« | メイン | »

2020年08月05日

「トランテアン」  神戸・神戸ポートピアホテル・フランス料理

ホテルのフランス料理を食べる。
それはチームの仕事だと強く思った。

神戸ポートピアホテルは、かつて「アラン・シャペル」のレストランがあったところだ。
ホテルにおけるフランス料理店のあり方を知る貴重な一軒である。

この日は、長いテーブルに向かい合わせで食事をとるスタイル。
程よい緊張感もご馳走である。
時にはこのようなシチュエーションもいいものだ。

始まりは
とうもろこしの冷製ポタージュ パリソワ仕立て
20080536-copy.jpg

パリソワ つまりパリソワーズ コンソメジュレとポタージュの二層
夏にはふさわしい一品であり、懐かしさを覚える。


マナガツオとキャビアのディスク
20080538-copy.jpg

ヴィエルジュソースとキャビアクーリーのアクセント
セルクルで抜いた円筒形の料理である。
キャビアの塩分がいい働きをする。

淡路 北坂養鶏場’もみじ’卵の浮島仕立て
玉ねぎのブイヨンを注いで
20080539-copy.jpg

ブイヨンの濃さが卵と出会った時に弾けるうまさ。
考え抜かれた料理である。

リヨン名物クネルドポワソン ナンチュアソース
オマール海老と夏野菜を添えて
20080541-copy.jpg

リオンのクネルは カワカマスを使う。
ふんわりした食感に甲殻類のソースがアクセントなる。
懐かしさを感じる。

丹波産夏鹿とフォアグラのパイ包み焼き
ブルーベリー風味のジュソース。
20080542-copy.jpg

20080544-copy.jpg

最近パイ包み焼きは再びポピュラーなメニューとなった。
夏鹿の旨みにフォアグラのコクをプラス。
極めて理屈に合った料理である。

ナチュラルチーズの一皿
20080546-copy.jpg

トマトのデクリネゾンとバジルムース
ソルベフロマージュのパルフェ仕立て
20080548-copy.jpg

パティシエチームの力である。

ミニャルディーズ。
20080551-copy.jpg

ソースの力を再認識する料理であり、
フランス料理の歴史などを知るいいディナーであった。

「トランテアン」
神戸市中央区港島中町6-10-1 神戸ポートピアホテル31F
078-302-1111 (代表)

投稿者 geode : 01:48