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2018年08月08日
「成生」 静岡・鷹匠・天ぷら
訪れる度に新たな発見がある。
変化と進化を繰り返す。
食べ終わった後は豊かな気分になる。
まずはカンター後ろに置かれた野菜を見る。
季節を眺め、この日の野菜がどのようなスタイルで供されるか想像するのが楽しい。
賀茂茄子がある。落花生もある。
青はたは串打ちされ、油の中で火入れ。
塩と山葵で食べる。
ねっとりした歯ざわりと香り。食欲に勢いがつく。
定番のタチウオと大葉が出る。
天つゆにおろしをたっぷり。そこに入る。
タチウオの身のぷくっとした膨れ具合には驚く。
オクラの粘り気と香りがいい。
浜名湖の天然海老。
小ぶりなので丸く揚がる。香ばしさも感じる。
賀茂茄子は火入れの妙で瑞々しさが残る。
爽やかな飲み物のような感じだ。
海老の頭に続き味噌も出る。
味噌は濃厚の一言。
ヤングコーン。
ヒゲをここまでありがたく食べることはないかもしれない。
秀逸である。
アジは香りもよし、味わいも厚みがある。
生落花生にはシャリっとした歯ざわりとうまみがある。
キスは香りが命だと思う。
軽やかである。
オクラとイカのソーメン、鱧の出汁である。
箸休めに最適だ。
メークインはまるでマッシュポテトのようだ。
甘鯛はウロコのパリパリ感と香ばしさ。
後からくる味わいふかさ。
丸茄子にはカツオを。
玉ねぎ。
この色合いでどのような仕事をしているかがわかる。
水分を残しながらも甘味を引き出すか。
メバル。
これはふんわりと。
うなぎ。
コロモはサクッと。身は脂分を適度に残す。
締めは天丼であった。
いつ訪れても裏切られることのない一軒。
「成生」
静岡市葵区鷹匠2-5-12 1F
054-273-0703
投稿者 geode : 01:32