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2007年11月01日
「勝裕」 京都・西大路七条 とんかつ

前から気になっていたとんかつ屋さん。京都の七条通に面している。うっかりすると見過ごしたしまいそうな佇まい。
「山形県で無菌飼育された豚肉、産地にて厳選された新鮮野菜、極上のパン粉と純正植物油をして揚げた京風とんかつ」と持ち帰りメニューに書かれていた。
かつ重と、とんかつとエビフライのセットを注文した。
セットには、胡麻すりの当たり鉢が付いてくる。料理が届くまでに胡麻を当たる。香ばしさも美味の一つである。

かつ重は、重箱にとんかつが入っている。

ごはん、キャベツの千切り、とんかつが乗り、そこにウスターソースがかかり、当たり胡麻と小口切りのネギとなる。
これがいままで食したかつ重とは一線を画くメニュー。ウスターソースは揚げ物に素晴らしい相性だが、そこに胡麻が加わることで異なる味わいのバランスが生まれる。まろやかさと深みがでるのだ。
とんかつは、粗いパン粉が油とソースの旨みをいい塩梅に含む。そこに豚が持つ本来の甘みが加わってゆく。ウスターソースにしみたご飯もいいですな。
一方、とんかつとエビフライ。

とりわけエビフライのボリュームは立派。かつはヒレかロースかチョイスですが、ロースにしました。ロースカツのジューシィな仕上がりにエビフライの弾ける旨さ。
京都の中心部からやや西に位置するとんかつ処ですが、ここは値打ちありの一軒です。開店して8年目と聞きました。店内の温かな雰囲気も優しく、非常にアットホームな感じといい、リラックスして食事ができるのがうれしいのです。

勝裕
京都市下京区西七条南月読町97
075-313-0303
※門上武司「食」研究所サイトに、
 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.2「ビュジェ セルドン(ロゼ・ムスー)」
 
 ☆「京都・名酒館  主人  瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.1「日本酒の今、これからに思うこと」
☆「名店の賄い」第一回 「祇園 さ々木」
 ☆今月の「学会」レポート
  2007年9月度「第57回 福臨門酒家  大阪店」
 ☆『海外通信』  Torino通信Vol.2「クリスマスが待ち遠しい!」
 
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投稿者 geode : 05:05

