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2008年06月17日

「竜鳳(りゅうほう)」   京都・西陣   中華料理

京都の西陣は、西陣織りの街として名高く、かつては映画館が多くあり、
それを囲むように多数の飲食店が軒を並べていました。
「西陣京極」という界隈は、まさにその名残といえるでしょう。
そこに「ラーメン・ギョウザ」と書かれた「竜鳳」という中華料理店があります。

看板や佇まいは、街の普通の中華料理屋さんです。
ところが、店内に表示されたメニューを見ると
ところどころに洋食メニューが潜んでいるのです。

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とはいっても、まずは焼豚から。

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淡くしっとり、豚の香りがちゃんと残っています。
旨みもたっぷりです。これにはやられました。

次はギョウザです。「これはおいしいと思うよ。僕が作っていないから」とご主人。

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奥さんの担当です。
実はこのギョウザ、かつて同じ西陣にあったギョウザの名店「吉林」直伝のものです。
皮の旨さがギョウザの真髄ではないかと思ってしまう一品です。

「ハンバーグ食べはったことあった?」ということでハンバーグです。

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ふんわりと焼き上がったハンバーグ。
そこにかかるドミグラスソースは濃厚で、
仕上がりのバランスは素晴らしいのです。

鶏の唐揚げです。衣が分厚く、カツはややねっとりなんです。

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この衣が特徴ありです。
「卵と水と片栗粉だけ」ということですが、惹かれますね。
鶏に対する下味も見事です。

クリームコロッケも頼みました。

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トロリとはまさにこのこと。
箸をいれるとクリームがこぼれてくるほどです。

豚の天ぷらです。衣は鶏の唐揚げと同じです。

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にんにく入り焼きめし。

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一見普通の焼きめしですが、
テーブルに届いたとたん、ニンニクの匂いが立ち昇ってくるのです。

冷めん。さっぱりですが、タレはやや濃いですね。

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営業は午後6時から午前1時まで。
かつては午前3時までだったそうですが、いまは1時までとなりました。
中華と洋食が同時に味わえる珍しくも貴重な一軒です。

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竜鳳
京都市上京区土屋町通中立売上ル東西俵屋町656-14
075-441-4747

門上武司食研究所サイトに

5/29付、

 ☆『海外通信』Torino通信 Vol.9
  ヘルシーなのにおいしいルカ・モンテルジーノのドルチェたち

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www.kadokami.com/

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  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年3月度「第63回 トゥールモンド」

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投稿者 geode : 05:43