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2021年09月06日

「月おか」 京都・粟田口・日本料理

京都粟田口青蓮院前に今年暖簾を掲げた「月おか」。

ご主人の月岡正範さんは「草喰なかひがし」での修業後
滋賀で「滋味康月」という割烹をはじめ、日本の食文化を世界に発信すべく
ニューヨークで開店準備を進めていたが、コロナの影響をまともに受け断念。

この4月に開店となった。
これまで収集された器や工芸品などが店内に見事に置かれ、
美術館のような設えは見事である。

 

カウンターの中にはおくどさんがあり。

炭床とともに象徴的な光景となっている。

 

八寸
 素麺南瓜、ほうずきには鱧の卵寿司、下田なす
 茗荷、ササゲ、枝豆、川エビなどなど この色彩感覚

季節感を愛で、味わう。
ここで一気に時間の流れが変わる。

 

白味噌の椀にとうもろこしと茄子

茄子のふくよかな味わい。

 


上桂、琵琶湖

明らかに味の濃度が違う。

 

造りはメイタガレイ、白イカ、わさびの醤油漬け

舌をぐっと包み込むような濃密な味。

 

椀は琵琶湖の鰻

さっぱりした香りと風味。
おかわかめと山独活、じゅんさい
スッキリした出汁に鰻のコクが少しずつ加わりいい感じとなる。

 

ジビーフの肩ロース

風味が秀逸。

 

十勝の若牛

サカエヤの新保さん手当。

 

これが焼ける間に手打ちの蕎麦

雲丹がプラスされ、これがすこぶるうまい。

 

鮎の骨と身の一部

食感と味わいの変化に胃袋が活性化される。

 

十勝若牛のサーロイン

香りとコクが素敵。
サクッとした歯ごたえ、キレの良い味。
牛肉のポテンシャルを感じる。

 

新潟のコシヒカリ 毎日精米

口に含むと香り、噛むと甘味がたつ。

 

イクラの醤油漬け、メザシ、香の物

ご飯が進むこと進むこと。

 

氷にはブドウのピュレ

 

氷に砂糖漬けの果実

 

残った氷に甘口ワイン

 

最中だが、中身はブラウニー

これは奥様の月岡葉子さんが営むブラウニーの店
East 42st NEW YORK BROWNIE
ブラウニーをお土産にいただいたのだが、素敵な味わい。

 

抹茶で締める。

 

時間の流れといい、日本の食文化に触れる楽しみなどを満喫。
また伺いたいと思った。

 

 

「月おか」
京都市東山区粟田口三条坊町16-2
075-366-4918

投稿者 geode : 10:00