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2023年12月27日

「くいしんぼー山中」 京都・桂・ステーキ

年に一度、年末恒例タンシチューを食べる会。
今年は24名の参加で大盛り上がり。
さまざまな会話が飛び交い、カウンター、テーブル席とも笑みと言葉の渦であった。

「くいしんぼー山中」和牛の真髄ここにあり。
但馬産の牛を滋賀で40ヶ月肥育。
ご主人がおっしゃる小豆色の牛肉、つまり牛自身のポテンシャルで入ったサシはすっきりである。

 

スタートはタンシチュー

2時間しか煮込まないシチュー
適度な弾力がありながら歯切れはすっきり。
うま味は充溢。感動の一品であり、タンシチューに対する思いが変わる。

 

これから焼かれるリブロース

この色合いだけで唾液が出る。

 

ヒラメのブールブラン

鮮度を感じるヒラメとジャガイモの食感も効果的
ソースの意味がわかる。

 

ビーフコンソメ

クリアにして深みのある味わい。
コンソメの真価を感じる。
時にはこのようなコンソメに出会うことが必要だ。

 

そしてステーキ

まずは香りがいい。口に入れ、歯を入れた時に感動は秀逸。
品のある甘味、溢れる旨みの液体。
かなりのボリュームだが、ペロリと胃袋に収まる。
この満足感は得難いもの。

 

ビフカツ

これもソースのありがたさを知り
カツレツにすることの意味も味わう。
コクという形容詞がピッタリ。
なかなか稀有なビフカツである。

 

ハンバーグ

このうまさ、山中さんは「素材ですわ。それだけです」と話すのだが、
ここには技術が大きく関わる。
やはりソースの有り難さも欠かせない。

 

ガーリックライス

と出されるのだが、牛肉の量の多さに圧倒される。

 

 

これだけ牛肉を食べてもすっきりという食後感であり、
翌朝も胃袋への負担がない。
恐るべし「くいしんぼー山中」である。
来年のスケジュールも決まった。

 

 

「くいしんぼー山中」
京都市西京区御陵溝浦町26-26
075-392-3745

 

 

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いつも門上武司のおいしいコラムをお読みいただき
ありがとうございます。

明日(12月28日)より1月8日まで、
コラムはお休みとさせていただきます。

2024年1月9日より再開いたしますので
どうぞよろしくお願い申し上げます。
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投稿者 geode : 10:00