2006年08月01日

「そば處 とき」 大阪・北新地 そば

夏がやってくると、無性に食べたくなる。
↓これが大阪・北新地「そば處 とき」の夏野菜の冷やしカレーそば、である。
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昨年完成した献立だが、初めて口にして以来、夏にはなんどこの蕎麦を食べることか。
だいたいカレーそばというと、どうしてもそばの風味と味は犠牲にならざるをえない。ところが、この冷やしカレーそばは違います。
まず視覚に訴える力が強い。茄子、カボチャ、赤ピーマン、オクラ、ズッキーニといった夏野菜の色合いがじつに鮮やかで、ここで心がかなりうきうきし始める。どの野菜も丁寧に違った調理法で、火入れがなされる。どれを食べても、味の輪郭はたしかで甘さがしっかり伝わってくる。
そこに蕎麦をたぐる。カレー風味、つまりスパイスの香りをまとった蕎麦が、喉を通ってゆく。最初はスパイスの香り、続いて蕎麦の土臭さが一瞬現れ、再びカレーの味わいがじんわり利いてくるのだ。
そこで冷たいカレーだし(というのかスープ)をすすると、最終的にはカレーを食したという印象が強くなってゆく。このカツオと昆布の出しがよく利いたカレーだしが、非常にまろやかでやんわりと、満足感を与えてくれるのだ。
これまでもさまざまなカレーうどんやカレーそばを食べてきたが、この冷やしカレーそばは間違いなく上位にランキングされる逸品。
昼ごはん時は、これに特製の巻き寿司↓が半分ついて、蕎麦の値段と同じ。
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これは受けるでしょう。

「そば處 とき」
大阪市北区堂島1-3-4 谷安ビル1階
06-6348-5558

投稿者 geode : 09:57