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2009年07月23日

「珈琲工房 てらまち」 京都・三条会商店街・珈琲店

前から気になっていた一軒の珈琲店。
それが京都三条会商店街の中にある「珈琲工房 てらまち」です。
その原因は焙煎機にあり。
熱風式焙煎機で豆を焙煎しています。

この日は、ランチミーティングが京都の北であったので、
その前に『あまから手帖』5月号で掲載させて頂いたお礼も兼ねて
伺いました。

まさに商店街の中、
入るとすぐ目の前に熱風式焙煎機が鎮座しています。
その左側にはコーヒーミルやドリップ、
ペーパーなどのグッズがぎっしりと並んでいます。

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熱風式焙煎機は、三本のノズルから200度を超える熱風が噴出し、
豆を攪拌するシステム。

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熱風で攪拌するのでムラが出ないということです。
みるみるうちに生豆が色づき、焙煎されてゆくのが分かるのです。

その時に、チャフ(豆に付く皮)が画像の右上に吸い出されます。

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それが焼ける匂いが付かないため、
すっきりとした豆の仕上がりになるのです。

「ウチのは深煎りといっても、これまでこの種に慣れておられる方は、
これは軽やかと感じられるはずです」

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と、店主の寺町靖之さん。

そして長いカウンター。
マンデリンを飲みました。

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たしかにこれまで僕が頂いていたマンデリンの土っぽさや
苦味が前面に出てくるのではなく、
酸味やフルーティな薫りも楽しめたのです。

飲み終え、ドリップの話しになりました。

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「銅のドリップを使っています。これは一番変形しやすいのです。
 陶器は穴の形が揃っていないことがあります。
 プラスティックのは業務で使っていると、熱で穴が変形するんです」と
説明して下さいました。

商店街、
つまり町のコーヒー屋さんとしてきっちりここに溶け込んでいる様子です。

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珈琲工房 てらまち
京都市中京区三条通大宮西入ル上瓦町64-26
075-821-6323

お知らせです。
新著「スローフードな宿2」(木楽舎)が発売となりました。
04年に出版されて以来、数十軒探訪した宿から今回は30軒の紹介です。
是非ともご覧ください。

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門上武司食研究所サイトに

2/05 付、
 ☆『海外通信』Paris 通信 Vol.15
   日本人のケータリンググループ“スケッチブック”
公開しました。↓

http://www.kadokami.com/

その他、
 ☆「名店の賄い」
   第四回 「ショコラティエ なかたに」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.7「Ch. Lagrange ’01 (シャトー・ラグランジュ)」

 ☆「京都・名酒館 主人 瀧本洋一の『旨酒』」
  Vol.4「野飲の醍醐味」

 ☆今月の「学会」レポート
  2008年4月度「第64回 パトゥ」

も公開中。↓

http://www.kadokami.com/

投稿者 geode : 07:00