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2020年08月21日

「丸久小山園」 京都・御池西洞院・茶房

猛暑が続く京都のお盆。

昼下がりに氷を食べにゆく。
京都はかき氷の激戦区である。
選択肢は多く、それぞれ特徴あり。

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「丸久小山園」は宇治で元禄年間に茶の栽培と製造を始めた。
以来、品質を守りながら現在に至る。


スッキリした店内には中庭があり、天然の風も入ってくる。
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スタッフの対応も素敵だ。
客側との距離感が素晴らしい。

注文は、抹茶あずき氷 とした。
スタイルはシンプル。
流石、茶の栽培・製造・販売まで手がける店のだけのことがある。

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まず、抹茶の質の高さを感じる。
口の中でふんわりとほどけてゆく氷の軽さにも驚く。

氷は削り方が問題だと思う。
空気を含ませながら削ってゆく。
その実力の差が、味わいに大きく寄与するはずだ。

口に含むと抹茶の品格のある香りが漂ってくる。
これは間違いなくお茶の力が偉大だということを改めて知らせてくれる。
あずきの上品な甘さとの饗宴は麗しいとも思った。

別添えで、抹茶のシロップと練乳。
この威力も凄まじく、つい氷にかけてしまうのだ。
ボリュームも程よく、気張らないのがありがたい。

帰りに抹茶を購入した。

「丸久小山園 西洞院店」
京都市中京区西洞院御池下ル西側
075-223-0909

投稿者 geode : 01:13