« | メイン | »

2017年10月27日

「円かの社」 神奈川・箱根強羅・旅館

箱根の強羅にある「円かの社」。
この宿に本棚が導入されるということになり、それを担当するブックディレクターの幅允孝さんやプロデューサーなどが集まった。
食事をしながら本について種々の話題が飛び出し、刺激的な時間をすごした。
料理を担当する五十嵐 信幸さんも力が入る。

新潟の枝豆。
17102733.jpg

香りと味の濃さは特筆ものであった。


前菜は、カマスなます、牡蠣南蛮、木の景丸十、生落花生のかき揚げ、鯖昆布、磯ツブ貝、柿とリンゴの白和え、穴子寿司、岩梨。
17102735.jpg

手の込んだ仕事である。五十嵐さんの思いの深さを感じる。

御椀は、九絵酒蒸し、松茸、柚子、蕪含ませ、江戸三景。
17102739.jpg

松茸の香りが悩ましい。

お造里は、カワハギ肝醤油、赤烏賊、鰹(江戸前仕立)、北寄貝、妻物色々。
17102740.jpg

カワハギは肝との相性が抜群だと再認識。

焼物は、甘鯛一夜干、茗荷、花豆、むかご胡麻味噌。
17102744.jpg

甘鯛の味わいは凝縮し、かつ口中での解け具合もうれしい。

季節の皿は、雲子柚子釜蒸し、ぽん酢あん。
17102747.jpg

雲子は酸味との相性良し。

お凌ぎは猪口寿司。新イクラ、雲丹、新生姜こぶし和え。
17102750.jpg

小さな寿司で、ほっと一息。

地物はドウマンガニ塩蒸し。
17102752.jpg

ドウマンガニは貴重な食材、浜名湖などで取れるが、これは相模湾もの。味の濃さが特徴。

台物は飛騨牛朴葉焼(木の芽味噌)、新銀杏、マコモダケ、茄子、針葱。
17102754.jpg

これは「円かの社」のスペッシャリテ。

食事は松茸御飯、留椀、香の物。
17102755.jpg

これは贅沢な締めの御飯。
水菓子は、果実。

料理は、実に緻密な仕事が施される。
この日は、本や料理についていろいろな話題が飛び出し、楽しい時間の流れであった。

「円かの社」
神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-862
0460-82-4100

投稿者 geode : 01:37