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2021年06月23日

「草枕」 東京・西新橋・珈琲

新橋駅から歩くと程なく到着。

店の前に立つと、美味なる雰囲気が漂ってくる。

扉を開けて中に入ると、深煎りの香りが身体を包み込んでくれる。
深煎りジャンキーには、この瞬間に幸せな気持ちになる。

奥のカウンターに座る。

 

濃いめのコーヒーを頼む。

マスターが豆を挽き、ネルドリップに入れ、湯を用意する。

一連の流れに無駄がない。

点滴抽出でコーヒーがじっくり落ちてゆく。
その間のマスターの集中力がすごい。
わずかな時間だが、その時間を支配しているかのように映る。

 

口に含む。

温度はさほど高くない。
苦味を楽しむが、それが鮮烈というより優しく感じる。

やわいというのではなく、苦味が持つポテンシャルをうまく引き出している。
自然な甘味も十分味わう。

飲み終わった頃からアイスコーヒーについて話しが盛り上がる。
淹れ方は千差万別、正解があるというのではない。
そのプロセスで気付いたり、考えることがたくさんある。

水出しコーヒーを冷やしておき、
その半量に淹れたての冷たいコーヒーを足す手法もある。
氷出しコーヒーもある。

今年の夏も色々チャレンジしてみようと思っている。

 

 

「草枕」
東京都港区西新橋1-10-1 日美ビル1F
03-3597-1212

投稿者 geode : 10:00