« | メイン | »

2014年01月09日

「自家焙煎 王田珈琲専門店」 京都・夷川御幸町・珈琲専門店

始めて訪れた割烹店(後日ご紹介。)で食事を終えた後、
隣の「自家焙煎 王田珈琲専門店」でコーヒーを飲むことにした。

ここは濃厚なコーヒーを供してくれる。

遅い時間であったからか、
カウンターに客は僕達だけであった。

ブレンドは深煎り。
ネルドリップで、35gで100ccという抽出量。

手回しの焙煎機で深煎りされた豆をネルドリップに入れ、
少しずつ湯を注いでゆく。
14010955.jpg


1滴目が落ちるまでの時間が長いこと。

ドリップをゆっくり回しながら、
豆を湿らせてゆくという感じだ。
14010956.jpg

ネルがじんわり褐色に染まってゆく。
14010958.jpg

この行程を見ているだけでも、気分が高揚する。

濃褐色の液体が落ちてゆく。
14010961.jpg

見るからに濃厚である。
香りが少しずつ伝わってくる。

本当にコーヒーの淹れ方は千差万別。
個性というかクセというか、
常に一定の味わいが飲めるというわけではない。
同じ豆でも入荷によって味は異なる。
それをできるだけ一定の味わいを出そうと
焙煎具合や抽出温度、抽出するスピードなどを工夫する。

そうして淹れられた一碗のコーヒー。
14010965.jpg

温度はさほど高くない。
香りからも苦味を感じられる。

ひと口目は苦味。
そしてじんわりとそれが和らぎ、
最後にかすかな甘味が腔内に残ってゆく。

このお店の味わいだと強く感じる。

バックバーにはモルトが並ぶ。
14010966.jpg

訪れる度に本数が増えていくように思う。

「モルトにはまりまして、つい買ってしまうのです」

その横にはJAZZのCDがずらり。
14010967.jpg

これもどんどん増加傾向である。

「スイングとか古いのばかりなので、
見つけたら買っておかなくては…」

どちらも気持ちはとても良くわかる。

反対側の壁には全国の有名珈琲店の袋と、
ネルドリップが貼ってある。
14010969.jpg

これを眺めながら、また話が盛り上がった。

食後の愉しい時間であった。

14010972.jpg

「自家焙煎 王田珈琲専門店」
京都市中京区御幸町夷川上ル松本町575-2
075-212-1377

投稿者 geode : 01:26