2019年08月30日

「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理

割烹は本来楽しい存在である。
それを体感させてくれるのが、京都「祇園 大渡」である。

独立前の大阪での修業時代から知っているが、これほど楽しい料理人とは思わなかった。

この日もまずは茶碗蒸しから始まった。
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入っている素材は桃にキャビア、キュウリ、銀杏だ。
桃の甘味とキャビアの塩分・コクが印象的。
テンションの上がるスタート!

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2019年08月29日

「蓮心」 大阪・北新地・中国料理

京都の祇園で料理長を勤めていた廣澤将也さんが北新地に「蓮心」という中華料理店を開いた。

オープンして間もないが、すでに満席が続いているという状況。
いかに廣澤さんの料理を待ちわびていた人たちが多かったかを物語る。

テーブル席もあるが、現在はカウンターのみ使用。
カウンター内に設えられた炉(窯)の存在が大きい。

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2019年08月28日

「洋食 手嶋」 大阪・新町・洋食

8月にオープンしたばかりの洋食店。
「洋食 手嶋」である。

ドアを開けて入るとシェフと目があう。
かつて「洋食Katsui」に長年勤めたスタッフではないか。
ランチコースである。
先輩と久しぶりの食事だ。

ハンバーグステーキと山形三元豚カツレツにした。
山形三元豚カツレツ。
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トマトをふんだんに使い、そのコクと酸味と甘味で豚の味わいを引き立てる。
これは「洋食Katsui」譲りのスタイル。

トマトと豚肉。
それぞれグルタミン酸とイノシン酸を持っているのでうまみが増してゆく。
いわば黄金の組み合わせともいえる。
野菜もしっかり。

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2019年08月27日

「オルトレヴィーノ」 神奈川・鎌倉・イタリア料理

ドアを開け中に入った瞬間から「あっ、ここは間違いない」と感じてしまう。
まるでイタリアのどこかの田舎町のトラットリアに入ったような気分になる。

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全てのテーブルや椅子、調度品などがアンティークである。
それらの配置、使われた雰囲気などがそういった様子を感じさせる。
席についた途端にホッとした感覚を覚えるのであった。

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2019年08月26日

「NAKATSUKA」 京都・姉小路堺町・フランス料理

アラカルトで食事ができるフランス料理店「NAKATSUKA」

東京からの友人と遅い時間から食事となった。
ありがたい存在である。

まず温かいアミューズが出る。
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ホッと気分が癒される。

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2019年08月23日

「柏屋 大阪千里山」 大阪・千里山・日本料理

毎月第一日曜日
男性ばかり、それも料理人が中心の勉強会を続けている。
名付けて「食学会」である。それが200回目を迎えた。

初回、100回、150回と節目の学会は千里山の「柏屋」で行っている。
200回目も「柏屋」での開催となった。

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2019年08月22日

「炭火割烹 いふき」 京都・祇園・日本料理

炭火割烹と名乗る祇園の「炭火割烹 いふき」。

この日は残念ながらカウンターではなく座敷であった。
店主の山本典央さんは、炭火という手法を日本料理の中でいかに効果をもたらすかを追求し続ける料理人。
じつに柔軟な考えの持ち主で、料理を楽しんでいるという姿勢が伝わってくる。

最初は5皿の料理が並ぶ。
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ビワマスのカダイフ揚げ キャビア添え
北海道昆布森の毛蟹
蛸・穴子・鱧の子の玉じめなどなど
酒が進む。
ソムリエの資格を持つスタッフが的確にドリンクの説明をしてくれる。

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2019年08月21日

「Fujiya1935」 大阪・本町・スペイン料理

遠来の友人達と「Fujiya1935」でのディナー。

友人の一人は卓越した寿司を握る料理人。
彼の素材、道具などに対する姿勢は秀逸というか、群を抜いている。

一階のウエイティングで、皆んなが揃うのを待つ。
水玉が独特の造形を作る。
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ここでヒノキの香りをつけた水を飲む。

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2019年08月20日

「美味究心」 福井・レストランジャルダン・イベント

福井が熱い!
先日、福井の「レストランジャルダン」で以下のようなイベントが行われ、参加した。

Nabeno-Ism エグゼクティブシェフ渡辺雄一郎氏を招き、福井の次代を担う料理人たちと競演。
互いに刺激しあいながら、福井の食材を生かしたフルコースを創造します。

