2020年04月08日

「河久」  京都・木屋町御池下ル・日本料理

「河久」は京都の割烹文化を形成した料理店の一軒「河繁」の次男が独立した店。
本店は長男が継ぎ日本料理を継承。

次男の「河久」はやや洋食の要素を取り入れた料理店である。

20歳前半、高校時代の友人の父親に連れていってもらって以来
僕の京都への扉を開いてくれた記念すべき割烹とも言える。

当時はカウンターだけで客席より厨房が広く、
どんどん仕出しの自転車が店から出ていった光景がしっかり焼きついている。

中学の同級生で北新地の料理屋の息子と一緒に行った時も
「この様子、大阪では考えられへんな」と嘆息したことを今でもしっかり覚えている。

その頃、仕出しで運ばれる満月弁当の存在はとても羨ましかった。
大阪在住の人間からすると、その弁当を頼むには近くのホテルに泊まり注文するしかなかったのだ。

しかし、京都に居を写して以来、この満月弁当を注文することが可能となった。
京都に住む最大のメリットは仕出しの名店のお弁当を食べることができることかもしれない。

そんなわけで、外食のない日はここ「河久」の満月弁当を食べる。

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期待通りの味わい。
名物の春巻き、鶏の唐揚げがある。
造りは鮮度抜群。だし巻き、焼き魚、炊き合わせなどなど。
しっかり白ご飯もあり、これが滅法うまい。

ボリューム並びに味わいも大満足である。

「河久」
京都市中京区木屋町御池下ル上大阪町518
075-211-0888

投稿者 geode : 01:17