2008年01月31日

「ST.JOHN」   英国・ロンドン   モダン古典英国料理

ロンドン二日目のディナーです。食肉市場の近く。1960年代までは、豚肉の燻製工場であった処をレストランにリノベーションした。オープンは1994年とのこと。各所にその名残があるのです。ここは豚の骨髄などが有名。
メニューは前菜とメインを選択するコースです。

まず、届いたパンが非常に美味しい。

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英国のパンのレベルがどんどんよくなってゆくような。

イワシのフライやエビのマヨネーズというメニューあり。このイワシのフライがサクッとしており、脂の乗りと旨みがいいんです。

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サバのスモーク。これもスモークの香りが利いていて美味なる一皿です。

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残念なことに、僕がオーダーした骨髄の写真を取り忘れたのですが、トロッとして塩をつけ、トーストに塗ってたべるとかなりのものです。

脾臓とベーコンを巻いたものもありました。

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ブロッコリー。ほっとします。

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豚の燻製。これはまるでハムのような食感というかまさにハムですね。しっかり香りもボリュームもありで、すっかりこのメニューは気に入りました。

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仔羊の料理は、ややさっぱり気味です。

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うさぎの煮込み。

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ビーフ&キドニーパイ。伝統的な英国料理をややモダンにアレンジしたもの。

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付け合わせの野菜は、ジャガイモとキャベツです。

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料理のレベルもかなり高く、いろいろなチャレンジも面白かったのですが、じつは、入ったときから気になって仕方ないことがありました。僕達は8名のテーブル。その後方のテーブルにある人物が食事をしていたのです。僕からちょうど見える位置です。
年の頃なら60歳を過ぎたところ。渋いジャケットにネクタイとセーター。

どうみてもブライアン・フェリーなのです。僕達の年代にはなじみの英国のロックシンガーです。以下解説の引用です。

言わずと知られた元ロキシー・ミュージックのミスター・ダンディズム、ブライアン・フェリー。ステージ上の彼はいつもトランス状態、他人の思惑(迷惑?)などはまったく気にせずひたすら自分自身に酔いしれる。しかし、こと自作品においてはナルシシズムのワナに陥ることなく、ヘヴィで暗いテーマもあくまでも美しく聴かせる才人だ。また日本では、過去に発表したナンバーが突然ドラマの主題歌(例:キムタク主演ドラマ『ギフト』に起用された「トーキョー・ジョー」)やTV CFソングに起用されたりと、なにかと話題が途切れないアーティストでもある。
ロキシー在籍時の73年に初ソロ・アルバム『愚かなり、わが恋』を発表。これはボブ・ディラン、ビートルズ、ローリング・ストーンズらといった大御所から、かなりマニアックな50sロック・ナンバーまでを収録したR&B/ロック色が濃厚なカヴァー・アルバムだが、選曲の妙/ひきつったようなヴォーカル・スタイル/シンプルだが垢抜けたアレンジメントが三位一体になった秀作だ。これから“フェリー道場”の門戸を叩く人は、ぜひともこの作品辺りから押さえて欲しい。
その後もコンスタントに作品を発表しているが、ブラック音楽(ブルースや南部産R&B、16ビートが華麗なインプレッションズ風ソウル・ナンバーなど)を内包しながらも、あくまでも都会の匂いを放つ『いつか、どこかで』(74年)、『レッツ・スティック・トゥゲザー』(76年)なども必聴すべき名作だ。
そして、ロキシーにおいて『アヴァロン』という凄まじいクオリティの最高傑作を完成させたフェリーは、ソロでも『ボーイズ・アンド・ガールズ』(85年)で決定的な新境地を開拓。「スレイヴ・トゥ・ラヴ」「ドント・ストップ・ザ・ダンス」で見せた、艶かしくも気だるい、心琴を揺さぶるような不可思議な感触……。さらに薄暗いモヤの中から立ち上ってくるような低音ヴォイスに、多くの婦女子が瞬時にして魂を射抜かれたのであった。『ベイト・ヌワール』(87年)や『タクシー』(93年)といった作品も、多少センチではあるが、「中年オトコのカッコよさとはなんぞ?」という命題に応えてくれる快作品。数多のくたびれた中年男性たちもこのフェリーを見習って欲しいものですよ、ホントに。(リッスンジャパン)

