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2026年03月24日

「月ヶ瀬」 京都・堺町通御池下ル・甘味処

先週、東京の和菓子屋「萬年堂」について以下のような記事を書いた。

 

「メニューを開くと『粟ぜんざい』という文字が飛び込んできた。
 これまで食べたことがない献立だと感じる。
 これをお願いした。
 出てきたのは、木箱に半分がこし餡、半分は黄色がかった粟。
 もち粟を蒸したもの。
 粟は粒がやや大きくプチプチと口の中で弾ける。
 その存在感が心地よいのだ。
 またこし餡のなめらかで、粟との一体感が素敵だ。
 この一皿で、粟ぜんざいが好きになるなと思った。
 京都の和菓子屋でも粟ぜんざいを食べたくなった。」

 

堺町通りを歩いていると「粟ぜんざい」という文字に出会った。
入るしかないと感じる。冬季限定で4月一杯提供とのこと。

「月ヶ瀬」という甘味処である。
夏場はかき氷を食べる。
この日は迷うことなく「粟ぜんざい」である。
抹茶とのセットにした。

 

まずは「粟ぜんざい」から始める。

粟を口に含むプチプチと歯を押し返す弾力とほのかな甘さ。
粒は「萬年堂」に比べると小さい。

次にこしあん。
これがすごかった。熱々の極致ではないかと思うほどの熱さ。
それと肌理の細かさであり、なめらかさでもある。
甘味処ゆえ、こしあんへのアプローチが半端ではないと感じる。
これを堪能したのちに抹茶をいただく。
淡い苦味が、甘くなった口中をフラットにしてくれる。

 

なんだか、東西で「粟ぜんざい」を食べ、気持ちが落ち着いた感がある。
この東西比較は食を楽しむ一つのアイテムであり、日本の食文化を解きほぐすことに繋がってゆく。

 

 

「月ヶ瀬」
京都市中京区堺町通御池下ル アーバンライフフォルムズ烏丸御池1F
075-212-1959

 

 

Web連載「amakara.jp」=====
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投稿者 geode : 10:00