶ月飼育の2種が用意されていた。

テーブルにはうず高く積まれた長芋を細かく切ったもの。
大根は細長くカットされた状態。
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投稿者 geode : 01:00

2019年01月28日

「はり重」 大阪・道頓堀・精肉店

すき焼きにはいつも鋭く反応する。
そして毎回、どのような調理法がいいのか迷う。
大阪を代表する精肉店「はり重」ですき焼きを食べることなった。

ここは中居さんが全て仕切ってくれるスタイル。

まずは前菜の盛り合わせから始まる。
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カラスミ大根、八寸豆、海老、子持ち昆布などめでたいものが揃う。
新年らしい献立。

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投稿者 geode : 01:45

2019年01月25日

「プルストカフェ」 京都・鹿ケ谷・カフェ

「プルースト効果というのがあるので、それを店名にしました」とオーナーが話してくれた。
プルースト現象ともいう。

香りや味が特定の人物や出来事などを思い出させる現象のこと。
マルセル・プルーストの「失われた時を求めて」という小説の中に現れることから
ネーミングされたことである。
まさか、この言葉がカフェで現れるとは思っていなかった。

自家焙煎のコーヒーが飲めるということで向かったカフェで、素敵なナポリタンにも合うことができた。
店内には中古レコードやCDなどが販売されている。
これを眺めるのも楽しい。

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投稿者 geode : 01:03

2019年01月24日

「お多やん」 京都・白川今出川・カレーうどん

かつて京都下鴨に「しみず」というカレーうどんの名店があった。
惜しくも数年前に閉店したが、その味を継承するうどん店が京都にはある。
その一軒が白川今出川の「お多やん」。

玄関には「京・カレーうどん」という文字が躍る。

休日の昼に出かけた。
メニューを開くと「釜玉カレーうどん 鳥きつね」という献立が目に入る。
釜玉は好みである。
これを食べてみたいという欲求がむくむくと湧いてきた。

それが届く。
カレーうどんのビジュアルが魅力的だ。
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うどん鉢の半分が茶褐色のカレー色である。半分は卵の黄色である。
まず黄色の部分から食べる。卵はふんわり泡立ち、そこにうどんが絡む。
ソフトな食感とマイルドな味わい。新鮮な味わいだ。

続いてカレーに移る。一瞬、甘味を感じるが食べ進むにつれ辛さがやってくる。
しかし、出汁は甘味がある。麺はやんわり。
出汁のきいたカレーうどんにはコシのある麺より合うであろう。

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2019年01月23日

「麺屋優光」 京都・烏丸御池・ラーメン店

モダンな店構え。
外から見ているだけではラーメン屋という感じがしない。
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店内には螺旋階段ありで、まるでカフェというスタイル。
確か以前カフェであったような・・。

この日はカウンターに腰を下ろす。
次から次へと女性客が螺旋階段を上ってゆく。
これもこの「麺屋優光」の特色だと思った。

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2019年01月17日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

昨年末の「ほうば」である。

東京から、神戸から、京都から食いしん坊が集まる。
それぞれ職業も異なる。
話題のグルーブ感が楽しい。

最初のナムル15種類から盛り上がりをみせる。
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どういう順番で、どれぐらいの量を取るか。各人の個性が現れる。
最初に15種類きちんと取る人や、三列に並んでいるので列ごとに食べる人などじつに興味ふかい。
この15種類のナムルは印象が鮮烈である。

野菜の味わいをしっかり感じながらも優しい。

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2019年01月15日

「サボ sabot」 京都・新烏丸二条・コーヒー

京都の路地は面白い。

河原町通りと寺町通りの間
新烏丸通り二条あたりの路地にある「サボ sabot」。
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店のキャッチフレーズは「カレーとコーヒー、読書と音楽」。
2017年オープン。町家を改造し、靴を脱いで上がる。
入ったところがテーブル席。奥にカウンター。
カウンターに座る。

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2019年01月08日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

年末恒例の「くいしんぼー山中」でタンシチューを食べる会。

タンシチューは、皆さんタン塩を食べるので、タン元がすぐになくなる。
よって通常オンメニューではないのだが、随分前からお願いして
ここ3年は年末に数名の食いしん坊仲間と訪れている。

とはいえ、メインはステーキである。
飼育37ヶ月の牛肉。
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カットし、しばらく時間が経つとまさに小豆色の牛肉となる。

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投稿者 geode : 01:48

2018年12月27日

2018年をふりかえり

2018年もあとわずか。
平成の師走は最後です。
平成の時代は、食の世界でも大きな変動があった時代。

働き手が少ない。
働き方改革。
情報の伝達方法の劇的な変化。
料理人の社会的役割。
ワールド50レストランの出現。
このようなポイントから眺めてみるのも面白いと思う。

といいながら、今年最も衝撃を受けた料理店は東京の「茶禅華」という中国料理店である。
今年の春に伺い衝撃を受けた。

上記のようなポイントではなく、料理が本来持っていた身体へ、
そして心に潤いを与える料理を極めて高いレベルで提供することに心血を注いでいると感じた。
素材を吟味し、調理法を研究し、技術を絶え間なく磨いている結晶だと思う。

雉のスープのクリアにして奥の深さ。
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その他の料理については、また伝えたいと思う。
このような料理、そして料理人と出会えたことは今年の大きな収穫であり、
また「食」について考える機会にもなった。

今年出会った方々、本当にありがとうございました。
来年もよろしくお願います。

*******************************************
年内の「おいしいコラム」は本日12月27日が最終となります。
一年間ご覧いただきありがとうございました。
年始は1月7日から再開いたします。

来年も引き続きご愛読いただきますようお願い申し上げます。

投稿者 geode : 01:28

2018年12月25日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

シックなレストランである。
哲学の道近く。民家を見事にリノベートしてある。

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カウンターとテーブル席。
今回は8名のグループでテーブル席となった。

ここに来る度に気持ちが和らぐ。
カウンター内にはピザ窯が設置され、ほぼそこで調理が施される。

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投稿者 geode : 01:48

2018年12月20日

「レストラン 高津」 山口・下関・イノベーティブ

下関の捕鯨の歴史は縄文時代まで遡る。

中世以降は16世紀から始まった長州捕鯨と呼ばれる古式捕鯨が
長門や萩などで設立された鯨組を中心に行われていた。

下関は鯨肉・鯨油の中継地点として繁栄した街であった。
一旦はロシアが日本海で捕鯨を進め衰退したが、
近代捕鯨のノルウェイノルウェイ式捕鯨法が取り入れられ、
再び日本の捕鯨発祥地として息を吹き返し、
戦前・戦後を通じて捕鯨関連産業の中心地として国内有数の地位を築いている。

中でも明治42年に設立された東洋捕鯨株式会社が昭和初期に建てた蜂谷ビルは
「下関における捕鯨産業の隆盛を偲ばせる事務所建築」
として市の歩みを伝える重要な文化財でもある。

その重要な建物に2017年オープンしたのが「レストラン 高津」というレストラン。
まさに歴史を感じさせる建物である。
店内は個室とカウンターだが、カウンターが主体。
オープンキッチンでシェフに近い席であった。

メニューには食材の名前だけが記されている。
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投稿者 geode : 01:53

2018年12月19日

「やすだ」 大阪・都島・しゃぶしゃぶ

役者が揃った食事であった。
大阪・都島の「やすだ」はしゃぶしゃぶで名高い。

手切りの牛肉をしゃぶしゃぶにすると、なんとアクがほとんどでない。
「これは手切りでゆっくり切るので、アクが出ないのです」とご主人。

この日は「やすだ」に
堺の「おさむちゃん」のおさむちゃんご夫妻
八尾の「マンジェ」の坂本さん 
そして東京からマッキー牧元さんなどが集結したのであった。

店内はぎっしり満席、それぞれのテーブルで盛り上がること盛り上がること。

まずはビーフシチューの登場。
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これまで食べたどのビーフシチューより柔らかな口当たり。
これは驚きの食感。またソースのコクが見事。
ご飯が欲しくなる味わい。

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投稿者 geode : 01:43

2018年12月17日

「六曜社珈琲店」 京都・河原町三条・コーヒー店

この店を初めて訪れたのは中学生の頃。
約50年も前のことである。

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ここは地下と一階に店がある。地下は奥野修さんで父親。
一階が息子さん。僕が初めて訪れた時は、当然のことながら先代であった。

大人な雰囲気が漂う珈琲店。いわゆる紫煙が漂う店であった。

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投稿者 geode : 01:14

2018年12月12日

「HATSU」 大阪・北新地・イノベイティブ

大阪北新地で最近オープンした「HATSU」。
シェフの枡本さんは、北欧で長年仕事をした経験の持ち主である。
店内はシックな作りで、落ち着き感が漂っている。

「HATSU」最初の楽しみが2種。
和牛の赤ワイン漬け 自家製チーズ。
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しっとりと香りのある牛肉に チーズのコクで味の深みを感じる。

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投稿者 geode : 01:25

2018年12月05日

「豚そば 月や」 福岡・中洲・ラーメン店

博多で、現地在住のライター、同行のカメラマンとバーで楽しいひと時を過ごしたあと、
ホテルに直行せず「ラーメン食べましょう」ということになった。
バーマンに教えてもらったラーメン屋にゆく途中で「この店、最近人気なんです」とのこと。

そこで出かけたのが「豚そば 月や」である。
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店内はカフェのような明るい雰囲気。深夜とは思えない明るさ。

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投稿者 geode : 01:50

2018年12月04日

「中洲ちんや」 福岡・中洲・精肉&洋食

博多・中洲は夜の街といわれる。
確かにそのイメージは強い。

そこで精肉店を営み、一階の奥は洋食、二階は座敷ですき焼きなどが楽しめるという
ありがたい一軒が「中洲ちんや」である。
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もう10年以上の付き合いになる。

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投稿者 geode : 01:02

2018年12月03日

「手音」 福岡・大橋・コーヒー専門店

福岡・博多はコーヒー店が多い。
なんといっても「美美」の存在は大きい。

残念ながら「美美」の主人・森光宗男さんは、2年前、彼方に旅立たれた。
そこで修業をし、数年前に独立をしたのが「手音」である。

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投稿者 geode : 01:35

2018年11月02日

「赤いうちわ」 兵庫・三木・焼肉

不思議な店である。

いわゆるロードサイドにあり、誰かに連れてきてもらわないと初回はないという空気が色濃く流れている。
僕は複数人からこの店のことを聞き、10年ぐらい前から年に一度は足を運んでいる。
何しろ料理もサービスもダイナミックである。

先付は栗の甘露煮と枝豆。
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どちらも丹波産。
栗のうまみはかなりの衝撃である。

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投稿者 geode : 01:51

2018年10月29日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

本日(10月29日)より10月31日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

11月1日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者 geode : 01:56

2018年10月26日

「サバ6製麺所」 大阪・南森町・ラーメン

突如としてラーメンを食べたくなることがある。

南森町の放送局で番組の収録が終わったところで、急にラーメンのことが浮かんだ。
先日ある人と「サバ6製麺所」のことを話していた記憶が蘇ったのである。
南森町にあったはずだ。

天神橋商店街の中にある。それもビルの一階の奥。
店に向かう通路に「サバ6製麺所」のフラッグが並ぶ。

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投稿者 geode : 01:05

2018年10月25日

「御肉処 銀閣寺大にし」 京都・寺町二条・焼肉

牛肉を食べる。
身体が欲することが多い。
「元気な人は、年を経っても肉が好き。いや肉が好きだから元気」

どちらにしても肉を喰らうということは、人間の大きな欲求なのだろうと思う。
京都人はよく牛肉を食べる。

リピートしたい店が何軒かある。
そこに入ってきたのが寺町二条にある「御肉処 銀閣寺大にし」。
店名から推察できるように京都の老舗精肉店「銀閣寺大西」さんの直営店である。

大西さんは信州の村沢牛を一気に世間に知らしめた方であり、京都の平井牛を多量に扱うことでも知られる。
今回はその平井牛スペシャルの会である。

始まりは寿司。
平井牛三角炙り。
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この艶やかな色合い。
わさびは辛さが香りに変化する。

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投稿者 geode : 01:01

2018年10月22日

「鳥の木珈琲」 京都・夷川・珈琲店

ふと記憶が蘇った。
夷川に「鳥の木珈琲」があった。

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おそらく4年ほど前、開店直後に伺ったはずである。
誰かに開店の情報を聞いた、とおぼろげながらの記憶ではあるが。

その時はキーマカレーとコーヒー。
今回はプリンとグァテマラをお願いした。

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投稿者 geode : 01:21

2018年10月15日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

初めて「ほうば」を訪れたのは何年前のことだろう。

天神橋5丁目近くにあり、周辺の雰囲気、店の佇まいからは想像もできない
クリエイティブな料理が次から次へと現れ、訪れる人みんなを魅了したのである。
北新地に移り、料理はますます進化し、多くのファンを掴んでいった。

ここにくると、ナムルやチヂミ、アワビのお粥などは、毎回でも食べたくなる。
同じ料理(といっても微妙に変化する)は是非ともと感じる。
ポツリと提供される料理もキラリと光るのである。

韓国料理とは何か、いや料理とは何か、を考えてしまう。

いつものナムルから。
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ミニオクラ、ジャガイモ、クレソン、セロリ、金針菜、黄ニラ、金針菜の蕾、
ミョウガ、韓国かぼちゃ、人参、モロヘイヤ、豆もやし、ミツバ、マコモダケ、インゲン。

定番なのだが、これが出てこないと「ほうば」にやってきたという感じがしない。

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投稿者 geode : 01:20

2018年10月12日

「花門」 京都・ANAクラウンプラザホテル京都・天ぷら

ANAクラウンプラザホテル京都の和食は「雲海」という。
その中にカウンターの「花門」という天ぷらコーナーがある。

時折訪れる。
この日はツルムラサキのおひたしから始まった。
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「花背のツルムラサキで無農薬で作られています」との説明。
ツルムラサキはしっかりした食感と軽い酸味という食欲を掻き立てる。

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2018年10月10日

「旬彩天つちや」 大阪・江坂・天ぷら

いま、天ぷらが面白い。
江戸前の天ぷらがスタンダードであることは違いないが、
少しずつ独自の世界を切り拓く職人が増えている。

大阪ではもっとも足を運びたいと思っていた江坂の「旬彩天つちや」にようやく伺うことができた。

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ご主人の土阪幸彦さんは、日本料理の修業を重ね、
そこに天ぷらの技をプラスした料理感が高い評価を得ている。

最近は天ぷらだけのコースも用意されているとか。
それだけ天ぷらに対して注目を抱く人たちが増えているということか。

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投稿者 geode : 01:07

2018年10月04日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

今年3回目である。
入口から正面、2階への階段がある。
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そこに映る像が美しいというかどこか幻想的な感じを受ける。
よく見ると メニューの文字が壁面に映っているのである。
光と影の交差が 望外の印象を与えてくれる。

続きを読む “「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理”

投稿者 geode : 01:02

2018年10月03日

「きみや」 奈良・生駒市・焼肉

国道163号線沿にある「黒毛和牛 焼肉店 ヘレ専門店 きみや」。
この店で初めて食べた時の衝撃は、未だに忘れることができない。

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熟成肉が話題になり始めた頃で、「熟成肉」を標榜するレストランを数軒料理人仲間と食べ歩いていた。
今も何が正解かは分かっていないが、この「きみや」のヘレ肉を食べた瞬間、
「熟成」はもっと時間をかけて研究しようと思ったのである。

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投稿者 geode : 01:16

2018年10月02日

「かさ原」 神戸・中山手・焼鳥

友人から「神戸にお気に入りの焼鳥屋があるのです」と聞き、その友人と一緒に出かけた。
中山手にある「ラ・ドルレイ神戸三宮」というビルの7階。

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同フロアには中華料理の「EVOLVE」があり、6階には「リストランテ ドゥエ」や
日本料理の「小猿」などが入っているビルなのである。
店は白木のカウンターがコの字に設置され、焼き台も煙が店内に流れないような設計となっていた。

