2008年06月30日

「おがわ」   京都・堀川北山   蕎麦

蕎麦にとって真夏は、蕎麦の香りが出にくい季節であります。
そんな時期に、どのような蕎麦を供するのか、
いろいろなチャレンジがあるのです。
京都は、堀川通北山を少し西へ、
北側にあるのが「おがわ」です。
非常に美しい蕎麦が食べられる一軒です。

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2008年06月27日

「ベラコスタ」   大阪・リーガロイヤルホテル   イタリア料理

京都から妙齢の女性が三名来阪です。
彼女たちは毎月勉強会を続けているグループの人達です。
約100名で、なんと50年続いているというから驚きです。

その8月例会で、「大阪リーガロイヤルホテル」の
マスターソムリエ・岡昌治さんに講演をお願いしたいという意向です。
この女性達、なんと僕の高校の後輩ばかりでした。
そしてリーガロイヤルホテルのイタリア料理店「ベラコスタ」で
食事をとりながらの打合せとなったのです。

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2008年06月26日

「つけ麺や ろぉじ」   京都・百万遍   つけ麺

ここ二三年、ラーメンの世界でつけ麺が注目を集めている。
たしかにつけ麺を供する店が増えています。

京都百万遍近くに昨年7月開店した「つけ麺や ろぉじ」は
店名通りのつけ麺専門店です。

ここは「高倉二条」という全粒粉を使ったラーメン店のつけ麺バージョン。
百万遍の交差点を一筋西へ、鞠小路通りを北へ上がった東側、
カウンターのみの小さな店です。

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2008年06月25日

「ヴァリエ」   大阪・福島   フランス料理

「あまから手帖」の歓送迎会です。去る人が二人、やって来る人が三人です。
いまの「あまから手帖」が発刊された時からの編集者がついに去ってゆきます。
しかし、雑誌は生き物です。
常に新たな血を必要とします。
この記念すべき会を大阪・福島の「ヴァリエ」で開催しました。
参加人数19名の食事会です。

アミューズは
スィートコーンのスープで始まりです。

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2008年06月24日

「釜たけうどん」   大阪・なんば   うどん

ここのところ大阪のうどんが熱いんです。
大阪讃岐うどん、というジャンルが存在することになりました。
その先駆者というか、リーダーがたけちゃんこと木田武史さん。
つまりなんばにある「釜たけうどん」の主です。

久し振りに「釜たけうどん」に出かけました。
相変わらずの繁昌振りです。
午後1時を回っているというのに、どんどんお客さんが入ってきます。
行列すらできる始末です。

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2008年06月23日

「ぎをん か波羅」   東京・西麻布   日本料理

東京の新店ラッシュは、関西にいると驚くべきスピードのように感じます。
情報不足かもしれませんが、新店ができるエリア、
つまり流行る可能性があるところは限られているようにも思ってしまうのです。
関西だと、地価が安かったりなどの理由で新たなエリアが自然発生的に
店が増えるということもあるが、東京は事情がことなるのでしょう。
そんなエリアの一つ、西麻布に京都から新たな店が暖簾を掲げたのです。
というか進出です。「ぎをん か波羅」です。ここは京都の会員制クラブ「ぎをん か波羅」
の出店です。大阪・北新地の「カハラ」とは、別のレストランです。

西麻布の交差点からすぐ側にあるビルの地下。
店内に入ると、その豪華なインテリアに驚くのです。

まず唐長の唐紙が目立ちます。
京都でもこんな贅沢な使い方をしているとことは少ないでしょう。
入るとバーがあります。この棚に置かれたグラスやボトル類の輝きにも少し驚きです。
聞けば京都二条の「K6」というバーの西田稔さんが監修を手がけたというのです。
店内随所に工芸品が散りばめられていて、ここまで絢爛豪華な店は珍しいでしょう。

東京在住外資系の会社に勤める仲間と出かけました。彼女も驚くばかりでした。

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2008年06月20日

「陶々楼」   京都・三条室町   台湾料理

先週末「中身会」というホルモンを食べる会で
ゲスト参加の焼肉ファンに「トトロの炒飯食べたことあります?」と聞かれ
「トトロですか」と聞き返した店である。
「トトロは陶々楼であった」。
京都三条室町上がる東側のビルの二階に
「台湾ダイニング陶々楼」と看板が出ていた。

