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2008年07月31日

「chata」   札幌・円山西   カフェ

取材で訪れた札幌。自家焙煎の珈琲店も結構あり、そこで「甘苦一滴」(http://www.copyz.co.jp/blog/kobe_barista/)という神戸の友人が作っている珈琲を愛するフリーペーパーを見つけ、思わずうれしくなってしまった。

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珈琲が飲めると思った「斉藤珈琲」は焙煎した豆を販売するのみ。ここは父親が焙煎、息子が店頭で販売を担当。じつにいい雰囲気が漂っている。「甘苦一滴」の話をしながら、ここの豆を使っている「fab cafe」を教えてもら
う。そこにも「甘苦一滴」が置いてあり、聞くと10年ほど前の開店当時に発行人のTさんが現れ、それ以来の付き合いだとか。珈琲が結ぶ縁を感じながら、オリジナルの珈琲を飲む。

昼食は味噌ラーメン(近日アップします)。そこから、ロールケーキが人気というカフェに向かう。

円山公園近く、クルマのナビに電話番号を入れるも店名がヒットせず。住所で検索。円山西3丁目のバス停からすぐのはず。高級住宅街。坂をのぼり、左折するとなんと行き止まり。こんな住宅街にカフェがあるのかと、不安になったところで、「chata」という小さな看板を発見したのであった。

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普通の家。中にはいると、先客が三名。あとテーブル席がひとつ。しかし二人掛け。こちらは三名。戸外にテーブルがあり、そこで珈琲を飲むことに。札幌は気温24度。戸外でも風が吹いているので、充分に快適。

僕はストロングタイプを、二人はソフトタイプをオーダー。そこでロールケーキ。「もう売り切れてしまったんです」と、女性店主が申し訳なさそうに。愕然とすることしきり。「じつは純なロールなら一切れだけ残っていました」という言葉に、安堵です。

珈琲はきりりとしてコクなり。

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純なロールケーキは、生地がしっとり。クリームは軽やか。

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ロールケーキは、三種類。定番の「純なロール」と「バニラロール」、そこに季節ものが加わる。「一日3種類で、一日50本焼いているのですが、今朝クーラーボックスを持ったお客さまが来られて、たくさん買っていかれたので」ということでした。

たくさん購入したい気持ち分かります。

6席のみ、戸外を加えると10席にはなりますが。住宅街の看板も見つけにくい、でもとても素敵なカフェ。いい昼下がり。

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chata
札幌市中央区円山西町3-5-47
011-641-6377

門上武司食研究所サイトに

7/29 付、
 ☆『海外通信』London 通信 Vol.11
  パリの女性シェフ、エレーヌ・ダローズがロンドンへ移住
公開しました。↓

http://
www.kadokami.com/

その他、
  ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年3月度「第63回 トゥールモンド」

も公開中。↓

http://
www.kadokami.com/

投稿者 geode : 01:21