この日は一番端の席で、オーナーの笠原悠仁さんの動きが後方から見えるところであった。
焼きは笠原さん一人が担当である。

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投稿者 geode : 01:55

2018年09月27日

「手打ち蕎麦 くげ」 兵庫・丹波篠山・蕎麦

丹波篠山に出かけた。
目的は、陶芸家を訪ねることであった。

箱根強羅の宿のオーナー夫妻が、窯元を訪ねたいという希望である。
二人の陶芸家、市野雅彦さん、今西公彦さん。
二軒の窯元でそれぞれ特徴のある作品を購入された。
僕も茶碗を購入してしまった。

昼頃になったので、昼ごはん。
以前取材で訪れた「くげ」という蕎麦屋さんを思い出した。
同じ篠山でも、窯元の場所からはだいぶ離れており20分ほど走った。

古い民家を移築したような感じの蕎麦屋である。
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太陽光が気持ちよく差し込んでいた。
店内は明るく、素敵な雰囲気である。

続きを読む “「手打ち蕎麦 くげ」 兵庫・丹波篠山・蕎麦”

投稿者 geode : 01:20

2018年09月26日

「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥

福島はいつの頃からか焼き鳥激戦区である。
その中で「あやむ屋」は先輩格となってしまった。
店主の永沼さんは、食いしん坊である。
いつも、福島界隈のお値打ちランチ所などを教えてもらう。

この日は、20時過ぎに飛び込んだ。
キャベツとざる豆腐。
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定番のメニューである。
ざる豆腐は塩で食べる。甘味が発揮される。

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投稿者 geode : 01:19

2018年09月25日

「茶菓席」 京都・堺町御池下る・茶処

9月も後半戦である。
まだ、蒸し暑さは残っている。
時折、氷が食べたくなる。
おそらく今年最後の氷だと思う。

和久傳 堺町店の二階に「茶菓席」がある。
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一階にはしばしば足を運ぶが、二階の「茶菓席」は初めてであった。
低いテーブル席、天井高には限界があるので、低いテーブルという設えは納得である。 

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2018年09月20日

「餃子ごずこん」 京都・麩屋町錦・餃子

餃子が無性に食べたくなっていた。
さてさてどこへ向くのか。
京都である。

餃子の王将の本店もある。
祇園には先日テレビで紹介された「歩兵」や「GYOZA8」もある。
昔は、千本中立売近くにあった「吉林」の水餃子がベストであった。
その技を習った女性がいた「龍鳳」も良かったな。

そんなことを思いながら思いついたのが「餃子ごずこん」であった。
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麩屋町錦を上がったところにある。
カウンターの端に座った。

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投稿者 geode : 01:41

2018年09月19日

「麺と人」 京都・南車屋通・ラーメン店

「カドカミさん、ラーメンって食べるのですか?」と、聞かれることが結構多い。
どうも、ラーメンを食べない、という印象があるのだろう。
週に一回というほどではないが、ときおり無性に食べたくなることがある。

大阪の天ぷら屋で、この「麺と人」のことを聞いてずっと気になっていた。
先月、場所を確かめに行き、猛烈に食べたくなった。
というのは、この「麺と人」がある場所は、数年前まで「すみれ寿司」という寿司屋があった場所。
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「すみれ寿司」にはかなりの回数通った。
お父さんが倒れられ、息子さんが後を継いでからも訪れた。
僕にとっては思い出深い店舗といえるのだ。

店内の様子は変わっているのだろうか。
ラーメン店の店主はどんな方なのだろう、などいろいろな思いを抱いて店に入った。
カウンターの雰囲気はほとんど変わっていない。
ほっこりした感じである。

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投稿者 geode : 01:31

2018年09月10日

「タンポポ」 大阪・北新地・鉄板焼き

ほぼ全ての調理工程が眼前で見ることができる。
カウンター割烹より、鉄板焼きの方が詳らかである。

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堂島から北新地に移った「tanpopo」。
その調理工程が美しい。

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投稿者 geode : 01:32

2018年09月05日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

2度目の訪問である。
初回はカウンター、今回はテーブル席。
哲学の道に面してる建屋もいい感じ。

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店内に設置された薪窯の存在感も素敵だ。
何よりライブ感が味わえる。

窯をどう扱うか。温度管理が重要、料理人の勘が働く。
窯の中の炎の動きが見えるというシェフもいる。

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投稿者 geode : 01:02

2018年09月03日

「円かの杜」 神奈川・箱根強羅・旅館

年に何度か訪れる。
この日は「夏の合宿」と評して男性が6名それぞれ好きなCDを持ち
各地から「円かの杜」に集まる。

荷物を解き、風呂に入る。浴衣に着替え、食事である。
暦の上では秋だが、まだ残暑でもある。
その移ろいが献立に表れる。

先附
葛トマト(アメーラルビンス) 卸し生姜
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トマトを葛で包みさっと揚げる。出汁の味わいが生き、トマトの食感が楽しい。

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投稿者 geode : 01:18

2018年08月31日

「ギャルリ百草」 岐阜・多治見・ギャラリー

岐阜県多治見市。
今夏、何度も日本一気温の高い都市としてメディアで紹介されたところだ。
覚悟をして出かけた。しかし、運よく28度という気温。

麻のジェケットを脱ぐことなく多治見駅からタクシーで「ギャルリ百草」に向かった。
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ここは安藤雅信さんと明子さんの二人が営む。
雅信さんは人気の陶芸家、明子さんは服飾のデザイナー。
二人の審美眼とネットワークの広がりは素晴らしい。

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投稿者 geode : 01:26

2018年08月30日

「天麩羅 佶祥」 大阪・中崎町・天麩羅

大阪・北、中崎町の町家でひっそり営みを続ける「天麩羅 佶祥」。

ここは紹介制の店。カウンター7席。
初めての店はやはり緊張感を覚える。
町家なので厨房をあまり大きく取ることは難しい。
その中で無駄なく動く店主の姿に釘付けになる。

まずは冷製トウモロコシの茶碗蒸し。
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本来温かいと思っている茶碗蒸しが、この季節冷製で出てくると気分が高まる。

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投稿者 geode : 01:55

2018年08月23日

「spice curry & dining Cumin’s スパイスカレー&ダイニング クミンズ」 京都・姉小路・カレー

いま、大阪はスパイスカレーが話題になっている。
確かに、独自のスパイシーなカレーを提供する個店が多い。
京都の街も、結構カレーを提供する店がある。
いわゆるスパイス系からインドカレーを供するところ、そして洋食の流れをくむところも目立つ。

姉小路通りに面したビルの二階にある店を発見した。
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「spice curry & dining Cumin’s スパイスカレー&ダイニング クミンズ」とある。

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投稿者 geode : 01:35

2018年08月20日

「MOTO COFFEE」 大阪・北浜・コーヒー

中之島の夕焼けは美しい。
この界隈を夕方歩くと、そんな印象を覚える。
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投稿者 geode : 01:16

2018年08月16日

「MonoArt coffee roasters」 京都・四条木屋町・コーヒー

今年の夏は暑い。
コーヒー店に入る。

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頭は熱いコーヒーを飲みたいのだが、身体と気分は冷たいコーヒーを望んでいる。

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投稿者 geode : 01:01

2018年08月10日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

ここを訪れた人がほぼリピーターとなる。
よって予約が取りづらくなるのだ。

ここで食事をすると定番メニューの力を知る。
定番が出てこないと、どこか寂しい。
そして一品ぐらいは、新作がないと、これまた寂しい。
食べる側は、まことに勝手なものである。

スタートは定番のナムル15種。
万願寺唐辛子、セロリ、春菊、豆もやし、クレソン
人参、韓国かぼちゃ、ミョウガ、茄子、加賀太キュウリ
いんげん、まこも茸、ミツバ、ジャガイモ、ミニオクラ。
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これだけ並ぶと圧巻。
一気に気持ちを掴まれる。

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投稿者 geode : 01:15

2018年08月08日

「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら

訪れる度に新たな発見がある。
変化と進化を繰り返す。
食べ終わった後は豊かな気分になる。

まずはカンター後ろに置かれた野菜を見る。
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季節を眺め、この日の野菜がどのようなスタイルで供されるか想像するのが楽しい。
賀茂茄子がある。落花生もある。

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投稿者 geode : 01:32

2018年08月06日

「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」 大阪・淀屋橋・コーヒー&ギャラリー

この季節は氷がたべたくなる。
エルマーズグリーンというお気に入りのコーヒーカウンターで期間限定の氷が始まった。
先日かき氷の機械を見たときは「明日から始まります」というインフォメーションであった。

少し時間が取れたので、出かけた。
カウンターで案内を見る。
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熊本県水俣市の天の製茶園さんの粉末緑茶を使った自家製シロップ
岐阜県柳ヶ瀬のツバメやさんの粒あんこをたっぷりのせた和のかき氷です。
氷は谷町筋にある製氷店とか。

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2018年08月01日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

大阪では「ちゃん」のつく焼肉店が話題になりつつある。
「まさちゃん」「おさむちゃん」「つねちゃん」など。
いくつか共通項がある。狭小の店舗、個性的な主人などなど。

ここ堺の「おさむちゃん」は中でも予約の取りづらい店の筆頭だ。
一日三回転というのにはいつも驚かされる。
この日は7名の宴席だ。男性5名、女性2名。
おまけにここは3.3坪である。

まずは自家製キムチから
ピオーネ、ハクサイ、キュウリ、トマト、アボカド、トウモロコシ。
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投稿者 geode : 01:54

2018年07月31日

「monk」 京都・哲学の道・薪窯料理

窯で焼くことが気になっている。
石窯で焼くパン。ピザも同様である。
小樽の「エグヴィブ」丹後半島の「農家パン 弥栄窯」など。
京都の哲学の道にある「monk」もその一軒。

哲学の道に面している。
一軒家。小さく記された「monk」という文字が素敵だ。
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カウンターとテーブル席があり。
カウンターは17時半と20時半の予約、テーブルは19時。
薪窯で調理するボリュームは限られる。だから時間差なのだ。
7000円のコースのみ。

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2018年07月26日

「SHERPA COFFEE ROASTERS」 岐阜・早田・コーヒー店

この店を知ったきっかけは、京都の「SONGBIRD COFFEE」という店。
「SONGBIRD COFFEE」は[SONGBIRD]をテーマに焙煎してもらったオリジナルのコーヒーを出している。

豆は、京都の「かもがわカフェ」「六曜社」
名古屋の「吉岡コーヒー」そして岐阜の「SHERPA COFFEE ROASTERS」に依頼している。
たまたま岐阜に行ったとき、気になり立ち寄ってすっかり気にいってしまった一軒である。

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投稿者 geode : 01:26

2018年07月25日

「川原町泉屋」 岐阜・川原町・川魚料理

夏がくれば思い出す一軒。

その代表が岐阜のある「川原町泉屋」だ。
鮎焼きに人生を捧げた人物・泉善七さん。
泉さんが焼く鮎を食べたくなる。

鮎を焼く。
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串はどのような形状がいいのか。
見るとヒラ串だ、丸串だが回りやすくて焼きが安定しないからだと。

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2018年07月23日

「にし野」 京都・西院・焼き鳥

最近、京都の西院界隈が面白いと聞く。
確かに「メイカー」という創作料理の店が人気を集めたり、熊本料理の店も暖簾を掲げているという。

そしてよく耳にするのが「にし野」という焼き鳥店。
大阪の同名の割烹店で食事をしている時に店主が
「同じ名前の焼き鳥店があるので、気になっています。よく見るのです」と。
これもSNSの効果であろう。

店頭に立つ。暖簾に黒文字で「にし野」と染め抜かれている。
それをくぐり抜け店内に入る。
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エル字型のカウンターと座敷がある。カウンターで焼き台に近いところに座る。

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投稿者 geode : 01:45

2018年07月18日

「ビブレ」 北海道・美瑛・オーベルジュ

北海道・美瑛に大好きなオーベルジュがある。
「ビブレ」という。

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我々の大先輩・齋藤壽さんが陣頭指揮をとる。
「モリエール」の中道博さんと二人三脚のプロジェクト。
新千歳から車で一路美瑛に向かう。

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投稿者 geode : 01:52

2018年07月17日

「銀閣寺 喜み家」  京都・銀閣寺・甘味処

夏になると必ず食べたくなる献立がある。
京都・銀閣寺近くの「きみや」という甘味処の「氷琥珀」という氷とあん豆かんだ。
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琥珀はべっこう飴を柔らかくした色合い。
砂糖の香ばしさを残す。
みぞれとは異なる優しいが奥行きのある味わいで、夏になれば一度はここを訪れ「氷琥珀」を食べる。
これを食べるとなぜか気持ちが和らぎ、優雅な思いに浸ることができるのだ。
氷もかなり細かく空気をたっぷり含んでいるのでふんわとした口当たり。

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投稿者 geode : 01:23

2018年07月12日

「Gosh」 北海道・美瑛・コーヒー店

北海道・美瑛に大好きなコーヒー店がある。
十年以上前に偶然訪れた。

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大阪出身の人間がコーヒー店を営んでいるということを富良野のコーヒー店で聞いたのであった。
そしてその時ネルドリップの話になり「大坊珈琲店」のことを話題にしたようなのだ。
オーナーの阪井雄介さんは、東京の「大坊珈琲店」にゆき、そのネルドリップの技に痺れ、
ネルドリップを取り入れることにしたのだ。
何年かに一度伺う程度だが、阪井さんとは色々な情報交換が続く。

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投稿者 geode : 01:16

2018年07月11日

「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」 大阪・淀屋橋・コーヒー&ギャラリー

「コホロ」は器と生活のものを扱う店であり、定期的に作家の個展も開催するのだ。
このセレクトが非常に魅力的で、つい購入してしまうことがある。

その一角が「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」。
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カウンターとテーブル席がある。
この日もカウンターに座り ランチメニューを味わった。
卵サンドイッチセットだ。

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2018年07月10日

「カフェ・ド・ノール北海道ビル店」  北海道・札幌・コーヒー店

札幌駅近く、大きなオフィスビルの地下にある。
なんといっても、この店の特徴は長く伸びたカウンター。
そのカウンターに配置されたJBLの大きなスピーカー、そこから流れるジャズ。
初めて僕にこの店を教えてくれたのは、同じ年のいとこだ。
カウンターの反対側の書架には、コーヒー関連の書物も並ぶ。

スタッフはネルドリップを使ってコーヒーを淹れる。
今回は、いとこも含め僕たちで6名。
みんな異なるオーダーだ。
僕はマンデリンを頼んだ。
女性スタッフの動きは無駄がない。
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淡々とみんなのオーダーを同じリズムで淹れてゆく。

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投稿者 geode : 01:51

2018年07月09日

「p’s coffee ing.」 大阪・鷺洲・コーヒー店

自家焙煎珈琲とカツサンド。
なんとも魅力的なフレーズか。
この二つの相乗効果は、確か高校生時代に兄貴から教えてもらったような記憶がある。

今年の4月、大阪・福島・鷺洲の住宅街にオープンした「p’s coffee ing.」は
「自家焙煎珈琲とカツサンド」を標榜する珈琲店だ。
ずっと気にはなっていたが、ようやく足を踏み入れることができた。

オーナーの山城典さんは、以前福島の聖天通りで「pancotei」という人気串カツ店を営んでいた人物。
「51歳でコーヒー店をやろうとずっと思っていました。
ちょうどタイミングもよくこの4月にオープンすることができました」と。
話を聞いているとコーヒー好きというのはしっかり伝わってくる。
ましてやカツサンド!同じような匂いがするのだ。

旧いビルの一階。レトロという言葉がぴったりくる。
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ゆとりある空間。

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投稿者 geode : 01:45

2018年07月03日

「オーボンモルソー」 京都・河原町姉小路通東入る・カフェ、ビストロ

京都は朝食事情が豊かである。
コーヒー店もパン屋も和食も同じなのだが、フレンチとなるといささか事情が変わってくる。
ビストロらしい朝食を供するところが少ない。

先月移転を果たし、朝食も始めた「ビストロ・ボンモルソー」
夫婦二人ともフランス大好き、移転した店も内装はマダムが引き受けたという。
壁のペンキ塗りから 壁に飾る絵画や写真、イラストなどもマダムのセレクトである。
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まさにパリの下町のビストロという雰囲気が色濃く漂っている。

