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2008年08月25日

「カランドリエ」   大阪・本町   フランス料理

久し振りの大阪・本町にあるフランス料理店「カランドリエ」となりました。
食べるのが大好き、ワインも大好きという友人達との集まりです。
数名の医師と元フランス料理のシェフなど6名です。

まずはシャンパーニュからスタートです。RUINARTです。

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アミューズは根室の新秋刀魚赤ワインビネガーです。
脂分と酸味のバランス。旨みが結構強烈です。

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京都田鶴さんのカボチャのスープ。
そこにオマールエビ、コンソメジュレ、冬瓜が入ります。
カボチャの甘さが利いています。

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ここには91ERMITAGEの白です。

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続いて魚料理です。あらかぶ(九州での呼び名でがしら)。
それをシャンパーニュで茹で上げクリームソースです。
この繊細ながら身のしまりと旨みの凝縮感は見事でした。

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そこに83Batard Montrachetです。

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これは友人がヨーロッパのオークションで購入したものでした。
魚料理を食べ、これを飲むと酸味がまろやかに。
この変化は素敵でした。

続いて一本空きました。
83Clos de Tartです。

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これもオークションで購入したものとのことでした。
余韻が楽しめる一本です。

メインは北海道の仔羊。

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背肉はロースト、モモは煮込み、内臓もです。
仔羊はフレッシュで香りも優しく、非常に穏やかな味わいです。

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ここに合わしたのが82のCh Mouton Rothschildです。

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じつは煮込みというかソース用にも同じワインのヴィンテージ違い(かなり新しい)を
持ち込んでいたのです。そのソースの濃厚なこと。
また煮込みは噛みしめるとワインが持つ底力をしっかりと受けとめることができたのです。
持ち込んだ友人も「こんなことはそうありえません」とのことでしたが、
貴重な体験でありました。

チーズも一通りいただきました。デザートもです。

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そこでもう一本。91Ch. D’Yquemです。
甘口白ワイン、
うっとりですが桃のひと皿との相性も素晴らしいものでした。

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ワゴンからデザート。そしてエスプレッソで終了です。

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ワインも豪華でしたが、ホントに食べるのが好き、飲むのが好きという仲間です。
料理やワインの話から、旅や本、音楽などどんどん話題は膨らみ、
食事をしながら会話がどんどん盛り上がってゆくという愉しい時間でした。

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カランドリエ
大阪市中央区本町3-2-15 小原3ビル 1F
06-6252-5010

門上武司食研究所サイトに

8/5 付、
 ☆『海外通信』Torino 通信 Vol.11
  東京イタリアン事情
公開しました。↓

http://
www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年3月度「第63回 トゥールモンド」

も公開中。↓

http://
www.kadokami.com/

投稿者 geode : 02:46