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2012年05月14日

「中国料理 天空」 大阪南港・ハイアット リージェンシー 大阪・中華料理

大阪・南港「ハイアットリージェンシー大阪」の「中国料理 天空」で、
「グランド ハイアット 香港」の
広東料理レストラン「ワン ハーバー ロード」の
シェフ・Li Shu Timさんが来日、
フェアを開催中です。

そのフェアの料理を食べに行きました。

夕暮れ時の南港の景色は美しい。
デジカメで撮影すると、
ブルーグレイの空がひときわきれいに映ります。
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遠くに明石海峡大橋も見え、
食事が始まるまえから
僕達のテーブルは盛り上がりをみせていました。

一皿目は鮑の冷製 特製醤油。
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鮑は約1時間半蒸すとのこと。
適度な歯ごたえを残しながら、その弾力がうれしい。

印象的なソースはややピリッと辛味がきいています。
チリ、マスタード、醤油、豆豉、ガーリック他数種の香辛料が入っています。

この辛味のあるソースと鮑は、噛むことにより、
鮑の旨みとソースのバランスが生まれます。

二皿目は燕の巣・トリュフ・鶏ミンチ入りスープ。
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シェフは中国スープとトリュフの組み合わせについて
「西洋と東洋の融合です」と説明。

トリュフの香りが鼻孔をくすぐるのです。
飲み進むにつれコクがましてゆきます。
チキンのスープに豚肉を入れ、
深みを出しているようです。

三皿目は伊勢海老の特製茸ソース。
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マッシュルームのソースは香港から持参したそうです。
軽みがあるのに、旨みも十分。
伊勢海老の添えられた香辛料はインパクトありです。

四皿目は和牛フィレ・五目茸の醤油炒め。
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和牛の質が素晴らしい。
フィレ肉で、かなりコクが詰まっている感じです。
肌理の細かさは口の中でじんわり旨みを発し、
そしてスッと消えてしまいます。

五皿目はカレイのブラックビーンソース炒め。
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カレイはカリッとした食感。
シェフは「クリスピー」を連発していました。
豆豉が結構主張しています。
カレイの質と豆豉がいい相性です。

次は、追加でお願いしたティースモークチキンです。
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塩で下味をつけ、油をかけながら火を入れてゆきます。
皮目はパリッというのが信条です。
次にジャスミンと米で薫製をかけます。
その後再び、油をかけ火入れです。

ソースは山椒とレモン汁。
これをつけるとぐっと味がしまってくるのです。

ご飯は、
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粒切り鶏肉・椎茸入りチャーハン 蓮の葉包み蒸し。

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中にはホタテや鶏肉が入ります。

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熱々の温度といい、味の複雑さがクセになりそうな味わいです。

デザートはマンゴプリン。
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これがなかなかです。
マンゴーの処理方法に丁寧さが光っています。
皮をむいてスライスし、最後は手で握り潰すのです。
それによって香りが生きてきます。
口に含むと、手で握りつぶしたマンゴーがグニュッとなり、
食感と濃厚な味わいが楽しめます。

全体を通して香辛料の使い方が見事で、味わいの振幅があります。

この「ワン ハーバー ロード フェア」は5月22日までの開催です。

「中国料理 天空」
大阪市住之江区南港北1-13-11
ハイアット リージェンシー 大阪 28F
06-6612-1234 (代表)

投稿者 geode : 02:00