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投稿者 geode : 01:26

2018年07月02日

「インドレストラン ミラ」 大阪・大阪駅前第一ビル・インド料理

7月である。
今年は初めて6月で梅雨明け宣言をしたところもある。

暑い季節にはカレー。
いま、大阪はスパイスカレーが盛り上がっている。
日本人がスパイスを研究し、独自のスパイスカレーを生み出した。
「コロンビアエイト」「バンブルビー」「カシミール」など人気店が多数存在するのだ。

ここ大阪駅前第一ビルの地下二階にある「ミラ」は、インド人が料理を作るインド料理店。
通路から調理場を眺めることができる。
タンドールがある。そこでナンを焼く姿が見える。

ランチはカレー(ベジタブル、チキン、日替わりからチョイス)とサラダにナンがつく。
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食後はドリンク、コーヒー、チャイ、ラッシーからの選択。
この日はチキンを選んだ。

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投稿者 geode : 01:31

2018年06月29日

「天ぷら元吉」 東京・南青山・天ぷら

蕎麦、天ぷら、トンカツは東京という印象が強い。
確かにそうなのだが、いささか事情も変わってきたように思う。

蕎麦は各地でツワモノが登場し、天ぷらは静岡の「成生」が独自の路線を歩む。
とんかつも銘柄豚続出で地方にも名店が増えた。
だが、数とレベルの高さではやはり東京であることは動かしがたい事実。

ひさしぶりに東京で天ぷらを食べた。
南青山の「天ぷら元吉」である。

素材の見せ方が美しく、そこから発する力が強い。

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投稿者 geode : 01:39

2018年06月28日

「青空blue」 大阪・平野町・うどん

うどんは、小麦粉と塩と水の産物である。
「あまから手帖」では、いまの大阪のうどん考現学を編集した。
大阪讃岐うどんというジャンルを確立した木田武史さんが、太麺から細麺への変革など話題は事欠かない。

この大阪・平野町にある「青空」は、
そのような動向とはまた異なるベクトルでうどんを考えてきた一軒である。
出身が「土山人」という蕎麦屋だ。
そばを考えるプロセスでうどんを作ると、いかなるうどんができるかを追求したのである。
まず自家製粉石臼挽きという過程を取り込んだ。
これがなんとも興味ふかい。

この日はランチであった。
水ナスとサラダのぶっかけうどんにした。
うどんも自家製粉粗挽きうどんにした。
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このうどん、ある程度の太さがあり、かつ粉のプツプツ感も感じる。
なにより弾力があり、噛むことで粉の香りを楽しみ、水ナスの液体との出会いがさらにうまみを増してゆく。
まずは、他店では味わえない一品だ。

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投稿者 geode : 01:35

2018年06月26日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

進化を続けるレストラン。
「Fujiya1935」の藤原哲也さんには、その言葉が似合う。
料理とは、それまで生きてきた人生の経験、知識などに発想と技術が巧みに絡み合うことで生まれる。
そこには必ず先人の知恵が生きる。
そして記憶が蘇る料理でもある。

一階にウェイティング。そこには水を使ったオブジェがある。
そこでしばし時を過ごし、二階のダイニングルームに進む。
明かりはやや薄暗いという感じだ。

じゅんさい(広島県産)トマト ミント
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季節感と清涼感を味わい、藤原さんの世界に入ってゆく。

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投稿者 geode : 01:29

2018年06月25日

「cafe634」 東京・銀座・カフェ

最近、東京出張の時、銀座の「ソラリア西鉄ホテル銀座」に泊まることが多い。
近くに歌舞伎座やマガジンハウスなどがある。

部屋の中ではドリップパックを持ち込み、コーヒーを飲む。
それも時にはドリップパック二袋分を一袋に詰め、やや濃いめに淹れることもしばしばである。

常にコーヒーを飲むということが、頭のどこかで渦巻いている。

部屋ではドリップパックだが、ホテルの近く、銀座界隈でも何軒か気になるコーヒー店がある。
ホテルのすぐそばには「珈琲 蕃 銀座3丁目店」「珈琲専門店 三十間銀座本店」
後者は地下だが、一碗ずつに使用した珈琲豆がひと粒ずつ付いてくる。

少し東に向かうと「炭火焙煎珈琲 凛east+」がある。
ここは自家焙煎で炭火焼きの香ばしい匂いが道路まで流れ出ることがある。
この「凛」は銀座4丁目の交差点近くにもあり、そこは待ち合わせや打ち合わせで使うことも多い。

この日は朝食をとるために出かけた。
それは「cafe634」という店である。
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投稿者 geode : 01:46

2018年06月15日

「COVOJEAN」 大阪・中津・手打ちそば

「あまから手帖」編集部は地下鉄中津駅近くにある。
編集会議は大体昼頃に終了し、そこからランチとなる。

編集部周辺の気になる店を探訪するのも編集者の仕事だ。
大阪駅に向かうには地下鉄という手もあるが、グランフロントなら歩いた方が近い。

その道すがらにあるのが手打ち蕎麦の「COVOJEAN」である。

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この日は店内ではなくテラス席でのランチとした。

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投稿者 geode : 01:06

2018年06月14日

「田ごと」 京都・京都駅・お弁当

京都駅から東京に向かう。
ちょうど昼ごはん時だ。
京都駅でお弁当を入手。
これまでの経験から「田ごと」の「四條」にした。

これまでいくつかのお弁当を食べてきたが、最近はこの「四條」を選ぶことが多い。
全体のボリューム感、季節のあしらいなど、じつにバランスがいい。

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この日の内容は以下の通り。
鱧と胡瓜の酢の物
出し巻き玉子
かれい味噌漬
焼板蒲鉾
車海老煮
東寺ゆば
小芋煮
蛸唐揚げ
小茄子
枝豆
利久麩
蒟蒻煮
人参煮
酢茗荷
花麩

これらの味付けはやや濃いめだが、時間の経過をよく考えてある。
とはいえ、濃さは抑えめである。

小鯛寿司
海老寿司
かやくご飯

ご飯3種類は嬉しい配慮だ。

このお弁当で移動の食事が充実する。

「田ごと」
JR京都駅新幹線コンコース(駅構内)舞妓店

投稿者 geode : 01:56

2018年06月12日

「鳥匠 いし井」 大阪・福島・焼き鳥

魚に関するシンポジウムでコーディネーターとして参加。
その打ち上げが、この「鳥匠いし井」となった。

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カウンターをほぼ料理人が占領状態。

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投稿者 geode : 01:34

2018年06月07日

「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」 大阪・淀屋橋・コーヒー&ギャラリー

淀屋橋駅近くの「コホロエルマーズグリーンコーヒーカウンター」。
ときおり訪ねるのだが、作品展を見たりコーヒーを飲んだりする落ち着いたスペースである。

この日は伊藤滿さんという作家の展示会が開催際れていた。
僕は、カウンターに座り何を飲むべきか考えているとスタッフの向手さんという女性が
「コロンビアが、いいと思います」と教えてくれたので、それをチョイスした。
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投稿者 geode : 01:55

2018年06月06日

「コントワール フー」 大阪・北新地・創作料理

北新地のビルの三階。
わかりにくいロケーション。
カウンターで繰り広げられる世界は、佐藤歩さん独自のもの。
ほぼ一人でほとんどの仕事をこなす。

この日は午後8時半からの食事。
カウンターは8席。我々は3名。なんと僕以外は全て女性であった。
それも結構若い人たちというのが驚き。
ここの料理を創作料理と呼ぶのもどこか違和感は漂う。
イノベーティブと括ってしまうのも、どこか違う。
まさに佐藤歩さんしかなし得ない料理といことになる。

確かに豪華食材がふんだんに登場する。
そこには「遊びココロ」があるから楽しさが同居する。
それぞれの食材が光沢を放つように構成されているのが遊びと技術の賜物である。

最初はトリ貝とひのひかりという米の融合。
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酸味をうまくきかした味付けがトリ貝の甘味を引き出す。

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投稿者 geode : 01:55

2018年06月05日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

唯一無二とはこのような存在のことを指すのだろう。
料理にカテゴリーはある。しかし、それを超えたところに新たな世界が広がりをみせる。
何度訪れても飽きることはない。
初めての人は驚愕を覚え、何度か目でも新たな発見がある。
そして確実に進歩する味わいを感じる。

最初のナムル15種。
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定番なのに心が動く
スナップエンドウ、黄ニラ、万願寺唐辛子、クレソン
人参、韓国カボチャ、ミョウガ、ナスビ、金針菜、マコモダケ、三つ葉、豆もやし
野菜の味わいをしっかり残しながらもナムルの伝統を生かし切る。

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投稿者 geode : 01:51

2018年05月29日

「串揚げtoshico」 京都・下鴨北大路・串揚げ

「串カツ同盟」なるサークルがある。
全国各地の串カツを求めて食べ歩く仲間がいる。
なぜ、串カツが好きかと仲間に尋ねると、
最も多い回答は「食べるとテンションが上がってくる」というもの。
大阪には「二度づけゴメン!」の串カツ文化がある。

串カツの面白さは、コロモと油という条件を満たせば、あとはなんでもありということだ。
創作串の元祖は大阪の「五味八珍」(閉店)と言われ、
初代は「料理人は芸術家である」という信念があり、なんとベレー帽を被って仕事をしていたのだ。
素材の組み合わせ、ソースの種類、ソースだけでなく何をトッピングするかなど
一串、ひと串に工夫がある。
その流れを継承する店はかなり増えてきたが、京都・北大路の「toshico」もその一軒と言って良いだろう。

店主は音楽好きである。
カウンターの後ろにターンテーブルもありが、現在はCDが主たる音源だ。
結構アンビエントな楽曲が流れたりする。
その音楽に合わせているのかと思う動きの瞬間がある。
どこまで仕込みをするか。それが勝負のようなところがある。
店主の動きは無駄なく華麗である。
だから次々と揚がってくる串が魅力的である。
この日のラインナップ!

野菜サラダ
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投稿者 geode : 01:47

2018年05月28日

「おがわ」 京都・北山・蕎麦

北山通り北大路西入るにある蕎麦処「おがわ」。
以前、この「おがわ」の近くに友人が住んでおり、彼から教えてもらい一時よく通った店であった。
その友人が鬼籍に入り、なかなか訪れる機会がなくご無沙汰していた。

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久しぶりに訪れた。その凜とした佇まいはかわらぬまま。
いまは、昼間だけの営業である。

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投稿者 geode : 01:05

2018年05月25日

「鉄板焼 京都 梅しん」 京都・室町綾小路西入・鉄板焼

本日(5月25日)に開店する「鉄板焼 京都梅しん」の食事会に参加した。
鉄板を使う焼肉スタイル。
今回は熊本の「和王」というブランド牛が主体だという。
この「和王」の名前は、堺の焼肉店「おさむちゃん」で聞いたことがある。

まずはキムチ10種類盛り合わせから。
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これはオーナーの母親が先代から引き継いだ味で三代続く。
白菜、大根、胡瓜、キャベツ、ごぼう、山芋、セロリ、らっきょ、トマト、ブロッコリー。
キムチは素材の味わいをどこまで生かし、かつキムチとしての意味合いをいかに感じさせるか、
そのバランスの妙である。
その塩梅がうまくいっているキムチであった。

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投稿者 geode : 01:04

2018年05月24日

「串 ひら尾」 京都・四条壬生・串料理

何年振りだろう。
四条壬生、少し繁華街からは離れたロケーション。
それも四条通りには面していなく、路地を入ったところにある。
この場所で商いを始めて15年目という。

平日の夜。
18時半に入った頃はカウンターに僕たち二人だけであったが、
あれよあれよというまにカウンター、奥の小上がりも満席。
カウンター席は予備の椅子を追加するほどであった。

先付けは
カツオのたたきと活け蛸の造り。
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蛸のはじけ具合いがいい。

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投稿者 geode : 01:55

2018年05月21日

「井尻珈琲焙煎所」 大阪・大正・珈琲店

JR大正駅で降りる。
すぐ側に「井尻珈琲焙煎所」はある。焙煎機の煙突が目印だ。

ドアを開けるとジャズの調べが身体を包み込む。
クリアな音がはじけている。
左手に焙煎機、その向こう側にターンテーブル、レコードが回っている。

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投稿者 geode : 01:13

2018年04月27日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

明日(4月28日)より5月6日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

5月7日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。

投稿者 geode : 09:20

2018年04月18日

「円かの杜」 神奈川・箱根・宿

先日泊まった友人から
「あそこはいわゆる旅館の料理とは明らかに違う」と連絡が入った。
箱根強羅の「円の杜」という宿のことだ。
年に数回泊まりにゆく。夏は合宿と称して男性5人が好きなCDを持ち寄る。

この日は、料理人と一緒であった。

先附
カリフラワームース 鯛白子 柳松茸
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ムースの舌触りにうっとり。

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投稿者 geode : 01:52

2018年04月17日

「小ばやし」 大阪・梅田・とんかつ

もう45年ぐらい前のこと。
仕事を始めた頃、放送局の先輩に連れて行ってもらったのがきっかけ。
阪急東中通りに面した小さな店であった。そこから近くの小さなビルに入った。
そこで長年営みを続けていたが、いつのまにか閉店。残念だなと思っていると、数年前に茶屋町に復活した。
この「小ばやし」、僕がもっとも多くとんかつを食べた店かもしれない。

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資料を見ると、1930年代に大阪・難波でとんかつ専門店を開業。
1945年空爆でやむなく閉店。1947年になんと神戸元町で再開。
その後1959年に大阪の堂山町に移転、1979年初代の孫の中村直介さんが三代目を継承し、
2012年諸事情で閉店したが、復帰を願う声も多く2016年に再開である。

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投稿者 geode : 01:22

2018年04月16日

「渡邊カリー」 大阪・北新地・カレー

「渡邊カリー」初体験。
前から気になっていた一軒。仲間のコピーライターと訪れる。
夜である。
コピーライターは、ハイボールを注文。
僕はスパイスとんかつカリーを頼む。

そこに野菜のピクルス、スパイシーなよだれ鶏をプラス。
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これが前菜代わりとなる。
よだれ鶏は、四川料理のそれとは全く異なるテイスト。
これの刺激的な味わいは、辛みと香りの融合がお見事。

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投稿者 geode : 01:08

2018年04月13日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

東京からの客人とともに。
店主・新井さんのクリエイティブな世界観にいつも圧倒される。
韓国料理がベースにあり、そこからの自由な発想が軽々と飛翔する。
これは新井さんの探求と発見の賜物と言って過言ではない。
独特の嗅覚と経験によって構築される世界に魅せられる。

スタートはいつものナムル15種。
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スナップエンドウ
セロリ
ミツバ
豆もやし
クレソン
ニンジン
韓国カボチャ
ミョウガ
ナスビ
加賀太キュウリ
金針菜
マコモダケ
春菊
ジャガイモ
万願寺唐辛子
野菜を食べるスタイルとして非常に優れている。

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投稿者 geode : 01:47

2018年04月12日

「半蔵」 大阪・西大橋・焼肉

肉好きが3人集まった。
ここは伊賀牛をふんだんに食べさせてくれる店である。
一人が常連らしく「今日はオレの食べ方にしたい!」ということなった。

春を告げる菜の花の前菜。
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投稿者 geode : 01:22

2018年04月11日

「エルクコーヒー」 大阪・西天満・コーヒー専門店

この「エルクコーヒー」は、様々な人たちが集まる。
器は北欧を代表する STIG RINDBERG ステッグ・リンドベリ デザインが多い。
ブルーとレッドの アダムとイブ シリーズ。

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ブルーはオリジナル。レッドは復刻版。
サイズも手触りも明らかに異なる。

ずらりと並ぶステッグ・リンドベリ プロダクツ。
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好みによってカップを選ぶことができる。
といいながら、僕はいつもアダムとイブシリーズのブルー。

コーヒーと同時にトーストを頼むことが多い。
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コーヒーはシナールマンデリン。
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やはりこの苦味に魅せられる。
ここまで深煎りなのに、このすっきり感は見事としかいいようがない。

