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2021年07月06日

「日本料理 研野」 京都・東大路丸太町・日本料理

3月開店、すでに人気店の仲間入り。

「菊乃井」で10年、「LURRA°」で半年、「京、静華」で1年
という経歴に裏打ちされた仕事振りが頼もしい。

「これまでの経験を生かし、私が考える『和食』をお出しします」
と最初に挨拶がある。想いが伝わる。

とうもろこしをペースとし、出汁とわらび粉、くず粉で固める。

そこにとうもろこしや穂紫蘇、わさびのジュレがかかる。
甘味のバリエーションが楽しめる。

 

しっかり焼けた焼豚が登場。

 

八丁味噌で味を含める。

新玉ねぎの甘酢が乗る。新蓮根を合わせる。
中華の風味が強いが、味噌の味わいがきいている。

 

ブルーチーズに蜂蜜、デラウエア、シャインマスカット。

味わいのグラデーションが楽しい。

 

明石の鯛。

活け越しで鮮度と熟成感が見事に一致している。

 

蛸にはキュウリの土佐酢がけ。

四川山椒の風味がいいアクセントとなる。

 

椀は賀茂茄子の揚げ出し

大根は鬼おろし。
パンチある一品で元気をもらう。

 

アジのなめろうの巻き。

文句なしのうまさ。
ミョウガの風味もいい感じだ。

 

冷やし炊き合わせ

モロッコインゲン、黒くわい(食感が違う)、万願寺唐辛子など
味付けの焦点がピタリ。

 

鱧の料理。

大徳寺納豆が味を添える。
小芋、ミニチンゲンサイ、鱧の胃袋。
印象的な一品。

 

炊きたてのご飯にオカズ。

米は青森のまっしぐら。

 

ラーメンは卵で打った自家製麺。

スープは鶏、豚、牛、金華ハム
カリマンタン島の生胡椒が素晴らしい。

 

パイナップルソルベ、アップルマンゴー、タピオカなど

抑えた甘味。

 

コーヒーの締めは嬉しい。

 

バランスが取れ、和食でありながら中華のエッセンスが含まれる楽しみがある。

 

 

「日本料理 研野」
京都市左京区岡崎徳成町28-22
075-468-9944

投稿者 geode : 10:58