2021年10月29日

「蕪木」 東京・蔵前・コーヒー専門店

角を曲がると香りを感じる。
コーヒーを焙煎する香りだ。

それもかなり深煎りだと感じる。
旧い建物が目に飛び込んでくる。

長く伸びた煙突が、焙煎機からだとすぐにわかる。
小さなビルの入り口は、コーヒーの煙から生まれる色合い。

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2021年10月28日

「チェンチ」 京都・岡崎・イタリア料理

今年のミシュランで一つ星を獲得。
うれしいニュースである。

オープンして7年の際月を要したわけだ。

この日はカウンターであった。
料理人との距離が近い。

グリッシーニ

サクッとした食感が脳をリラックスさせる。

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2021年10月27日

「番屋 燁」 大阪・堺筋本町・日本料理

「番屋 燁」久しぶりの訪問。

U字型のカウンターはほぼ満席。

いつも活気溢れる店というのがうれしい。
スタッフ男性二人の動きが素敵である。

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2021年10月26日

「ひがしやま 司」 京都・東山・日本料理

来月11月1日に開店の「ひがしやま司」、宮下司さんの店である。
「祇園さゝ木」8番目の独立である。

大将の佐々木浩さんたちと開店前の席に伺った。
小さなビルの2階だが、建築家・木島徹さんデザイン。
すきっとした空間が心地よい。
8席のカウンター。

吹寄からスタート。

季節の食材をふんだんに盛り込み、
白和えだがアーモンドをプラスしたところに宮下さんの世界を感じる。
インパクトのある始まり。

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2021年10月25日

「茶禅華」 東京・南麻布・中国料理

中国料理でミシュラン三つ星を獲得。
今年の辻静雄食文化賞専門技術者部門賞受賞。

「和魂漢才」というテーマが明確なレストランである。
南麻布の一軒家は風格あり。

ここはティーペアリングに定評がある。
茶のポテンシャルをここまで持ち上げた実績は大きい。

古木で淹れた茶に鶏出汁を食える。

そこに極細の素麺が入る。
スッと胃袋に刺激を与える。

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2021年10月22日

「シンプルズ」 静岡・葵区・イタリア料理

何年ぶりだろう。

知人たちから「最近のシンプルズいいですよ」という声をよく耳にする。
サスエ前田魚店の前田さんからも話を聞いている。
非常に期待をしていていたのである。

しかしである。昼ごはんが終了したのが午後4時。
「シンプルズ」の開始は午後7時。

いわば、万全の体制ではなかったのだ。

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2021年10月21日

「ル・ボワ」 奈良・登大路ホテル・フランス料理

奈良駅近くにあるスモールラグジュアリーホテル
「登大路ホテル」のレストラン「ル・ボワ」での食事。

久しぶりに友人とホテルやレストラン、
フランス料理のことなどじっくり話した。

時には男性二人での食事も楽しいものだ。

富山県産白えび オシェトラキャビア

端正な料理である。
薄いトーストにキャビアを盛る。
フィンガーライムの酸味も刺激的だ。

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2021年10月20日

「東山ニコ天」 名古屋・東山・きしめん

なんとなくだが、きしめんが気になる。

ちょうど名古屋で昼食を食べることになり、
マッキー牧元さんに援軍を頼んだ。

すると驚くべき原稿というかレポートが届いた。
極端なことを言えば、きしめんの概念が変わった、
というぐらいに鮮烈な文面であった。

同行する仲間にそれを回覧。全員文句なしの賛同である。

オープン20分前に到着。
運よく待たずして入店。

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2021年10月19日

「のんび荘」 長野・飯田・蕎麦

長野県飯田市の「柚木元」に出かけた。

夜は「柚木元」と決めていたが、昼は迷っていた。
すると「柚木元」のご主人が勧めてくれ、
おまけに奥様がその蕎麦屋まで案内していただいた。

山の中に入ってゆく。案内役の存在はありがたかった。

店名は「のんび荘」。

蕎麦と料理民宿である。

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2021年10月18日

「瞬」 静岡・葵区・鰻割烹

静岡駅からタクシーに乗る。

「鰻の『瞬』にお願いします」
「ああ、有永のね。駅からタクシーに乗られる方はだいたい
『成生』か『瞬』です」とのこと。
数年前とは事情がかなり変わったようだ。

カウンターに陣取る。
松茸と香茸がたっぷり。

季節の産物である。
香りが立ち込め、気持ちが高揚する。

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2021年10月15日

「片折」 金沢・並木町・日本料理

この季節がやってきた。
ここ数年「片折」の松茸はすごい、という話題を耳にすることが多くなった。

能登半島の珠洲で午後2時頃に収穫した松茸を使うという。
まずその松茸がカウンターに置かれた。

美しい。目に焼きつくようだ。

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2021年10月14日