この日は終始器の話題で盛り上がる。

「エルクコーヒー」
大阪市北区西天満4-6-5 イヅツビル 1F
06-7651-4036

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2018年04月05日

「草枕」 東京・西新橋・コーヒー専門店

近頃、東京で訪れることが多いコーヒー店。
西新橋の「草枕」という。

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入り口が狭いが、入り口近くにテーブル、奥にカウンターがある。
いつもカウンターに座ってマスターのコーヒーを淹れる姿を眺めるのが楽しみである。
この日も仕事仲間のカメラマンと伺った。

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2018年04月02日

「番屋 燁」 大阪・堺筋本町・居酒屋

事務所に近い「番屋 燁」。

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ここは「一汁二菜うえの」のプロデュース・系列店だ。
楕円形のカウンターを囲む店だ。
昼は鯛茶漬けのみで展開。昼は何度か訪れたことがあったが、夜は初めてだ。

週末の午後9時近くであったが、ほぼ満席状態。
活気がみなぎる店内は、居心地がいい。
メニューから気になる料理を選ぶ。
黒板にも手書きのおすすめあり。

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2018年03月29日

「鳥匠 いし井」 大阪・福島・焼き鳥

大阪・福島は焼き鳥屋激戦区である。
ここ「鳥匠 いし井」は名店「あやむ屋」出身で開店2年目を迎える。
気になる存在であったが、ようやくその暖簾をくぐることになった。

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カウンターがすっと伸びる。個室もあるが、この日はカウンターとした。
その風情は、まるで割烹のような感じを受ける。
主人の石井吉智さんは、和食の経験もありの料理人である。

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2018年03月23日

「ENEKO東京」 東京・西麻布・バスク料理

バスク地方で三つ星を獲得しているレストラン「アスルメンディ」の
エネコ アチャ アスルメンディがプロデュースするレストラン「エネコ東京」。

ここが発信したいことは3つ。
1つ目は、日本の食材を使用し、その魅力を伝えること。
2つ目は、日本の四季を感じられ、エネコ・アチャの料理を楽しめるバスクビストロスタイル。
3つ目は、「食べる」ことの喜びを超える「エンターテインメント」を楽しめるレストラン。

このコンセプトが生きるレストラン。
まずは一階の庭園のようなスペースでアペリティフと前菜を楽しむ。

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その前菜もバスケットに入って登場である。

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投稿者 geode : 01:35

2018年03月15日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

何度、このナムルの料理をアップしたことだろうか。

この日は5名の会食。うち3名は「ほうば」初体験。
このナムルが登場したところで「これはなんですか?」という声が上がり、
一口食べて「野菜の味が本当によくわかる。素晴らしい!」となる。

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韓国かぼちゃ、金針菜など個性ある野菜が揃う。
ここで一気に「ほうば」の世界に足を踏み入れ、その心地の良さにうっとり。

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2018年03月14日

「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ

ここの存在を知ったのは心斎橋にある「でりしゃす」という鉄板焼きの店からである。
ひらがなの「でりしゃす」は「デリシャス」の息子さんの店だ。
息子さんは吉原昭さん。
「父親の背中をずっと見ています」と話す。その背中が「デリシャス」である。

鉄板焼きの店だが、店内の壁には宝塚歌劇団御用達であることが瞬時に理解できるポスターなどが貼ってある。

ここではハンバーグを頼まなけばならない。
鉄板の上に置かれただけで、他のハンバーグとは異なることがわかる。
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投稿者 geode : 01:49

2018年03月12日

「蕎麦 若木」 大阪・江戸堀・蕎麦

この店との付き合いは長い。30年以上になる。
いつもは「ひるげ」という季節ご飯に卵焼きが付くセットである。
この日は12名の食事会。
河内鴨と蕎麦がき、クレソン鍋とした。

まずはつまみ3種。
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卵焼き、板わさ、佃煮。
これは酒の肴である。
気分が徐々に乗ってくる。

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2018年03月07日

「遊形サロン・ド・テ」 京都・姉小路通・カフェ

「遊形サロン・ド・テ」は、俵屋旅館プロデュースのカフェである。

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つい最近、コーヒーが変わったとの情報を得た。

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2018年03月01日

「Walden Woods Kyoto」 京都・渉成園・カフェ

昨年末にオープンしたカフェ。
六条通りより少し南。周りに飲食店が点在するエリアではないが、多くのお客さんが訪れる。
古い家をリノベーション。ファサードも店内も真っ白である。

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ウォールデンという店名はかつてD・ヘンリー・ソローという作者が記した「森の生活 ウォールデン」からの発想である。自然の中で暮らすことから見えてくるコトやモノを書いた内容だ。

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2018年02月27日

「なにわ翁」 大阪・西天満・蕎麦

西天満は骨董屋さんが多い通りである。
裁判所が近いこともあり法曹関係のオフィスも多い。
北新地から御堂筋を挟んで東側。
まだまだ飲食店は少ないが、ここ数年個性派が増え、大人の街という感じが強く漂う。

その中にあって人気の蕎麦屋「なにわ翁」。
蕎麦好きならピンとくるかもしれないが、「翁」というのは蕎麦屋の大看板である。
かつては信州にあり、そこから広島に移り「達磨」と名前を変え、
現在は大分に店を構える傍、全国に蕎麦行脚に出かけるという。
その「翁」で修業をし、名前を使うことを許されたのが「なにわ翁」である。
基本は二八蕎麦だが、数量限定で十割蕎麦も打つ。

この日は二人。
相手が少し酒を嗜むので、やきみそから始まる。
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香ばしさとカリッと当たる食感の楽しみ。

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2018年02月21日

「CASA JULIAN」 スペイン・トローサ・スペイン料理

サンセバスチャンから車で約20分、トローサという街にあるレストラン「CASA JULIAN」。
ここは熟成リブロース肉を炭火で焼くことで名高い。

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店内に設えられた炭火の炉。
そこに熟成された牛肉がどんと乗る。
たっぷりの塩が打たれる。
この姿を見ただけで、胃袋が素直に反応する。

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2018年02月20日

「Restaurant ARZAK」 スペイン・サンセバスチャン・スペイン料理

サンセバスチャンは美食都市である。
ここには3軒のミシュラン三つ星レストランがある。
その一軒「Arzak(アルザック)」でランチだが、食事をした。

突き出しから
赤い餃子はエビ。
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これで気分が高まる。

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2018年02月19日

「Asador Etxebarri(アサドール・エチェバリ)」 スペイン・バスク・薪料理

前回訪れのが2009年。
今や「世界のベスト50」でトップ10に入るレストラン。

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ビルバオからタクシー約1時間で到着する。
二階のテーブル席で7名の食事だ。
ここは、薪を燃やし、それを熱源として調理をする。
今回はどのような料理が供されるのかワクワク状態であった。

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投稿者 geode : 01:44

2018年02月16日

「ビルバオバル巡り」 スペイン・ビルバオ・バル

パリからビルバオに移動。
ホテルに到着すると先発隊から
「先ずはヌエバ広場のGURE TOKIに行きましょう。ヌエバ広場に着いたら連絡下さい」との連絡あり。
ホテルからぶらぶら歩いてヌエバ広場へ。
ここは回廊になっていて、そこにバルが点在している。

先発隊と合流。
まずはGURE TOKIに。満員、大盛り上がり。
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気になる料理を次々に注文となるのだが、今宵はバル巡り。
2-3皿に抑え、シェアをしながら次第に周りの様子と馴染んでゆく。
ピンチョスをサーブする人たちの笑顔がいい。
元気な様子が伝わってくる。
簡単な料理なのだが、印象に残る。

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投稿者 geode : 01:46

2018年02月14日

「Le Relais de Venise」 フランス・パリ・ステーキ専門店

30年以上通っているステーキハウス。
パリで最も訪れた回数が多いレストラン。

この日も、午前中ピカソ美術館で「ピカソ1932-エロティックな年代」という展覧会を観て、今まで以上にピカソに敬意の念を抱く。
充実した1年間の作品や出来事を時系列に並べた、画期的かつ意欲的な作品展。
この1年はピカソにとっても、大きな転換期でもあったようだ。

その後、ポルトマイヨー駅近くの「Le Relais de Venise」に向かう。
日曜日の昼ということもああり、やはり店頭には行列。
ここは一切予約を取らないシステム。
常に満席状態が続く。30年以上、同じ状態というのがすごい。
こちらは5名、およそ20分ばかり並び席に着く。

席を采配するのはマダムである。
彼女が席を全て決めてゆく。
だが、オーダーなどのサービスは別の女性が担当でである。
食べ終わった食器を片付け、ぺーパーのテーブルクロスを変え、そこにナイフフォーク、グラスを置く。
この流れに全く無駄はない。
黒い服に白いエプロン姿の女性が動く。
ここでは男性従業員の姿を見たことがない。

オーダーはステーキの焼き加減と、飲み物のみ。
僕はミディアムレアを注文。
ワインはボルドー サンテミリオンの赤。
あとは到着を待つだけ。

まずはサラダが届く。
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クルミが乗ったサラダもずっと変わらず。
これを食べ、ステーキを待つ。

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投稿者 geode : 01:41

2018年02月14日

「Les Enfants Rouges」 フランス・パリ・ビストロ

日本人シェフ 篠塚大さん。
北マレ地区の一画にビストロ「Les Enfants Rouges」がある。
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小さなカウンターとテーブル席。
すっかり満席状態。夜は2回転は確実ということ。
店内の盛り上がりが素晴らしい。
ここの食事を楽しみにする人たちが集まる。

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2018年02月08日

「大國屋鰻兵衛」 京都・堺町錦上る・鰻

「70歳になって、ようやく独立しました」と話すのは「大國屋鰻兵衛」の主人・山岡國男さん。
山岡さんは錦小路で「大國屋」という鰻・川魚店をずっと営んでいた。
その仕事を跡取りの息子に任せ、本人が別の店を始めたというわけだ。

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場所は、堺町錦上ルだ。
町屋を美しく改装した。

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2018年02月07日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

男性3名、女性1名の食事である。
ラジオ番組に関連する人たち。
話題は、どうしても音楽や映画などが中心となる。
いつもは食がメインとなるが、このような展開も新鮮である。
つまり、料理を捉えるにしても視点が違う。

この日は、まず参鶏湯を見せられた。
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迫力ある姿。
僕は胃袋がすぐに反応するが、他のメンバーは食材の色合いや鍋の色艶などにも興味を示していた。

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2018年02月05日

「カフェ・ド・ノール」 北海道・札幌・コーヒー専門店

札幌駅の近く、ビルの地階にあるコーヒー専門店「カフェ・ド・ノール」。

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長く伸びたカウンターの後ろに大きなJBLのスピーカー。そこからはジャズが流れてくる。

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2018年01月25日

「たこ吉」 堺・宿院・おでん

おでんは、一つの鍋で色々なネタを炊くのが定石であった。
それがいつの間にか、食材によって出汁を変え、鍋をいくつか用意し、
サーブの仕方も一皿ずつ盛り込み、そこにトッピングするなどバリエーションが現れて久しい。

そのスタイルの先駆者がこの堺の「たこ吉」というおでん屋である。
何十年も前に食べた時の驚きと感動はいまもしっかり残っている。
「たこ吉」で新年会ということになり、喜んで参加した。
カウンターの印象は全く変わらない。
参加したメンバーには料理人もかなり含まれていた。

「前菜を作ってます。好きなだけ食べてください」とご主人の住吉昭一さん。
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造りはヒラメ、縁側もきちんと入っている。
その他、住吉さんが時間と手間をかけて作った前菜をつまみながら話が始まる。

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2018年01月24日

「MonoArt coffee roasters」 京都・四条木屋町・コーヒー

以前、知人から耳にしていた珈琲店「MonoArt coffee roasters」にようやくたどり着いた。

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西木屋町四条下がる。
かつてインカ料理店があったところだ。

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2018年01月23日

「麩屋町 うね乃」 京都・麩屋町押小路・おでん

京都に 無添加おだしの「うね乃」という店がある。
数年前にうどん屋を始めた。それはだしに合ううどんがコンセプト。
なんとうどんは薄力粉を使い、かなりの柔らかさである。

その「うね乃」が今度はおでん屋を始めた。
ズバリ出汁を味わうおでん屋である。

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投稿者 geode : 01:51

2018年01月19日

「やすだ」 大阪・都島・しゃぶしゃぶ

昨年末 テレビの取材でお世話なった大阪・都島の「やすだ」。
訪れる度に店主との関わりの深さを感じる。
人はどこかで繋がっているのだと実感。
毎日満席、19時半スタート。3名。うち一人は初の訪問。

まずは「コールドビーフ」を注文。
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最近は、これから始めることが多い。
見た目の迫力あり。口に含むと、それが一気に感動に変わる。
この歯ざわり、歯ごたえではない。舌ざわりと表現したい。
スルスルと形がなくなり、牛肉の味わいだけが口内を駆け巡る。

しゃぶしゃぶの野菜と黒毛和牛が届く。
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和牛は全て主人の手切り。よってこの厚みである。
この手切りがポイントだ。

まずは牛肉の脂の部分を溶かす。
その段階を経て、初めて鍋に牛肉が全て浸かる。
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初回は主人に任せる。
タイミングを計る。
口の中で牛肉の香りとうまみが炸裂するのだ。

食べ終わると具材を取り払い、茶そばを入れる。
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この出汁だけでもよし、ポン酢と割った出汁でもなおよし。
そして、そばだけに胡椒をふる。
味の変化が著しい。胡椒の凄みを知る。

ガーリックライスも懐かしい。
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フルーツで締める。
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都島にある素敵な一軒だ。

「やすだ」
大阪市都島区毛馬町2-3-15
06-6929-1401

投稿者 geode : 01:43

2018年01月15日

「青空blue」 大阪・平野町・うどん

大阪のうどんは変化しつつある。
かつては「麺の讃岐、出汁の大阪」といわれた時代があった。
そこから「讃岐系」のコシのあるうどんが世間を席巻し、いつのまにかうどんと言えば、コシのあるのが王道というような印象がつよくなった。
大阪のうどんは、適度に柔らかく出汁を吸い込んで味わい深いものというイメージも少しずつ薄れていった。
「釜たけうどん」の木田武史さんの動きから「大阪讃岐うどん」というジャンルも生まれてきた。

じつは平野町の「青空blue」はまた異なるカテゴリーを確立した店だ。
ご主人は「土山人」という蕎麦屋で長年働いた人物だ。

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2018年01月10日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

昨年末のこと。これも恒例となった「くいしんぼー山中」のタンシチューの会。
カウンター12名を占領。店名にちなみ、食いしん坊大集合である。

滋賀県「福永喜三郎商店」の近江牛一筋。
タンは、塩タンで食べる人が多く根元をシチュー用に確保してもらわないと成立しないのだ。

まずは、近江牛が用意される。
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この小豆色の風景に一同歓声が上がる。

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投稿者 geode : 01:27

2017年12月27日

「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら

静岡に「成生」という天ぷら屋がある。主人は志村剛生という。
一昨年夏に出会って以来、ずっと通いつめている。

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ここ5年間で、もっとも感動した料理店である。
天ぷらという料理の概念が変わったと言っても過言ではない。

天ぷらとは「揚げる」ということだけなく、そこには「蒸す」「焼く」「余熱で火を入れる」などの仕事が潜んでいることを学んだのだ。

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投稿者 geode : 01:16

2017年12月25日

「カセント」 神戸・県庁前・イノベーション

訪れる度に興奮を覚える。

神戸の「カセント」。

4名の会食である。

可愛い物体が登場する。
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大根にカラスミ。
一口サイズが語るシェフの思いが弾ける。

続きを読む “「カセント」 神戸・県庁前・イノベーション”

投稿者 geode : 01:34

2017年12月18日

「Gosh」 北海道・美瑛・コーヒー専門店

「Gosh」は、僕にとって貴重なコーヒー店である。
知り合ってからは10年以上の歳月が流れるが、数年前にシナールマンデリンというマンデリンを飲んでから、マンデリンの印象が大きく変わったぐらいのインパクトがあった。
今年は、「Gosh」が作ってくれたkadokami blendを「あまから手帖」の特別企画で販売することができ、多くの皆様に飲んでいただき感謝しています。

その「Gosh」が作ったシュトーレン。
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シュトーレンは、12月に入ると少しずつ薄くカットし、小麦粉の味わいとフルーツの風味を楽しむお菓子である。
それが時間の経過とフルーツの味わいと生地の様子が次第に変化してゆく。