英国在住の青年を通じ、声をかけてもらうと、まがうことなき本人。非常にダンディな対応で、写真まで撮ってしまったのです。

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という「ST JOHN」のディナーでした。

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ST. JOHN
26 St john Street london,ECM1M4AY
Tel:020 7251 0848

1/30付、

 ☆『海外通信』Torino通信 Vol.5
  「チョコレートブーム」

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2008年01月30日

「Daylesford Organic」 英国・ロンドン  オーガニック料理

ロンドン二日目のランチです。このサイトの海外「食」レポートで、いま清水直子さんが書いているオーガニックレストランです。

本拠地はカントリーサイド。僕達が尋ねたのはロンドンのあるショップ。ここは肉屋、レストラン・カフェ・グッズ・食材の店、ガーデニングと3軒が固まっています。

まず肉屋さんを見学。
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店頭には看板が。
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中には、精肉職人がいて彼らは必ずこのカンカン帽子をかぶっているのです。
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前にあるのが大きなまな板です。
牛肉に始まり、いまの季節ジビエがずらりと吊してあります。精肉類は見るからに鮮度よろしくかつ品質の良さが伝わってきます。

その向かい側に、レストランがあります。

入り口には、dog parkingの看板。
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すっきりしたエントランスから店内。
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1階はカフェとワイン、食材など。2階が調理グッズと書籍。地階がワインとテーブル席。

僕達は、このテーブル席を囲みました。
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右側の手前からパリ在住の食いしん坊夫妻、小学校からの同級生にしてワイン好きの医師、ロンドン在住の東洋美術研究家。左側手前からロンドン在住のフードライター・清水直子さん、小生、毎日放送プロデューサー、京都「祇園さ々木」の佐々木浩さん。

パンのおいしさに驚きです。
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粉の香りと噛むとじんわり酸味と甘みが口の中に広がってゆきます。

前菜は春巻き。
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下に敷いてあるのは、ココナッツです。かなりの甘さあり。春巻きの皮に包まれたのは、ネギ、パプリカ、香菜など。キューブはマンゴー。上にはミント、ガーリック、唐辛子。タイの魚醤の香りを少し。しかし、組み合わせの妙など、非常にクリエイティブな一皿でした。

続いてハムのテリーヌです。
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上に並んでいるのはウォールナッツのキャラメリゼ。このハムの味わいがいいんです。野菜の旨みと豚肉の脂分やコクが立っています。

絞りたて!ここのスペッシャリテ、リンゴ・ジンジャー・ニンジンのジュースです。
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左側の筒に入ってサーブされ、グラスに移すのです。ジンジャーの香りと食感が素敵なんです。

ローストサーモンの料理です。
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下にはニンジン、バーリー麦、コーンをカルダモンで味付けたしたもの。手前に添えられたのが鶏のピュレを固めたものでトリュフと塩分が含まれ、これもソース替わりに鶏と食べると、鶏の旨みが倍加です。

ここで料理は終わるはずだったのですが、ここの発生の源が鹿猟であったということから鹿の話しが盛り上がり、一皿作ってもらいました。カルパッチョです。
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セロリやピーナッツのピュレなどと食べると、その味の強さが分かります。

ここの鹿は、オーガニックに育てられた鹿。それは広大な敷地(自然の森)内で、正しく管理された餌を与え、適度な運動する鹿は、野生の何を食べているか不明の鹿より、安全で美味というのです。殺すのもストレスを与えないような手法を取るといいます。また、野生のように追いかけられることなく、12ヶ月の鹿を使うとも。

ここはすべての思想がオーガニック。広大な敷地・森と二つの牧場や農場で牛や豚や鶏を育て、加工し、野菜を育てる。その恵みを調理することシステム。ストーリーがきちんと成り立っています。牛はフリージャンという品種だそうです。

その取り立てのミルク。
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これは濃厚で香りがあります。

デザートは、完成したばかりのリンゴのデザートです。
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リンゴを泡状態、ピュレ、アイスクリームなど各種。これは傑作ですね。

最後にチーズが。
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これは英国のスティルトンという世界三大チーズの一つの原型というのです。いまのスティルトンは殺菌されたミルクを使うのでマイルド。これは殺菌していない時代の作り方。したがってスティルトンとは呼べない。しかし旨みの凝縮度は明らかに違います。旨い。

このようなオーガニック料理の行き方を暗示するようなレストランでの食事は有意義な時間でした。

Daylesford Organic
44B Pimlico Road London SW1W 8LP
020 7881 8060
http://www.daylesfordorganic.com

