2007年09月20日

「濱田屋」     松山・伊予市     和食

全日空の機内誌「翼の王国」の取材で松山に出かけた。愛媛県の果実を使ったカクテルのすこぶる旨いバーと、鍋焼きうどん専門店、そして今年開館した伊丹十三記念館で取材をした。これは12月号。

カメラマンのハリー中西さんと僕は、いつかまとめたい仕事がある。ご当地カツ丼の旅だ。

名古屋のみそカツ丼、駒ヶ根・福井のソースカツ丼、新潟のソースカツ丼(たれが駒ヶ根・福井とは違う)、岡山のドミカツ丼。そして正調の卵とじタイプである。これは大阪と東京一軒ずつと考えている。

そこで発見したのが、愛媛県伊予市の「濱田屋」という店のカツ丼である。ガイドブックによると、豚カツのサクサクした食感を損ないたくないために、卵とじを止めた産物という。

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9月というのに気温は34度を超えていた。暑い。町並みにすっと溶け込む「濱田屋」は町の食事処である。婚礼から仕出し、食堂まで兼ねるのだ。

カツ丼を頼みました。味噌汁付きで650円。

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たしかにご飯にたれはかかっているものの、豚カツは揚げ立て、そのままです。

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まずは豚カツを。さくりと香ばしさを感じ、次に豚の甘みが追いかけてきます。

ご飯にはたれが。これは和風のだしですね。ごはんとの相性よしで、これは一品として見事に成立です。
「このあたりで、カツ丼はこのタイプですか」と聞くと「いいえウチだけのモノです」との答え。
ご当地カツ丼ではありませんでした。

店内の雰囲気は昭和ですな。

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濱田屋
愛媛県伊予市湊町21
電話:089-982-0415

投稿者 geode : 01:19