中には洋梨、胡桃、アンゼリカ、イチジク、アーモンドなどが入る。
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それぞれの食感と味わいが微妙に変わってゆくさま。
この季節ならではの愉しみである。
じつは、どのぐらいの厚さに切るのが最適なのか。
これはいろいろ試してみる必要がありそうだ。

このシュトーレンには、やはり深煎りのコーヒーがよく合う。

「Gosh」
北海道上川郡美瑛町美馬牛北3丁目4-21
0166-95-2052

投稿者 geode : 01:52

2017年12月13日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

京都というか、日本でも有数のステーキ店「くいしんぼー山中」。
このカレーは、お取り寄せの常連である。
なんといっても牛肉の使用量が半端ではない。

そのエキスをたっぷり吸い込んだカレーソースに、近江牛がどさりと入る。
これは欧風カレーのキングともいえる存在だ。

これが冷蔵庫にあるというだけで、気持ちが落ち着く。

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一皿の中に様々な要素が入る。
精米され、土鍋で炊かれた米は艶やかな光を放つ。
それを一気に覆い尽くすような茶褐色のどろりとした液体。
その液体の中には、近江で3年以上じっくり育て上げられた牛の塊がごろりと横たわる。

まずは液体だけを口に含む。香辛料が放つ香りの複雑さ。
南国の熱い風と熱気に包み込まれた汗ばむ光景が生み出すトロピカルな香りと辛みを放つ刺激が一体となって、口の中が一気に南国への旅立ちとなる。

続いて牛の塊に歯が入ると、そこからあふれるエキスによって旅は、イギリスへと移る。
液体が牛肉を食べるソースなのかという思いが強くなる。
そして白い米を食べると、初めて明治以降、イギリスからからやってきたカレーが我が国でこのような進化を遂げたのかと実感するのであった。

そんな空想を抱かせるような力が「くいしんぼー山中」のカレーにはある。

「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745

投稿者 geode : 01:09

2017年12月11日

「タンポポ」 大阪・北新地・鉄板焼き

今年堂島から北新地に移転した「タンポポ」。
今回はビルの6階、以前の地下より相当に雰囲気は変わった。
カウンターとテーブル、そして個室まで用意されている。

この日は、カウンターに座る。
カウンターの醍醐味は、味わいだけでなく、カウンター内で働く姿が見えることである。

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そこでの動きもかなり印象に与える効果は高い。
新たな「タンポポ」はカウンター空間も広くなり、よりカウンターの醍醐味を味わえるようになった。
12月も半ばにかかる。戸外はかなりの寒さである。

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2017年12月05日

「点邑」 京都・麩屋町三条・天ぷら

京都でも数少ない天ぷら専門店「点邑」。
移転してしばらく経つ。すっかり今の場所に馴染んだ感じである。

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天ぷらは、関東のモノという認識が一般的ではあるが、関西それも京都ならではのスタイルが存在するのだ。
一つは、京都の食材を使うこと。また料理をうまく挟み込むことで独自性が生まれるのだ。
「点邑」の小林さんは、つねに次のことを考えながら天ぷらを揚げている。

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投稿者 geode : 01:11

2017年12月04日

「GYOZA8」 京都・祇園・餃子

12月1日、祇園に餃子専門店がオープンした。

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「一之船入」「魏飯夷堂」を率いる魏さんの新形態である。
5坪の店内は、まさにバルスタイル。
餃子のバラエティは豊かだ。
焼き餃子にはニンニクが入らない。これはエリア的なことを考慮しての組み立てであろう。

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投稿者 geode : 01:29

2017年11月30日

「肉家 桜真」 京都・室町御池・焼肉

焼肉を食べる。
牛肉の質も大事なのだが、じつは焼きの技術もかなり左右するのだ。
それを知らされたのが、ここ「桜真」の焼き手の技であった。

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最近は自分で焼くところが増えたので、どのタイミングで食べるか、毎回異なるのであった。

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投稿者 geode : 01:22

2017年11月29日

「本せきぐち」 大阪・千日前・すき焼き

すき焼きを食べる会。
総勢15名ほど千日前の「本せきぐち」に集合。

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二階の座敷、4つのテーブルに分かれ臨戦体制だ。

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2017年11月28日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

年に二回の食事会。
「ほうば」に東京、九州、岡山などから仲間が集まる。
多彩な職業の食いしん坊たち。言葉の応酬がスタート前から始まっていた。

「ちょっと寒いし、これから飲んでもらいます」と出されたのは松茸のおかゆ。
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暖かく肌理のこまかな口当たり。松茸の香りと淡い粘りに気持ちもゆるむ。
寒い時期には見事な出迎えだ。

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投稿者 geode : 01:58

2017年11月22日

「ORTO オルト」 京都・三条衣棚・イノベーティブ

「リストランテ オルト」から「ORTO オルト」に変わり、
料理もイタリア料理からイノベーティブと名乗るようになった。
店内もまったく別の店かと見紛うほどの変化。ナチュラルな雰囲気がじつに心地が良いのだ。

メニューも素材だけが記されている。
この日のテーマは立冬。

まずはこれから焼くパン種をみせてくれる。
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投稿者 geode : 01:58

2017年11月20日

「晦庵 河道屋」 京都・麩屋町三条・そば

江戸時代から続く数寄屋造りの蕎麦屋。
時折尋ねたくなる。
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芳香炉という鍋仕立ての名物もあり。
この日は、天ざる定食と穴子そば。
天ざるには季節のごはんがつく。

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2017年11月07日

「赤いうちわ」 兵庫・三木・牛肉

年に一度、男性8名で訪れる一軒。
その名は「赤いうちわ」。
この日も東京からの客人あり。

丹波の枝豆。
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まるで栗を思わせる甘味もある。

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2017年11月06日

「麺屋 猪一離れ」 京都・堺町高辻・ラーメン

京都の人気ラーメン店「麺屋猪一」の2号店が、高辻通り堺町にオープンした。
店内に「極薄削り節」と書かれた書が目立つ。

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なんと0.01ミリの厚さで削ることができる機械を導入したという。

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2017年11月02日

「とんかつ 川久」 鹿児島・中央・とんかつ

鹿児島県鹿屋市で取材。

FBでマッキー牧元さんが、なんと鹿児島の「とんかつ 川久」のことを書いておられた。
カメラマンのハリー中西さんと「これは昼はとんかつで決まりですね」ということで鹿屋市から鹿児島の「とんかつ 川久」に直行である。

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2017年11月01日

「アラルデ」 大阪・阿波座・バスク料理

バスク料理の店「アラルデ」。
オーナーシェフの山本嘉嗣さんは、熱血漢である。
今年も一ヶ月ほどバスクに滞在し、その風と味わいを感じてきた。
バスクの良さ、料理の味わいを伝えるこちに心血を注ぐ人物だ。

最初にに見せてくれたのは奈良のバーク豚を使ったバスク風ソーセージ・チョリソである。
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モモや脂などをうまくミックスしている。

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2017年10月31日

「珈琲いづみ」 鹿児島・荒田・コーヒー

各地でコーヒー店を訪ねるのが、旅の楽しみの一つだ。
鹿児島県鹿屋市で「マドリットカフェ」というコーヒー店の取材をした。
そこは大阪で世話になっている人のお兄さんの店だ。
「深煎りネルドリップ」という僕にはなんともうれしいコーヒー店。
その「マドリットカフェ」の豆は、鹿児島の「珈琲いづみ」から仕入れているという。

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いや「珈琲いづみ」の豆を大隅半島で販売したいというのも、店を始めた原因のようだ。
よって鹿児島空港から飛行機に乗る前に訪ねた。

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2017年10月30日

「おかき」 京都・葛野大路・焼肉

「おかき」に行きましょう!
滋賀県の「岡喜牧場」との関連とは全く気がつかず。
一階が精肉店になっており、そこでようやく理解できたのだ。

二階は座敷になっている。
男性6名である。
まずは牛タンがでる。
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2017年10月27日

「円かの社」 神奈川・箱根強羅・旅館

箱根の強羅にある「円かの社」。
この宿に本棚が導入されるということになり、それを担当するブックディレクターの幅允孝さんやプロデューサーなどが集まった。
食事をしながら本について種々の話題が飛び出し、刺激的な時間をすごした。
料理を担当する五十嵐 信幸さんも力が入る。

新潟の枝豆。
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香りと味の濃さは特筆ものであった。

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2017年10月20日

「土山人 北浜店」 大阪・北浜・そば

蕎麦屋の店頭に「新そば」という文字を見るようになった。
北浜の「土山人」も同様である。

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昼下がりである。
少し寒くなってきたので、温かいそばも考えたが、やはり冷たいそばにした。
ゴマ味噌ダレそば、を注文した。

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2017年10月18日

「エルクコーヒー」 大阪・西天満・コーヒー店

日々の暮らしに必要なもの。
いろいろ考えられる。
僕にとってコーヒーは、その中でも重要なポジションを占めていると思う。
ほぼ毎朝、淹れるコーヒーは体調の確認でもあり、ある種の実験でもある。
そして、事務所で淹れるコーヒーは気分転換にもなる。

街の止まり木のとしてのコーヒー店もある。
その一軒が大阪・西天満の「エルクコーヒー」。
まず、深煎りネルドリップという、好みの条件が揃っている。
おまけに北海道・美瑛の「ゴーシュ」というお気に入りのコーヒー豆で抽出という条件まで整っている。
注文はほぼ「シナール・マンデリン」である。
深煎りの殿堂入りと呼びたいぐらいの焙煎度合い。そこから生まれる甘味と香りに魅せられる。

一人で訪れることが多い。
だが、そこにが知り合いがいることも多い。
「エルクコーヒー」で知り合った人達も多い。
いまやゆるいコミュニティが生まれているようにも感じる。

この日は一人でサンドイッチとシナールマンデリン。
サンドイッチはツナサンド。
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しっかり塩分がきいたサンドイッチと深煎りの相性はいい。

マスターと展覧会などの話をしながら午後の時間が過ぎてゆく。
わずかな時間だが、日々の暮らしに潤いを感じるときでもある。

「エルクコーヒー」
大阪市北区西天満4-6-5 イヅツビル 1F
06-7651-4036

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2017年10月17日

「マンジェ」 大阪・八尾・トンカツ

念願の一軒、八尾の「マンジェ」である。
トンカツといえば八尾の「マンジェ」と名が挙がる。

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友人が朝から並んでくれ、ようやく「マンジェ」のカウンターに座ることができた。
メニューを見るが、ほぼ友人のチョイスのおまかせである。

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2017年10月10日

「市川屋珈琲」 京都・五条馬町・コーヒー店

毎月 フルーツサンドは何だろうと気になる一軒。
先月の終わりに訪れたときは、長野パープル、マスカットに梨であった。

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ブドウの甘さに生クリームが程よく絡む。
そこに梨の食感が加わることで食べるリズム感が現れる。
視覚に訴えるインパクトの強さ。
口の中で広がる、重層的な味わいと食感。
フルーツが変わると印象も大きく変わる。
だから、毎月気になる存在のフルーツサンドなのである。

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2017年10月03日

「さんさか」 京都・御池間之町・コーヒー

「この間、飲んでもらったインドがまだあります」と「さんさか」のマスターがすすめてくれた。
深煎りジャンキーの僕の好みを知ってのこと。
90cのインドを飲む。

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「何グラムですか」「18グラムです」と。18グラムという微妙な分量が興味深い。15でも20でもない18という分量、次回はそのあたりを聞いてみたい。苦味はあるが、すっきりというタイプ。すっとのんでしまう。

じつは、このマスター、アパレルの出身である。だが、コーヒー好きがこうじて「さんさか」を始めることになった。よって独学の徒である。
だから「さんさか」を訪れてもコーヒーよりファッションの話になることも多い。入店したときは数名お客さんがいたが、程なく帰られ、僕一人となった。

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2017年09月13日

「餃子ごずこん」 京都・麩屋町錦・餃子

9月9日、新たに店を開いた「餃子ごずこん」。

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祇園の人気店「ごずこん」が麩屋町錦を上がったところに「餃子ごずこん」を作った。
長いカウンターのみ餃子がメインの1店。

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2017年09月08日

「じゃ豆」 福島・福島・コーヒー専門店

喜多方での取材を終え、福島空港から大阪に向かう。
福島市には「じゃ豆」という友人のコーヒー店がある。
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何年も前に訪れ、そこでマンデリンを飲むことが出来なかったエピソードがある。そこから親しくなり、関西で一緒にコーヒー店巡りをしたり、情報の交換、豆のやり取りなど、かなり濃密な関係といってよいのだ。
そして、ついに「じゃ豆」でマンデリンを味わう日がやってきた。

「マンデリン4種 用意しています」とオーナーの岡本幸弘さんからのメッセージである。
カウンターに座る。お互い笑顔がこぼれる。なんだか同士のような気持ちになる。いい感じの再会である。

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2017年09月06日

「あべ食堂」 福島・喜多方・ラーメン店

福島県・喜多方市はラーメンと蔵の街という印象を覚えた。
市内中心部は、ほんとにラーメン屋と蔵が多い。
喜多方ラーメンの特徴は、中太ちぢれ麺、熟成多加水麺である。
そして豚バラのチャーシューが一面に広がる。

なかでも「あべ食堂」は中華そばとチャーシューメンの二種あり。
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2017年08月30日

「円かの杜」 神奈川・箱根・宿

年に数回 訪れる箱根・強羅の「円かの杜」という宿がある。
今回は男性5名の投宿であった。
温泉に浸かり、身体をほぐし夕食となる。

献立には
あかつきは秋めく雲の通る富士
と記されていた。
五十嵐信幸料理長からのメッセージだ。

前菜は
春菊のすり流し 岩牡蠣 かきの木茸 落花生の白和え 秋祭魚寿司(コノシロ) アロエと栄螺のポン酢。
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落花生の白和えが印象的。岩牡蠣の凝縮感もよし。

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2017年08月28日

「C GRILL シーグリル」大阪・中之島コンラッド大阪・グリル

今年6月にオープンした中之島にあるホテル「コンラッド大阪」のレストランに足を運んだ。
地上40階の眺望は流石に美しくテンションは上る。なんと地上200メートルである。そこからの眺望は素晴らしいというか凄まじいこと。天井高10メートルの空間には 名和晃平の 高さ5メートルの「FU RAI」が展示される。これは風神雷神像をモチーフにしたもので、その迫力に圧倒される。

バーやブッフェレストラン、鉄板・寿司などの飲食店があり、この日はシーフードグリルをメインとした「C GRILL シーグリル」となった。

はるかの彼方に拡がる大阪の夜景を眺めながらのディナーは時間の流れがゆるやかであった。

カトラリーのセッティングもシンプル。
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夕陽の沈む流れによって明るさが微妙に変わるのも楽しい。

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2017年08月21日

「カフェ工船」 京都・河原町今出川・コーヒー

久しぶりの「カフェ工船」。
休日の昼下がりに訪れた。

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2017年08月17日

「味彩のと与」 京都・錦市場・鰻

現在発売中の「あまから手帖」は「上方の鰻、天ぷら、蕎麦」の特集で評判がいい。
鰻は、10軒中9軒が地焼である。

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その中の一軒、京都・錦市場の「味彩のと与」。
明治時代から続く川魚専門店が営む飲食店である。
「のとよ西店」の2階。
階段を上がると焼き場が見える。串打ちされた鰻にタレがかかる。
場所をこまめに変え、焼いている姿につい胃袋が激しく反応する。

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2017年08月10日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

韓国料理というカテゴリーだが、ここを純粋に韓国料理と呼んでいいものか、いつも考える。
というより、料理にカテゴリーが必要かどうかということにつながる。
明確にそれぞれの料理の定義を説明できるかもあやふやな時があるのだから。
4名の会食。

スタートはいつものナムル15種。
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これでテンションは一気にあがる。
野菜を効果的に提供するスタイルとしてかなり上位に入る。
これは紛うことなく韓国料理だ。

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2017年08月09日

「川原町泉屋」 岐阜・元浜・川魚料理

二年ぶりに訪れた。
鮎を焼くために生まれてきたのではないかと思う「河原町泉屋」の当主・泉善七さん。

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鮎を中心としていろいろな料理が生まれる。
熟れ寿司の源流を訪ねる旅にまで出かける人物である。
訪れるたびに新たな献立や進化した料理が登場する。

