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2016年12月12日
「百春」 京都・寺町通・コーヒー店
タマゴサンドの洗礼を受けたのは20歳代半ばのこと。
エッセイストの松山猛さんに連れていかれた「コロナ洋食店」のタマゴサンドである。
大きなオムレツを焼き、それを折りたたみ正方形に整形する。
それをパンに挟むわけだ。パンより卵焼きの面積のほうがはるかに大きい。
これは衝撃であり、僕のタマゴサンドのスタンダードになっていたのである。
「コロナ洋食店」は店を閉じたが、そのレシピは「マドラグ」という店で継承されている。
さて、寺町通りの「百春」というコーヒー店のタマゴサンドも秀逸であった。
コーヒーは深煎りをオーダー。
登場したタマゴサンドの迫力。卵4個使用という。
卵の断面はつややかに煌きをみせる。
少し付けられたソースの甘味もプラスされ、卵のコクが強調される。
深煎りのコーヒーとの相性も素晴らしい。
寺町通りの小さな建物の二階にある魅力的な空間である。
「百春」
京都市中京区常盤木町55 種池ビル 2F
075-708-3437
投稿者 geode : 01:00