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2008年01月29日

「BENARES」英国・ロンドン・インド料理

一昨年以来のロンドンです。前回は、ワイン商を訪れたり、「コンノート」というホテルでの食事でした。 ホテルは、ボンドストリートにある「THE WESTBURY HOTEL」。前回と同じホテル。 今回は、レストランのチョイスなど、ロンドン在住のフードライター・清水直子さんにお願いしました。彼女は毎月、このサイトの海外「食」レポートを執筆してもらっています。

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午後3時過ぎ、ホテルに到着。荷物を解いて周辺をぶらぶら。日曜日でほとんどが休み。ピカデリーからジャーミンストリートに入り、エスプレッソバー。 午後5時から、ちょうどロンドンに旅行中の友人とホテルのロビーで軽く打合せ。ヨーロッパと日本の交流について・・・。 午後6時半から、モダンインド料理の「BENARES」に。メンバーは、京都の料理人、テレビのプロデューサー、医者。この三名は旅の仲間。そこに清水直子さん、パリからの友人夫妻、、ロンドン在住の東洋美術者。合計8名のテーブルです。

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レストランは2階。階段をのぼったところに水が張られ、そこには花が浮かべられ、何故か仏教の印象を覚えたのです。テーブルは白いクロスが、ぴしっと敷かれ、レストランとしての設え。サービス陣の動きもスピーディーです。

まずテーブルにつきだし。

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パパダムという小麦粉でできているインドの揚げせんべい。ポテトチップスより軽く、4種類揃ったチャツネとつけながら食べる。

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チャツネは、甘い、酸っぱい、辛いなどそれぞれ特徴あり。これをパリパリやりながらメニューを決めてゆくわけです。

前菜は、タンドリーの焼き物盛り合わせ。

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ラムチョップ、チキン、タイガープラウン。どれもスパイスの利かせ方が柔らかい。ソフトな仕上がりです。ソースはタマリンドにじっくり火を入れたもの。甘酸っぱいソースです。

ポテトとビーツ。ポテトの味が濃厚なんです。

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ソフトシェルクラブにイカのリングフライ。

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これもスパイスはふんわりという感覚です。食感を楽しみ、軽くスパイスが利いてくるという一品。

ここからメインに移ります。ラムにレンズ豆の料理。

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ラムは火の通しかたがいけてます。レンズ豆との相性もよしです。

チキンカレーは、もっと辛さを予想していましたが、これも優しい辛さです。

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ジョンドリーという魚のフライ。

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白身の魚、まとうだいですね。身が崩れやすいのでフライにはいいかも。いまの季節の魚です。

ややスパイスの利いたカレー。

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ラムの別バージョン。

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これはしっかりスパイスが利いていて、旨みの出し方、キメの細かな肉質など素晴らしい一皿です。 この頃には、8時半が過ぎ、日本時間では午前5時半過ぎ。眠さがピークに達しています。

厨房を見学です。

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タンドリーを使った調理を見学。

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ガスと炭の二種類を使い分けていました。スタッフは人なつっこく、非常にフレンドリーでした。

厨房から、フロアにでるところに皿などを置く道具がありました。

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考えられた道具です。

というロンドンの旅が始まりです。

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「BENARES」
19a BERKELEY SQUARE HOUSE. BERKELEY SQUARE.
LONDON W16bBS
020 7629 8886

1/25付、
 
 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.3「新たな年の始まりに寄せて」

1/23付、

☆『海外通信』 London通信 Vol.5
  「オーガニックの未来予想図」

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2008年01月28日

「素料理 虚無蕎望 なかじん」   京都・古川町   素料理

かつて「あまから手帖」の蕎麦特集では、表紙を飾っていただいた「素料理 虚無蕎望 なかじん」が今月をもって閉店することとなった。理由は、健康上のこと。3月からは、奥様がいとなむ「うさぎ亭」で中村一臣さんの料理を食べることができるのです。もっとも蕎麦抜きではありますが。

昼に点心を頂きました。

先付、粗びき、前菜、そばがき、主菜、せいろ、デザートです。前菜、主菜は献立から好きなのを選びます。

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先付は ぶり大根から始まりです。

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ぶりのアラで焚いた大根に、ぶりのでんぶがかかっています。

つぎが粗びき

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これぞ「なかじん」という蕎麦です。粗びきの蕎麦を寝かると、香りが違います。「枝豆やトウモロコシの香り」と説明を受けるのですが、まさにその通りです。塩で食べると、味わいが濃厚になります。

