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2018年02月27日

「なにわ翁」 大阪・西天満・蕎麦

西天満は骨董屋さんが多い通りである。
裁判所が近いこともあり法曹関係のオフィスも多い。
北新地から御堂筋を挟んで東側。
まだまだ飲食店は少ないが、ここ数年個性派が増え、大人の街という感じが強く漂う。

その中にあって人気の蕎麦屋「なにわ翁」。
蕎麦好きならピンとくるかもしれないが、「翁」というのは蕎麦屋の大看板である。
かつては信州にあり、そこから広島に移り「達磨」と名前を変え、
現在は大分に店を構える傍、全国に蕎麦行脚に出かけるという。
その「翁」で修業をし、名前を使うことを許されたのが「なにわ翁」である。
基本は二八蕎麦だが、数量限定で十割蕎麦も打つ。

この日は二人。
相手が少し酒を嗜むので、やきみそから始まる。
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香ばしさとカリッと当たる食感の楽しみ。


焼き海苔。
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常に温かな状態が保たれる。

ざるそばは十割。
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興味が湧いたのが、にしんざるそば。
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冷たいそばに、温かいニシンの棒煮のつゆ。
このつゆにそばをくぐらせ食べる。
ニシンのコクがそばにインパクトを与える。
ニシンを口に含むとまた印象が変わる。
濃厚な味付けにそばは立ち向かう。
そばの香りもきちんと残る。

この「なにわ翁」季節限定のそばも多数あり、「翁」の基本である二八蕎麦の世界観はきちんと踏襲しながらも、オリジナルを作り上げた意思は見事なものがある。

「なにわ翁」
大阪市北区西天満4-1-18
06-6361-5457

投稿者 geode : 01:18