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2017年08月03日

「串揚げtoshico」 京都・下鴨北大路・串揚げ

京都下鴨本通りと北大路通りの交差点北側にひっそり佇む黒い建物が
「串揚げtoshico」である。
定期的に食べたくなる一軒。

店主の性格がじつによく反映されていると感じる。
カウンター後ろにはターンテーブルとレコードが揃っているが、それはまだ使われていない。
CDも揃い、ポップな音が流れている。そのリズミカルな音がいい感じだ。

サラダが置かれる。
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この時期の瑞々しい茄子はインパクトあり。

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2017年08月02日

「エルクコーヒー」 大阪・西天満・コーヒー

西天満の「エルクコーヒー」は溜まり場となった。

ここでコーヒーとスイーツの相性を検証する「コーヒー夜会」を開催することもあれば、飲食関係や法曹関係などの人達が集い、いつのまにかコミュニティができているような感じである。
また常連客が旅先から気になるコーヒー店の豆を持ち帰り、ここで試飲することもある。

この日は、訪れたところの常連客が持ち帰った九州・博多のコーヒー店の豆が届いたところであった。
マスターの「どちらにしますか?」という言葉で、いつもはシナールマンデリンを飲むのだが、ハラールモカにした。

ネルドリップでの抽出は変わらずである。
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ハラールモカが持つ程よい酸味と香りのバランスが素敵だと感じる。
そして豆のポテンシャルの高さにも唸ってしまう。

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2017年07月31日

「イノダコーヒ」 京都・三条堺町・コーヒー

僕がコーヒーを初めて意識したのは、小学校6年生の夏休みのこと。
札幌に住む同い年のいとこが関西にやってきて、兄が二人を京都・三条堺町の「イノダコーヒ本店」に連れていってくれのだ。
本店でも、新館ではなく旧館のほうであった。旧い洋館。そこに働く人達はすべて男性であった。
まさに大人の店という感じが充満していた。

そこでオーダーしたのがアイスコーヒーであった。

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2017年07月27日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉

東京からの肉好きを始め、関西焼肉の女王など食い意地の張った仲間大集合。
「おさむちゃん」が焼く肉とパフォーマンスを求めて集まった。
まさにおさむちゃん劇場。約二時間強の楽しみ。
一日3回転というスケジュールをこなすおさむちゃんの体力にも驚く。

まずはキムチの盛合せから始まるが、キムチもさることながらおさむちゃんの表情の豊かなこと。
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これもチーズが入ったり オリジナルティあふれるものばかり。

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2017年07月12日

「そば切り 岳空」 大阪・空堀・蕎麦

今月23日発売の「あまから手帖」は「蕎麦、鰻、天ぷら」の特集である。
江戸の名物と言われてきたこの3種の料理が、いま関西では熱い状況を迎えているという内容だ。

確かにその動きは活発である。
蕎麦屋の数もどんどん増え、関西の蕎麦という独自の世界を築いているのだ。
空堀商店街を谷町筋から東に入ったところに最近のれんを掲げた「そば切り 岳空」。

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2017年07月11日

「CAFÉ DE NATURE」 東京・青山・カフェ

東京は外苑前のホテルに泊まることが多い。
その近くに「CAFÉ DE NATURE」というカフェがある。

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朝食が充実していると聞いた。
イタリア人のメートルが素敵な笑顔で迎えてくれた。
メニューを見る。数種類朝食メニューがあり、そこからオムレツのセットを選んだ。

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2017年07月10日

「HORIZON LABO」 群馬・桐生・珈琲豆販売

群馬県桐生市に行った。
「翼の王国」という雑誌の取材である。
「HORIZON LABO」という気になる珈琲豆の販売店がある。
だが、営業時間が毎月月初に7日間というので、今回の取材は断念した。
しかし、訪れたときにちょうど営業時期であったので、豆を購入した。

まだ15歳の岩野響さんは、高校に進むことなく珈琲豆の販売することにした。
ラボの中には焙煎機がある。
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手回しの焙煎機もあった。
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「最初は手回しを使っていたのですが、いまは焙煎機です」と。
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手回しといえば「大坊珈琲店」のことが話題になる。
「あの深煎りは印象的でした」と岩野さんは話す。
ということは小学校か中学時代に「大坊珈琲店」の味を経験したということだ。

この日はグァテマラであった。
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購入し、自宅で淹れてみたが深煎りのとてもきれいな味わいであった。

このようなスタイルが生まれることは珈琲ファンにとってはうれしいこと。
また訪れたいという気持ちである。

「HORIZON LABO」
群馬県桐生市小曾根町4-45

投稿者 geode : 01:16

2017年07月10日

「HORIZON LABO」 群馬・桐生・珈琲豆販売

群馬県桐生市に行った。
「翼の王国」という雑誌の取材である。
「HORIZON LABO」という気になる珈琲豆の販売店がある。
だが、営業時間が毎月月初に7日間というので、今回の取材は断念した。
しかし、訪れたときにちょうど営業時期であったので、豆を購入した。

まだ15歳の岩野響さんは、高校に進むことなく珈琲豆の販売することにした。
ラボの中には焙煎機がある。
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2017年07月06日

「糸桜」 神戸・元町・焼肉

前から耳にしていた焼肉店「糸桜」にようやく訪れることができた。
牛肉の仕入れには一家言を持つ店主がカウンター内で、ちゃくちゃくと牛肉を用意する姿が華麗である。

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投稿者 geode : 01:20

2017年07月05日

「こんどう」 群馬・桐生/みどり市・鰻

旅に出ると鰻が食べたくなる。
相棒のカメラマン・ハリー中西さんも同様である。
「翼の王国」の取材で訪れた群馬県・桐生市でも同じ思いを抱いた。
羽田からクルマで桐生に向かう。
目的地に向かう途中で鰻屋の看板を見つけると、どちらからともなく「今夜は鰻ですかね」となる。
取材先でも「どこかいい鰻の店ありますか?」などたずねたりした。

どの鰻屋も結構閉店時間が早い。
ホテルにチェックインする前に向かったのが「こんどう」という店。
店内はテーブル席と小上がり。
ほぼ満席状態である。意外でったのは、女性客が目立つ。
これは驚き。どちらかといえば、鰻は男性好みかと思っていたが、女性のグループ、家族連れがほとんど。

小上がりに案内された。
メニューから、きも焼と上うな重を頼む。
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投稿者 geode : 01:36

2017年07月03日

「かつゆう」 京都・山ノ内・とんかつ

とんかつが好きだ。
東京には「東京とんかつ会議」というサイトがある。
関西で、「関西カツカレー会議」を始めることとなった。

とんかつ。
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豚肉の脂をいかに残しながら、コロモの水分を抜いてゆくか。
ここ「かつゆう」のとんかつの断面は、色艶がいい。
じんわりと光り、輝きをみせる。
脂が多い部分は塩で食べる。
甘味がぐっと増すのだ。
コロモの分厚さ、カリッと具合は見事である。
中身のうま味を逃さないという思いが形になっている。

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投稿者 geode : 01:10

2017年06月26日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

いつ訪れても刺激的だ。
モードスパニッシュというジャンルが話題になって久しい。
その一翼を担っていたのが「Fujiya1935」である。
だが、改装後はシェフ・藤原哲也さんの個性がもっともっと際立ち、まさに
「Fujiya1935」の料理となった印象が強い。

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テーブルにつくと「白樺の樹液です」と。
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香り高い水を飲む。
「山では新緑、木々の間を通る風は緑から青い香りへと変わってゆきます。生き物が、その香りを吸って 活々と輝く季節です」とのメッセージだ。

渡されるメニューには素材の名前が並ぶ。

じゅんさい(広島県産) 岩梨 トマト ミント。
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ぬるっとした口当たりが食べる意欲を掻き立てる。

気泡をたくさん含ませた緑茶(奈良県月ヶ瀬産)のパン。
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これもずっと作り続けるパンだ。この気泡がアクセントとなり、甘味も感じる。

鮑(徳島県産)
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米油で9分の火入れだという。香りと弾力が素晴らしい。

豆乳クリームとラルド。
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パンにつける。
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毛ガニ(北海道産) そら豆。
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そら豆の淡い緑が美しく、毛ガニとの相性の良さを知らされた。

ウルイと白海老。
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季節の贈り物と感じる一品。

車エビ 雲丹 中温で仕上げたカペリーニ。
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中温というのがシェフの気持ちだ。この心地がよい温度。
意外だが、想像以上にうま味を感じる。

マナガツオ(愛媛県産) ズッキーニ 茄子。
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これも火入れの妙味を感じる。

ワサビ(島根県益田市匹見産)のパスタ。
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ナポリで食べた魚醤のパスタを思い出す。

8週間熟成但馬牛 猪の生ハム トマトと山椒。
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熟成のうま味が息づいている。

ヨモギ(兵庫県産)とイチゴ(香川県産)。
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マリアージュの楽しい発見。

山羊ミルク(岡山県産)のシュークリーム。
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可愛い仕掛けも楽しめる。

はちみつ(奈良県月ヶ瀬産)のケーキ。
和三盆のゼリー。
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デザートの在り方も素敵だ。

シェフの思いとスタッフの思いが重なった料理は、やはり力があり、食べる人に感動を与えるのだと思う。

また季節が変われば訪れたい。

「Fujiya1935」
大阪市中央区鎗屋町2-4-14
06-6941-2483

投稿者 geode : 04:22

2017年06月26日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

いつ訪れても刺激的だ。
モードスパニッシュというジャンルが話題になって久しい。
その一翼を担っていたのが「Fujiya1935」である。
だが、改装後はシェフ・藤原哲也さんの個性がもっともっと際立ち、まさに
「Fujiya1935」の料理となった印象が強い。

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2017年06月22日

「とん太」 東京・高田馬場・とんかつ

今週は、東京のとんかつが二度登場である。
東京のとんかつがたまらなく食べたくなることが多い。
高田馬場の「とん太」はとんかつファンから評判の高い店だ。

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食いしん坊仲間と高田馬場駅で集合し、出かけた。
午後1時前だが行列ができていた。少し待つだけでほどなく入店。
カウンターに座る。

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2017年06月21日

「酒や肴 よしむら」 大阪・南森町・居酒屋

FM COCOLOで「門上西林・物見遊山」の収録が終わる。

その日は、お互い時間があったので、
以前満席で入れなかった「酒や肴 よしむら」に向かう。
運良く、空席ありでその客となった。

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投稿者 geode : 01:46

2017年06月20日

「茶ろん たわらや」 京都・北大路・茶房

京都・北大路近くにある「茶ろん たわらや」。
「俵屋吉富」小川店に併設された茶房である。
小さなお庭をぬけてゆくアプローチも見事だ。

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店内は8席。戸外にテーブルが1つ。
この日は気候もよく戸外のテーブル席であった。
新緑と陽光が気持ちのよいバランス。
塀の上に、可愛いネコの置物があった。
ずっとそこでお客さんの動向を眺めているのだろうか。

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2017年06月16日

「焼鳥Kawaguchi」 大阪・北新地・焼鳥

今年の2月開店したばかり。
京丹波黒鶏を使うという。
それも希少部位が揃っているのがうれしい。
カウンターに座ると、原了郭の粉山椒、黒七味、一味が目に入る。

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投稿者 geode : 01:12

2017年06月15日

「肉家 桜真」 京都・室町御池・焼肉

いつもは一階のカウンターだが、この日は二階の座敷。
15名の宴会である。7名、4名、4名のテーブルとなった。
僕は7名のテーブル。コンロが2台。料理人が5名、研究者が1名という陣容。

自然な流れとして二人の料理人が焼きを担当する。
日本料理とイタリア料理の料理人となった。
僕は日本料理である。
ここの料理長の焼きのテクニックは素晴らしい。
今回は、自分たちで焼くということも楽しみであった。

まずはゴールドラッシュというとうもろこしの冷製スープ。
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さわやかさと甘味の饗宴である。

続きを読む “「肉家 桜真」 京都・室町御池・焼肉”

投稿者 geode : 01:31

2017年06月14日

「強羅花扇 円かの杜」 神奈川・箱根強羅・宿

「強羅花扇 円かの杜」
料理長が変わり、二度目である。
五十嵐 信幸さんだ。

日本の宿の料理がかわりつつある。
これまで部屋食か食事処であったが、カウンターを設けるところもポツポツ現れ始めた。

先付けは
玉蜀黍のヴァヴァロア。
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甘い、インパクトありだ。

続きを読む “「強羅花扇 円かの杜」 神奈川・箱根強羅・宿”

投稿者 geode : 01:43

2017年06月12日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

安定感がある。
同じメニューだが、飽きることがない。
これは難しいことだが、「ほうば」はそれをやり通す。

まず、最初の15種類のナムルで気持ちを掴まれる。
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野菜をこれだけナムルというスタイルで食べることができるのは、ここだけなのだろう。
つまりオリジナリティがあるのだ。

続きを読む “「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理”

投稿者 geode : 01:20

2017年06月09日

「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥

ふと、焼鳥が食べたくなった。
ちょうど、仲間から連絡がはいり、福島の「あやむ屋」に連絡すると2席とれた。
欲求不満が解決されたような感じ。

サラダと豆腐がサーブされる。
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喉に湿り気が生まれる。
サラダは重要である。そこで店の力量が見えてくることも多い。
豆腐は少量の醤油を垂らす。生唾が湧く。

続きを読む “「あやむ屋」 大阪・福島・焼鳥”

投稿者 geode : 01:44

2017年06月08日

「とんかつ食堂 熟豚」 京都・山科・とんかつ

まず、店頭の風景からして興味を抱く。
とんかつ愛に充ち溢れている。

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熟豚。そう熟成の豚を使うのだ。
これが「中勢以」の豚なのである。
豚への思いの深さもひしひしと感じる。
調味料にも店主の思いが篭っている。
のれんも然りだ。思いの丈を伝えたいのである。

続きを読む “「とんかつ食堂 熟豚」 京都・山科・とんかつ”

投稿者 geode : 01:14

2017年06月06日

「アコルドゥ」 奈良・水門町・モードスパニッシュ

モードスパニッシュと書いたが、じつはその領域をはるかに超えた感じがする。
奈良という土地と触れ、その魅力を存分に発揮する内容となっているのだ。
それをひしひしと感じる食事であった。

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続きを読む “「アコルドゥ」 奈良・水門町・モードスパニッシュ”

投稿者 geode : 01:48

2017年06月05日

「三条珈琲店」 京都・三条・珈琲店

気になっていた。
後日、京都・錦小路の「大國屋」という鰻屋の大将と話していると「最近は『三条珈琲店』に行っている」とのコメント。
「ずっと行きたかったのですが、なかなか行けず、先日ようやく行ってきました」との会話。「三条珈琲店」の楽しみ方談義となった。

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投稿者 geode : 01:07

2017年05月29日

「エニェ」 大阪・堺筋本町・スペイン料理

やっと訪れることができたレストラン。
堺筋本町のスペイン料理「エニェ」。
海外でも修業を重ね、中之島の「ドノスティア」のシェフを勤め独立を果たしたオーナーシェフの砂田裕智さん。
カウンターと個室があるが、この日は個室となった。

スタートは
透明なポテトチップス。
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すけて通るようなスタイル。
口の中でふっと消えてゆき、味わいだけが残る。

続きを読む “「エニェ」 大阪・堺筋本町・スペイン料理”

投稿者 geode : 01:25

2017年05月24日

「鮨一」 札幌・新川・寿司

3年ぶりの再訪。
友人たちに評判のいい店。
白いきれいな建物。

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アテ無し、にぎり一本コースだ。
食材の鮮度が本州とは違う。
とくに貝類が持つエネルギーとパワーがそのままストレートに伝わってくるから面白い。
食材の良さをアピールするのは、こういった食材が必要ではないかと感じた。

続きを読む “「鮨一」 札幌・新川・寿司”

投稿者 geode : 01:57

2017年05月23日

「Basic」 札幌・西10丁目・珈琲店

店内のカウンターに腰を下ろす。
バックカウンターに据え付けられた大きなスピーカーからクラシックの妙なる調べが流れてきた。
店名のプレートには「深煎りの珈琲」という文字が目立つ。

