門上武司のおいしいコラム

2022年12月01日

ずっと気になっていたとんかつ店「とんかつ　喜多呂」。

ようやく暖簾をくぐることができた。

ここでとんかつと書かれたメニュー。
福井県のソウルフードとも言われるソースカツ丼なのである。
現在は2代目の宮田泰弘さんは厨房を預かる。

僕はカツ丼ではなく定食をオーダー。
友人がとんかつ、海老カツ、ミンチカツの丼。

豚はえびすもち豚のももを使う。

３枚だが、１枚のサイズが結構大きい。
まず衣の粒子が細かい。
ソースを吸い込んだ衣の味わいが心地よい。
そして豚肉である。
サクッと揚がった豚肉とあまからいソースの味が融合。
様々なところでソースカツを食べるが、このソースとカツの一体感は見事だ。

友人のカツ丼。

素敵だと感じたのは、とんかつ、海老カツ、ミンチカツの厚みがほぼ同じということ。これはソースの滲み具合を考えてのことだと思う。
その徹底した味の管理には頭が下がる思いだ。

一度ではその真価が理解できないと思う。
再訪は必至である。

「とんかつ　喜多呂」
大阪府大阪市北区本庄東2丁目15-4
06-6375-8596

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