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2017年04月17日

「イルフィーロ」 京都・木屋町御池下ル・イタリア料理

割烹のようなイタリア料理店。
京都・木屋町御池を下がったところの「イルフィーロ」である。
メニューは食材の名前だけが記される。

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これも割烹のようだ。
そこで調理法を相談するのではなく、オーナーシェフの和田さんがほぼ決める。
「でも、食材さえあればなんでも作ります」とも。

スタートは
「タコ・キャベツ・バジリコ」。
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タコとキャベツはさっと火入れ。キャベツは歯ごたえを残す。
バジリコはソースで魚介のコンソメのゼリー。
一口で春を感じる。

「ウニ・タケノコ・海苔」
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タケノコは京都塚原の朝掘り。塩水ウニを使い、海苔の養分を生かしたここでも春を呼んでくれる。塚原の朝掘りはエグみがないほど。
和の要素が強い。

「フォアグラときな粉、黒蜜」
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一見デザートのようにも見える。フォアグラときな粉、黒蜜という三種の甘味が混在し、フォアグラのねっとり感が加わり、ここでインパクトを与える。

「ホタテ貝とトマト、菜の花」
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ホタテ貝のソテーにトマトと菜の花。
季節の装いを感じる。トマトの甘味と酸味がアクセントとなる。

「キンキ・ブロッコリー、カラスミ」
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ブロッコリーはピュレ状にしてソースとなり、キンキの脂ののった味わいをしっかり受け止めてくれるのだ。自家製カラスミは塩分控えめ。

「イチゴ、ゴルゴンゾーラチーズ」
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急遽加わったメニュー。我々の食べるスピードの早さにシェフがアドリブで作ってくれたのだ。

「仔羊と春豆」
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これは煮込みである。春豆各種の食感とじんわりあふれる味わいと仔羊の好相性を楽しむ。

「ハマグリ・フキノトウ」
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締めのパスタはやはり春の香り満載。ここでも和のテイストが強い。
パスタだが京都の和を感じることになる。

「小さな喜び」
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パンナコッタにバナナが入り、クッキーのふりかけ。
締めはイタリアンカラーである。

カウンターでの醍醐味も楽しめる。
まさに割烹感覚を味わえる一軒である。

「イルフィーロ」
京都市中京区木屋町通御池下ル上大阪町519-1F
075-221-2788

投稿者 geode : 01:45