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この深煎りというだけで、なんだか嬉しくなる。

続きを読む “「Basic」 札幌・西10丁目・珈琲店”

投稿者 geode : 01:46

2017年05月19日

「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理

年に2回の定期食事会。
福岡、岡山、神戸、京都、奈良などから食いしん坊が集合する。
なかには「韓国料理はダメなんです」と話しながらも前回参加し、今回も参加した強者もいる。
「これは食べられます。絶対に誘ってください」とのことだ。
たしかにこんなファンが多いのが「ほうば」という韓国料理店である。

食べ手を魅了する組み立てが凄い。
最初に15種類揃ったナムル。
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まるで色彩豊かなパレットを見るような興奮を覚える前菜は、そう出会えるものではない。野菜一つひとつの味わいと印象が深まってゆく。

続きを読む “「ほうば」 大阪・北新地・韓国料理”

投稿者 geode : 01:50

2017年05月16日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

牛肉愛を表彰する制度があれば「くいしんぼー山中」の主・山中康司さんはその最右翼といっていい存在である。
とにかく牛肉のことを語らせると熱いのなんの!
その熱気が確実にこちらに迫ってくるのだ。
この日は、15名の食いしん坊大集合。
「くいしんぼー山中」の牛肉三昧を楽しむ会であった。
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続きを読む “「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ”

投稿者 geode : 01:22

2017年05月15日

「肉家 桜真」 京都・室町御池上る・焼肉

常に牛肉が気になっている。
「かぐら」という焼肉店があった。
現在は新店舗の場所を探している最中だという。
その「かぐら」で焼きを担当していた人物が「肉家 桜真」で焼いているというニュースを耳にして、でかけた。

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「肉家 桜真」は「かぐら」の支店であった。
というわけで「肉家 桜真」の客となった。

続きを読む “「肉家 桜真」 京都・室町御池上る・焼肉”

投稿者 geode : 01:21

2017年05月11日

「Maker」 京都・西院・ダイニング

今年の2月オープンしたばかりの一軒。

「Maker」という店名は、自分たちが店を手作りしたことも含め、作るということを意味しているのだ。
確かに店内の作りが非常に興味深い。

オープンキッチンだが、天井の高さ、そこに張り巡られた電線や照明器具。

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またトイレは大型冷蔵庫あとを使うなど、発想のユニークさが光る。
しばらくは、店内を眺めていたいくらいだ。

アラカルトのメニューも楽しい。
オーナーシェフは丹後半島にある「縄屋」という日本料理店の弟さん。
「別に修業をしたわけではないので、独学です」と話す。
隣で可愛い生まれたばかりの子供を携えながらサーブを担当する奥さんの姿も微笑ましい。

続きを読む “「Maker」 京都・西院・ダイニング”

投稿者 geode : 01:03

2017年05月08日

「阿み彦」 大阪・お初天神・しゅうまい

このしゅうまいと白濁したスープを飲み始めて40年以上の歳月が流れる。
以前はお初天神の境内にあったが、10年ほどまえに現在の商店街に面したビルに移転をはたした。

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創業は昭和21年寿司も扱う和食の店であった。それがいつのまにかしゅうまいの専門店となった。もちろん、僕は専門店になってからだ。

続きを読む “「阿み彦」 大阪・お初天神・しゅうまい”

投稿者 geode : 01:48

2017年04月27日

お休みのお知らせ

いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

4月28日から5月7日まで、お休みを頂きます。
コラムの再開は5月8日を予定しております。

またのアクセスを心よりお待ちしております。

投稿者 geode : 01:00

2017年04月26日

「窯焼きステーキ 福田」 大阪・北新地・ステーキ

オーナーシェフの福田裕一さんは、「ポンドシェル」出身。
フレンチの技法をきちんと身につけ、火入れには独自の考えを持つ人物である。

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カウンターで見せられた牛肉。
その色艶にテンションが上る。

続きを読む “「窯焼きステーキ 福田」 大阪・北新地・ステーキ”

投稿者 geode : 01:34

2017年04月24日

「アコルドゥ」 奈良・水門町・モードスパニッシュ

「アコルドゥ」が昨年末に復活した。
それも旧東大寺敷地内である。
背景は東大寺、厨房はガラス張りでモダン。
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「東大寺が過去なら、厨房は宇宙船のイメージ・未来です。その間に現在のレストラン空間があるというわけです」とシェフの川島宙さんが説明してくれた。
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そしてテーブルの上には青い箱が置かれる。
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開けるとメッセージとメニューなのである。

続きを読む “「アコルドゥ」 奈良・水門町・モードスパニッシュ”

投稿者 geode : 01:04

2017年04月21日

「三水館 その2」 長野・鹿教湯温泉・宿

朝の5時過ぎに目が覚め、温泉に入る。
ゆっくり時が流れてゆく。
8時半から朝食である。
至ってシンプルな献立だ。

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続きを読む “「三水館 その2」 長野・鹿教湯温泉・宿”

投稿者 geode : 01:20

2017年04月20日

「三水館 その1」 長野・鹿教湯温泉・宿

長野県・鹿教湯温泉の「三水館」は思い出の宿である。
もう10年々以上も前に数度泊まっている。
訪れる度に料理が素晴らしくなっていた。
その進化がすごく愉しみであった。
今回も昨秋、キノコ三昧以来だ。
山菜を楽しみたいという思いが強い。

玄関から吹き抜けのロビー、サロンなどの雰囲気が変わらず、気持ちを開放してくれる。

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続きを読む “「三水館 その1」 長野・鹿教湯温泉・宿”

投稿者 geode : 01:27

2017年04月07日

「手音」 福岡・大橋・コーヒー店

何年ぶりだろう。
店内の色調が変わっていた。
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コーヒー店の風格というか壁の褐色度合いが増していた。
店主の村上崇さんの趣はまったく変わらない。

続きを読む “「手音」 福岡・大橋・コーヒー店”

投稿者 geode : 01:48

2017年04月06日

「十五」 京都・銀閣寺・蕎麦

建築デザインが木島徹さんと聞いた。
「十五」という蕎麦屋さんである。
店に入ると、まさに木島ワールド満載。
すっと伸びたカウンター。
蕎麦打ちの空間が見える。
ご主人が黙々と蕎麦を打っている。

献立を見ると
そばがき
お抹茶そばがき
蕎麦
という三種類のみ。

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続きを読む “「十五」 京都・銀閣寺・蕎麦”

投稿者 geode : 01:26

2017年04月03日

「星のや京都」 京都・嵐山・宿

船に揺られて宿に向かう。
僅かな時間だが、気分が高まる。
夏の頃なら鮎だろうなどと想像をたくましくする。

ゆったりしたカウンターに座る。
五味自在と書かれた献立がある。

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それを開くときから食事は始まっている。
カウンターは、厳粛と覇気が交差している空間である。
その狭間を食べ手がいかに振る舞うか。それも食事の愉しみだ。

続きを読む “「星のや京都」 京都・嵐山・宿”

投稿者 geode : 06:52

2017年03月10日

「井尻珈琲焙煎所」 大阪・大正・コーヒー専門店

JR大正駅からすぐのところ。
「井尻珈琲焙煎所」がある。以前から噂は耳にしていた。

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続きを読む “「井尻珈琲焙煎所」 大阪・大正・コーヒー専門店”

投稿者 geode : 01:31

2017年03月06日

「マチェレリーアディタケウチ」 大阪・福島・炭火焼きとワイン

水曜日の夜、満席であった。
テーブル席は、2回転目しか空きがない。
午後6時から、予約なしのカウンター席を目指す。

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お目当ては、炭火で焼く肉類である。
和牛の塊を焼いてもらう。
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艶やかな赤身の色彩は食欲を著しく刺激する。
色は語りかける効能を感じる。
ナイフを入れると弾むような僅かな抵抗感がある。
次の瞬間、鋭利なナイフが牛肉の細胞を静かに切り分けてゆく。
かすかに血が滲む。口に含むと、その香りとチーズのコクが渾然一体となって、うま味が束になるのであった。
牛肉を喰ったという感情と感覚が全身を駆け巡る。
その牛肉が身体の中に元気を送り込んでいるかのようだ。

仔羊も見事であった。
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そしてなにより嬉しかったのは、サラダの存在。
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調理風景を見ていると、まず野菜一つひとつに対する塩の打ち方があまりにも美しい。野菜の分量を確かめ、塩を振る高さと量を考えているのが分かる。
同時にドレッシングも上から無造作にかけるのではなく、野菜にまんべんなく行き渡るように和えているのだ。細やかな神経配りができている。
よって、野菜の味わいにぐっと深みが生まれる。

スパゲッティ ホタルイカと菜の花のホロ苦軽いトマトソース。
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店内には男性が僕も含め、3名だけ。
カジュアルな雰囲気を好む人たちの支持を集めていた。

「マチェレリーアディタケウチ」
大阪市福島区福島5-8-17 1F
06-6455-2977

投稿者 geode : 01:30

2017年03月06日

「マチェレリーアディタケウチ」 大阪・福島・炭火焼きとワイン

水曜日の夜、満席であった。
テーブル席は、2回転目しか空きがない。
午後6時から、予約なしのカウンター席を目指す。

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投稿者 geode : 01:30

2017年03月02日

「イノダコーヒ 八条口支店」 京都・京都駅・コーヒー店

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このロールパンセットを目の前にすると、
45年以上も前の記憶が如実に蘇ってくる。

続きを読む “「イノダコーヒ 八条口支店」 京都・京都駅・コーヒー店”

投稿者 geode : 01:17

2017年02月24日

「美美」 博多・赤坂・コーヒー専門店

博多・赤坂にあるコーヒー専門店の二階カウンターに僕は座った。
窓の外は冷たい雨が振っている。

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続きを読む “「美美」 博多・赤坂・コーヒー専門店”

投稿者 geode : 01:54

2017年02月22日

「星のや東京」 東京・大手町・宿

2月20日放送のNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」に出演した「星のや東京」の浜田統之さんが料理長を勤める旅館である。

席に座り献立を見る。
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などの文字と食材の名前だけが記される。
これを読むだけで料理の想像がつかない。

続きを読む “「星のや東京」 東京・大手町・宿”

投稿者 geode : 01:10

2017年02月20日

「肉家かぐら」 京都・上鳥羽・焼肉

肉家かぐらには4席の個室カウンターがある。
この席に座り、料理長が焼いてくれる牛肉を食べる。
至福の時でもある。
じつは、この店精肉工場の敷地内にあるのだ。
つまり、どこよりも新鮮な牛肉が入手できるということになる。

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続きを読む “「肉家かぐら」 京都・上鳥羽・焼肉”

投稿者 geode : 01:33

2017年02月16日

「おさむちゃん」 堺・鳳・焼肉

3.3坪の世界が凄い。
ぎりぎり8席、カウンター内でおさむちゃん劇場が展開される。

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わずかな空間が次第におさむちゃん色に染まり、そこで食べる人間すべてを魅了するのだ。
後ろのドアを何度も出入りする。
「冬は冷蔵庫みたいなもんです」という言葉も真実味を帯びる。

キムチと豆もやしからスタート。
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キムチは
大根、レンコン、キュウリ、イチゴ、金柑である。
イチゴはニューフェイス。これがいい。

続きを読む “「おさむちゃん」 堺・鳳・焼肉”

投稿者 geode : 01:08

2017年02月13日

「山田チカラ」 東京・麻布十番・イノベーション

いろいろな処で接点があるのに、訪れるチャンスが無かった「山田チカラ」。
斎藤元四郎さんというシェフとは縁があり、僕も斎藤さんのレストランには何度も足を運んでいるのである。

スペインで自店を持つなど多彩な経歴の持ち主でもある。
この「山田チカラ」は靴を脱いで入るシステム。
カウンターは和のテイストが強い。

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続きを読む “「山田チカラ」 東京・麻布十番・イノベーション”

投稿者 geode : 01:24

2017年02月08日

「マッカリーナ その2」 北海道・真狩村・オーベルジュ

朝、目が醒める。
窓の外は当然のことながら一面の銀世界
寒さが忍び寄ってくるような気分を味わう。

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レストランで朝食の準備が整っていた。

続きを読む “「マッカリーナ その2」 北海道・真狩村・オーベルジュ”

投稿者 geode : 01:28

2017年02月03日

「レストラン ビブレ その2」 北海道・美瑛・オーベルジュ

このレストランで働く人々の笑顔と姿勢。

その素晴らしさがひしひしと伝わってくるのがなによりの喜びである。

さて、昨日からの続きである。

メインはコック・オ・ヴァン。

鶏の赤ワイン煮込みである。

パン生地で蒸煮ができるようにパン生地で周りを固め、薪窯で約30分。
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続きを読む “「レストラン ビブレ その2」 北海道・美瑛・オーベルジュ”

投稿者 geode : 01:59

2017年02月02日

「レストラン ビブレ その1」 北海道・美瑛・オーベルジュ

雪の美瑛。
「Gosh」でうっとりするコーヒーを飲んだ後にオーベルジュ「レストラン ビブレ」に向かう。到着と同時にサーブされたのが、焼き立てのクロワッサン。
あくまで軽く、バターのコクはありながらサクサク感が見事である。

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レストランからの眺めは一面雪化粧。

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続きを読む “「レストラン ビブレ その1」 北海道・美瑛・オーベルジュ”

投稿者 geode : 01:12

2017年02月01日

「Gosh」 北海道・美瑛・珈琲専門店

数年前のことだ。
北海道・美瑛のコーヒー店「Gosh」に訪れたとき衝撃を受けた。
そのコーヒーはシナールマンデリンというもの。

マンデリンが持つ苦味や土っぽさはあるのだが、それを通り越してまろやかでゆったりした口当りを生み出している。
その日以来、僕の中ではいつも飲みたいコーヒーの一つとなった。

「Gosh」は昨年焙煎機を入れ替え、今年になり店内を改装し、調理スペースを減らし、コーヒーにより重点を置くようになったのだ。
旭川空港から約30分のドライブで「Gosh」に到着。
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店主の阪井雄介さんが笑顔で迎えてくれた。
カウンターにすわりシナールマンデリンである。
ネルドリップ抽出。
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一杯目は25グラム100cc。これで十分満足なのだが、2杯目の25グラム50ccのタイプ3。抽出温度がやや低く、またスピードは少しゆっくりである。
苦味が少し柔らかな感じを受ける。
なんとも素晴らしい。

デザートはガトーショコラと胡桃と無花果のタルト。
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どちらもコーヒーに合わせた濃厚さである。

新しく建てた焙煎小屋に入る。
ピカピカの焙煎機。
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寒地仕様でないので、焙煎機のオイルがこの時期凍ることがあるようだ。
「朝の3時からストーブをつけて焙煎機を温めてから焙煎にかかります」とのこと。
そんな仕事ぶりがあったこその結果なのだ。

次回、いつ訪れることができるのだろう。
いや、できるだけ早く来たいもの。

「Gosh」
北海道上川郡美瑛町美馬牛北3丁目4-21
0166-95-2052

投稿者 geode : 01:49

2017年02月01日

「Gosh」 北海道・美瑛・珈琲専門店

数年前のことだ。
北海道・美瑛のコーヒー店「Gosh」に訪れたとき衝撃を受けた。
そのコーヒーはシナールマンデリンというもの。

マンデリンが持つ苦味や土っぽさはあるのだが、それを通り越してまろやかでゆったりした口当りを生み出している。
その日以来、僕の中ではいつも飲みたいコーヒーの一つとなった。

「Gosh」は昨年焙煎機を入れ替え、今年になり店内を改装し、調理スペースを減らし、コーヒーにより重点を置くようになったのだ。
旭川空港から約30分のドライブで「Gosh」に到着。

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店主の阪井雄介さんが笑顔で迎えてくれた。
カウンターにすわりシナールマンデリンである。
ネルドリップ抽出。
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一杯目は25グラム100cc。これで十分満足なのだが、2杯目の25グラム50ccのタイプ3。
抽出温度がやや低く、またスピードは少しゆっくりである。
苦味が少し柔らかな感じを受ける。
なんとも素晴らしい。

デザートはガトーショコラと胡桃と無花果のタルト。
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どちらもコーヒーに合わせた濃厚さである。

新しく建てた焙煎小屋に入る。
ピカピカの焙煎機。
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寒地仕様でないので、焙煎機のオイルがこの時期凍ることがあるようだ。
「朝の3時からストーブをつけて焙煎機を温めてから焙煎にかかります」とのこと。
そんな仕事ぶりがあったこその結果なのだ。

次回、いつ訪れることができるのだろう。
いや、できるだけ早く来たいもの。

「Gosh」
北海道上川郡美瑛町美馬牛北3丁目4-21
0166-95-2052

投稿者 geode : 01:49

2017年01月27日

「ちょうちん」 大阪・都島・焼肉

焼肉の女王「いかりん」さんからお誘い頂き、念願の「ちょうちん」に。
都島、この近くに「やすだ」というしゃぶしゃぶの名店があり、以前からずっと気になっていた一軒である。

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猛者連中が集った。

スタートはタンとセンマイから。
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センマイのきれいなこと。すっきりした味。
タンは粘りつくうま味の塊だ。

そしてここの名物ヘレステーキ。
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なんとこれで3000円という値段。

ご主人がすべて調理を担当。いい具合に焼けてくると鋭利な包丁でカットしてもらえる。
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あとは争うようにして食べる食べる。
ヘレ肉の甘味と香りに圧倒されたのであった。

続いて
ツラミ
ハラミ
上ロース
上バラの登場だ。
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タレ焼きで途中で白ご飯を頼む者が続出。
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火元を囲み、どんどん会話は弾み、気分が高揚してゆく。

もう一度ヘレ肉を焼き、黒トリュフが並んだ。
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ヘレ肉とトリュフの邂逅に一同うっとり状態となる。

締めは上ミノを半生状態で食べたのだが、この食感が想定外の旨さであった。
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鄙にも稀なと、表現したくなる一軒であった。

「ちょうちん」
大阪市都島区大東町2-9-15
06-6923-4616

投稿者 geode : 01:27

2017年01月25日

「Foujita」 大阪・福島・創作料理

1月15日 福島で開店した「Foujita」。
蕎麦・料理・お酒「藤乃」の2号店である。
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オーナーが河内鴨に惚れ込み、それを使いながらも蕎麦からの発想でガレットを供するお店をオープンさせたというわけだ。
カウンターと個室あり。
この日はカウンターでワイワイと!

