« | メイン | »

2023年12月14日

「Restaurant Koke」 京都・室町二条・スペイン料理

店名の「Koke」はシェフの中村有作さんに縁のある場所。
 神戸(Kobe)
 沖縄(Okinawa)
 京都(Kyoto)
スペイン(Espanyol)の頭文字をとったもの。

一年振りぐらいの訪問である。
印象は大きく異なった。

頭文字の一つである「O」沖縄の気配を感じるのであった。
沖縄は中村さんの故郷である。
子供の誕生日には沖縄に帰り、1週間ほど現地や周辺を巡り
その地の風習や食べ物、特産品、食材などを触れる。
そこで感じたモノを料理の中に落とし込む。

配布されたメニュー通りに記す。

地下30メートルの水を味わう。
薫香を感じるが、それは水ではなく器に付着させることで成立する。
この地の水を味わってほしいというメッセージだ。

 

スナック

右は豆腐ようにカラスミと焼きノリ
左はアセロラにパイナップル
インパクトのある前菜。

 

蝦夷あわび

蒸した蝦夷あわびの柔軟な歯応え
銀杏、じゃがいもなど
あわびの肝と野菜の皮などの粉末
この仕事でシェフの思いが伝わる。

 

もずく

 

タパス
ガスパッチョ
オリーブオイル
生ハム
マリネ
サラミ
ピンチョス
アンチョビ


 

ルートビア

 

燻製ビーツ

ビーツはビネガーとスモーク
フレッシュチーズにベリーやホエイ

 

アカハタ

この断面の美しさ。
火入れの技が生きる。

 


タマリンド
チェリーなどのソースが
鳩の懐に入り、新たな味わいをうむ。

 

おじや

いわゆるおじやである。
魚介と生ハムの出汁。

 

ハイビスカス

ハイビスカスのグラニテ
オリオンビールのマンゴーのソース

 


季節感からのアプローチ。

 

月桃

アイスクリームは月桃の風味

 

小菓子

 

 

全体の印象は、エキゾチックな体験をしているような感じ。
シェフの向かう方向がしっかり見えてきた。

 

 

「Restaurant Koke」
京都市中京区蛸薬師287 ido 1F
075-223-5055

 

 

【NEW】
Web連載「あまから手帖online=====
●どう変わる?京都『祇園さゝ木』が8月2日にリニューアルオープン
●リニューアルオープンした割烹『衹園さゝ木』の料理

●大阪・北浜『伏見町栫山』の“攻める”日本料理

 

 

YouTubeチャンネル「Round Table」=====
【新着】

森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube

兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube

堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube

西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ

投稿者 geode : 10:00