« | メイン | »

2018年07月06日

「にしの」 大阪・京町堀・日本料理

5月に開店して2ヶ月ほど時間が経過する。
カウンター8席の割烹だ。

外観はビルの一階でややモダンな雰囲気が漂う。
店内は白木のカウンターがすっと伸び、凛とした空気感が流れる。

ご夫妻と女性スタッフの3名で、仕事をする。このコンビネーションがじつにいいのだ。

蒸し暑い季節であった。
店内に入ると、まず熱いおしぼりが出る。
これで汗ばんだ身体がやや落ち着く。
料理が始まる直前に、新たな熱いおしぼりが届く。
この心遣いは嬉しい。

この季節らしい 梶の葉
器は天神祭をイメージした船形。
18070678-copy.jpg

18070679-copy.jpg

とろろ豆腐に赤と黄色のパプリカ、オクラに素麺カボチャ、ウニに出汁のジュレ。
爽やかさとコクがいいバランス。


おひたしはホッキ貝に焼きなす、金時草である。
18070683-copy.jpg

ホッキ貝の旨味が鮮烈であった。

見せられたのは細切りのアワビ。
18070685-copy.jpg

これをクズ叩きにして椀種に。
これに冬瓜が入る。アワビの食感がありながらも、喉越しもよし。
18070689-copy.jpg

「古い仕事なんですが、たまにはいいかなと」という説明であったが、
このスタイルは、いま、むしろ新鮮に映る。

鱧は皮目から骨切り。
18070690-copy.jpg

18070692-copy.jpg

食感が少し異なり、甘味が強いように感じた。
ゆかりとごま、造り醤油の2種で味わう。

二つ目の造り。
カツオ、ケンサキイカ、タイラギ貝の昆布締め。
18070696-copy.jpg

前述の2種に酒盗醤油、塩麹にネギとレモンを加えたオリジナル。
カツオは酒盗醤油、タイラギ貝は塩麹があう。

鮎の塩焼き。
18070698-copy.jpg

やま桃がいいサポートをする。

冷製トウモロコシのスープ。
18070601-copy.jpg

豆乳の風味もあり、とうば豆腐のざらっとした歯ざわりも楽しい。
甘夏の皮をふり、清涼感を出す。

炊き合わせはワカメなど。
18070602-copy.jpg

これでスッキリとご飯に向かう準備が整う。

炊きたてのご飯に青と赤のパプリカ、じゃこを混ぜる。
18070606-copy.jpg

18070609-copy.jpg

18070612-copy.jpg

味わいと歯ごたえの変化が、楽しい締めのご飯となる。

桃を炊いたものにデラウエアのゼリーがかかる。
18070614-copy.jpg

全体の流れもいい塩梅である。

「にしの」
大阪市西区京町堀1-9-21
06-6479-0456

投稿者 geode : 01:30