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2018年08月24日

「祇園 末友」 京都・祇園・日本料理

祇園に「末友」が店を構えて来年で10年を迎えるという。
建仁寺の南門前、八坂通りに面している。
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直前の予約であったので、二階の座敷に入る。
まだ新しい感じを受ける。
「今年の6月に二階の座敷ができました」とのこと。


蓮水玉。
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季節をたっぷり感じる。
干し海老の出汁の煮こごり、枝豆、星オクラ、淡路島のうに。
柔らかな味わいで、優しい始まりとなった。

八寸。
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ほうずきの中には蛸の煮こごり
青いグラスにはマイクロピーマンにかつお節
グラスには鱧の子
ショットグラスには白ずいきの葛、落とし梅
木皿には穴子の八幡巻き なすのおひたし
ガラス皿は合鴨ロース 粒マスターズ ゆりね とうもろこしに大徳寺納豆。
久しぶりに端正な八寸。

椀物。
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鱧のハリハリ。鱧は一度唐揚げをする。
それによって出汁の味わいにコクが出る。味に深みが現れる。
野菜は水連菜、食感がしゃりしゃりしているのでこの料理に使われた。

スズキの洗い。
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最近は滅多に見ることがなくなった料理だ。
以前、夏の造りには頻繁に登場した献立。氷でしっかり締めてある。

土佐醤油でよし。
ウロコの唐揚げをプラスすると、食感にも変化が現れ、かつ香ばしさとコクが生まれる。

おしのぎ。
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桃のソルベに、ジュレ、細かな角切りと3種の桃。
これは楽しい。

賀茂茄子の田楽。
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なんと綾部の河北農園の賀茂茄子である。
丸焼きにしてある。中身はまさにふんわり柔らかく、溶けるような味わい。
醤油、山椒味噌、イギリスの塩でもよし。
イチジクは田楽味噌、これは白味噌。

炊き合わせ。
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ヒイカ、ミョウガ、糸うり、絹さや、針生姜、きゅうりの唐揚げ、玉子豆腐が揃う。
あんがかかる。ご飯に向かう前の一品。

美山のコシヒカリ。
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炊きたてである。
ご飯は香りと甘さ。

水羊羹とスイカ・青梅のソルベ。
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そこにパイナップル(ゴールデンバレルという品種)にウォッカのゼリーかけ。

抹茶が出る。
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締めにはレモン茶。
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麦茶とレモン。すっきりと気持ちが落ち着く。

座敷で食べる料理も楽しいものであった。

「祇園 末友」
京都市東山区大和大路四条下ル小松町151-73
075-496-8799

投稿者 geode : 01:57