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2014年04月22日
「湯宿 さか本」 能登半島・珠洲・宿
塗りの湯船に入り、温まった身体。
ぐっすり眠れた。
朝食も囲炉裏のある部屋。
窓の外にはピンと張った空気感を感じることができる。
まず野菜が出てきた。
野菜やキノコの味わいが濃厚というのか、
しっかり味が舌を覆い尽くす。
炊合せも野菜の味が印象的。
そして飛竜頭。
自家製の豆腐を使い朝から作られた飛竜頭。
温度も熱く、かつ優しい味わいに感激である。
ご飯は筍ご飯。
これが滅法旨くておかわり連発。
ほどよい塩分と味の含ませ方が見事なのだ。
白菜の漬物。
甘鯛の味噌漬けの焼物。
これでまたご飯が進む。
食後のコーヒーは深煎りで香り高い。
このコーヒーで食事の印象が大きく変わるので大切。
その気持ちをよく理解されたような一杯である。
決して品数が多いとか、華美ではないのだが、
身体が自然と喜びを表現したくなるような朝食であった。
「湯宿 さか本」
石川県珠洲市上戸町寺社
0768-82-0584
投稿者 geode : 02:08
