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2022年08月25日

「Aurochs オーロック」 名古屋・四間道・肉割烹

名古屋に面白い肉割烹があると聞いて出かけた。
情緒のある街並みに馴染んだ店つくり。

 

カウンターに座る。
静謐な空気が流れる。
心地の良い高まりを覚える。

 

まずカウンターに置かれたのが「近江牛のタルタル」

これはきちんと生食用に許可を得たもの。
エシャロット、ケイパー、塩、オリーブオイル、醤油などが入る。
コクはあるが、さっぱり奥行きがある。

 

そして見せられたのが4種の牛肉

右から
近江牛のハツ
鹿児島経産牛のヒレ
鹿児島経産牛のサーロイン
ジビーフのサーロイン
これらは全て南草津の「サカエヤ」さんからの仕入れ。

 

続いて春巻きが出た。

ホルモン春巻き。
近江牛の小腸がメインで生姜、ネギなどとみりん、醤油など調味料が入る。
小腸の食感と甘さが楽しい一品。

 

ジビーフのしゃぶしゃぶ

肩ロースをしゃぶしゃぶ仕立に。
水菜、シソ、カイワレ草など
レモンやごま油を効かせたドレッシングの爽やかさで
次の料理に向かう準備ができる。

 

ハツ

サクッとした食感は口中をスキットさせる
塩の力で甘味を感じる
ネギ、赤玉ねぎ、生姜など野菜も効果的

 

ジビーフ 肩ロースの煮込み

基本は水と酒で煮込む
玉ねぎ、人参、醤油などが加わる。
オクラ、ナス、ズッキーニなど野菜

 

サーロインの食べ比べ

ジビーフと鹿児島経産牛のサーロイン

 

左が経産牛熟成
右がジビーフ

差異は明らか
どちらがいいというのではなく
うまさの表現の違いが興味深い。
手当されることがどういった意味なのかよくわかる。
貴重な体験であった。
付け合わせのインカの目覚めやトウモロコシの甘さは衝撃的

 

最後は鹿児島経産牛のヒレ

サクッと旨味の乗った味わい。
そして塩の役割の大切さも知る。

 

オプションで走る豚のとんかつ

これは甘味も素敵な とんかつの醍醐味を満喫

 

デザートはプリン

濃厚適度な硬さが嬉しい。

 

 

これからの展開がすごく楽しい肉割烹である。

 

 

「Aurochs オーロック」
愛知県名古屋市西区那古野1-23-2 四間道糸重 1F
050-5571-3364

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====

 ★ 【新着】和田有史(立命館大学食マネジメント学部教授)

https://youtu.be/QkyHq9tKuNc

辻 邦浩(音響空間デザイナー)

https://youtu.be/fxhUtkse7Jo

輿水精一(サントリー 名誉チーフブレンダー)

https://youtu.be/NFKgOaEHjEM

新保吉伸(精肉店サカエヤ)

https://youtu.be/FwzWzqmL6hQ

赤井勝(花人/かじん)

https://www.youtube.com/watch?v=VlSdDts_cMU 

梶高明(梶古美術)

https://www.youtube.com/watch?v=g5ZkyjBEYBw

中川政七(株式会社中川政七商店代表取締役会長)

https://www.youtube.com/watch?v=AREXu4uDjgc

村田吉弘(株式会社菊の井/NPO法人日本料理アカデミー理事長)

https://www.youtube.com/watch?v=fGYHD18jz60

 
 ======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00