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2008年06月19日

「手打百藝 奈賀井」(ながい)   長野県・上田市   蕎麦

長野県松本市に近い美ヶ原温泉の「民芸の宿 旅館すぎもと」に泊まり、
そこの専務にして蕎麦打ちの花岡さんに教えてもらった上田市の蕎麦屋に
向かいました。
開店の午前11時きっかりに入店です。
相棒のカメラマン、ハリー中西さんも同行です。

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2008年06月18日

「DOJI HOUSE」(ドジ ハウス)   京都・北山通   カフェ

僕が思うカフェの理想的な一軒です。
京都・北山通にある「DOJI HOUSE」です。
1977年オープンというから歴史は30年以上です。
数回改装はしているものの、
ここがもっているゆるやかな空気感はかわりません。

いつもトロピカルな雰囲気を味わうことができるのです。
言いかえればねっとりとした時間の流れです。

大きな木製のテーブルやソファなどが、
なんとはなく置かれているように感じるのですが、とても居心地がよいのです。

今回は、パリから帰った友人達と訪れました。
フレッシュマンゴのメニューがお薦めです。

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2008年06月17日

「竜鳳(りゅうほう)」   京都・西陣   中華料理

京都の西陣は、西陣織りの街として名高く、かつては映画館が多くあり、
それを囲むように多数の飲食店が軒を並べていました。
「西陣京極」という界隈は、まさにその名残といえるでしょう。
そこに「ラーメン・ギョウザ」と書かれた「竜鳳」という中華料理店があります。

看板や佇まいは、街の普通の中華料理屋さんです。
ところが、店内に表示されたメニューを見ると
ところどころに洋食メニューが潜んでいるのです。

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2008年06月16日

「ノガラッツア」   大阪・西天満   イタリア料理

今年の春オープンしたイタリア料理の新星です。開店してまもなくディナーをいただきましたが、今回はランチです。

まずは

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水を使わない宮崎コーンのスープに塩のジェラートにパンチェッタです。
生で食べられるコーンの甘味に塩のジェラートを合わせると甘味が一気にスパーク。パンチェッタの塩味も利いて、感動の一品となっています。

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2008年06月13日

「にじょう」   京都・七条   中国料理

一ヶ月程前に、昼食に出かけようとした「中国彩膳 にじょう」。
京都は七条にあります。
修業は河原町御池にある創作中華「一之船入」ということです。

今回は夕方、午後6時の開店と同時に伺いました。
献立やお薦めの黒板を見ると、魅力的な料理が並んでいます。
いつもついつい頼み過ぎて後半かなり満腹状態になるので、
この日はやや抑え気味でお願いしました。

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2008年06月12日

「一碗水」大阪・堺筋本町 中国料理

久し振りの「一碗水」です。
友人の医者やフランス料理のシェフ、「あまから手帖」の編集者、
フリーの編集者で訪れました。
フリーの編集者は、先日東京の写真家・森山大道の写真展にでかけ、
若い人達がかなり多く真剣に見ていることや、
現在朝日新聞で連載中の島田雅彦の小説が面白いなど、
刺激ある話題を提供してくれました。

まずは前菜2品です。
朝風キュウリと干しエビ。

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キュウリは味が濃厚でインパクトありです。

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2008年06月11日

「ヴレ・ド・ヴレ・シェ・ヒロ」   大阪・新町   フランス料理

アラン・デュカスさんの話題が続きます。
この秋、大阪桜橋に完成する新サンケイビルの33階に
アラン・デュカスさんのビストロがオープンします。
その記者会見が、
新町の「ヴレ・ド・ヴレ・シェ・ヒロ」で行われました。
進行は、本人の説明、平松邦夫大阪市長の挨拶、
そして大垣シェフの地元食材を使ったビストロ料理を試食して、
デュカスさんと大垣シェフと僕の3人で、
新しいビストロについての鼎談、そして質疑応答となりました。

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2008年06月10日

「BEIGE TOKYO」   東京・銀座   フランス料理

6月初旬、東京のフランス大使館で記者会見が行われました。
主催は「BEIGE TOKYO」。
この6月から始まるコラボレーションの記者発表会です。
出席者は、アラン・デュカスさん、京都「瓢亭」の高橋義弘さん、
「美山荘」の中東久人さん、「嵐山吉兆」の徳岡邦夫さん、
「BEIGE TOKYO」のジェローム・ラクレソニエールさん。

