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2023年06月13日

「海老亭別館」 富山・安野屋町・日本料理

一軒家の料理屋である。

店内に入ると、建築家の木島徹さんの匂いを感じる。
聞けば、この建物の設計は木島さんであった。
柱の木の使い方など特徴がある。

客席は2階 個室が2つとカウンター
今回は個室で6名の会食。

季節感と設に心を配っているのがよくわかる。
一品目は水無月豆腐

やや硬めの胡麻豆腐に福井の赤ウニ 山葵
すっきりと気持ちが和らぐ。

 

元気の良い富山海老

跳ねている姿。

 

飯蒸し
餅米に新生姜
毛蟹にスナップエンドウ

生姜の風味がきいている。
毛蟹の力も強い。

 

富山海老の造り

ぽってり甘い。
適度な弾力も味のうち。

 

殻は一番外以外は香ばしく食べる。

 

椀は
甘鯛に加賀太胡瓜

甘鯛の香ばしさとコク
胡瓜の微かな苦味。

 

七尾のとり貝と赤貝

鮮度、旨味とも秀逸。

 

トマト 深層水トマト

梅酢の心地の良い酸味
じゅんさいの滑りもいい。

 

アスパラガスの料理
下にはアスパラガスのピュレ

アスパラガスを焼く。
黄身酢 塩昆布に山羊のチーズのバランス感覚の良さに驚く。

 

白海老

ねっとりと旨みを発する。
スガモという海藻のシートもよし。

 

ヤングコーンは揚げ

自家製生ハムと その塩分が仕事をする。
まとまりのある皿。

 

のどぐろに自家製たたみいわし

空豆 この発想も素敵だ。
のどぐろの在り方を学ぶ。

 

熊はさっと火入れ 三つ葉と姫竹

 

手打ちそばには黒もずく

スッと口中は爽やかになる。

 

ご飯のおかず
 ホタルイカ
 あじの造り
 のり
 しらす
 氷見マグロのヅケ

 

香の物

 

白ごはんのレベル高し

 

日向夏のゼリー

 

本わらびもち

 

抹茶

 

 

行き届いた献立
完成度の高さを見る。

 

 

「海老亭別館」
富山県富山市安野屋町2-4-10
076-432-3181

 

 

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投稿者 geode : 10:00