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2009年09月08日

「祇園 大渡」 京都・祇園・日本料理

この8月、京都祇園に新しい料理店が開店しました。
「祇園 大渡」(おわたり)です。
店主は、今春大阪で惜しまれながら閉店した「津むら」で
主・津村眞次さんを支えてきた料理人です。

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古い町家を改造した「大渡」。1階は9席のカウンター。
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中には炭床におくどさんという設えです。
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一品目は、翡翠茄子に蒸し鶏。茄子の旨さが印象的です。
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二品目は、赤飯と甘鯛の揚げ物にあんかけ。
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これは「津むら」さん譲りの味わい。しっかりした味わい。

三品目は、カマスの酒盗焼き。
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カマスの脂の乗りに酒盗のコク。
これは酒を呼びます。

四品目は、造り。鯛に車海老、ウニです。
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京の料理人御用達・錦の魚屋さんからとのこと。
いろいろ人達が大渡さんを応援ですね。

五品目は、石川県の岩牡蠣です。
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海のミルクとはよく言ったもの。

六品目は、椀物。鱧と万願寺唐辛子。
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だしの味が秀逸。旨みは濃いのですが上品です。

七品目は、アワビにバチコ。
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これも旨みの重層攻撃。酒飲みにはたまりません。

八品目は、琵琶湖の天然鰻。
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あっさりとした味わいにうっとり。

九品目は、かんぴょうです。
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十品目は、鮎の塩焼き。
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この頭部の輝き。
体内の脂が頭部に流れ、それをしっかり焼き切るのが、
料理人の技です。

十一品目は、鯨、冬瓜、ささげ、みょうがの炊き合わせ。
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鯨が懐かしい。

香の物。
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おじゃこ。
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土釜で炊かれた白ご飯。甘さがすごいです。
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デザートは、イチジク、メロンなど。
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二階にはお茶室ありです。
主が茶道を学んでいたこともあり、
今後は、このお茶室も稼動してゆくことでしょう。

楽しみの一軒です
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祇園 大渡
京都市東山区祇園町南側570-265
075-551-5252

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04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。
是非ともご覧ください。
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投稿者 geode : 07:03