競演シェフ
※岩崎丈二(Restaurant Parado レストラン パラド)
※阪下幸ニ(Les Queues レ クゥ)
※島田智美(LE COEUR ルクール)
※竹内賢太郎(フジマル醸造所京阪くずは店)
※谷口守(Pere mere しあわせなパン)
※寺尾佳奈(メゾンドブランシュ ローズガーデン)
※畑和也(S’amuser サミュゼ)
※畑由美(メゾンドブランシュ ローズガーデン)
※畑地久滿(開花亭Sou-an)
※平井孝宜(sushi bar daishin スシバーダイシン)
※平田康博(レストラン ジャルダン)
※藤井隆明(L’ajitto ラジット)
※松田裕也(福井割烹 望月)
※宮崎洋彰(料理屋みや?)
※村澤慎一(メゾンドブランシュ ロースガーデン)
※吉川正裕(びわこレストランROKU)
福井チーム総監修 黒味傳氏(レストラン ジャルダン)

主催:福い学・「美味究心」実行委員会
後援:福井ガストロノミー協会、福井新聞社、福井放送、福井テレビ、FM福井、月刊URALA、福楽
協力:ゴ・エ・ミヨ ジャポン、福井県、鯖江市(河和田漆器)、福井県酒造組合
   越前焼工業協同組合、杉原商店、越前漆芸やまよ、ワタリグラススタジオ
協賛:白山ワイナリー、青木蘭麝堂

これほど多くの人たちが参画するイベント。

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その中心人物は「レクゥ」の坂下幸二シェフ。

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2019年08月09日

「LURRA°」 京都・東山三条・イノベイティブ

この「LURRA°」という空間にいることが楽しい。

料理の世界は進化が常に行われる。
新たな世界を切り拓いてゆく料理人の姿はいつも頼もしい。

ニュージランドで出会った3人が京都でレストランを作る。

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Jacob Kear 宮下拓己 堺部雄介の3人が行うレストランプロジェクトである。

「LURRA°」はバスク語で「地球」という意味をもつ。
地球という一つの単位の中でどのような世界観を作ってゆくかのプロジェクトである。
だから全てが新たな挑戦である。

だが京都という歴史のある街でこのプロジェクトを始める理由は、
その伝統と文化が持つエネルギーをどこかに活かせないかと考えているはずだと思った。

「美味しかった」より「楽しかった」を重要と考えるプロジェクト。
確かにその精神はきちんと感じることができる。

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2019年08月08日

「高村刃物製作所」 福井・越前市・包丁

「高村作」という包丁でトマトや野菜を切った。

ストレスなく切れてゆく。凄みを感じる一瞬であった。
「切れる」ということの意味をもう一度考えるきっかけとなった。

三人兄弟が同じ製作所で働く。
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この事実だけでも、いかに「包丁」にかける熱力が大きいかを感じのであった。

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2019年08月07日

「洋食おがた」 京都・柳馬場御池・洋食

どんどん進化する「洋食おがた」。

いくつもの出会いが「洋食おがた」に優れた食材を運ぶ。
頼もしい洋食店である。

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尾崎牛がある、平井牛が揃う。
焼津の「サスエ前田魚店」から凄い魚が届く。
鹿児島鹿屋市の「ふくとめ小牧場」からサドルバックという豚、などなど。

いやいや素晴らしいラインナップである。

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2019年08月05日

「デリシャス」 大阪・服部天神・ステーキ

9月末まで、あと何日あるのだろう。

最初は、息子さんがミナミで営む「でりしゃす」を知った。
そのマスターがずっと超えることができないと話す父親の店に訪れたのが数年前のことだ。

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驚くと同時に仕事をする意味を深く考えた。
幾つになっても前に進むことを考える。
しかし、その「デリシャス」もとうとう幕を降ろす時がやってきた。

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2019年08月02日

「鮨 十兵衛」 福井・福井市・鮨

この季節の雲丹には唸る。赤雲丹である。
甘美な味わいともいえる。

この日はありがたいことに小浜の赤雲丹と敦賀の赤雲丹を食べることができた。
色合いも違えば甘味の濃度も違う。

初めて訪れた福井の「鮨 十兵衛」。

若き店主の塚田哲也さんは二代目というが、すでに風格がある。
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札幌の「すし善」での修業経験がある。

基本は地元福井の食材と各地の良い漁場から仕入れる。
優れた食材を仕入れることができるのも実力である。

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2019年08月01日

「coffee and wine ushiro」 京都・三条柳馬場・カフェ

今年の5月末、三条柳馬場に「TSUGU」というシェアホテルができた。

一階には「ジョンブル」というアパレルの店があり、
その奥に「coffee and wine ushiro」というカフェがある。

ホテルのエントランスからも入ることが可能。
ここは岡山の「キノシタショウテン」というコーヒー店のプロデュース。

朝食が午前7時からやっているというので出かけた。
店内は思っていたより広い。

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カウンターの上にマシーンやブッフェの食べ物が並んでいる。

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