« | メイン | »

2021年08月17日

「京、静華」 京都・岡崎・中国料理

ここ「京、静華」で中国料理を食べると、すっと背筋が伸びる。
カウンターになり、宮本さんの姿を見ながら食事をする時間の貴重なこと。

まずは酸辣湯から。

酸味がありやや辛い味わいで、暑さが溜まった身体に染み渡る。
陳皮、氷砂糖、山査子、ハイビスカス、黒梅干し、クワなどが入る。

 

茄子と車海老

茄子は蒸し茄子で綿棒で細かく、車海老も茹で小さく。
そこに酢と新生姜のジュレがかかる。
バランスの良さ、軽い酸味が一気に食欲に火をつけるのだ。
茄子のほのかな苦味もいい感じ。

 

万願寺唐辛子 ピータン

ピータンは火入れでやや硬さを出す。
豆豉で味をつけた万願寺唐辛子が生き生きしている。

 

サドルバック 蜜汁叉焼

なんとふくとめ小牧場のサドルバックが叉焼になる。
品格がありながらコクと旨みが相乗効果をもたらす。
もっと食べたいと切望の一皿。

 

三味春巻

フカヒレ 枝豆 クラゲと味わいが変化。
吉田牧場のマジアグリというチーズも素敵なアクセント。 
最初に春巻 そして麻辣ソルベで口の中がスッキリ。
この繰り返しが素晴らしいハーモニーとなる。

 

スズキ クラゲ 大根
中華風お刺身

定番メニューだが、スズキがたっぷり入り
食感が種々、楽しい一品。

 

冬瓜 鮑

上湯とともに食べる鮑と冬瓜。
この冬瓜の印象的な味わいに感動する。
冬瓜と上湯の味が見事な合体。

 

伝助穴子

大振りな穴子が放つ旨みとやや甘辛い味は忘れがたい味わい。

 

インカのめざめ 干し貝柱 レタス

レタス包みだが、インカのめざめと干し貝柱が入る。
爽やかであり、衝撃であり、満足感もしっかり。

 

近江牛 夏野菜

煮込みというべきか。近江牛の味わいがたっぷり。
野菜との相性もすこぶるよし。

 

芙蓉炒飯

ふわふわ炒飯で、毛ガニが入る。
贅沢であり、この季節ならでは。
コースの終盤を盛り上げる。

 

担々麺

汁あり、パクチーもよくきいている。
締めにふさわしい。

 

ご存知杏仁豆腐

間違いなしの感銘を受ける。

 

サンザシと梅ゼリー 胡麻団子
ナッツのカステラ フルーツティー

 

感動的なコースである。
宮本さんの探究心と豊かな発想の賜物。

 

 

「京、静華」
京都市左京区 岡崎円勝寺町36-3 2F
075-752-8521

投稿者 geode : 10:00