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2018年09月06日

「京、静華」 京都・岡崎・中国料理

「京、静華」のご主人・宮本静夫さんは今年67歳を迎える。
現役であり、後進に対するこれまでの知識や経験、技術などの継承に対して惜しみなく時間を費やす。
そこには自らの探究心も含まれる。
この人の料理を食べているとつくづくこちらの気持ちも豊かになる。

このところ夏の定番となった酸梅湯(サンメイタン)。
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烏梅(青梅を黒くなるまで燻製したもの)に山査子、甘草が入った夏向きの飲み物。
気分がすっきりとする。


かぼちゃのおやき
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甘味がふんわりと身体に入ってゆく。

イカの生姜ソース ウニとキュウリ。
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季節の爽やかさを届けてくれる。

中華風の刺身 
この日はメイタカレイ。
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これもスペシャリテ。盛り方によって表情は変わる。
混ぜるとナッツなどの食感や風味が加わる。

きのこの上湯。
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上湯を味わうだけでも値打ちがある。
きのこの風味が忍び寄る秋を感じさせる。

手羽先の海老のすり身詰め。
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歯を入れた瞬間から海老の旨味が炸裂する。
ココナッツやスパイスのパン粉も香り付けでアクセントをつける。

山科茄子の四川風香り炒め。
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唐辛子の辛さと風味が生きる。
対比効果で茄子の甘さが際立つ。

スペアリブの煮込み。
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豚足の煮込みも入っている。

ゴーヤのゼリー。
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これにはやられた。
レモン風味のシロップと一緒に食べるが、
鼻に抜ける香りがまさにゴーヤを主張し、ピタリと着地するのだ。
おそるべし宮本さん!

スペアリブの煮込み。
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添えられたポテサラとの相性すこぶるよし。
豚足のゼラチン質と戯れる。

なんと浜名湖のどうまん蟹のおこわ。
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どうまん蟹は貴重でワタリガニの一種。
味の濃密度が見事だ。

いつもの杏仁豆腐。
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安定と安心とはこういう料理だと思う。

パッションフルーツにミルクの泡。
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杏仁のクッキー。
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裕福な時間が過ぎていった。

「京、静華」
京都市左京区 岡崎円勝寺町36-3 2F
075-752-8521

投稿者 geode : 01:05