「LES FRÈRES AOKI(レフ アオキ)」 東京・銀座・フランス料理

2度目の訪問、今回はランチとした。

前菜、メイン、デザートからそれぞれチョイス。

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2021年10月13日

「Trattoria La Pappa (トラットリア ラ パッパ)」 東京・銀座・イタリア料理

初めて訪れたトラットリアで感動。
カジュアルな一軒を教えて欲しいというリクエストに、知人が推薦してくれた。

アラカルトで食事。
小さな黒板に書かれたメニューからチョイス。
オーナーシェフの柴田拓郎さんが一人で全てをまかなう。

前菜は
南イタリア風蛸のサラダ

適度な酸味とオイル感であっという間に食べてしまう。
蛸の旨みも見事に引き出されていた。

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2021年10月12日

「Don Bravo(ドン ブラボー)」 東京・国領・イタリア料理

国領の奇跡と呼ばれる「Don Bravo(ドン ブラボー)」
平シェフ率いるスタッフの気持ちの良さも格別。

出汁
温かいスープ 昆布と鰹にイタリア料理のブロード

香りにオリーブオイル。
シェフの想いを感じる。

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2021年10月11日

「villa della pace(ヴィラ・デラ・パーチェ)」 石川・七尾・オーベルジュ

今年の初夏に続き2度目の訪問。
ファンタジーの世界である。

金沢駅からレンターカーで七尾に向かう。
約1時間半で「ヴィラ・デラ・パーチェ」に到着する。

同行のシェフが「わぁ、この風景からご馳走ですね」と興奮気味だ。
全くの同感である。

秋の日差しを感じながら食事が始まる。

蕎麦がき

「エンジンがかかります」とサービスの声。

キノコの端材などを使ったスープに蕎麦がき。
カタクリをまぶし一旦あげる。
青柚子の香りもきいている。
まさにエンジンがかかる。

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2021年10月08日

「たか田八祥」 岐阜・杉山町・日本料理

岐阜に「たか田八祥」ありと言われる岐阜を代表する日本料理店。

なんども機会を失い、こちらに足を踏み入れることがなかった。
ようやく、その思いが実現した。

凛とした静謐感漂う個室で料理は始まった。

先付
西中千人菱蟹 平茸 蟹ラビオリ
茗荷 袖三ツ葉 霰生姜 酢ジュレ

器は硝子割山椒型

まさに季節のご挨拶。
軽やかな酸味と蟹の風味、甘味が心地よい。

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2021年10月07日

「すし善」 京都・三条新町・寿司

初めて出前を取った。
京都三条新町にある「すし善」。
ここではいつもちらし寿司を食べる。

ちらし寿司といっても、
豪華な魚介類がどっさりすし飯の上に乗っかるところが多い。

うどん屋さんなどで良く見かける、ばらちらしという
すし飯に具材がしっかり混ぜ込んであるタイプもある。

ここのちらしは魚介類がどっさりなのだが、
上ではなく錦糸卵の下に隠れているタイプ。

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2021年10月06日

「蜀江」 京都・二条城前ANAクラウンプラザホテル京都・中国料理

ANAクラウンプラザホテル京都の中国料理「蜀江」
監修は陳健太郎さん。

定期的に陳さんが「蜀江」に登場し自ら厨房を采配を振るう。
この日は「赤坂四川飯店」が誕生した1952年の献立も組み込んだコースとなった。

雲白肉 薄切り豚肉の蒜泥ソース

豚肉、キュウリともにかなり薄く切ってある。
キュウリの活かし方が素敵。
ソースの辛味、そこから立ち上る香りにやられる。

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2021年10月05日

「川原町泉屋」 岐阜・川原町・川魚料理

多くの料理人が「夏は泉屋に行って鮎を食べないと」と。

今春、「泉屋が寿司を始めたようだ」という声が聞こえてきた。
その噂を確かめるべく、夏に連絡を取った。
寿司を始めたのは事実。

季節的には9月以降がいいとのこと。

まずは
サラダと和良川の鮎のカルパッチョ

サラダには鮎チョビも含まれる。
舌を包み込む味わい。

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2021年10月04日

「炭火割烹 いふき」 京都・祇園・日本料理

祇園にある炭火割烹の雄「いふき」。
食いしん坊集合。

名物の前菜

 ヒシ蟹と菊名のおひたし
 かますの小袖寿司 わさびオイル
 活穴子 すだち ムカゴのまんじゅう
 ぼたん海老のカダイフ
 蒸し鮑 肝ソース
酒好きにはぐっとテンションが上がる。

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2021年10月01日

「菊乃井」 京都・円山公園・日本料理

料亭で食事をする。
久しぶりの機会である。
いい緊張感に包まれる。
床の間に飾られた軸などが素晴らしい。

八寸 虫籠に入っている

 かます焼目寿司
 鱧の子落雁
 琵琶鱒真砂和え
 栗茶巾 翡翠銀杏 松葉素麺
 いちょう芋 海老共焼き

これぞ料理屋の仕事という感じがする。
八寸が醸す季節感の精度が極めて高い。

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