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2017年02月17日

「ヴェーナ」 京都・室町夷川上る・イタリア料理

昨年12月20日開店。
池本洋司さん(ボッカ・デル・ヴィーノ出身)
早川大樹さん(イルギオットーネ出身)
この二人が立ち上げたイタリア料理店である。

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ゆとりあるカウンター、カウンターの後ろには北欧の家具が気持ちよさそうに並んでいる。
まさにいまの時代を感じさせてくれる。
後ろのレンガを配したセラーも素敵だ。

カトラリーの置き方も面白い。
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まず「お好きなだけおとりください」と出されるグリッシーニ。
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これが香ばしくて、つい数本と思うのだが2本に留めた。

黒鮑(左)と原木椎茸のフライ。
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ソースはふきのとうと鮑の肝を合わせた。これが苦味とコクとほのかに漂う香りがくせになる。
また黒鮑は一度蒸してから上げるので食感がふんわりだ。

イチゴと蟹のマリアージュ。
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一瞬意外かと感じる2つの素材がキャビアの塩分や蟹のジュレなどで一つにまとまりをみせる。

10日間寝かせたキンキにカラスミと野菜。
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根セロリのピュレ、ピングベリーなどのアクセントがポイントでうま味が迫ってくる一皿。

エゾ鹿のロースト。
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赤ワインベースにビーツを食わせたソース。
キノコ、クレソン、クルミなどが加わることで野生を感じる。

蛤と百合根のリゾットに雲丹。
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これはインパクトありだ。

仔羊のロースト。
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三種のマスタードと菜の花のフライ。
仔羊はじつにたおやかに育った様子が想像できる味わい。

締めがパスタである。
雲子とホワイトアスパラガスのパスタ、黒トリュフ。
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麺好きにはうれしい締め。
冬と春が同居する一品。

ピスタチオのソルベとエスプレッソ風味のパンナコッタ。
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イチゴやみかんなどが入る。
しっかりした味わい。

エスプレッソ。
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カウンターの柔らかな雰囲気と緻密な料理のマッチングを楽しんだデイナーとなった。

「ヴェーナ」
京都市中京区室町通夷川上ル東側
075-255-8757

投稿者 geode : 01:50