2007年08月08日
「あやむ屋」 大阪・福島 焼き鳥
大阪駅から環状線で一駅の福島。大阪でも注目を集める界隈である。新たな店がつぎつぎと生まれる。また焼き鳥屋が多いことも見逃せない。そのなかで先陣を切る一軒が「あやむ屋」です。
主の永沼巧さんは、サラリーマンからの独立組。食べること、飲むことが大好き。それが高じて焼き鳥さんになったという人物です。「サラリーマンが自分のお金で気軽に食べられる金額で」というのが永沼さんのポリシー。
まずサラダの登場です。
細く切ったキャベツにゴマを利かしたドレッシング。これはついおかわりしたくなります。
ざる豆腐。
埼玉県川越市の「小野食品」からの直送です。甘みが濃厚。大豆の香りと味が詰まった感じ。
造りの盛り合わせ。
右から肝、心とずり、ささみです。
肝はごま油で、あとは醤油。肝はとろける甘み。ささみは淡泊ながらあとから舌にのっかる旨みが秀逸です。
せせり
これを食べずして「あやむ屋」語るなかれというものです。
皮
蛇腹に折り込んだ首の皮。みかけよりボリュームも脂分もありです。
ねぎま
ネギの働き大です。
ずり
こりっとした食感がいいです。
うずらの玉子
だしで漬け込んだうずらの玉子が素晴らしい。女性にはそれが二個刺した方を置くそうです。
はつ
噛み応えと旨さが相乗効果です。
つくね
写真はぶれていますが、ぷっくり膨らんだ焼き具合は、永沼さんの技です。
三角
ぼんじりとも呼ばれるお尻の部分です。ここも脂の旨さがたまりません。
ここまで食べたときに、なんとマガジンハウス「ブルータス」編集部の編集者IさんとライターのTさんが突然現れた。深夜にバーの取材があるということで、その前に立ち寄ったとのこと。
じつはほぼ一ヶ月ほど前に、この二人とは仕事をしたばかり。8月15日発売の「ブルータス」で関西料理人が手みやげを選んでいます。ご覧ください。
まあ、偶然とはいえ驚きましたが、たのしい一瞬でした。
あやむ屋
大阪市福島区福島5-17-39
06-6455-7270
投稿者 geode : 05:10