続きを読む “「Foujita」 大阪・福島・創作料理”

投稿者 geode : 01:17

2017年01月20日

「麩屋町 うね乃」 京都・麩屋町押小路・おでん

おだしの「うね乃」さんが、うどんやに続く第二弾、おでんやさんを開店したのが昨秋のこと。
麩屋町通りを御池通から北へ。右側に雑居ビルが見える。
1階の奥に「麩屋町 うね乃」という小さな文字がドアにかかっている。

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デザインは木島徹さん。木を基調に土壁や漆喰などを巧みに使う建築は、料理店やバーなど作品は多い。うね乃さんのうどんやさんも木島さんの仕事だ。
今回は、初めてコンクリートを使った仕事が伺える。

続きを読む “「麩屋町 うね乃」 京都・麩屋町押小路・おでん”

投稿者 geode : 01:50

2017年01月11日

「開化堂カフェ」 京都・河原町七条・カフェ

まるでミュージアムのような店内である。
歴史ある茶筒を作る店が始めたカフェ。
茶筒は銀、銅、真鍮、ブリキとあり、それらの経年変化が温もりを感じさせる。
その変化を経た茶筒がとても居心地がよいように並んでいる。
それぞれの金属が持ちうる風合いが、時間の悠久のながれを感じさせてくれる。

バックバーが如くカウンターの背後を各種茶筒が彩る。
その前で、ペーパードリップでコーヒーを淹れる姿もさまになっている。
コーヒー豆は中川ワニさんの焙煎である。
やや深煎りだが、非常にスッキリした飲みくち。
苦味は香ばしさはきちんと表現されている。
これは質の良い豆と、焙煎・抽出の技術が物語る味わい。

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2017年01月10日

「くいしんぼー山中」 京都・千代原口・ステーキ

毎年恒例となった「タンシチュー」を食べる会。
もちろん、タンシチューといってもそれだけを食べるわけではない。
「くいしんぼー山中」のカウンターに食いしん坊が10名ずらりと並んだ。
初参加のメンバーもいる。

オーナーシェフの山中康司さんから
「いつものようにお出しさせていただきます」とのことで
定番のジャガイモとバターから始まった。
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シンプルだが、これを食べると「くいしんぼー山中」にやってきたと思う。

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2016年12月26日

「市川屋珈琲」 京都・馬町・珈琲店

京都の街はモーニングが充実している。
もちろん朝食も然りだ。
平日はバタバタしており、ゆったりとモーニングを食べる余裕はないが、週末や休日となると、その時間がある。
そんなときに「市川屋珈琲」はおすすめの一軒だ。

モーニングはトーストにベーコン、野菜、卵、そしてコーヒーがセットとなる。
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トーストは「ぱん屋ニコリ」、ベーコンは「ハム工房古都」と言うように五条近隣で製造販売されているものを使う。
「珈琲店は、街のみんなに愛される存在なければならない」というマスターの思いが結実している。
トーストはほのかな甘味をたたえ、ベーコンの薫香も穏やかだ。
そこに卵と野菜がプラスで、シンプルながら満足感のあるモーニングセットが生まれるのである。
珈琲はやや苦味のあるブレンドをチョイスした。

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2016年12月21日

「白銀亭」 大阪・淡路町・カレー

12時半を少し回ったところであった。
月に何回か無性にカレーライスが食べたくなる。
その日、頭に浮かんだのが「白銀亭」だ。

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この時間なら行列ができている可能性が高い。
なんと運良く、店頭に行列はなく、空席が3つ有り待つことなく席を確保できた。
メニューを確認し、注文したのはカツカレーにトッピングでチーズ。
しばし待つ。

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2016年12月16日

「じん田」 大阪・天満・鰻

2日連続鰻ニュース。

今日は、いまや絶滅の危機にひんしている、関西風の焼き方。
関東との違いは腹開き、蒸しをかけずに地焼である。
よって鰻の弾力が圧倒的に異なる。
皮目はカリッと焼きあがり、中身はふんわりに近い弾力がある。
焼き立ての関西風の味わいは、また格別だ。

そのスタイルを絶やさないために頑張り続けているうなぎ屋が大阪・天満、天満市場の近くにある。
1階店頭にはショーケースがあり、そこでは蒲焼きやうまきを始め、鰻を使った料理が数種並んでいる。

この日はうまきから始まる。
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卵と鰻の合体。これはまろやかさと鰻の持つコクとはみごとに融合した一品といえる。
店ごとの特徴もよく現れる。ここは鰻の存在感あり。

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2016年12月15日

「鰻 にしはら」 大阪・谷町4丁目・鰻

背中を裂かれ、串打ちをされ、蒸気を全身に浴びる。そしてタレをまとい焼かれるわけだ。
当事者の鰻は絶命後、まさかこのような仕打ちをうけるとは想像もしていないにちがいない。
そうして僕達人間の胃袋に収まってゆく。
だからこそ「いただきます」と言葉を発するのだ。
つまり生き物の命を頂いているのである。

谷町4丁目近くの「鰻 にしはら」は関東風の焼き方で鰻を供する。
よって焼き上がりまで時間がかかる。
骨せんべいが出た。
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同行の仲間は「これで酒が飲める」と上機嫌。
カリッと香ばしく、ついついポリポリと食べてしまう。

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2016年12月14日

「肉家かぐら」 京都・上鳥羽・肉料理

ここは完全にノーマークであった。
支店の「桜真」で食べたときに「本店の料理長は、焼きに対してホントに真剣なんです。僕らが話しかけても返事してくれないときがあります」というセリフを聞いたので、これは必食とでかけたわけである。

場所は上鳥羽に近く、じつは空港バスの通り道沿いにあるので何度も前を通過しているのだが、全く視界に入ることはなかった。
道路沿いとはいえ、駐車場内にあるのでわかりにくいのも事実である。

カウンターに座る。
前で料理長が炭床に向かいながら順次牛肉が登場してくる。
大きなカウンターもあるのだが、個室カウンターというのがある。

まずはごぼうのスープで身体を温める。
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土の力を感じる。

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2016年12月12日

「百春」 京都・寺町通・コーヒー店

タマゴサンドの洗礼を受けたのは20歳代半ばのこと。
エッセイストの松山猛さんに連れていかれた「コロナ洋食店」のタマゴサンドである。

大きなオムレツを焼き、それを折りたたみ正方形に整形する。
それをパンに挟むわけだ。パンより卵焼きの面積のほうがはるかに大きい。

これは衝撃であり、僕のタマゴサンドのスタンダードになっていたのである。
「コロナ洋食店」は店を閉じたが、そのレシピは「マドラグ」という店で継承されている。

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2016年12月08日

「おさむちゃん」 大阪・堺・焼肉店

おさむちゃんは河内音頭の音頭取りである。
数年前にその声を聞いたことがあり、なんと知り合いも非常に多かったのだ。
まさか、焼肉と河内音頭がつながりを持つとは思ってもみなかったこと。
3.3坪の小さな店内から繰り広げられる世界はとてつもなく愉しい。

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7名が理想的だが、ぎっしり詰めて8名入った。
キムチから始まる。
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カマンベール、キュウリ、クリ、レンコン、ダイコン、クルミ、トマト、ハクサイ。なかでもカマンベールが印象的。

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2016年11月30日

「マルタケ」 京都・竹屋町堺町・精肉店

かつて、京都で「◯竹」といえばラーメン店という印象が強かった。
しかし、その伝説のラーメン店が精肉店に変身。
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店内のカウンターで牛肉が食べられるというのだ。
店に入ると牛肉のショーケースが並ぶ。
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それを横目に眺めながら奥のカウンターに座る。
黒板には魅力的なメニューがずらりと書かれている。
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2016年11月28日

「百春」 京都・寺町二条・珈琲店

京都寺町通りは骨董店や紙を扱う店が多い。
一保堂茶舗という名店もあり、その南側のビルの二階にあるのがカフェ「百春」。
寺町通に面して小さなサインがある。

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自家焙煎珈琲、手作りケーキ、タマゴサンドという文字が書かれている。
二階に上ると窓に面してカウンターがあり、テーブルが2つ。じつにこじんまりとした空間だが、そこに流れる空気感はいい。珈琲の香りはゆったり漂っている。

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2016年11月21日

「じん田」 大阪・天満・鰻

焼き立ての関西風の鰻は旨い。
「『野田岩』のご主人が焼いてくれた地焼がいちばん美味しかった」と、とある料理人が話したことがある。
関西風の鰻の特徴は、焼き立てにあり。
友人の料理人は、「オレのところに来る30分前に連絡しろ、焼き立ての鰻を食べさせるから」と話してくれたこともあった。
そんな関西風の鰻が少なくなっている。

大阪の天満市場にあるうなぎ屋「じん田」はずっと関西風を標榜する店だ。

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開店して9年目にして、2階を飲食スペースとすることができた。
1階で鰻をさばき、そこから紀州備長炭でじっくり焼き上げる。
すべて手作業、一連の動きで鰻を扱う。

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2016年11月17日

「とんかつ小ばやし」 大阪・茶屋町・とんかつ

かつて堂山町で営んでいた「とんかつ小ばやし」が閉店し、あの特徴あるとんかつが食べられなくなり数年が経過したところ、今春復活のニュースを耳にした。すぐにでも出かけたかったが、タイミングを逃していた。ようやく訪れることができた。どきどきである。

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2016年11月16日

「cafe634」 東京・銀座・カフェ

銀座のホテルに泊まり、どこかで朝食と調べていると、出会ったのが「cafe634」であった。
ホテルを出たところで友人にばったり。

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入り口もシャープな印象である。
中も同様のイメージ。
「いまは1階のカウンターのみになりますが、よろしいでしょうか」と丁寧な説明をうける。

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2016年11月15日

「肉家 桜真」 京都・室町御池・焼肉

京都の室町通りにひっそり佇む町家。
うっかりすると見逃してしまいそうである。
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掘りごたつ式のカウンターに座る。

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2016年11月14日

「りゅう庵」 京都・川端四条・焼肉

秋に京都・伏見で食のことについて一時間ほど話し、その後懇親会となり、一人の青年と牛肉噺が盛り上がった。聞けば伏見と川端四条で焼肉店を経営しているという。突然、そのことを思い出し、川端四条の「りゅう庵」という店に電話をかけ予約をしてでかけた。
個室である。だが、そのまま靴も脱がずに入る。
メニューを見る。コースを選択した。

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2016年11月14日

「りゅう庵」 京都・川端四条・焼肉

秋に京都・伏見で食のことについて一時間ほど話し、その後懇親会となり、一人の青年と牛肉噺が盛り上がった。聞けば伏見と川端四条で焼肉店を経営しているという。突然、そのことを思い出し、川端四条の「りゅう庵」という店に電話をかけ予約をしてでかけた。
個室である。だが、そのまま靴も脱がずに入る。
メニューを見る。コースを選択した。

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2016年11月09日

「京都 中勢以 月」 京都・東山・洋食

「京都 中勢以 月」という店名の「月」と書いて「にくづき」と読む店がある。
「京都 中勢以」という精肉店が肉のおいしさを味わっていただきたいとのれんを掲げた店だ。

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投稿者 geode : 01:24

2016年11月08日

「side stand coffee」 広島・広島市・コーヒー

旅をすると街のコーヒー店を探す。
広島県の呉でも広島でも同じであった。
呉から広島でに着き、まず自家焙煎の店で一杯。
驚愕のかき揚げ丼を食べ、食後のコーヒーとなる。

「side stand coffee」に向かう。
アパレルのショップの一角に在る。
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ショーケースの上にコーヒー豆が並ぶ。
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ウキウキだ。

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投稿者 geode : 01:50

2016年11月07日

「草枕」 東京・西新橋・コーヒー

休日、呉から東京に入る。
「シーモアさんと、大人のための人生入門」という映画を観る。
渋谷のアップリンクという配給会社の小さな劇場。
作品は、心が温まるというか、音楽に向き合う姿勢を考えることができた。
それは音楽だけでなく、あらゆることに通じることでもあった。
その中で、グレングールドというピアニストが登場する。
名前は知っていたが、その人物像や演奏を聴いたことがなかった。

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投稿者 geode : 01:55

2016年11月02日

「赤いうちわ」 兵庫県・三木市・焼肉店

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年に一度は訪れる。
それもこの時期、秋の盛りである。
というのは松茸がふんだんに食べることができるからだ。
今回はというか、今回も、すき焼きと焼き松茸となった。
魚の献立もあるのだが、予約した友人が「魚は無しで肉だけでお願いします」とのオーダーをしていた。ありがたい。

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2016年11月01日

「WEEKENDERS COFFEE(ウィークエンダーズコーヒー)富小路」 京都・六角富小路・コーヒー専門店

「WEEKENDERS COFFEE(ウィークエンダーズコーヒー)」は左京区にある。
そこが今年の7月、中京区に新店をオープンさせた。
六角富小路下がるだが、パーキングの奥にあるのでややわかりにくい。

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古い建物をリノベートした店舗。
周りの風景との関わりが印象的だ。

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投稿者 geode : 01:30

2016年10月31日

「モリ商店」 大阪・西天満・カレー

カレーは不思議である。
定期的に胃袋が欲する。
それがスパイスのきいたカレーであったり、洋食屋のカレー、ときにはカレーうどんのときもあれば、ついパン屋でもカレーパンを選んだりする。
そして、いったんカレー味になると後戻りはできない。
それも突然、カレーの声が聞こえてくるのだ。

大阪・西天満はカレーの激戦区である。
その中の一軒「モリ商店」。

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2016年10月27日

「三水館」 長野・鹿教湯温泉・宿

今日は信州の宿である。
松本からクルマで約30分、鹿教湯温泉の宿「三水館」。
最初に訪れたのは10年以上前のこと。
以来数回訪問しているのだが、その都度新たな発見がある。

部屋に入ると自家製のお菓子がある。
土地の産物を使った小さなタルト。気分がほぐれる。