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2010年09月06日

「射手矢農場(いてやのうじょう)」 大阪・泉佐野・農園

先週のことです。

バスを仕立てて泉州・泉佐野の
「射手矢農場(いてやのうじょう)」に出かけました。
約40名余の飲食関係者と生産現場見学です。

「射手矢農場」は「泉州たまねぎ本舗 長左ヱ門」と呼ばれ
泉州たまねぎが主たる生産物。

主の射手矢康之(いてや やすゆき)さんは
「もう玉ねぎは収穫が終わってしまいましたが、
 里芋とキャベツを見せましょう」と

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いうことで案内してもらました。

里芋の畑です。
人間の背の高さより少し低い。
その地中にあるのが里芋です。

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僕達にも収穫し易いように
葉の部分は、一畝刈ってもらっています。

一株ごと鍬で起こしてゆきます。

そして
自分の手で里芋についた土を落としてゆくのです。

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日頃、土に触れる機会の少ない僕達ですが、
結構真剣にこの手仕事に取り組んでいます。

このように里芋の形が見えてきました。

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それをダンボールの箱に入れて持って帰るのです。
里芋の収穫体験のあとは、キャベツの苗植えです。

その途中で泉州水茄子の畑があり、
その横にオクラがありました。
写真のちょうど真ん中くらい、見えるでしょうか…
オクラは上に向かって育っています。

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みんな
「こんな形でなっているとは知りませんでした」との
声が上がっていました。

次はキャベツの苗植えです。

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小さなキャベツの苗を畑に植えるのですが、
通常は機械で植えています。
畝に小さな穴があり、そこにこの苗を植えてゆくのです。
「年末には収穫できるので、
 育ったのはみなさんのところに送りますね」と。

射手矢さんが畝をまたいで説明してくれました。
射手矢さんの左手の方角が東です。

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「太陽は東から出て西に沈みます。
 だからこの畑でも東側と西側では
 太陽の当たる時間が違うのです。
 そのため、キャベツを植える感覚も違うのです。
 東側より西側のほうが間隔が広いのです。
 そうでないとゆったり育つことができないのです」と。
なるほど、農業も科学ですね。

また射手矢さんは
「畑から得た収入は、畑に返さないと連作はできません」と
土地つまり土を大切にすることの重要さも話していました。

ありがたく、楽しめた一日でした。

射手矢農場(いてやのうじょう)
泉州たまねぎ本舗 長左ヱ門(ちょうざえもん)
072−466−4186(ファックス)
http://www.tamanegi.tv/

投稿者 geode : 02:08