2007年09月13日

「鯛寿司」     京都・河原町四条     寿司

関西でも江戸前寿司を供する店が増えてきた。江戸前の寿司とは、寿司ネタに漬け
る、煮るなどなんらかの仕事を施したものとされている。かつては、江戸前、つまり
江戸の海、東京湾で採れた魚を使ったもの。

まぐろのづけという寿司ネタが一般的になったのは、最近のことである。

とはいえ、関西の生きのいい素材を握る寿司も捨てがたい。その中の一軒で、じつに
気軽に訪れることができるのが、河原町四条一筋上ル東入ルの「鯛寿司」である。

夫婦二人が営む寿司屋。ご主人が寿司を握り、奥さんがサービスを担当する。どちら
もつねに笑顔を絶やさず明るい。

寿司飯というか、ご飯がじつに旨いのも特徴なんです。僕は、最初から握ってもらう
ことにしています。

タコから始まりました。

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イカはねっとりの旨さです。

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ホタテはたっぷりです。

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穴子は軽く焼くことで香りが・・。

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鯛です。甘味が強いですね。

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トロは脂分の甘味と香りです。

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ハモはおとしで。

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イクラとウニの軍艦巻きは、濃厚の一言です。

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サバは脂がのっていいですね。

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小鍋仕立てのハモと松茸、じゅんさいが入ります。ここはネギま鍋など鍋の旨さでも
定評あり。

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トロ鉄火。締めに近づいています。

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カッパ巻きですっきりです。この元祖は大阪北新地です。

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玉子も巻いてもらいました。これでおしまい。

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気を張るのではなく、日常の感覚で寿司を食べるに適した店なのです。ざっくばらん
に気兼ねなく楽しめる一軒です。こういう店を何軒かキープしているとありがたいも
のです。

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鯛寿司
京都市中京区四条河原町上ル一筋目東入ル
電話:075-221-6598

※門上武司「食」研究所サイト上にて
 『海外「食」レポート』London通信Vol.1 「ロンドンでカフェに行こう」
 を公開中。↓
 http://
www.kadokami.com/

投稿者 geode : 04:54