前菜は、にぎり鮨盛り合わせと温野菜のサラダ

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 へしこのバーニャカウダ。 にぎりは中とろと穴子。にぎりは中村さんが以前から献立に入れていました。中トロの肌理の細かさには驚き、香りも充分でした。 温野菜のサラダは、紅芯大根などの野菜を自家製へしことオリーブオイルなどを混ぜたバーニャカウダで食す。これが野菜の甘みも引き立てる逸品です。

そばがき。

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約10年前のことです。「なかじん」がまだ伏見桃山の駅前の小さな店であった頃、「そばがきのムニエル」というメニューがあり、その食感と味はいまだ記憶に残っています。このそばがきは、まるでスフレのようです。軽やかななのに印象深い。

主菜は丹波地鶏の炭火焼きと本日のかき揚げとしました。

丹波地鶏は、まずももから始まり。

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炭の香りも利いています。続いてももとろ。

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脂がのって旨みが強い。
それから肝。

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これが強烈でした。甘みが強く、うっとりするほど。

そしてすね肉の焦がし醤油です。

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鶏の持ち味をしっかり堪能です。

かき揚げは、小海老と春菊。

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この美しさは見事です。塩は、少し赤味を帯びています。

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ウニを混ぜた自家製。これはまさに蕎麦屋さんのかき揚げです。

締めはせいろ。

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「炊き立てのご飯のような香り」と。そうなんです。さらりとしているのに、香りは充分です。蕎麦を手繰り、喉ごしを楽しむわけです。

締めはデザート。

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そばの実のアイスクリームとミニあんみつです。

京都だけではなく、関西の蕎麦の世界につねに新風を吹き込んできた存在であった「なかじん」。変化することで進化をつづける一軒でした。やむなく店を畳む(現在の店は中村さんの知り合いが、新たに蕎麦屋さんを営むようです)ことになったのですが、「あずき亭」で中村さんの元気な顔との対面をたのしみにしましょう。「さようなら・なかじん・さん」また春には、会いましょう。

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2008年01月25日

「味処叶」   名古屋・栄   みそかつ丼

かつ丼行脚のつづきです。

新春、長野県諏訪市取材の帰りに名古屋に立ち寄り味噌かつ丼の元祖「味処叶」にでかける。かつ丼相棒・カメラマンのハリー中西さんも同行です。
一週間程前に「矢場とん」も試食済みどちらも。名古屋を代表する味噌かつ丼です。

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こちら「味処叶」の味噌は相当濃厚です。そこにロース肉のとんかつを絡めるわけですが、その絡み具合もしっかり。色目から受ける印象も強烈です。インパクトあり。

見事なのは、かなり煮込んであるはずなのに衣がしっかりついています。また焦げることもなく味噌の味わいが生きてます。

真ん中に半熟卵が入る。これを崩しながら食べると味噌の味が融和され、まろやかになってゆく。これが楽しみ。

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もちろん、味噌が濃厚で、もう少し優しい味のほうが好みというヒトもいるでしょう。でも、このくらいインパクトありのほうが、個性的で興味を惹かれるというものです。

エビフライも頼んでしまいました。

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味処叶
名古屋市中区栄3-4-110 
052-241-3471

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2008年01月24日

「やまと」    岡山・表町   中華そば&カツ丼

岡山の吉備中央町にある「岡山吉田牧場」と赤磐市の「すし処 ひさ田」という寿司屋、この二軒を取材し、その帰りに、カメラマンのハリー中西さんと、ご当地カツ丼のロケハンに。

岡山はドミカツ丼の町である。何軒も有名店があるが、
今回は表町の「やまと」に。

12時半頃だが、表には行列が。少し待っての入店。
表の看板には、ラーメンと洋食のマークあり。
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「岡山吉田牧場」の吉田全作さんから、ラーメンもやきめしも美味しいと、聞いていました。
また表の挨拶には、今年で60年を迎えるとの記述が。その歴史は、見事なものです。

まずはラーメン(中華そば)です。
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このスープ、魚介系の味わいが利いています。かなりインパクトがあって、一口目で強烈な印象を覚えました。叉焼も旨い。麺も素敵な仕上がり。これは、クセになる味です。

