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2025年06月23日
「洋食おがた」 京都・柳馬場御池・洋食
この日は、岡山県吉田牧場のブラウンスイスの雄(去勢)を食べようということになった。
雄はチーズ造りには関与しないので、悲しい運命を辿ることが多い。
では、それをなんとか食べることができる状態に仕上げようとなり南草津の「サカエヤ」の新保さんが、生後3ヶ月の雄牛を滋賀の小蕪牧場で飼育、それを新保さんが手当、「洋食おがた」さんで調整をかけたリブロースを食べる。
おじさん 3人が揃う。
牛肉から食べようということになった。
突き出しとしてクレソンのおひたし ごまソース
クレソンが瑞々しく力強い。
そしてリブロース
断面の滾った表情が食欲を刺激する。
切り分けられる。
若干のサシは入る。
フライパンと炭火で火入れ。
ここは緒方シェフの真骨頂だ。
サクッとした歯切れ。
続いて崇高な液体が口中に溢れ出す。
噛み続けるとどんどんうま味が増してゆく。
トップランナーが短距離走でアドレナリンが出て
スピードアップする様が口中で起こっているのかと思うほど。
新保さんが手当をすることでブラウンスイスの雄牛に新たな生命が宿ったようである。
塩だけで十二分に楽しめる。
ソースが入り込む余地なしという感じだ。
カチョカバロとレタスのサラダで興奮を抑える。
続いて北海道北里大学
八雲牧場で飼育された短角の雄(去勢)も食べた。
これは前回「洋食おがた」で食べ感動を覚えた。
もう一種、同じ短角のダブルマッスルの雌も食べた。
どちらも味わいの深い、かつうま味をしっかり感じる仕上がりなのだが、
ブラウンスイスの前では勝負ありという印象を覚えた。
こちらだけ食べていればかなりの満足度である。
そしてハンバーグ
これは走る豚とブラウンスイス
肉を喰っているという充足感に感銘を受ける。
「肉汁が溢れる」というものとの違いが歴然。
カウンターで盛り付けられるナポリタンを見ると
これも食べたくなる。
ハヤシライスを少し
ここでしか味わえない贅沢な一品。
ババロア
喜びに包まれる。
いやはや恐るべしという思いが深まる食事であった。
「洋食おがた」
京都市中京区柳馬場押小路上ル等持寺町32-1
075-223-2230
YouTubeチャンネル「Round Table」=====
森 義文(カハラ・オーナーシェフ)
森 義文(part1) – YouTube
兼井俊生(手打ち蕎麦 かね井・店主)
兼井俊生(part1) – YouTube
堀木 エリ子(和紙作家、堀木エリ子&アソシエイツ代表)
堀木 エリ子(part 1) – YouTube
西田 稔(Bar K6 / cave de K / Bar kellerオーナー)
西田 稔(part 1) – YouTube
======協力:株式会社マイコンシェルジュ
投稿者 geode : 10:12