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2008年06月19日

「手打百藝 奈賀井」(ながい)   長野県・上田市   蕎麦

長野県松本市に近い美ヶ原温泉の「民芸の宿 旅館すぎもと」に泊まり、
そこの専務にして蕎麦打ちの花岡さんに教えてもらった上田市の蕎麦屋に
向かいました。
開店の午前11時きっかりに入店です。
相棒のカメラマン、ハリー中西さんも同行です。

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ここは上田市柳町にある蕎麦の名店「おお西」初の暖簾分けの店。
「おお西」の店主、大西利光さんは多くの蕎麦職人を育てた逸人です。
その大西さんが開発したのが発芽そば。
黒い皮を取り除いて発芽させた実を蕎麦に仕立て上げたものです。

それがこの「奈賀井」では、「発芽田舎蕎麦」となり、
黒い皮をつけたまま発芽させた実を蕎麦に仕立てました。

その前に先付けです。

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そして「発芽田舎蕎麦」を頂きました。

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甘味と風味がこれまで食べた蕎麦とは少し違います。
それらが力強く感じるのです。つゆは結構だしの味が利いています。
つゆと一言でいっても、蕎麦との相性があります。
僕には関西のような旨みの強いだしと感じました。
したがって蕎麦をつけるとその味わいを感じるのです。

三種盛りです。右から更科、挽きぐるみ、田舎の三種です。

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色合いもことなれば味わいも全く違います。
一度に食べ比べると、それが明確になってきます。
そこから好みが分かれてきます。

ハリーさんは、真ん中の挽きぐるみが好み、僕は左端の田舎です。
その荒々しい味わいと風味に惹かれるのです。対極の更科も好み。
どうやら振り幅が大きいほど、いまの僕には印象深いのでしょう。

食べ終わって精算をしました。

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ご主人が「京都からですか」と。
ハリーさんの車が京都ナンバーだからでしょう。
「そうです」と答えると、
「父が昔、京都府警に勤めていまして、五条警察で四条河原町にいました。
祇園祭の頃は張り切っていたようです」など
京都の思い出話しが飛び出してきました。

話し続けていると、どうも父親の年齢がえらく年上のような。
なんと明治43年生まれで、ご主人は57歳ということが発覚。
圧倒的に僕より若く見えるのです。
その父親が大陸から帰国したときの話題など、
じつは僕の父親(明治45年生まれ)との共通項など、驚くこと多しです。
ホント、
旅先でどんな出会いが待っているかも分からないとつくづく思ったのでした。

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「手打百藝 奈賀井」(ながい)
長野県上田市西内725-1
電話:0268-45-3088

門上武司食研究所サイトに

6/19付、

 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.10
  ティエリー・マルクスのエクスポジション

公開しました。↓

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www.kadokami.com/

その他、

☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年3月度「第63回 トゥールモンド」

も公開中。↓

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投稿者 geode : 02:51