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2023年10月04日

「MOTOI」 京都・富小路二条・フランス料理

「MOTOI」フランス料理店。

シェフの前田元さんは中国料理を学び、その後フランス料理に転じた料理人。
元々フランス料理を目指していた人物。
その両方が生きる料理が興味深い。

 

まずはおつまみのヘーゼルナッツから。

 

4種のアペリティフ
 トマトの白ワインコンポート
 有明のクラゲのマリネ 生姜 醤油風味
 生麩の玉味噌 セロリのピュレ
 パニプリ インドのスナック
 

 

茸のフラン

松茸のフランに数種
マッシュルームのアワ
秋の醍醐味を満喫。

 

広東風の技法を用いて焼き上げた豚バラ肉

皮の部分はカリッと香ばしく 中はしっとり。
そして甘味が滲んでくる。
落花生のマリネ その酸味が素敵だ。

 

フォアグラナチュールとアマゾンカカオ

フォアグラのねっとりとした感じ
甘味にアマゾンカカオの風味が寄り添う。

 

麻婆豆腐

これは前田さんの傑作
豆腐のペースト ラー油 肉味噌
視覚的には麻婆豆腐とは思えないが、食べると麻婆豆腐
素晴らしい。

 

スッポンのパートフィロ

春巻きのような景色
スッポンのコクとパートフィロのサクサク感。

 

オマール海老のナージュ

泰国の仕立てで
甲殻類の味わいは素敵。
泰国はタイの香り 味わうとトムヤムクンを想起させる。

 

スジアラのポワレ

万願寺唐辛子とアンデスの唐辛子
スジアラの火入れは鋭い。
生胡椒の風味も心地が良い。
2種の唐辛子の個性も生きる。

 

山鳩のロティ

山鳩はスコットランド
血の味と鉄分を感じる。
玄米のリゾットは粉山椒の香りがいいアクセント。

 

山鳩のももとクレソン

 

抹茶のソルベ 醤油のクリームを乗せた煎餅

やや和のテイストも感じる。

 

シャインマスカットと蜂蜜のムース

爽やかさ。

 

無花果のクレープ

深みのある甘さを感じる。

 

コーヒー

 

ミニャルディーズ
 カヌレ
 キャラメル2種
 すはま

 

紅茶のマカロン
ココナッツ団子など

 

 

進取の精神に富んだメニューは
食べ手の意識を刺激する。

 

 

「MOTOI」
京都市中京区富小路通二条下ル俵屋町186
075-231-0709

 

 

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投稿者 geode : 10:00