今回は日仏交流150周年を記念してのイベント。日仏食の饗宴です。
「革新」をテーマに、それぞれの料理人が、そのルーツと伝統を失うことなく
また料理理念を崩すことなく、日本人はフランス食材を、
そしてフランス人シェフは和食材を使用したフランス料理を考案し、
「日本料理」と「フランス料理」の融合を
1つのメニューのなかで構成するのです。

アラン・デュカスさんは
「伝統がしっかりあることころでないと、真の革新は生まれない」と話し、
京都の三人の料理人を選んだというのです。

この記者会見が終わり、
料理人などを囲み「BEIGE TOKYO」で昼食会がありました。

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2008年06月09日

「ラ・ベル・ヴィ」   大阪・新町   フランス料理

いま大阪のフレンチが熱い状況。
若いシェフの独立が堰を切ったように続いています。
30歳代前半のシェフが多いのです。

その中の一軒、大阪西区新町で今年開店した「ラ・ベル・ヴィ」の阪本知義さんは、
かって淀屋橋にあった伝説のビストロ「ビストロアミスター」で
「ラ・トォルトゥーガ」のオーナーシェフ・萬谷浩一さんの元で働き、
「ラ・トォルトゥーガ」(靫公園時代)のオープニングスタッフ。
そこから渡仏し、
帰国後は本町の「ビストロ・ラ・ココット」で働き独立を果たした人です。

アミューズはキッシュです。

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新タマネギとベーコンのキッシュ、トビウオにグレープフルーツ、
フォアグラのムースです。
なんともビストロらしいスタートで、気分わくわくです。

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2008年06月06日

「トラットリア・パッパ」   大阪・新町   イタリア料理

これからウェッブの世界がどうなるのか。専門家とミーティングを終え、スタッフ達と大阪西区新町の「トラットリア・パッパ」で食事をすることになりました。

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2008年06月05日

「懐食 清水」   大阪・島之内   日本料理

大阪・島之内の料理屋「懐食 清水」。
この春見事に店内改装し、清々しい割烹となりました。

「ヨミキム」こと元読売テレビの木村良樹さん。
木村さんとは30年以上にわたる遊び仲間です。
そこに読売テレビの植村なおみアナウンサー、
柿本円さんという女性社長の4人で食事に参りました。
ひょんなことで、この4人が繋がり、時々食事ということになったのです。
前回は、大阪・江坂の「老饗」でした。
今回の懐石も非常に楽しみでした。

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2008年06月04日

「小嶋屋」   横浜・三吉橋   蕎麦

神奈川近代文学館で「澁澤龍彦回顧展」が8日まで開催中。
それを見るために新横浜で降りる。
昼食を、横浜在住のエッセイスト・松山猛さんご夫妻と一緒です。

「今日は、蕎麦にします」とのこと。
連れていってもらったのが、南区中村の「小嶋屋」という蕎麦屋さん。
創業は33年という老舗。
つい数年前までは、町の蕎麦屋さんとして丼ものもあったのですが、
当主が新たな展開として、「翁」(現・達磨)の高橋邦弘さんに教えを乞い、
自家製粉手打ちそばの店になったのです。

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2008年06月03日

「岩さき」   京都・御池釜座   日本料理

フランス料理のシェフ二人と京都の割烹「岩さき」に伺いました。
シェフは神戸の北野にある「グランメゾングラシアニ北野」の森永さんと、
大阪福島の「ヴァリエ」の高井さんです。

「岩さき」は昨年春に開店。
いまではすっかり予約の取りにくい割烹となっています。

和食は、季節感と器の使い方(選び方)が非常に重要です。

入り口には美しい紫陽花が待ち受けています。
季節によってこの花が変わるのです。
その変化も愉しみのひとつ。

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2008年06月02日

「竹香」   京都・古門前   中華料理

京都の祇園に「竹香」という中華料理屋さんがあります。
場所柄、建物も和風、看板には「広東御料理・竹香」と書いてあります。
味付けも、極力香辛料を控え、僕たちは舞妓中華と呼んだりしています。
焼き豚や春巻きは、ここならではの味わいで多くのファンをつかんでいるのです。

この「竹香」のお嬢さん夫妻が、
何年か前古門前通りに点心とお弁当の持ち帰り店を開きました。
お持ち帰り専門なのですが、店内に小さなテーブルがあり、
時間のない人などはそこで食べることもあるのです。

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