続いてやきめし。
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これが懐かしいというか、具沢山のやきめし。ぐっときます。ご飯のばらけ具合も素晴らしいし、具の旨みの自然に広がって、ご飯粒に旨みをのせているのです。

そしてカツ丼です。
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ドミグラスソースがかかり、上にグリンピース。
カツの厚さ、脂の旨み、そこにドミグラスの甘みや酸味、美味さが重なり、いい口当たりです。ドミグラスの作り方は、各店特徴があるのでしょうが、ここはじつに優しい味わいです。

僕達のカツ丼行脚は、まだまだ続きます。
さまざまなバリエーションがあり、興味は尽きないです。

やまと
岡山市表町1-9-7
086-232-3944

1/23付、

☆『海外通信』 London通信 Vol.5
  「オーガニックの未来予想図」

1/16付、

 ☆「名店の賄い」
   第三回 「料亭 いか里」

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2008年01月23日

「十両」  京都・熊野神社   定食

「十両」京都・熊野神社・定食

3月1日発売の雑誌「ブルータス」。食堂の特集。東京の「グレープガンボ」や「祥瑞」のオーナーにしてワインのプロフェッショナル・勝山晋作さんと僕の二人が、京阪神の食堂を巡るという企画。共通の友人も多く、途中で通称「よみきむ」こと木村良樹さんも加わっての取材攻勢。
二日目は朝から堺の「げこ亭」に、そこから京都に移動し、熊野神社そばの定食屋「十両」に到着。

ここは、材料の素晴らしさはもちろんのこと、そん量の多さで語られることが多い店です。確かにボリュームはあります。コストパフォーマンスも極めて高い。

まずは名物のよこわの定食

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この分厚い造りが約10枚近くつくのですから、初めてこれを注文した人は驚くことしきりです。勝山さんも「これいつもの量?」と訝しむ。でもこれが通常です。ここに小鉢が二つ、味噌汁、チリメン山椒にご飯が付く定食が1365円なのです。

つづいて

金目鯛の煮付け定食

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これにも勝山さん、またものやびっくり。金目鯛の大きさと旨み、周辺の野菜のおいしさ。小鉢の豆も見事な旨さです。

これも名物・めばるの煮付け定食

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いつものことながら一尾しっかり入っています。付け合わせのゴボウなど野菜の味が濃厚かつすっきり。

そして冬場の白味噌仕立ての鍋

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野菜類がたっぷり入っています。この白味噌の味わいがいいのです。身体の芯から温まります。

玉子焼き

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これは甘みの利いたタイプではなく、出しのしっかり利いただし巻きです。ふわふわの中に卵と出しの味が生きています。

どの料理も、素材の質と京都の水が生み出した傑作で、味わいはすっきり。身体に滋養がしみ込んでゆく感じなのですが、なにせボリュームが凄い。うれしい定食屋さんです。

十両
京都市左京区聖護院山王町42
075-771-1170

1/18付、

☆『海外通信』 Paris通信 Vol.5
  『ルドワイヤン』の甘い響宴

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 ☆「名店の賄い」
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2008年01月22日

「COW HOUSE」大阪・都島・焼肉

昨年末にでかけた焼き肉屋です。
都島の「COW HOUSE」。随分と前に訪れたことがあります。今回は、中学の同級生15
名が集まっての宴会でした。

関西の焼肉サイトの「いかりん」さんに改めて情報、つまり注文の仕方も聞いて、で
す。

塩タン、極上ハラミ、小腸もしくはテッチャン、ユッケジャンスープ又はユッケジャ
ンクッパがおすすめでした。その旨を伝えての予約です。

キムチの盛り合わせも旨い。

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味噌もおすすめ。

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塩タン

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これはまず生で食べる。これが素晴らしい甘みとコク。かるく炙る。また違った甘み
が。このタンは凄いのです。

センマイの湯引き

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これもさっぱり、センマイの質の良さをものがたります。

生レバー

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このトロリとした味わいにもやられました。

ホルモンの盛り合わせ

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新鮮かつ質の良さが命です。

美しい赤身が続きます。

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ミノの唐揚げ

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テールスープにレーメン

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まあ、よく食べました。

やはり塩タンと特上ハラミの素晴らしさには感動です。それに加え、スタッフの極め
て家庭的なもてなしも見事。ホント、気持ちよく食事ができる空間です。また仲間を
誘って訪れたい一軒です。

