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2008年12月02日

「大阪屋」 長崎県・佐世保・ラーメン

「翼の王国」の取材で長崎県佐世保に行ってきました。
昼間取材で結構食べたので、夜はやや遅めのスタートです。

八時頃、ホテルから歩いてゆける距離に
「大阪屋」というラーメン屋がありました。
佐世保ラーメンの発祥といわれる店です。
博多の豚骨をベースに鶏ガラを加えたスープです。
この「大阪屋」が生み出したラーメンです。

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トンコツラーメン発祥の地・福岡と
チャンポン発祥の地・長崎の中間に位置する
佐世保だからこそ作ることができたラーメン。

昔から職人の昼のまかないとして食されてきた
ラーメンとチャンポンの合体「ラーチャン」です。
それを入れるために佐世保独楽(させぼこま)を形取った丼で特注です。

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それを開けると、このようなラーチャン。

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確かに豚肉など具材はチャンポンのように炒めています。
その味がスープに移っているのです。
本当にチャンポンのようであり、ラーメンの変形ともいえる。
そして旨いんです。ちょいと病みつきになりそうな味わいです。

つぎは大阪屋ラーメンです。

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これはシンプルなラーメンにチャーシュー、
温度卵、ネギ、のりなどを入れたものです。
見た目よりはさっぱりとした味です。
チャーシューも麺も自家製ということです。

餃子も注文しました。

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これは具がたっぷり詰まった餃子で、
噛むと中から旨みが溢れてきます。
ボリュームもしっかりありです。
自家製の皮も具材が入る真ん中は
少し厚くするなどここならではの工夫があります。

食べ終わって帰るときに店主に屋号の由来を聞くと、先代が大阪出身。
戦争で焼出されそのまま佐世保にやってきたと。
場所はと聞くと梅田。しかも僕たちにはなじみのある
「HEP NAVIO」あたりだと話すのです。
ここでそんな話しに遭遇するとは想定外です。
旅のおもしろみですね。

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大阪屋
佐世保市下京町9−1
0956−22−6763

門上武司食研究所サイトに

12/02 付、
 ☆『海外通信』Torino 通信 Vol.13
      ピエモンテ・白トリュフの秋
公開しました。↓

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www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

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www.kadokami.com/

投稿者 geode : 03:18