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2021年09月28日

「LES FRÈRES AOKI(レフ アオキ)」 東京・銀座・フランス料理

店名の「LES FRÈRES AOKI(レフ アオキ)」
「LES FRÈRES」とはフランス語で「きょうだい」の意味。

オーナーは青木三千子、誠の姉弟。
三千子がサービス、誠がシェフとして厨房に立つ。

姉弟のルーツは銀座の鮨店「銀座 鮨青木」。
長男の利勝が父親の跡を継ぎ銀座の名店としての輝きを守り続け、
長女の三代子と誠はフレンチの料理人を目指した。

誠はヨーロッパで過ごした20年以上、またオーナーシェフとして13年間
姉と培ってきた経験を生かし、この9月銀座に店を構えた。

カウンター10席のこじんまりした店だが、パリ時代のように
お客さまとファミリアな関係を築ければ、と二人は願う。

 

お迎えは鶏のレバー

無花果、玉ねぎ、秋トリュフ 香りとコクと粘り
パンとの見事な握手が待っていた。

 

グルヌイユのフリット ニンニクのピューレパセリ風味

グルヌイユ、ニンニク、パセリは黄金の組み合わせ。
牛乳の泡が加わる。
王道を守りながらも時代を感じる味わい。

 

シマアジのマリネ ディル風味 フヌイユとオレンジ

パリの世界観が漂う料理である。
フヌイユとオレンジがもたらす相性。
これを楽しむ感覚こそフレンチの醍醐味だ。

 

近江牛ハツのコンフィ ヤリイカ 大白花豆のラグー

ハツにはガチョウの油も加わる。
こんな素敵な料理を作ってくれるシェフにエールを送りたくなった。

 

カジキマグロのコンフィ、アーティーチョーク、茄子のピューレプロバンス風

約1時間のコンフィ
アーティーチョークは白ワイン、茄子はバジリコをプラス
南仏の料理が蘇ってきた。

 

仔羊肩肉のパスティア、キャロットのピューレコリアンダー風味

香りがまさにパリのフランス料理である。
パートフィロで包んだ仔羊の火入れ。
これはなかなかお目にかからない料理。
香りと味わい深さが小躍りする。

 

お口直しのお茶

さっぱりと口を浄化する。

 

鹿児島産黒毛和牛のロティ ジャガイモのグラタン

火入れの力と食材の力が綺麗に呼応し、一皿となった。
脂がたまらなく甘くて美味。
ジャガイモのグラタンは必須だと証明した。

 

チーズ各種

 

無花果のコンポート 牛乳の塩味風味のアイス

うっとりするほど麗しい。

 

ミニャルディーズ
エスプレッソ

 

これは貴重な一軒である。
すぐにでもまた行きたい店だ。

 

「LES FRÈRES AOKI(レフ アオキ)」
東京都中央区銀座3-12-6-1F
090-2101-3959

 

 

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投稿者 geode : 10:00