COW HOUSE
大阪市都島区中野町2-15-5
06-6353-8929

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2008年01月21日

「ボーチカ福島」   大阪・福島   ロシア料理

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福島駅近く、国道2号線沿いにある立ち呑みロシア料理の店「ボーチカ福島」。
この日は、神戸と京都の写真家、放送作家、テレビ局のプロデューサーに僕という5名がコアメンバーで隔月の飲食会。じつは先月が例会月であったが、師走ということもあり今月開催となった。
JR福島駅の高架下の居酒屋「大黒」から始まり、聖天通りの「ホルモン中尾」に移動し、そこでしこたまホルモンを食べて、締めが立ち呑みロシア料理となった。

ホント、立ち呑みなんです。突如としてロードサイドに現れた。カウンターも少し。
まずは、ウォッカです。温度もあるのでしょうが、トロリです。

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最初に届いたのが、黒パンにニンニク、パンチェッタのソビエト版。にんにくをパンにすり込み、パンチェッタを乗せて食べる。濃厚なのに脂分はさっぱり。これで胃袋の粘膜を保護します。

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次は、パイ・ピロシキ。

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立派なピロシキです。サクッとした食感の後に、挽肉の旨さがやってきます。

そしてボルシチ。

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適度な酸味と甘みのミックスがよろしいです。

そしてペルメニ。

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これはロシアン餃子。水餃子ですね。野菜たっぷりのスープがいいんです。

立ち呑みですが、ウォッカも唐辛子入りのモノなど各種揃っています。なにしろロシア料理の立ち呑みというのがユニーク。大阪の食のバリエーションも増えた。気になっていたが、楽しい締めのとなりました。

ボーチカ福島
大阪市福島区福島1-6-20
06-4799-8311

門上武司食研究所サイトに

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2008年01月18日

「シェ・ワダ 高麗橋本店」 大阪・高麗橋  フランス料理

東京から友人が来阪。ランチを「シェ・ワダ高麗橋本店」としました。
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午後1時からのスタートです。
レストランフロアは、テーブルを囲む人達の適度なざわめきが、心地よく響いてくるのでした。いい雰囲気を醸し出しています。

テーブルの上には、一枚のプレートがお迎え。デザインは和田信平さん、クロスの上に置かれたガラスのオブジェもシェフのデザインです。シェフの絵心はたいしたもの。
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アミューズは
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ジャガイモの小さなクレープにアオリイカが乗り、回りにレンズ豆が。アオリイカはねっとりと旨い。レンズ豆の酸味もいい。

自家製のパン
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「今日は少し寝かせすぎましたかな」とシェフ。もちっと歯応え、小麦の香りも十二分です。

スープは
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鴨とキノコ(セップ・シャンピニョン・舞茸)のスープです。茸類はビンに入れて加熱すると、ジューが取れます。ベースの液体は水。さらっとしているのですが、キノコの濃厚な味わいや、鴨のミンチから出る出しも利いていて、だんだん濃く感じるんです。これは今後のスープの方向性を示唆する一品でした。

つぎはテリーヌ
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牛のアキレス腱と淡路のチャンピョン牛の頬肉と野菜をポトフのように煮込み、そこからでた液体とともに固めると、テリーヌとなります。人参のピュレと野菜の出しでのばし、ソースとします。

メインは
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スズキの料理です。日本の場合、スズキの旬は夏ですが、フレンチはむしろ冬となります。汽水域に生息するスズキは、脂が乗って目玉が白くなるぐらい。大阪湾の産物です。そこに新タマネギ、新ジャガイモ。この野菜の力が大きい。食感、甘みの出し方など、また大きなインゲンの旨みなど素晴らしい。

デザートは
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マルジョレーヌとピスタチオのソルベです。マルジョレーヌは五層に分かれています。プラリネもシシリーのアーモンドを使うので香りがいいです。ピスタチオのソルベは、牛乳でピスタチオを煮込み、それをすりつぶして仕上げる。ほんの僅かの塩が入ることにより軽さが生まれます。

相変わらずの見事な料理です。つねに前に向かって進む。そんなシェフの意気込みが伝わってくる料理でした。
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「シェ・ワダ 高麗橋本店」
大阪市中央区高麗橋2-6-4
06-6231-0700

門上武司食研究所サイトに

1/18付、

☆『海外通信』 Paris通信 Vol.5
  『ルドワイヤン』の甘い響宴

1/16付、

 ☆「名店の賄い」
   第三回 「料亭 いか里」

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投稿者 geode : 07:10