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2022年01月14日

「成生」 静岡・浅間神社・天ぷら

年末の天ぷら「成生」です。
新しい場所に移り約10ヶ月。
その間の進化ぶりは見事なもの。

 

クエの出汁に蕪と芽キャベツ

芽キャベツの甘味が鮮烈。

油通しをしたクエ

ここで生まれるコクに感動。

 

メバル

油の力を存分に感じる。
この一品で、成生の凄みを感じる。

 

ブロッコリー

これまで食べていたブロッコリーと異なる感覚を味わう。
サクッとして香りが楽しい。

 

ハマグリ

液体を閉じ込め、かつ香りを引き出す。
これは天ぷらにして可能な技。

 

蓮根は縦斬り

ほくほくという表現がぴったり
味の厚みが違う。
蓮根でありながら芋のような風味もあり。

 

アオリイカ

ねっとりとした歯ごたえから生まれる甘味
この食感は貴重である。

 

カマス

カマスという魚を再認識。

 

白甘鯛

鱗をいかに香ばしくするか。
身との差異を楽しむ。

 

2キロ超えの白甘鯛。

これは身の食感、つまり弾力ある歯ごたえ。
その味わいはねっとりと滋味が開ける。

 

サラダ

箸休めでもある。

 

しいたけ

軸の味わいも相当に濃厚
香りが脳裏を駆け巡る感じだ。

 

さつまいも

油の中に1時間は浸かっていた。
かつ余熱の効果もあり。
中は熱々、皮目の香ばしさとその食感が与える効果は絶大。
皮の食感が加わることで味の変化を知る。

 

赤座海老

その繊細な味わいに、少し味噌の風味を添えると
味わいは数倍に跳ね上がる。

 

久々の活け穴子

捌きたて。

身のふくれ具合から、味の濃密感まで感動ものだ。
もちろんこの季節なので、皮の感覚をうまくいかすコロモの付け方
揚げ方まで全てに技がある。

 

穴子の骨はカリカリと。

 

締めのご飯は

まず天ばら丼
塩気と油分の融合

 

出汁が入ると軽やかに。

そして天丼。

これは最強である。

 

ミルクのアイスクリームに蜂蜜。

 

 

新しい店舗や厨房がすっかり志村さん仕立てになったと感じた。
この対応力と日頃の鍛錬の賜物だと思う。

 

 

「てんぷら成生」
静岡県静岡市葵区丸山町12-2
054-295-7791

 

 

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投稿者 geode : 10:00