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2019年07月19日

「悠々」 京都・北大路・日本料理

以前「おたぎ」という料理店があったところだ。

コースもあるが、アラカルトもあるという情報を入手。
この日は、単品で食べたかったので訪れた。

真っ直ぐに伸びたカウンターは心地が良い。
気分が凛とする。

最初に水出しの玉露が出た。
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甘露という表現がピタリとくる。
なんと12時間抽出だという。
時間によるうまみの抽出である。


冷たい茶碗蒸し。
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梶の葉が置かれる。

トウモロコシのプチっと弾ける甘味。
トマトの適度な酸味、ウニのこく、シュレの軽やかな酸味も加わり
暑気払いの一品として素晴らしい。
ぐっと料理の世界に入ってゆく。

造りは盛り合わせをお願いした。
上から時計回りに シビまぐろ、カンパチ、ホタテの焼き霜、ケンサキイカ。
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ホタテは焼き霜にすることで甘味がガツっと引き出される。
時には、おまかせでお願いするのもいいなと思った。
自ら頼むなら注文しないネタとの出会いがある。

鱧カツである。
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夏場のカツとして、献立にあれば必ず注文する。
玉ねぎのカツも同居。
これには山椒醤油がぴったり。
鱧の凝縮した味わいに思わず舌鼓!

蛸の柔らか煮。
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この柔らかさはなんだ、と思うぐらいに弾力はあるがすっと歯が入ってゆく。
ずいきや濃厚なジュレとのバランスがいい。

夏野菜の天ぷら。
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トマト、赤万願寺唐辛子、賀茂茄子、トウモロコシなど。
賀茂茄子は天ぷらで身質がいい具合に解けてくる。
結構ボリュームがある。

麻婆茄子。
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見事に和食になっている。

締めのご飯は
煮穴子丼と鯖寿司にした。
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どちらもしっかり味で満足しきりだ。

単品で注文できるのがありがたい。

「悠々」
京都市北区小山北上総町8-101
075-493-3373

投稿者 geode : 01:24