2007年10月26日

「志をじ」   長野県・上伊那郡飯島町   カツ丼

「ソトコト」という雑誌の取材で、黒姫の「ペンション竜の子」に出かけました。素晴らしい宿でした。料理のレベルもさることながら、オーナーがじつに気さくで、もてなしの天才のような人物です。その帰路にカメラマンのハリー中西さんと「カツ丼」を食しました。

新潟のソースカツ丼、駒ヶ根のソースカツ丼。駒ヶ根の隣町の「志をじ」のカツ丼です。この店のことは数年前に、文芸評論家の福田和也氏がトンカツを求めて食べ散らかしたエッセイを読んだときから気になったいたのです。

かつどん(中)
志をじ丼、を注文しました。

まずかつどんがテーブルに届いた瞬間、

1034628.jpg

二人とも顔を見合わせ「これが中ですか」と声を上げたのでした。メニューにスクラップしてある雑誌の切り抜きを読むと、中のかつどんは500グラムあるという。500グラムですよ。

1034629.jpg

「食べてもいっこうに減りません」とハリーさんはうなだれながらも「これは旨い」とかき込んでいます。

1034631.jpg

このぶ厚さです。迫力があります。脂身とソースの絡み具合がたまらん、です。

というところで

1034625.jpg

「志をじ丼」の登場です。

こちらは、とんかつに帆立のフライが2個、そこの海老フライが入ります。丼の直径は17.5センチ。これには、一枚お皿がついてくるのです。つまり、そこにフライをのせ、ご飯を食べるということなんです。

1034632.jpg

とんかつは、かつどんよりサイズが大きい。帆立もしっかりジューシィ。海老もかなりのサイズです。それぞれの味わいがきちんと出ていて、食べ味が変わってゆく。しかし、これもボリュームたっぷり。闘いましたね。

ちなみにかつどん(中)が1000円。
志をじ丼が1200円でした。

僕達にとって、ご当地かつどんは、いまのところ重要なテーマで、旅先で出会ったかつどんは、可能なかぎり食べることにしているのです。

志をじ
長野県上伊那郡飯島町
千人塚高原3017-107
0265-86-2562

※門上武司「食」研究所サイトにて、

 ☆「名店の賄い」第一回 「祇園 さ々木」

 ☆今月の「学会」レポート
  2007年9月度「第57回 福臨門酒家 大阪店」

 ☆『海外通信』 Torino通信Vol.2「クリスマスが待ち遠しい!」

 ☆『マスターソムリエ岡昌治の「心に残る今月の一本」
  Vol.1「五月長根葡萄園2006 エーデルワイン」
 
も公開中。↓

 http://
www.kadokami.com/

投稿者 geode : 01:43