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2023年08月07日

「AGRISCAPE(アグリスケープ)」 北海道・札幌・フランス料理

訪れると必ず元気を授かるレストラン。

レストランの本来の意味が体現できていると感じる。
訪れて1ヶ月ぐらい経つが、
まだその時に感じた温もりが身体の中に残っているような気持ちがする。
それぐらいに居心地の良いレストランである。

 

なんと言ってもシェフの吉田夏織さんの料理、
素材に向き合う姿勢、そして笑顔が素敵なのだ。

料理が始まる前に彼女がその日使う素材を見せ、説明をしてくれる。

その時の眼の輝きは印象的。

 

一品目
フキノトウとジャガイモのタルト

苦味と甘味に心を掴まれる。
クロテッドクリーム ハスカップのピクルス

 

続くのは夏の蕪の一皿

蕪をアイスクリームにして葉っぱの部分はピュレ
もちろん蕪の食感も楽しめる。
じゅんさいの口当たりも効果的。

 

葉野菜とハーブのサラダ

これは全て自家製。
生命力の強さ、香りと味のコーディネート。

 

そしてシャルキュトリ
レバーペースト
豚のリエット
ソーセージ
ヒグマのテリーヌ

それぞれ個性ある味わい。
ストレートな思いが伝わってくる。

 

焼いた胡瓜
カリフラワー ヤングコーン 
新ニンニクの香り高いソース
エルダーフラワー

まとめ方のセンスには驚くばかり。
新たな野菜料理のオープニングである。

 

北寄貝のリゾット
スナップエンドウに余市の雲丹
フレッシュバジル

貝のエキスと甘味
ウニの異なる甘味が相乗効果。

 

メヌケに越冬の菊芋

グリンピースにアサリと魚の出汁がソースだ。
メヌケの存在がランクアップする。

 

11ヶ月飼育の黒豚のロース

炭火で香りを纏わせながら焼く。
ズッキーニのピュレ ニンニクの葉っぱ
アスパラガスなど野菜とのマリアージュも功を奏す。

 

口直しにニセアカシヤのハチミツのソルベ
バジルの風味

一気に口内がフラットになる。

 

プレノワール(150日間飼育)に山わさび

これは濃厚な味わい。
山わさびの刺激もいい感じだ。

 

チーズとハチミツ

嬉しい。

 

サツマイモのアイスクリーム
よもぎのクリーム
ベリー類 蛇イチゴなど

 

ガトーショコラ
夕張メロンなど

 

ライ麦とハチミツのフィナンシェ

 

 

できる限り自分たちが育てた素材を使いたい
という思いがしっかり伝わってくる。

 

 

「AGRISCAPE(アグリスケープ)」
札幌市西区小別沢177
011-676-8445

 

 

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投稿者 geode : 10:00